先回の記事に書いたカラヤン最後の来日の記録。きょうはこの盤を取り出した。亡くなる1年前、1988年の4月末から5月初めにかけ、カラヤンとベルリンフィルの最後となった来日公演があった。そのときの演奏が十数年前にCD化された。そのうち、モーツァルトとブラームスについては前回の記事に書いた通りだ。きょうは別のプログラム、ベートーヴェン交響曲第4番とムソルグスキー「展覧会の絵」が収められている。1988年5月4日東京文化...
♪ろくげんおんぎょくのぞきのからくり♪ 音楽とギターに目覚めて幾年月。道楽人生なれの果てのお粗末。
針音混じりで聴く古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に匠の手で作られたギターの暖かい音色。以上『お疲れ様三点セット』で疲れを癒す今日この頃です。 http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/
十月最後の週末日曜日。早朝から町内自治会用務。公園清掃に精を出す。このところの冷え込みで、園内の欅も色付き始めた。次回清掃の頃には、盛大に葉を落とすに違いない。さて、その後の野暮用少々。昼過ぎになってようやく一服。音盤棚を見回し、この盤と目が合ったので取り出した。ギタリストとしてのレオ・ブローウェル(1939-)が弾く現代ギター作品集。1972年録音。手持ちの盤は十年程前にタワーレコードが企画するヴィンテ...
週末金曜日。今週も何とか終了(ふう~っ…)。さて今夜は久しぶりバッハのカンタータを聴こう。いつもながらのボックスセットから、今月末の日曜に聴くべき曲を取り出した。バッハのカンタータ「われらが神は堅き砦」BWV80。爆安ブリリアントクラシックスのバッハ全集ボックスの一枚。ネーデルランド・バッハ・コレギウムによる演奏。フリーデマン・バッハが付け加えた打楽器とトランペット等は除かれた編成で演奏されている。ルタ...
今週前半、関東地方は冷たい雨に見舞われ、当県上越国境の山々も冠雪。平野部も冷え込んだ。辺りの樹々も色付き始め、秋本番だ。久しぶりに快晴だったきょう週半ばの水曜日。手を焼いていた案件が一つ片付き、束の間の休心。ネクタイ、もといベルトを緩めて、さて今夜はジャズだ。木住野佳子(P)の実質的なデヴューソロアルバム。1995年NY録音。収録曲は以下の通り。1.ビューティフル・ラヴ2.フェアリー・テイル3.ジ・アイランド4...
気付けば十月も下旬。相変わらず仕事は少々タイトで、秋の風情を楽しむ余裕に欠ける毎日だ。こんな風にあっという間に人生もおわるんだなあ、嗚呼。 さて、それはともかく…週明け月曜日。きょうも程々に頑張って業務に精励し、いつもの時刻に帰宅。今夜は少し前から聴こうと思っていたこの盤を取り出した。カール・ベーム(1894-1981)とベルリンフィルのメンバーによるモーツァルトの協奏交響曲K.364。手持ちの盤は70年代終盤に...
きのう10月21日は都内での仕事を5時に終えたあとNHKホールへ。予定していたブロムシュテット指揮のN響定期に足を運んだ。(最近は終演後のカーテンコールの際、スマートフォンでの撮影が許可されている)コロナ禍になる数年前から、すでに90歳を目前にしていたブロムシュテットとN響の演奏をFM放送で何度か聴き、来年こそはと思いながら何年かが過ぎてしまった。今回ようやく満願成就。チケットも早々に予約してこの日を楽しみにし...
秋たけなわの十月半ば。残念ながら公私ともに少々慌ただしく、行楽の余裕もなく日々過ぎる。きょうもいつも通りに業務に精励し、夜半前の音盤タイム。久しぶりにこんな盤を取り出した。音盤のジャンルとして管弦楽小品集というものがある。腕利きの指揮者やオーケストラが、その実力のほどを示すために管弦楽曲を何曲か収録することが多い。ポピュラー小品を集めたもの、オペラの序曲や間奏曲を集めたもの、国単位でまとめたドイツ...
今夜は久しぶりにギター。取り出したのは、この盤。イタリアのギタリスト:エドアルド・カテマリオ(1965-)がドメニコ・スカルラッティ他イタリアンバロックのチェンバロ曲等からの編曲物を弾いた盤。十数年前に買い求めたARTSレーベルの一枚。お馴染みのスカルラッティのソナタが9曲、それとペルゴレージのソナタ、ディランテのソナタから3曲が収められている。1994年録音。エドアルド・カテマリオは90年代初頭にいつくかの国際...
十月半ばの週末日曜日。朝から町内自治会の行事。担当職務を終えて昼過ぎに帰宅した。そのまま午睡に落ちて、しばしの休憩。目覚めの一服で渋茶をすすりながら、こんな盤と取り出した。グレン・グールド(1932-1982)の弾くベートーヴェン後期ピアノソナタ集。第30・31・32番というベートーヴェンの最後期の3曲が収録されている。録音は1956年でグールドの盤歴の中では初期のもの。ベートーヴェンのピアノソナタは第29番「ハンマー...
きょうは久々の在宅勤務。相変わらず納期切迫気味の業務進捗で、@自宅と言えども呑気に構えてはいられず、程々に集中して一日過ごした。明日は休日という金曜の夜。「孤独のグルメ_season10」の録画設定を確認したところで、音盤タイム。こんな盤を取り出した。アニア・タウアー(1945-1973)の弾くドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調。70年代前半に二十代の若さで亡くなったアニア・タウアー。ドイツグラモフォンに残したの2枚...
オーディオで音楽を楽しむ愛好家には今はベストシーズン。暑からず寒からずでエアコンノイズから解放され、静かな環境で音楽が聴ける貴重な季節だ。平日の夜半はダイニングテーブルでノートPC&ヘッドフォンで聴くことが多いが、今夜は導入から5年目のアキュフェーズのセットに灯を入れ、ゆったりリスニング。取り出したのはこの盤だ。ブルーノ・ワルター( 1876-1962)とコロンビア交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第2番。...
先週末は隣り町高崎で行われた熱帯ジャズ楽団のライヴへ足を運んだ。この時期恒例の高崎音楽祭。今年で33回目。毎年魅力的なプログラムが集中して開かれる。今年も多様なジャンルの注目アーティストが揃い、チケットも早々に売切れになったものも多いようだ。ぼくが選んだのは「熱帯ジャズ楽団 with 南国(トロピカル)ディーヴァ」と題されたライヴ。タイトル通り、熱帯ジャズ楽団と二人のディーヴァ、オルケスタ・デ・ラ・ルスの...
週末金曜日。きょうは野暮用あっていつもより三時間ほど遅い帰宅。音盤を取り出す気力も時間もなく渋茶で一服。楽器を取り出すこともなく、この楽譜を眺めながらホッとひと息ついている。先回の記事に書いたアーネスト・シャンド作品集と一緒に注文していた、同じスタンレイ・イェーツ編のマティエカ・ソナタ集。2017年刊。その名の通り、マティエカのソナタを名乗る以下の7曲が収められている。ソナタ 作品16ソナタ 作品17大ソナ...
少し前に注文した楽譜が到着した。イタリアのギタリスト:アルベルト・ラ・ロッカからのメールで近々リリース予定と知らされていたスタンレイ・イェーツ編アーネスト・シャンド作品集。少し前に米アマゾンのサイトでポチッたのだが、その後一週間ほどで到着した。これは中々の労作だ。全300頁。存在が確認されている曲がほぼ網羅されているようだ。その数100曲程。きちんと確認はしていないが、アルベルト・ラ・ロッカがブリリアン...
令和四年度下半期スタート。今年度はここ数年になく業務ひっ迫状態が続いている。10月に入ったばかりで年末の話をするのは気が早すぎるが、秋を満喫する余裕もなく、自転車操業が続いている。ふと思えば、夏休みもほとんど取らずじまいに終わり、気付けば秋風が…。もっとも、仕事が実質的に増えているのか、こちらの加齢によるパフォーマンス低下なのか、怪しいところだ。 さて、そんなことを考えつつ、本日もつつがなく終了。ひ...
令和四年神無月。勤め人として最多忙期であった十数年前、ふとしたきっかけで始めた当ブログ。気付けば干支もひと回り。きょうから13年目。ブログ開設時、始めるにあたって漠然とした方針を立てた。一人称は「私」ではなく「ぼく」、文体は「ですます」ではなく「である」。当初はオーディオブログかギターブログにしようかと思案したが、いずれも目新しい話もなくなり、更新頻度もダダ下がり、結局ありがちな、お出かけ・飯ネタ・...
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先回の記事に書いたカラヤン最後の来日の記録。きょうはこの盤を取り出した。亡くなる1年前、1988年の4月末から5月初めにかけ、カラヤンとベルリンフィルの最後となった来日公演があった。そのときの演奏が十数年前にCD化された。そのうち、モーツァルトとブラームスについては前回の記事に書いた通りだ。きょうは別のプログラム、ベートーヴェン交響曲第4番とムソルグスキー「展覧会の絵」が収められている。1988年5月4日東京文化...
きのう7月16日はヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)の命日だった。1989年7月16日に81歳で亡くなった。何年か前に没後30年の報があったのを記憶しているが、それからまた数年が過ぎた。この盤を取り出した。1988年カラヤン最後の来日公演の模様を収めたサントリーホールでのライヴ録音。このときの来日公演は5月2日サントリーホール、5月4日東京文化会館、5月5日サントリーホールと3回行われ、そのいずれもが十数年前にCD...
60年代後半から80年代初頭にかけて日本の多くの大学・短大・高校にはマンドリン楽団のサークルが存在し、隆盛を誇った。ぼくら世代のギター弾きの中には、学生時代にギターソロ演奏だけでなく、マンドリン合奏を経験した輩も多いのではないか。日本におけるマンドリンの受容は大正から昭和初期に始まったが、マンドリンという楽器自体は古くバロック期からヨーロッパの市井の楽器として人気があった。そんなことをあらためて思い出...
このところワグナーの管弦楽ばかり聴いていて、近年お気に入りの「リエンツィ序曲」だけでも10回以上聴いてしまった。手持ちの盤はもちろんだが、今の世はYouTubeで様々なライヴ音源も聴ける。かつて半世紀前の学生時代、FMからの音源をカセットに録って貪るように聴いていたが、今の若い世代にとってはYouTubeがそうした役割を担っているのだろう。いや、若者といわず老いも若きもというところだろうか。 さて、そんなことを考え...
少し前に聴いたクレンペラーのワグナー・アルバム。きょうはその続き。オットー・クレンペラー(1885-1973)とフィルハーモニア管弦楽団によるワーグナー管弦楽曲集の第2集。先回の第1集と同時期の1960年から61年にかけて録音されている。収録場所も同じくキングスウェイホール。収録曲は以下の通り。第1集は初期の「歌劇」編、この第2週はワグナーの真骨頂とも言うべき「楽劇」編として、より重厚な楽曲が並ぶ。1.楽劇「ニュルン...
久しぶりにカシオペア。取り出したのこの盤。1994年5月リリースのカシオペア25枚目のオリジナルアルバム「ANSWERS」。リーダー野呂一生(g)、向谷実(kb)、鳴瀬喜博(b)、熊谷徳明(ds)。新生カシオペアとしての活動が定着した頃の作品。収録曲は以下の通り。1. Set Sail2. Fortunate Breeze3. Take Courage4. Living Things5. Previous Matters6. Warning7. Dynamic Road8. Surf's Up9. PAL10. Cool Rain11. Mr. Dungeon12. F...
暑い日が続くものの、関東地方の梅雨明け宣言はまだ。天気図を見ると梅雨前線はほとんど消失しているように見えるが、上空の大気が不安定なのか、夕刻から夜にかけてにわか雨が降ることもある。おかげで蒸し暑いこと極まりない。きょうも朝からエアコンオン。指の調子をみながらギター朝練に精出しつつ、湿気のトラブルはないかなあと、手持ちのハウザーギターを取り出して健康チェックと相成った。写真左から、1921年製ウィーンモ...
暑さ続く毎日。気分だけバイロイトへ…というわけで、先日のクレンペラー盤に続いて、きょうはこの盤を取り出した。カール・シューリヒト(1880-1967)がパリ音楽院のオケを振ったワグナーアルバム。1954年のモノラル録音。手持ちの盤は70年代にキングから出ていたロンドンレーベル廉価盤シリーズ中の一枚。確か学生時代に買い求めたはずだから、かれこれ半世紀経過している。収録曲は以下の通り。1. 楽劇「トリスタンとイゾルデ」...
このところよくコメントを入れてくれるタイプRさんが先日、「70年代からその名を馳せた演奏家で存命なのはブロムシュテット、ムーティ、メータ、アルゲリッチくらいになってしまった」と書いてきた。まったくその通りだ。自分よりの少し年上で活躍していた当時の若手も多くは鬼籍に入った。万年青年のようだと思っていたムーティも83歳と知って溜息が出る。まあ、それだけこちらも年を取ったということだ。そんなことを思いつつ、...
月があらたまって令和7年文月7月。このところ関東地方は連日の猛暑日。いささかげんなりしながら、これから始まる彼の地ヨーロッパの夏の音楽祭に思いを馳せつつ音楽で暑気払い。きょうは気分だけ南ドイツはバイロイトへ。取り出したのはこの盤。オットー・クレンペラー(1885-1973)とフィルハーモニア管弦楽団によるワグナー・アルバム。LP時代から繰り返しリリースされ、CD時代になっても何度か再発されている。手元のこの盤は...
今月6月17日に亡くなったアルフレッド・ブレンデル。少し前の記事に彼が弾く「告別」ソナタを取り上げたが、きょうはその続き。取り出したのはこの盤。アルフレッド・ブレンデル(1931-2025)のベートーヴェン。十数年間前に手に入れたソナタと協奏曲の全曲ボックスセット。ブレンデルはベートーヴェンのソナタを3回録音しているが、このボックスセットには70年代に蘭フィリップスに入れた2回目の録音が収められている。きょう...
JBLの小型モニター4301B導入。先回の設置編に続き、期待高まる音出し確認編。いつもの作法でアキュフェーズE-650からオーディオデザイン社のセレクタを経由して接続。聴きなれたディスクを数枚取り出し、あれこれ聴いてみた。一聴して、なるほどリトル・ジャイアントと異名をとるのも分かる鳴りっぷり。少しパワーを入れ、8畳部屋での限界と思われる程度に音量を上げても破綻しない。モニター現場で使われることから当然と言えば当...
先回の記事に書いた通り、オーディオセットにちょっとした変更をあった。その具合をみるため、あれこれ手持ちの音盤を引っ張り出してはチョイ聴き。きょうは久しぶりのこの盤を取り出し、チョイ聴きのつもりが、最後までしっかり聴いてしまった。カラヤン&ベルリンフィルによるEMI盤ハイドン交響曲集。収録曲はザロモンセットから101番ニ長調「時計」・104番ニ長調「ロンドン」の2曲。1971年(時計)と1975年(ロンドン)の録音。...
半年前の昨年12月、甲府のオーディオショップを訪れ、JBLのL26_Decadeを持ち帰った話は以前書いた通り。激安価格につられながらも、今更JBLのブックシェルフでもあるまいと、高をくくっていたのだが、ところがどっこい、これが予想以上の鳴りっぷり。結局その後、今に至るまで道楽部屋のメインスピーカーに収まり続けている。難を言えば、ドンシャリ傾向のじゃじゃ馬ぶりでソースを選ぶところ。ジャズやフュージョン、ポップスはピ...
梅雨はいずこへ。連日猛暑日続き。暦がひと月早いのではないか思うほどだ。この調子で真夏へGoなのか…と思いつつ、さて昨日21日は夏至。夏至と言えば思い出すこの曲を取り出した。ムソルグスキー作曲の交響詩「禿山の一夜」。この曲を聴くとなると一般的はリムスキー・コルサコフ編の管弦楽盤ということになるだろうが、きょうはジャズ・フュージョン界の大御所ボブ・ジェームス(1939-)編による同曲を含むアルバム「One」を取り...
ピアニストのアルフレッド・ブレンデルが亡くなった。享年94歳。合掌ぼくはブレンデルの熱心なファンというわけではなかったが、手元には彼が3回録音したベートーヴェンのソナタ集のうち2回目のフィリップス盤がある他、ジェイムス・レヴァインと組んだやはりベートーヴェンの協奏曲集やいくつかの室内楽の盤がある。きょうはその中から、この盤を取り出した。アルフレッド・ブレンデルの弾くベートーヴェンのピアノソナタ第26番変...
当地関東地方は昨日から梅雨明けかと思うようなイキナリ猛暑日。今から暑気払いってどうよ…と思いながら音盤棚をサーチ。イタリア生まれのスペイン育ち…軽い味わいのこの盤を取り出した。ウラディミール・ホロヴィッツ(1903-1989)が弾くドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のソナタ集。1964年の録音で、彼の盤歴あるいはスカルラッティの演奏を語るとき必ず登場する盤でもある。手持ちの盤は80年代初頭に買った国内LP盤。収...
このところ指の調子が悪く、あまりギターに触れていない。爪に木片を刺してしまったアクシデントは問題なく完治したが、残念ながら従来よりあるヘバーデン結節の症状が増悪中。当初気になっていた左手人差し指の関節痛は現在小康状態だが、これまで気にしていなかった右手の不具合、具体的には人差し指と薬指の変形がにわかに進んできた。特に薬指の変形が顕著。中指に向かって弧を描くように曲がり始めた。もちろん一晩明けて急に...
先回聴いたファリャ「三角帽子」で思い出し、きょうはファリャのピアノ作品を聴こうと、この盤を取り出した。スペインのピアニスト:ゴンザロ・ソリアーノが弾く「近代スペイン・ピアノ名曲集」を題された一枚。ジャケットに1966年と記されている60年代の国内盤(この録音の国内初出盤)で、当時東芝音楽工業から出ていたお馴染みの赤盤。例によって20年程前の大阪出張の際、梅田の中古レコード店で買い求めた。手持ちのスペイン物...
この時期に聴きたくなる音楽。何となく初夏の宵に聴きたくなるこの盤を取り出した。マヌエル・デ・ファリャのバレエ音楽「三角帽子」全曲。小澤征爾指揮ボストン交響楽団(BSO)による演奏。メゾソプラノとしてテレサ・ベルガンサが加わっている。1976年録音。手持ちの盤は十数年前に廉価盤で出た際に買い求めた。同じくファリャの「恋の魔術師」がカップリングされている(こちらはガルシア・ナバロ指揮ロンドン交響楽団)。「三...
表題の記事。だいぶ前に書いた記事だが先日ある知人から、あの記事はどこにあるのかと聞かれた。検索すればヒットする仕組みになってはいるが、うまく見つからなかったようだ。そんなこともあって、きょうはその記事を再掲することにした。写真は大阪のギター製作家、故松村雅亘氏から以前届いたもの。20年程前、大阪出張の折の工房を訪れ、それ以降、何度か手紙のやり取りをしていた頃のもの。いくつかの貴重な資料に加え、来日し...
先日聴いたシュトルム・ウント・ドランク(疾風怒濤)期のハイドン。きょうはその続き。交響曲第52番ハ短調。デニス・ラッセル・デイヴィス&シュトゥットガルト室内管による全集中の一枚。作曲年代順に整理されているこの全集では、第42番ニ長調とカップリングされている。先日聴いた同時期の第45番「告別」の少し前に作られている。型通りの4楽章形式。例によってハイドンの短調交響曲らしく、第1楽章冒頭からユニゾンの主題が...
関東地方梅雨明け。昼を挟んでちょいと野暮用。東松山まで車を走らせた。平日ではあるが、やはり夏シーズン。週末前ということもあって、昼過ぎ帰途の下り線は結構な混雑ぶりだった。さて、夜半前のクールダウン。何年かぶりにこの盤を取り出した。オットリーノ・レスピーギ(伊1879-1936)のピアノ作品集。コンスタンティン・シチェルバコフというピアニストが弾いているナクソス盤。1996年録音。収録曲は以下の通り。 リュート...
ちょっと必要があって古い手帳を繰って眺めていたとき、2016年7月の欄に「中村紘子死去」の書込みを見つけた。8年前2016年の7月25日に72歳で亡くなっている。もうそんなに経つのか…。 言うまでもなく彼女は昭和から平成を通じて、日本クラシック音楽界でもっとも知られた演奏家の一人であり、広く親しまれたアイコンでもあった。ぼく自身も何度かステージに接した記憶がある。かつては自分とはふた世代くらい違うかと思っていたが...
梅雨空続く連休明けの火曜日。久しぶりにハイドンを聴こうかと思い、この盤を取り出した。ハイドンの交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」。デニス・ラッセル・デイヴィス&シュトゥットガルト室内管による例の全集盤中の一枚。同時代に作られた第47番ト長調「パリンドロウム(回文)」と第46番ロ長調がカップリングされている。シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ・センターでのライヴ録音。他の作曲家にもよくあることだが、ハイド...
三連休最終日。このところ当地関東地方は梅雨空が続き、しとしと、じとじと…スッカとした夏空が恋しい気もするが、そうなったらなったで、暑さでうんざり、何とかならないかとボヤくに違いない。そんな勝手な思いを横におき、さて久しぶりにアンプとプレイヤーの電源をオン。取り出したのはこの盤だ。ブルーノ・リグット(仏1945-)の弾くショパン:ワルツ集。第1番から第18番まで(第19番はカット)を収録。録音は1976年。手持ち...
先週7月11日、指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットが97歳の誕生日を迎えた。現在、最高齢の現役指揮者であることは言うに及ばず。取り分け日本では、NHK交響楽団との長い関係もあって、ぼくら世代には格別の思いがある指揮者の一人だ。ぼくが音楽を聴き始めたのが70年代半ば。ブロムシュテット来日の歴史が始まったのも同じ頃だ。地方での貧乏学生時代も、その後の田舎暮らしも、東京でのコンサートとは半ば無縁でN響の演奏に接し...
暑さ続きのこの時期、午前中の涼しい時間にギターの練習でも…と思うが、そもそも午前中から滅法暑い。先日もそんな状況で、練習に集中する程の気合もなく、仕方なく弾くことは早々にあきらめ、寿命だなあと感じていた弦交換の儀と相成った。弦の交換が面倒だというギター弾きも多いのだが、ぼくにとっては、こんなに心おどる時間はないと感じるほどの楽しい作業だ。なんなら他人の楽器の弦交換もみな引き受けたいくらいだ。一方で...
本ブログに時々登場するフュージョンバンド「カシオペア」。その初代メンバーからなる新しいバンド「かつしかトリオ」に注目が集まっている。メンバーチェンジをしながら現在も活躍するカシオペア(現在の名称はカシオペア-P4)。しかし今でも初代メンバー当時の演奏がもっともカシオペアらしいとするファンも多い。その初代メンバーのうち、リーダーの野呂一生(g)を除く、櫻井哲夫(b)、神保彰(ds)、向谷実(kb)によって202...
先日、MacBook_Airを手に入れた。今年3月に発売された新機種、M3チップ搭載の15インチMacBook Air。アップルストアの認定整備済品コーナーで見つけ、速攻で発注した。パソコンを使い始めたのは確か80年代の終わり頃だったから、付き合いは35年程になる。当時仕事でIBM_PC互換機を使い、アナログ回路シミュレーター:PSpiceを動かしていた。5インチフロッピーベースでカタカタ動くもので、今から思えばオモチャのようなものだったが...
いま使っているミラーレス一眼カメラ:オリンパスOM-D E-M1 Mark III。コロナ禍にまだ終息の気配が見えなかった2021年暮れに手に入れた。オリンパスの企業形態変更に伴い、今や歴史ある「OLYMPUS」ロゴを軍艦部に冠した数少ないカメラとなったモデルだ。ぼくら昭和世代にとって一眼フレフカメラといえば車・オーディオと並んで、社会人になって最初の給料やボーナスで手に入れるべきモノの一つだった。カメラ、オーディオ、車…その...
関東地方は先週後半からいきなりの猛暑日連続。まだ梅雨明け前だが、おかまいなしの35度超えだ。電気代を気にしつつも躊躇なくエアコンON。更にラテン色満載のこの盤で暑気払いとなった。19世紀アメリカの作曲家ルイス・モロー・ゴットシャルク(1829-1869)他の管弦楽作品を集めた一枚。モーリス・アブラヴァネル(1903-1993)指揮ユタ交響楽団の演奏。米ヴァンガード原盤。録音データが記されていないが、ネットで確認したとこ...
3年程前に自覚した左手指の不調。関節軟骨が減少することによる痛みで、整形外科でヘバーデン結節と確定診断された。その後も一進一退で改善されないまま、といってギターを弾く際の致命的な状態とまではならず、ダラダラ現状様子見が続いていたのだが、このところどうも調子がよくない。痛み方が変化してきて、左手人差し指といわず、どの指の関節もピリピリした痛みを伴うようになった。あと数年したら、いよいよままならぬ状態...
梅雨空続く関東地方。湿度感・温度感ともに高く、すっきりしない日々が続く。さて、週半ばの水曜日。昼過ぎから市内の図書館へ。帰宅後一服して音盤タイム。こんな盤を取り出した。バッハのチェンバロ協奏曲集。近所のリサイクルショップのジャンク箱から百円で捕獲してきたもの。70年代初頭にキングレコードから出ていた廉価盤シリーズの1枚でBWV1052/1062/1065の3曲が収録されている。きょうはそのうち第1番ニ短調BWV1052に針...
月があらたまって令和六年文月・七月。うっとうしい梅雨空を吹き飛ばそうと、今月はこの盤でスタートだ。1977年結成、1979年デビューのフュージョンバンド:カシオペア。その第22作目のアルバム「active」。1992年2月メルボルンでのセッション録音。収録曲は以下の通り。01. NEW HISTORY02. MESSENGERS03. CAMEL ROAD04. ECCENTRIC GAMES05. TIME STREAM06. MOMENTO MEMORIAL07. TOMOSHIBI08. POINT X09. DOOR OR TRUTH10. THROUGH...
週末日曜日。そしてきょうで6月も終わり。あれよあれよと日々が過ぎ、気付けば今年も折り返し点…なんだかなぁ…。 さて、きょうも続けてモーツァルト。取り出したのは、この盤。モーツァルトの管楽協奏曲を集めた一枚。カール・ベーム指揮ウィーンフィルのバックで同団のトップ達がソロを取っている。1970年代前半の録音。十数年前に廉価盤で出た際に買い求めた。モーツァルトがいくつか残した管楽協奏曲のうち、この盤ではフルート...
終日雨模様の週末金曜日。午前中はギターの練習。昼過ぎはオーディオ機器の湿気飛ばしを兼ねて音盤タイム。先日来の続きで、きょうもモーツァルトの短調作品を聴こうと、この盤を取り出した。モーツァルトの弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516。アマデウス弦楽四重奏団にセシル・アロノヴィックのヴィオラが加わった演奏。1951年のモノラル録音。手持ちの盤は70年代後半に出ていた廉価盤<ウェストミンスター名盤コレクション>の一枚で...
このところジワジワと気温・湿度とも上昇。梅雨のあとに控えている灼熱の日々を連想させる。これから三ヵ月。年中行事とはいえ気が重い。 さて、週半ばの水曜日。オーディオセット周辺の掃除をして気分もすっきりしたところで、先回聴いたモーツァルトの短調作品の続きで、この盤を取り出した。オットー・クレンペラー(1885-1973)とフィルハーモニア管弦楽団(PO)によるモーツァルト。手元にあるのは2000年前後にクレンペラー...
週末で関東地方も例年より少々遅い梅雨入り。そして6月も最終週。今年も半分終わるのかと思いつつ、あてもなく音盤棚を眺め、この盤を取り出した。モーツァルトのピアノ曲から短調作品ばかりをピックアップした一枚。ヴァレリー・アファナシエフ(1947-)のピアノ独奏。手持ちの盤は十数年前に日本コロンビアの廉価盤シリーズでリリースされたときのもの。1993年録音。収録曲は以下の通り。 1. 幻想曲 ニ短調 K397 2. 幻想曲 ハ...
梅雨入り前のうっとうしい空模様が続いた先日、最近手に入れた小型レコーダー(OLYMPUS LS-P5)の動作確認を兼ねて、久しぶりに演奏動画を撮ってみた。去年の秋口に手を付けたバッハ:BWV998のプレリュード。休止状態だった冬の間を除いても、随分と長い間つついていたことになる。そろそろ年貢を納めて終わりにしたいと思っていたが、中々これでヨシ!と自己満足するレベルに至らず、ぐずぐずしていた。調子のいいときは大きなミ...