最近の私は猟期が終わったので魚釣りによく行っています。(いつも暗いうちから出港なので超早起き)「肉は食べ飽きた~!さあ魚釣って食べるぞ!!」という魂の叫びなのです。で、サバを釣ったり鯛を釣ったりヤズ(ブリの小さい奴)を釣ったりしています。鯛などの白身魚よりもサバやアジなどの青魚は美味しいので大好物なのです。「ああ、一月前までは猟銃を担いで泥塗れになりながら山を駆け回っていたのがウソのようだ…。平和...
食べることと命をいただくことについて考えます。 狩猟、素潜り、釣り等々…
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には 「美味いか不味いか?」 が大きな判断基準を占める。 素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。 2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?
「もう限界だっ!!」最近、釣りに行ってばかりなので、冷凍庫の中が一杯なのです。身はフライの衣をつけて一回分に分けて冷凍したりで、そんなに体積をとるわけではないのですが、問題なのは頭や背骨などのアラ。アラ炊きや酒蒸しにして食べるために冷凍していますが、これが保管限界。かと言って廃棄するなんていうもったいない選択肢はありませんし、考えた結論がワンコ達のご飯に食べてもらうこと。まずは大鍋でグツグツ煮ます...
彼の名前はダンくん。友人ハンターの有村くん(仮名)の飼っている猟犬の一頭です。耳が垂れていてフレンドリーな笑顔でカワイイ♪交配相手とかそういう訳でもないのですが、猟場で会った時に喧嘩したりしないように遊びに来てくれたのです。(手前ふじ、奥がダンくん)ワンコ同士も顔馴染になるって重要ですしね♪ふじはダンくんの飼主の有村くん(仮名)が大好き。(左ふじ、右がダンくん)暫くしてふじの緊張感も解けたので、モリ...
「久しぶりに魚の唐揚げが食べたい!!」仕事中に「今夜の晩ご飯のメインディッシュは何にしようかなぁ…」などと考えていると、突然そんな思いに囚われます。刺身、カルパッチョ、焼きもの、煮つけ、酒蒸し、フライ、みそ汁、ムニエル、鍋物…。最近、魚をたくさん食べているので自分で作った料理を思い出しますが、冷蔵庫で熟成している大きなアオナを何にして食べようか迷っていたのです。(このアオナ♪)「唐揚げもそのまま食べ...
釣りでも潜りでも狩猟でも大漁(猟)だったらそれなりに困ることがあります。お察しの通り解体です。私は釣ってきた魚は、美味しく食べるために最低限釣って来た日にハラワタだけは出して冷蔵。血液が集まって悪くなりやすいエラも出来れば落としておきます。キッチンバサミを使うと楽ですよ♪翌日にはヒーヒー言いながら捌いて、各種料理の作成。生で食べきれないものは、パン粉を付けて冷凍しておくことが多いですね。揚げるとす...
先日のディープタイラバの時のことです。仕掛けを海底に向けて落下させていると、水深を示すデジタルカウンターが30メートルで停止。「あれ?糸噛み(リールの糸の隙間にラインが挟まって止まってしまうこと)かな…」リールを調べますが異常なし。少しだけリールを巻いてみると、猛烈にラインが走ります。「うお!落としている最中に何かが食ってきた。横走りするし青物か?」やり取りの末、海の中から鮮やかなスカイブルーの魚影...
「前回のディープタイラバ(100メートルを超える水深でのタイラバ釣り)では全く対応できなかった…。水深が深いと水の抵抗が大きくなるから、魚のアタリも魚が掛かっての仕掛けの巻き方も通常とは大きく違う。上と下での海流の流れが異なる「2枚潮」「3枚潮」も当たり前。初めてとは言え、オレの釣りの腕が結果に出たなあ」仕事中にそんな事を考え続け、ネットでディープタイラバに関する記事を読み漁ったりしていた所、早速リベン...
このブログにご訪問くださっている皆さま、最近とある食材がブログに登場しなくなったことに気付かれていますか?ブログを始めた当初から頻繁に登場していたフグキャットフードです。実は「フグアレルギー」になってしまいました。食べると腹痛がして蕁麻疹が出て発熱します。私は他にも食物アレルギーを持っていて「ウニ」「カレイ」「中華クラゲ」などがダメです。過剰摂取(食べすぎ)によるものでしょうね。まあ、言い方を変え...
釣りや潜りに行った後の楽しみは、何て言ったって新鮮な魚を食べること!!今回はまずヤリイカ(ケンサキイカ)のお刺身。身は細切り、ゲソは軽く塩をふって良く洗ってからヌメリを取って皿に盛ります。雑草以上の勢いで庭に茂っているシソの葉を付け合わせに。あ、アマダイの半身はムニエルにしました。皮をパリッと焼くと美味いですね。イカの刺身は熱々のご飯の上に載せ、卵黄に麺つゆ(濃縮タイプをそのまま適当に加える)で味...
これはアメフラシ。海の中の岩の上にドヨンと鎮座して、初夏にはたくさん見かけます。握り拳より大きなものもいて、結構な大きさ。掴んだりして刺激を与えると、紫色の体液を出します。この紫色の体液が海中に広がる様が雨雲のように見えることから「アメフラシ」と呼ばれているとのこと(諸説あり)。調べると「貝殻を無くした貝の仲間」とのことで、食用にする地方もあります。とりあえず何でも食べてみる私ですが、アメフラシを...
「さ、お土産のイカもたくさん釣ったし、タイラバでデカい魚釣ろう」仕掛けをイカメタルからタイラバにチェンジ。船内ではカサゴやアオナやイトヨリなどが釣れていますが、しかし何故だか私の竿には何も掛かってくれません。「船内の誰もが釣れていないのならば分かるけど、オレだけ釣れないのはなぜ?」タイラバ仕掛けを変えたり、巻き上げるスピードを変えたりしながら様子を見ますがダメ。時々モゾモゾとした弱いアタリがありま...
初っ端からオヤジギャグ炸裂のタイトルですが、前回の釣行が楽しかったので同じ猟友会の腹口くん(仮名)と再び釣りに行って来ました。いつもはタイラバ中心で魚を狙うのですが、ヤリイカが釣れているとのことで今回は「イカメタル」という釣り方の「イカ釣り→タイラバ」のリレー釣りです。右が錘(オモリ)を兼ねたエギ(イカ用のルアー)、真中と左はフワフワと浮くタイプのエギです。一番下にオモリタイプを装着し、その上に1メ...
この魚はタカノハダイ。40センチほどのまあまあの大きさになる魚です。防波堤から釣れても外道扱いで、「引いたのにタカノハダイかぁ」と残念がられる魚でもあります。そういう私も石鯛やヒラメなどがいたら、好んで獲ろうと思う魚ではありません。(この日は最初は不漁で、タカノハダイを4枚ゲットした後にヒラメとアイナメを突いた)決して不味い魚ではなく、かなり美味しい魚です。(ネットで調べてみると、夏場は海藻を食べ...
潜り終わって海岸へ進んでいると、視界いっぱいに魚の群れの姿が飛び込んできます。「わりと大きいぞ! イワシでもアジでもない。なんだ!?」少し落ち着いて観察すると、魚の正体がコノシロであることが分かります。大きさは20~25センチくらい。防波堤では釣れても「小骨が多くて面倒」と言う理由であまり好まれていませんが、酢〆にして食べると美味しい魚なので私は好きです。「へえ~、水の中でコノシロを初めて見た。キラキ...
凪だったので潜りへ行って来ました。「お!水もよく澄んでいる♪」海底にはフィッシュイーターのエサとなるキスも群れているし、大物ゲットの期待をしますが潮が悪い(若潮。一番干満差がない時で魚が動かない)。ヒラメがいてもちびっ子ばかり。(このヒラメは15センチ程)アラカブはいつ見ても可愛い顔をしています。「今日はダメかな~」と思っていたら50センチのヒラメと遭遇。なんなくゲット!!ジャスト50センチ。「さ、今日...
ヒマな時には刃物を砥ぐことが多いです。(砥石の左の2本がイノシシ猟でメインに使っているナイフ)魚や獣を捌いた後には必須ですし、毎日使う料理包丁もちょっと仕上げ砥石をかけるだけで剃刀の様な切れ味を取り戻します。刃物の地金と砥石の相性や、仕上げ方によっても変わるので、(機械回転式のものを含めて安物ばかりですが)それなりに多くの砥石を持っているほうかな。まずはしっかりと水分を浸透させ、砥石用の削り砥石で...
たくさんの魚を捌きながら思います。「ああ、ホシノさん達が生きていたら、内臓や雑魚は喜んで食べていてくれたのにな…」魚のハラワタを廃棄しながらもったいない気がします。庭に埋めて堆肥にすればいいのですが、夜中に野良猫がやって来てワンコ達が吠えて安眠妨害になるので、やむなく廃棄。そんな事を考えながらアオナとホウボウの刺身をつまみます。「うまっ!!」海に遊びに行ったら「少し岩場に付いたムラサキイガイを獲っ...
今回は猟友会の友人、腹口くん(仮名)に誘ってもらいディープタイラバ(水深100メートル以上の深場でのタイラバ)に初挑戦!ハッキリ言って、こんなに水深のある場所でタイラバをするのは初めてです。しかしまあ、「岸から遠い場所や深い場所には大物がいるハズ!」という釣り人心理が働き、前日はワクワクして眠れませんでした(笑)。車で夜道を走って現地に到着。船に乗り込み、夜明け前の海を進みます。「いやー、ディープタ...
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最近の私は猟期が終わったので魚釣りによく行っています。(いつも暗いうちから出港なので超早起き)「肉は食べ飽きた~!さあ魚釣って食べるぞ!!」という魂の叫びなのです。で、サバを釣ったり鯛を釣ったりヤズ(ブリの小さい奴)を釣ったりしています。鯛などの白身魚よりもサバやアジなどの青魚は美味しいので大好物なのです。「ああ、一月前までは猟銃を担いで泥塗れになりながら山を駆け回っていたのがウソのようだ…。平和...
私には「幼馴染み」がいません。親戚の従姉妹などはいますが、幼少期から小中学校時代を共に過ごした友人がいないのです。別に「激しく人見知りで友達がまったくいなかった」というわけではありません。それなりに友人はいて、魚釣りに行ったりザリガニ獲りをしたりと遊びまわっていました。じゃあなぜ幼馴染みがいないのかというと、皆さん何処かに行ってしまって連絡が取れなくなったからです。私の住んでいた地区は街自体が大き...
カヤがケガを負って病院で診てもらった時に獣医さんと色々話をしました。なにせ近隣の猟友会から重傷を負った猟犬が運びこまれる動物病院です。かなり有益な生きた情報をお聞きすることが出来ました。そこの獣医さん曰く「防刃ベストを着用させていて、一番重傷を追うのはやはり腹部だね。もし腹膜が切れて腸が出ていた場合、腸間膜(腸と腸を繋ぐ薄い膜)を破らないことが大切だ。これが破れると腸自体に損傷が無くても、内臓が固...
カヤがイノシシの牙によって後ろ腿を突かれ、受傷して動物病院で治療を受けて1週間経過。私は朝晩忘れずに縫った傷の様子を確認していました。それは獣医さんでも「良くなってきたら自分でワイヤーを自分で取っちゃうから気を付けてね」と言われていたし、地元猟友会の猟犬持ちの友人にも「ウチの犬は周囲のお肉を食い千切っちゃいました」という報告を受けていたからです。まあでも、カヤは今まで何度か縫ったことがあったけどそ...
少し前の記事になります。猟期も終盤になり獲物の気配が薄くなります。最近山入りした勢子役の皆さんの情報を総合すると標高の高い場所に獲物が固まっている様子。「よっしゃ、それじゃ待ち役は高い場所を囲むように包囲網を張ってもらって、下から上に向かって獲物を競り上げますか!」親方(若き勢子)と私が猟犬を入れ、高い場所を目指す作戦。待ち役(狙撃手)に配置に付いてもらうため、密やかに山の中を進み包囲網を張っても...
少し前の話ですが、ふじが10才になりました。お誕生日おめでとう!少しだけ生クリームをなめるふじ(笑)。ふじの生家である親方(若き勢子)のお宅でコロコロとしたふじと会ったのがついこの前のように思えるけど、もうそんなに時間が経ったんだね。(これは引き取った日の写真)初めて会った時はモコモコで、口の周りが黒くて「この子は成長したらパグになるんじゃないかしら?」と思ったくらいだけれど、美人さんに育ってくれま...
「お!美味しそうなヒラタケ発見!!」ワンコを引いて山入りしていたある日、競っている途中で食べ頃の大好きなヒラタケを見付けました。(周囲にもたくさん生えていた)だけどワンコ達がいつ獲物を起こすか分からない状況なので、写真撮影だけで現場を離れます。「ま、ご縁があったら競り終って山を下る時にでも採りに来れるかもね」だけど広く移動するので、ほとんどその希望は叶うことなく終わります。そして山を競り終り、下る...
猟期もラストスパートに入ったこの日は、いつも解体をさせていただいている親方(若き勢子)のご家庭がお留守。「じゃ、人数も少ないし軽く散歩程度に犬を走らせましょうか。もし獲物が獲れたら野外解体にしましょう」という話になります。我が家のワンコはカヤさんイトちん。モリは爪を剥がしてもう少しお留守番です。1ラウンド目は私と長老勢子で山を掻き回しますが、ほとんど獲物の痕跡なし。それでも素抜けしてきたオス鹿が1頭...
今日は大きな山を囲んでの大巻狩り。いつものメンバーの他に近隣の猟友会から多くのゲストハンターさんを迎えて待ちについてもらいました。我が家はモリさんが爪を剥がして戦線離脱しているので、カヤとイトの俊足コンビ。リードを放つと超高速ダッシュで山の中を掻き回してくれます。「さ、とりあえず高い場所を目指そう」勢子役の私は他の勢子役の皆さんと連携して、フウフウと急斜面の見上げる様な大きな山を登って行きます。相...
「今年のブリは餌のイワシが豊富でとても脂が乗っていて格別に美味しいですよ!」産直市場で地元鮮魚コーナーを紹介する番組があって、アナウンサーの女性がそんな事を話していました。「ああ、本当に美味しそうだ。でも肝心のブリ釣りに行けないんだよ…」脂が乗った刺身の映像を見ながら独り言を呟きます。青物(ヒラマサやブリなど)釣りのハイシーズンなので、特別に用事がある時以外は毎週のように釣船に予約を入れるのですが...
この方はグループの長老勢子、殿山さん(仮名)。御年86歳!!86歳で自分の猟犬2頭を引き連れ、山から獲物を追い出してくれています。温和な性格の方で殿山さん(仮名)のことを悪く言う人を聞いたことがありません。色々なことがある狩猟界においてかなりレアなパターンと言って良いのではないでしょうか。私が殿山さん(仮名)と知り合った時は80代になるかならないかの年齢でしたが、髪の毛こそホワイトヘアーですが毛量たっぷ...
親父からキジをもらったのでありがたくいただきます。(手前がキジ。奥はカルガモ)「キジはパサパサして美味くない」というハンターさんが一定数いることも知っていますが、柔らかめに火を通した肉の旨味や骨から取ったスープの深味は他に比較できない物があります。傷の少ない個体を丁寧にゆっくりと熟成すると旨味や甘味を感じることが出来て最高に美味しいのですが、やはりここでも「日本人は調理時に肉に火を通し過ぎる」とい...
帰宅してワンコ達の熱烈なお出迎えを受けるのは毎日のこと♪なかでも甘えん坊なモリはいつも「撫でて!!」と飛びついて来ます。「ん?でもなんか今日はちょっと元気がない感じ…」そう思って観察すると異変に気付きました。右手の爪が一枚剥げて神経剥き出しっ!!「いや~、これは相当痛そうだね…」人の拷問にも「生爪を剥がす」なんて方法がありますし、かなり痛々しい感じ。どうしてこんなことになったのだろうと思って庭を見る...
実は新型コロナウイルス感染症にかかりました。少し前のことになりますが備忘録として記しておきたいと思います。仕事をしていると寒気がして早退。翌朝は38℃超えの発熱だったので休暇を取って発熱外来を受診しました。(犬の歯形だらけの温度計でスミマセン。笑)予め電話して駐車場で車のナンバーを伝えて待機。少しすると防護服と医療マスク・フェイスシールドを装着した看護婦さんがやって来て綿棒で鼻の穴の中をグリグリと拭...
狩猟に行くときの私は早起きです。(くたびれ果てて起き上がれないこと度々ですが…)忘れ物が無いように前日から出来る限りの用意はしておくのですが、ガンロッカーと装弾ロッカーから猟銃と弾を取り出し、猟銃は分解保管している状態なので組み立てて銃カバーに収納します。(寝ぼけ眼で組み立てるので忘れ物があることもしばしば…)それから古傷を抱える膝にテーピングを巻き猟装に着替え。勢子役として山入りするのに必須なので...
猟期も半ばを過ぎ、獲物の動きが変わります。具体的に言うと、足跡やエサを食べた痕跡はあるのに通常の近場の寝屋に寝ずに大きな山まで引いて寝て競っても空山だったり、猟犬に追い出されても田んぼや道路を横切って逃げたり、包囲網を張った射撃手の場所を気取って待ちにかからなかったり…。「相手もなかなかやるなぁ」野生動物の賢さに感嘆せざるを得ません。終末が終わり、しがないサラリーマンの私は筋肉痛の体をごまかして仕...
「あらら、傷付いた場所のカサブタが治ったと思ったら剥げちゃったね…」昨年、防牙ベストの上からイノシシの牙で突かれた跡です。「イトちん、キミはお年頃の女の子さんなのに傷だらけじゃん」(赤丸の中。黄色の線に沿って毛が剥げています)臓器の位置から言うと、肺の下部・横隔膜の場所。肋骨の隙間に牙が通っていたら致命傷となる場所です。「いや~、これは場所的にヤバかった。本当に防牙ベストを着ていて良かったなぁ…」本...
年末に行ったブリ釣りで思った以上の大漁で、翌日は捌いたり友人やご近所さんにお魚を配ったりでバタバタしました。夜は大物ヒラマサの腹身を炙り刺身にして日本酒を飲むと、除夜の鐘を聞くことも出来ずに寝落ち。元旦に実家に帰ってふじさんとレオを遊ばせてきたけれど、他の3頭のワンコさんズを家に残してきたのでトンボ返りの日帰り。ホントは大晦日に「年越し蕎麦」として食べるはずだった鴨肉の蕎麦を「年越しちゃった蕎麦」...
年越しの釣果報告になります。毎年年末になると、どこの釣り船も予約が入って「満船」という状態になります。年末休暇に入った釣り人達が正月用のブリを釣るためです。しかしこの時期はいつも時化て出港できないことが殆どで、ほぼ諦めながらも早めに予約。「ダメだろうなぁ~」と思いつつも、何日も前から波浪予報のサイトを何度も眺めます。「ん?今年はもしかして出航できるかも…」私の見ているアプリでは3日後までの波浪予報が...
年越しの猟果報告になります。クリスマスイブの週末は2日間山を駆け回り、稜線を走る10頭以上の鹿の群れを見たり、通し(けもの道)を走るイノシシに対して撃ちかけたりで獲物に恵まれました。三段角の大きな鹿を2頭と今季最高肉質の産まずのメスイノシシ(お産を経験していないメスイノシシ)2頭と小イノシシ1頭ゲット。たっぷりとクリスマスと年末年始用の良いお肉が備蓄できました。(脂ノリノリのイノシシ♪)「年末年始はどう...
「ちょっと時間が出来たから山菜採りにでも行きたいけれど、タケノコ以外はほとんど適期が終わってる感じ…」とある休みの日にそんな事を思います。私は狩猟や魚釣りや潜りが大好きですが、山菜採りやタケノコ掘りや潮干狩りや山芋掘りも大好きです。しかしながら生活するために仕事もしなければいけないし、少ない休日の日にはワンコ達の散歩や家仕事をする必要があるので、最近はそれらにはほとんど行けていません。「でも比較的...
少し前の猟期中の話になります。イノシシ・鹿と複数頭の獲物が獲れたのである程度の場所まで獲物を引出し、私の軽トラの荷台に積み込みます。それから岩場の林道をゆっくりと進んでいると違和感。少し広くなっている場所で停車。「やっぱりね」タイヤの側面に岩がヒットしてバースト(タイヤが裂けること)。「ま、そろそろ限界だったからタイヤ交換の良い機会だったと思うことにしよう…」交通量の多い幹線道路や高速道路を走って...
昼過ぎに車を走らせていると、とあるものが目に入ってわざわざUターン。「やっぱりね…」立派なオスの真鴨の亡骸がカラスに啄ばまれていたのです。もう鳥撃ちの猟期はとっくに終わっているから傷付いた半矢の鴨が死んだとは思えません。「季節遅れの鳥インフルエンザだろうか?」そんな事を考えたので、状況を調べるためにわざわざ戻って来たのです。「きれいなもんだ。大きな外傷はないし、車に轢かれた感じじゃないな…。目玉と内...
相変わらず車酔いが酷いイトちん。猟期は車に乗って山へ出かけていましたが、車酔いが治ったわけではありません。なので猟期が終わった今は、ひたすら地道に車に乗せてドライブ訓練を続けています。そのおかげか「車に乗ったら楽しい場所へ行ける」という感じにはなってきたのですが、まだまだ自ら車に飛び乗るには程遠い感じ。車移動の散歩の時は、ワンコゾーンから様子を察して「早く早く!」と大騒ぎなのですが、いざ車に乗る段...
山の中で咲くミツマタの花。ミツマタはその繊維が和紙作りなどに使われる植物です。早春に山の中に可憐な可憐な花を咲かせます。そして私にとっては猟期の終わりを告げる花でもあります。私の住んでいる地域のイノシシ・鹿に関しては4か月半だった猟期が6か月(10月15日~翌年4月15日)にも延びました。(一昔前は3か月だった。増えすぎたイノシシ・鹿以外の狩猟鳥獣の猟期は今でも3か月限定です)私の所属する猟隊は、基本的に猟...
車酔いが酷いイトを山に連れて行くときは1時間近く早起きして、酔い止めの薬を飲ませます。これがそのワンコ専用の酔い止め薬。イトの体重だと1錠が1,500円!!ほどにもなりメチャクチャ高価。しかしまあ「すぐに猟欲が身に付いて車にも慣れるだろう」と楽観的に考えていました。いつもの散歩の時、車に乗せる時の様子はどうなのかというと、他の犬は「ヒャッホーイ!!」と喜んでゲージに入り込みます。しかしイトちんは「みんな...
タイトルの通り、本当にどうでも良いことなのですが、私にとっては革命的な発明だったのでここに記しておきます。何度かこのブログで書いていますが、鹿を獲るとワンコ用の栄養食として胃袋を持ち帰ります。(グリーントライプという名前で結構な値段で売られています)オオカミやライオンなどの肉食獣は草食獣を倒すと例外なく内臓から食べ始めますし、ビタミンを補給する貴重な栄養源なのだと感じます。鹿は解体して最後に胃袋を...
「ん?なんじゃこりゃ!?」巻狩りでワンコ達を引き連れて急斜面の山中を競っている最中、見慣れぬもの発見。まるで巨大ムカデ。写真を撮影しようとするとワンコ達が獲物を起こしての追い啼き。「ああ、いかん。こんなことをしている場合じゃないな!」カメラをポケットに押し込み、急いで現場に向かいます。鹿3頭ゲット。(左よりカヤさん、モリさん、顔が見えないイトちん)イノシシは留守でしたが、この日はイトも獲物を追いか...
冷え込んだある日のこと、カチンコチンに凍って霜で凍てついた地面に、イノシシが掘り起こした真新しいエサを食べた痕跡。「これは間違いなくこの近くに寝てるぞ!」ということになり、射手が山を囲みます。犬を入れるのは親方(若き勢子)と私。エサの食べ具合から見て、複数頭のイノシシがすぐ近い場所に潜んでいる感じ。この日、私が連れて行ったのはモリとカヤ。例のケンカの後、ケガが完治するのを待って敢えて2頭で山入り。...
時々買い物をするスーパーの精肉コーナーに「アイスバイン」なる肉の塊が売られていました。「ん?これはよく目にするイノシシのスネ肉がデカくなったヤツじゃん! 豚のスネ肉はそういう名前なのか!?」と思って「アイスバイン」を調べてみました。『アイスバインとは、ドイツを代表する家庭料理の1つです。特にドイツ北東部の大都市・ベルリンやその近郊では、非常に見かける機会の多い名物料理として知られています。ローリエ...
少し前の話になります。「モリとカヤが喧嘩して大流血してるの!早く帰ってきてっ!!」とある日、仕事をしていると家人からの電話。その声は緊迫して少し震えています。「こりゃ只事ではないな…」すぐに早退届を出して帰宅。帰って様子を見るとこんな感じ。モリは頭部や耳に穴が開いています。足首も噛まれた感じ。カヤは鼻周りの肉がえぐれるケガ。それに脇腹。2頭ともに足を引き摺っています。「血は止まってる。眼や大きな血管...
寝る前にアラームをセットしながら考えます。「明日はいつもより1時間早く起きないとな。イトに酔い止めの薬を飲ませないと…」(車に弱い体質のイトは、車に酔ってヨダレがアブク状になっています)色々と調べたり獣医さんに相談したりしたのですが、やはり人間と犬では代謝系が異なるので「犬用の酔い止め薬を飲ませるのが一番」という結論になりました。実は幼少期に実家で飼っていた愛犬を、薬の誤飲で亡くす経験をしています。...
たくさん獲物を授かり、早めに山から帰って来たある夕方のこと。「あ~、ちょっと日用品の買い出しに出なきゃな…」そんな事を思います。キーホルダーを手に取るとふじの輝く瞳(笑)。「どこかに出かけるのね!?私も行くわよ(キラリ~ン!)」「う、バレちゃった以上はしょうがない。ふじ、ドライブ行く?」テンション爆上がりで、私の周囲をウロウロとラウンドします。「早く早くっ!!」リードを探すのに手間取っていると、ふ...
今日はふじ1頭で山入り。(前回の写真)更にこの日は射手の参加人数も少なく、勢子役も私一人のみで競る場所も限られるので念入りに見切り。「う~ん、判断に迷う…」カセギ(エサを食べた痕跡)は見つからないし、ヌタ場を使ったのも1日遅れという感じ。しかし沢山の鹿の足跡の上に一つだけ50~60kgほどのイノシシの真新しい足跡を発見。しっかりと踏みしめられ、間違いなく生足(前の晩に踏みしめた真新しい足跡)です。その様な...
生後7か月が過ぎ、イトの体重を計量したら21㎏でした。(他の親犬が25㎏くらい)「大きくなったなぁ…」他の犬達に比べると小顔で手足が長いスーパーモデル体型。甘えん坊な性格なのでいつまでも子犬のイメージだったけれど、最初の発情も終わり成長が止まった感じ。「そろそろイトちんの山入り準備を考えなきゃいけない時期だ。まだ骨格に負担をかけないように、無理させないようにしないきゃ」私の猟犬の育て方は・離乳食を食べだ...
今日は久しぶりに発情が終わったモリとカヤと共に山入り。(左カヤさん、右はオチッコしてるモリさん)「ヒャッホーっ!久しぶりの山だっ!!」ワフワフと楽しそうな2頭。射手の配置が終わり、ワンコ達を山へと放ちます。と同時に凄い速さでぶっ飛んで行く2頭。「早立ちした鹿に付いたな…」鹿は人間が山入りしただけで気配を感じて動き出します。その匂いをモリとカヤが感じ取って追っていったのです。(この時に小鹿を1頭仕留めま...
「うおっ!これはかなり抵抗あるなぁ…」まな板の上に載る物体をしげしげと眺めます。私は食品製造メーカーで働いているので、職場に時々届く「地球を飢餓から救う救世主!」「未来を救う高蛋白ローコスト次世代フード!」などというキャッチコピーが並べられた昆虫食のカタログを思い出します。このブログでも何度か取り上げましたが、昆虫の類(オオスズメバチ、イナゴ、カイコ、ザザムシ等)は食べたら美味しいことは知っていま...
狩猟で獲った獲物を解体すると、多かれ少なかれ残滓(毛や羽毛や内臓などの廃棄部位)が出ます。イノシシや鹿の場合、かなりの量の骨も出るのですが、猟犬を使った狩猟の場合はワンコのオヤツとして犬持ちの人が持って帰ることが多いですね。(炊き出すととても美味しいスープベースになりますが、そこまでするハンターさんはかなり少ない)今回もイノシシの骨は私がいただいて持ち帰りました。大鍋でコトコトと炊いて、茹で上がっ...
今日は久しぶりにふじ一頭での出動。モリとカヤは5歳になって猟犬として円熟期に入り、更にバリバリと山を引きたいところですが、発情期が来ていた為に出猟させることが出来なかったのです。発情期にメス犬を山へ放つと、一緒に連れて来ていたオス犬がそちらに気を取られ、猟にならなくなります。また、発情期の終盤は交配適期になり、メス犬にとって異物であるオス犬の精子を受け入れやすくするために体の免疫力が下がります。す...
新年明けましておめでとうございますっ!!と、景気よく大々的に記事をアップしたいところですが、ウツウツと気分が上がりません。実は私が狩猟を始めた時から通っていた銃砲店が2022年末をもって閉店したからです。いただいたカレンダーを見ると「since1890」とあります。ちょっと調べてみると1890年は明治明治23年で、創業132年になりますね。閉店理由は現社長さんの健康上の問題。現社長さんも「50年後まで残すつもりで頑張って...