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2010/10/21

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  • 凝り固まった先生

    日頃ベテランの先生に学ぶことが多いが、残念ながらそうでないベテラン教師も存在する。ある教師は、凝り固まった、という表現がぴったりで、10年20年前とはカリキュラムも生徒の質も違うのに、自分の考えを一切変えようとしないのである。ここはこう教えるべき、この内容は教科書よりも深く扱うべき、と、よく言えば教科指導に信念を持っていると言えるが、悪く言えば同じ授業を分担している他の教師にとって迷惑なだけである。ついでに授業進度も標準に比べてとても遅いので、生徒にとっても不利益である。このような教師でも、誰からも咎められずに仕事を続け、しかも平教師よりも上の立場にいらっしゃるから、やはりここは特殊な世界なのだと思う。凝り固まった先生

  • 勉強の大変さ

    今年は専門外の授業を担当しているから、教える前にまず、自分が勉強しなくてはならないことが多くなった。ところが、年を取ったせいなのか何なのか、勉強してもなかなか頭に入らないのである。教科書をじっくり読んでいると、2、3ページしか進んでいないのに、もう30分経っていたりする。さらに、覚えたつもりでいたことが2,3日経ったら見事に忘れていたりする。生徒もこんな気持ちで勉強しているのだろうか。なんだ、いつも「生徒の立場に立って」授業づくりをしてきたつもりだけれど、所詮は、すでに理解した者が上から目線で授業をしていただけかもしれない。勉強の大変さ

  • 授業の回数

    例えばある科目で3クラスの授業を持っていると、当然ながら同じ授業を3回することになる。すると、1回目より2回目の方が、2回目より3回目の方が、段取りが良くなるとか、無駄な言動が少なくなるとか、授業が洗練されて、良くなってくる。つまり、3回目が一番授業が上手くて、1回目は一番授業が下手なのである。本当は、1回目から良い授業ができるように、授業の練習をしておくのが理想だが、それは時間的に難しい。ちょっと空いた時間や通勤時間などに、ここはこう喋ろう、あそこはうんと強調しなきゃな、と軽くシミュレーションを行うぐらいしか出来ない。(それすら出来ないほどギリギリの状態もたまにあるが)今日はあるクラスで2回目の授業をしたが、それなりに上手くいったという感触を得られた。昨日は他のあるクラスで下手な授業をしてしまった。何人かの生...授業の回数

  • 顧問の負担

    部活の引率で学校に泊まってきた。大会等が夜行われる、特殊な競技のため、その度に泊まって参加。当然誰もやりたがらないので、新任の僕に押しつけられている。確かに、生徒の人格的成長という面で言うと、部活の意義もあるのだろうが、土日を潰して、しかも泊まりで、家にも帰れずに、極めて少ない日当で、ということを考えると、「なんで僕が、こんなことのために。」と思わずには居られないのである。学校は、保護者から、社会から、いろいろなものを押しつけられている。顧問の負担

  • 授業づくりに苦労する

    授業をゼロから作っていくのは、本当に大変である。教科書や資料集、指導書を調べていても、授業のイメージはなかなか湧かない。教えるべき内容は書いてあるが、肝心の、どうやって教えるかについては触れられていないからである。指導書でさえ、実用的なことはあまり書いていない。文科省にしても、教科書会社にしても、もっと現場の一教師の役に立つ、モデル授業でも考案して公開してくれれば良いのにと思う。とにかく他の先生の良い授業を見学して、それを真似ながら授業づくりをしていくしかない。日々の授業と、学級経営と、学校運営と、部活動と、その他の雑務をこなしながら。授業づくりに苦労する

  • 専門外の授業

    理科や社会という教科では、その教師の専門外の授業を持たされることがよくある。専門の科目だけ教えていては、1週間の規定の授業数に届かないためである。僕も今年はその1人で、大変苦労している。県の研修では、現場で役立つ授業の方法など教えてくれない。専門ならまだしも、専門外となると授業づくりに苦労する。幸い、相談に乗って下さる専門の先生が居て、今日も、来週からの授業の進め方や、実験の方法について、ご指導をいただいた。県の研修は役に立たないし、学校としても研修は形骸化、若手を育てるという仕組みはほぼ無いので、(形だけで全く意味のない研修計画書や報告書はあるが)このように心ある先生を見つけて指導を仰ぐしか、生き残る道は無いのである。専門外の授業

  • 教師の性

    教師の性というか、性格的に、生徒に頼られたいという気持ちが少なからずある。生徒が自分を頼って質問に来たりすると、正直うれしいのである。特に、普段なかなか勉強に気持ちが向かない問題児から、「理科2科目どっちにするか迷っていたけど、先生の授業を信じてこっちにする。」などと言われた日には、どうせ長続きしないだろうとか、からかわれているだけかもな、と頭で分かっていても、顔はにやけてしまうのである。教師の性、というか僕の性格である。教師の性

  • 解き方を教える授業

    「解き方を教える授業」に走ってしまうことがよくある。本来は、実物を見せたり触らせたりしながら,この物質はどんな性質を持っているかとか、何に使われているのかとかを、ひとつひとつ紹介しながら、ていねいに教科書の内容を進めなくてはいけないと思うのだが、そうすることができずに,計算のやり方とか、練習問題とかを扱う割合が高くなってしまう。結局生徒はその物質が何なのかもわからずに、計算だけは出来るという状態になってしまう。こうなる原因は、僕の経験不足・準備不足が半分、忙しくてそんなことしている暇が無い、というのがもう半分である。今は進学校だから、生徒がそれでもついてくるが、他の学校に行ったら通用しなくなるのだろうな。原因の50%を埋めるために、日々勉強しなくてはならない。解き方を教える授業

  • 仕事が集中する

    仕事が集中するときがある。成績処理関係で数件の打合せ、確認・点検作業、パソコン操作が苦手な先生のお手伝い、間違って入力されたデータの訂正(他人の尻ぬぐい)、時間割関係の仕事、その他分掌の仕事が数件、生徒の質問対応、悩みを持った生徒の相談対応、関連して他生徒からの聞き取り作業、その他の雑務、日々の授業。今週はずっとこんな感じなので、授業の準備をする時間など無いのである。従って睡眠時間を削ってやるしかない。毎日自転車操業、火の車である。仕事が集中する

  • ある生徒との放課後

    期限ぎりぎりで夏休みの宿題を持ってきた生徒。ずいぶん少ない量。見てみると案の定、考え方も途中の計算も書いていない。「この答、どうやって出したの?」「…なんとなく、勘で。」少しうつろな表情でそう言った。進学校に何とか入ったものの、授業に全くついて行けず、落ちこぼれていく生徒が必ずいる。彼女もその1人。それから2時間くらい、話をした。拒絶されるかとも思ったけれど、意外なことに、日頃考えていること、部活のこと、友達のこと、家族のことなど、いろいろ話してくれた。最後には、勉強に前向きに取り組むと言った。(続くかどうかは怪しいのであるが)まだまだ先の長い高校生活、出来れば楽しく送ってほしい。彼女の悩みに向き合うのも、先が長そうである。ある生徒との放課後

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