新幹線が通る都道府県【2024年改訂版】

現在、このブログでは新しい記事の更新はしていないが、2011/3/4に投稿し、翌年追記したこの「新幹線」の記事のみ、改訂を重ねている。2017/8/9 現状がかなり変わってきたことに加え、「西」さんにコメントで誤りを指摘していただいた部分も訂正できずにいたので、改訂版を

地方区分は難しい

東京にできた新名所、KITTEに行ってみた。KITTEは、日本郵便が事業主の商業施設である。地下に諸国おかしプラザと諸国フーズプラザなる店を発見、何か「社会科の種」はないかと入ってみた。なるほど、各地でお土産として買われるようなお菓子や特産品がひ

標準時子午線が通る町

春休みを利用して、標準時子午線ゆかりの地を訪問してきた。子午線はどのような形で目に見えるようになっているのだろうか。兵庫県明石市。中学校の教科書にも、日本の標準時子午線が通る町として記載がある。明石市は「時のまち」と銘打って、子午線や歴史を

地球の回し方

よのなかで、地球が反対向きに回っている。「世界は言葉でできている」という番組でのこと。空欄のある偉人の名言に、コトバスターと呼ばれる芸能人らが、自分で考えた言葉を埋めるバラエティである。番組自体はおもしろいと感じたが、コトバスターの「名言」がテレビに映る

ロンドンオリンピック出場「地域」

2012年のロンドンオリンピックには204の国と地域が参加した。すべての国・地域から女性選手が参加したことも話題になった。さて、ここで言う「地域」とは、具体的にどこを指すのだろうか。現在、国連に加盟している「国」は193か国。ここには日本が承認していない北朝鮮が含

広がる外国人力士

2年ぶりに開催されている大相撲春場所。綱取りを目指す把瑠都関に注目が集まっているが、もうひとり、注目を集めている外国人力士がいる。エジプト出身の大砂嵐関だ。まだ番付にも載っていない「前相撲」の力士だが、初のアフリカ出身力士ということに加えて、イスラム教徒

オリンピックから見た戦後史 ～モントリオール五輪編～

2012年の今年はオリンピックイヤー。ロンドンオリンピックが開催される。オリンピックにも、たくさんの社会科のタネが詰まっている。今回は参加国（以下、「国」には「地域」も含む）数の推移を通して、戦後の歴史を見る。戦後初めて行われた1948年のロンドンオリンピッ

干支と社会科

干支は、古来より暦や時刻、方位などさまざまなものを表すのに使われてきた。干支のサイクルや干支が何を表すのかを理解すると、社会科の理解もより深まる。今回は指導する立場から見て、中学校社会科のどの場面で、干支が登場するのかを整理してみた。〔地理的分野〕■子午

ヨルダンでのシリア戦

2月5日、サッカー男子のロンドンオリンピックアジア最終予選、シリア対日本戦が行われる。通常サッカーはホーム＆アウェイ方式で行われるため、会場は日本およびシリアとなるはずである。ところが今回のシリア戦（日本にとってのアウェイ戦）は、シリアではなく、隣国のヨ

大寒シチューと土用鰻

先日、次のようなCMを見かけた。「大寒」は二十四節気のひとつ。これをCMに入れ込んできたのには驚いた。しかしよく考えてみると、季節に合わせて商品を売り込もうとしているのは、今に始まったことではない。季節に合わせた特定の商品の売り方にはどのようなものがある

社名・商品名に見る歴史

T：「『とんでん』ってのは、きっと屯田兵からきてるんだろうね。」S：「じゃあ、ラーメンの『日清』は日清戦争からきてるんですか？」T：「う～ん、どうだろう…。調べてみるか。」ある日の授業での、生徒との会話。歴史の語句は、現代の社名や商品名などに生き残ってい