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南国IXA
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2010/11/12

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  • 第一章 もう届かない15

    『・・・・』『ふ~ん、そーなんだ』俺は素っ気なく答えたが、胸の鼓動は高鳴っていた。「冷たっ!」千冬が何か変な物を見るような眼で言ってきた。『あぁ!何が?』「そ…

  • 第一章 もう届かない14

    「そーいえば…知ってる?」千冬が何か思い出したように言った。『何を?』「やっぱいい…」千冬は周りが気になったのか、小さな声で言った。『はぁ!?気になって仕方ね…

  • 第1章 もう届かない13

    ---半年前---「ねぇユウ・・・」酔ってるのか、頬赤らめた千冬が話しかけてきた。比嘉千冬(ひが ちふゆ)。千冬とは幼稚園から一緒で、同級生の女子の中では一番…

  • 第1章 もう届かない12

    ・・・・・<熱っ!>いつのまにかタバコの火が、俺の指まで燃えんとしていた。テーブルには、何か終わりを告げるようにタバコの灰がボトリと落ちている。俺は正樹がいる…

  • 第一章 もう届かない11

    目の前で正樹がいびきをかいて寝ている。俺は煙草に火をつけ、さっきまでの、<夢であってほしかった>現実を思い返していた。記憶の奥深くに焼き付けるように…<眩しい…

  • 第一章 もう届かない10

    「ユウ!俺寝るから…」「時間がきたら起こしてな」そう言って正樹は、壁とソファーをうまく利用し器用に眠りだした。ユウとは、俺のあだ名だ。俺の名は勇士。大城勇士(…

  • 第一章 もう届かない9

    「そ~ひへは、にふぃかい行く?」正樹がタバコをくわえながら、何かを思い出したように言ってきた。『ん~、何て言った今?笑』「二次会行く?」披露宴が終わったら二次…

  • 第一章 もう届かない8

    カラン、コロン、カラン…<何か懐かしい音だ>喫茶店のドアを開けると、暇そうな強面の店員がいた。「いっらしゃいませ」「こちらへどうぞ」顔に似合わない高い声で、奥…

  • 第一章 もう届かない7

    ・・・・・「どうする?」正樹が俺に言った。『ん?なにが?』 俺はそう言い、ズボンのポケットに花びらを詰め込んだ。「披露宴まで2時間ぐらいあるけど…」主役二人の…

  • 第一章 もう届かない6

    チャペルの前の広場には、ちょっとした人だかりができていた。ブーケ・トスが行われるようだ。理子が投げるブーケ(花束)を受け取れば幸せになれるらしい…まだ結婚して…

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