「話があります」テレビ電話越しに「うん」と答える秋恵と、「どうしました?」という顔の充希君の顔を見つめながら俺は静かにある懸念を口にした。「俺が死んだあと、2…
ボーイズラブ(BL)、ガールズラブ(百合)を書いてるブログサイトです。
郷土愛と萌えがエネルギーの管理人によるBLGLだけの腐向けサイトです。 お題配布も行っておりますので、ご自由にご利用ください。
*オメガバースもの、β×βです今の彼氏と付き合って5年、普通のカップルならもう結婚してるよなあなどと思う今日この頃。久しぶりに届いた弟からの『つがいが出来た』…
ある日、親父が連れてきたのはひとりの和装青年だった。「永見誠人君を今度からうちに下宿させることにした」「下宿ゥ?もっと早いうちに言えよ」「永見君が下宿先を探し…
家に帰ると、食卓の上に一枝の花桃とちらし寿司が並んでいた。「春だねえ」「今日お雛様だなあって思って」「……おひなさま?」私が思わずその顔とカレンダーを見返すの…
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「話があります」テレビ電話越しに「うん」と答える秋恵と、「どうしました?」という顔の充希君の顔を見つめながら俺は静かにある懸念を口にした。「俺が死んだあと、2…
*ふんわり平安風BL、Twitterの企画に参加したくて書いた。*史実考証なしなので雰囲気で読み流してくださいきょうもお嬢様から手紙を預かった、相手はいつもと…
「なんで俺はお前とこんなとこにいるんだろうな」ホットコーヒーを飲みながらジェフがそう呟く。「お前が行きたいって言ったんだろ」もう俺を愛していないジェフのために…
生まれ故郷を離れて5年、彼と暮らし始めてもう3年になる。そんなことをカレンダーを見て気づくと同時にぼんやりと目を向けたのは国際結婚の手順をまとめたパンフレット…
久しぶりに東京に来ると、雪も雲もない街並みが新鮮に感じられる。愛する人について東京から青森に移住してそれなりに経ったせいか、東京生まれのくせに東京の冬を忘れつ…
酒は飲んでも飲まれるなとよく言うけれど祭りは飲まれてもいいものなんだろうか。筋肉痛と二日酔いで目覚めた午前6時、俺の横には散らかった祭り衣装の上で眠る裸の男の…
今思い出せばあれが一目惚れだったんだと分かる。高校ラグビー全国大会予選、花園の第一グラウンドで出会ったあの人の飛ぶような走りは俺の行く先を決定づけてしまった。…
皆様、あけましておめでとうございます!おととし辺りから更新頻度の落ちた当サイトですがいちおうやる気がないわけではないので気長に応援いただければ幸いです。なんな…
オタクにやさしいギャルが最近流行っているが、あれはファンタジーだという人がいる。ただ今私の目の前にいるギャルは違う。「ぶちょー!見てみて!この冬の新作ホワイト…
年下の可愛い恋人と喧嘩をした。理由は俺がちょっと充希君の仕事に口を挟みすぎただけ。「……専門職だもんなあ」充希君はスポーツ(特にラグビー)のデータ分析を専門家…
「それを恋と呼ぶんだろうが」焼酎お湯割りを傾けた飲み仲間が認めたくない事実を突き刺してきた。「いやいやいや、相手男だぞ?俺ノンケなのはお前も知ってるだろうよ」…
俺たちが付き合っていると言うと「意外」とよく言われる。小柄で少し神経質なスクラムハーフの俺と大柄でおっとりしたプロップのあいつの組み合わせだと、意外に見えるの…
本州最北の城下町も帰省シーズンを迎え、いつもよりも賑やかなスーパーで買い物を終えると秋恵がを連れて来ていた。「久しぶり、会うのは去年のお盆以来?」「父さんは佐…
*特にタイトルを決めてない短編です世の中には何もしなくても選ばれる人と選ばれない人がいて、選ばれない人間はそれ相応の努力をして選ばれる人間にならないといけない…
「これがねぶたなんですねえ」金曜日の夜の弘前の街を祭り人のにぎわいでうめている。扇形の武者絵から灯される光が街を灯し、太鼓の勇壮な響きが夜を井戸ロっている。「…
「今週末あんた暇でしょ?」と母がさも当然のように言うので「なんで」と言い返す。確かに今週末予定はないが当然のように言われるとそれはそれで癪に障るのが心情と言う…
昔の職場の先輩がつくばに引っ越すらしいので、挨拶に行くことにした。待ち合わせ場所はつくば駅前、うちからなら車で小一時間と言ったところだろう。「ひさしぶりです」…
*こちらの作品とつながってるかもしれない雰囲気のお話です『なんか違うなあ』と思いながらも『まあそんなものなのかな』と思いながら生きてきた。北東北の小さい町で流…
俺の好きな人の朝は早い。ハンドボール部の朝練のためにボールを毎朝磨いてくれているからだった。「おはようございます!」「今日も早いね」手渡されたボールはよく磨か…
このお話はケーキバースもののBLです。エログロ要素はありませんが、設定上人肉食等への言及があります。事前にどういうものかを知っている状態で読むのがお勧めです。…
このお話はケーキバースもののBLです。エログロ要素はありませんが、設定上人肉食等への言及があります。事前にどういうものかを知っている状態で読むのがお勧めです。…
「にしてもいきなり車貸して、なんて言うから何があったのかと思ったよ」恵濃の車の後部座席に持たれるように座り込んだ私は「ごめん」としか言いようがなかった。今朝仕…
冷やし中華のノリでこんにちわ、もしくはこんばんわ。と言う訳でみすきー始めたよというお知らせです、ほぼほぼ更新告知しかしていませんが興味のある人は覗いてください…
夜更けの街にもうもうと煙をたてて製鉄所は呼吸をしている煌めく灯りが暗い街を照らしけもの如き愚直さで街を照らす
近所の梅の木が満開になると、母はよく父の話をする。「今年もよく咲いたのに見れないねえ」「向こうから見てるでしょ」父が死んだのは3年前、夫婦で交通事故に遭っての…
おひさしぶりです、管理人です。以前から更新ができずにいた「あくがれのさすらう」ですが、もうこれ完結させるの無理だな……と悟ったので未完のまま終了させることにし…
平々凡々陰キャ高校生の俺に婚約話が持ち上がった。別に特別いいとこのお坊ちゃんとか、特殊な家系とかではな…いや、じいちゃんが突然外国の王子と再婚して家を出ていっ…
いつもサイトの更新告知に使っているツイッターアカウント(@SPBJdHliaztGpT0)が凍結されました。別アカは無事です。凍結解除申請は済ませてますがいつ…
久しぶりに指首家に遊びに行くと恵濃がしわしわになっていた。「何でそんなシワシワなの」「先週、仕事で仙台行ってたんだよ」この間立ち食い蕎麦屋に行った帰りに来週仙…
久しぶりに指首家に遊びに行くと恵濃がしわしわになっていた。「何でそんなシワシワなの」「先週、仕事で仙台行ってたんだよ」この間立ち食い蕎麦屋に行った帰りに来週仙…
「えっ、小山駅のきそばって復活してたの?」きっかけはそんな話からだった。かつて小山駅に複数あった立ち食い蕎麦屋は、私が戻ってきた頃には全部閉店していてさみしい…
君と僕は最初は同じ傷を持つ力なき少年であった強さという力を求めて同じジムに通っていたそうして僕は力を得た、だけれど君はついぞ力を得られらなかった君に全部託すよ…
正月と言えば世間ではゆっくりするものだろうが、介護する人がいるとなかなか上手くいかない。祖父母を預けている施設が正月休みに入ったので私と母がフル稼働で祖父母の…
東京はいつどんな時でも常に道端に人が歩いているが、この街ではイベントがないと道端に人はいない。今日はそんなイベントの日だった。「きものデイってこんな人来るんだ…
対談は会社の一室でゆるくで行う事になった。柔らかなソファーに腰を下ろし、リラックス効果のあるお茶をちびちび飲み、出来るだけ緊張しないようにという最大限の配慮に…
苦手な飛行機を降りて羽田空港まで迎えに来てくれたのを見つけた時、心底ほっとした。「お疲れ様です」「あ、はい」都会に出ないといけないときにはいつもつけているノイ…
物語に没頭しているときだけはいつも俺は自由だった。俺の日々に降りかかる艱難辛苦から自由で居られるほんの短い幸福が物語の中にあった。「浩志、はよ降りて来い言うて…
久し振りにゴリゴリのBLです。*登場人物玉置浩志/白引真多(たまき・ひろし/しろひき・しんた)50代に差し掛かりつつある落ち目のラノベ作家。黒髪猫背三白眼のメ…
きょうは珍しく一人の時間が取れることになった。母親は友人と食事・祖父母は施設へ泊りで仕事も無しという大変身軽な日であるのだが、したいことが特に思いつかないとい…