小春日和の元、サウナ小屋が完成し、 クライアントから素敵なお言葉を頂いて感悦した。 ロウリュー式の薪ストーブのサウナと ジャグジーがあるミニマルな休憩小屋。
小春日和の元、サウナ小屋が完成し、 クライアントから素敵なお言葉を頂いて感悦した。 ロウリュー式の薪ストーブのサウナと ジャグジーがあるミニマルな休憩小屋。
地球の未来を憂慮しつつ、全世界のニャンコに捧ぐ。 この冬、一つのプロジェクトが竣工した。 楽しい色と形があって、大きめのテレビを ソファに腰掛けて観賞できる空間を施主は要望された。 全体の色調は、白、赤、グレージュだと云う。 ありきたりや一度やったことの繰り返しでは退屈してしまうから 毎回可能な限り、虚仮の一念で新しいことに挑戦し、 絶え間なく創意工夫を凝らす。
コロナによる行動制限もかれこれ2年になろうとしている。 不自由に直面して、自由の尊さを知る。 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限生かせ。」 という金言通り、選手たちの純粋なひたむきさと ライバルを心からリスペクトする姿に心を揺さぶられた。 引け目を感じず、堂々と自身をさらす潔さは、 絶望を知っているからなのだろうか。 自分と全く違う異なるものが存在することによって、 自分も存在す…
TUCASA HOMES 20th Anniversary Exhibition from July 15.2020_casa effe 弊社ホームページ Works に掲載しましたので、 ご高覧下されば幸いに存じます。 司建築工房 ♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪ 大地の樹木 本物の素材 火のある生活
本日7月15日をもって、 創業20周年の節目を迎えることができたことは、 僕に建築を任せて下さったお施主様と 僕を信じて仕事を請けてくれた職人さん お一人おひとりのお引き立ての賜に他ならない。 今後も信頼する職人と現場で対話しながら 誠実にいい建築を生み出せれば幸いだ。
雨続きの日々、今朝 久々の陽射しに身体が喜んだ気がする。 蝉たちも梅雨明けが待ちきれないようだ。 casa effe の現場では、 仕上げ工程、養生はがし、掃除と 1か月間切れ目なく没頭した。 毎回必ず初めてやる面白さを味わうけれど、 半年前に思考して想像した通りのモノが今、 職人の技術によって形になった。
毎日大工さんとのモノ作りの充実感で、 現場に行くのが楽しみになっている。 僕がいることで、原寸墨と間…
季節は立夏も過ぎ、陽気が天地に満ちる小満だ。 日々の愛犬との散歩がてら、 花の移り変わりと鳥の声に癒されながら、 草木の生育の早さを実感する。 5月20日はWorld Bee Dayでもある。 桜と菜の花が咲き始めた頃から ミツバチも活動を始め、 ミツバチは世界の食料の9割を占める100種類の作物種の 7割の受粉に役立っていると云われる。 僕ら人間はミツバチなどの花粉媒介者のおかげで 食料を得ているのだけ…
今年も年の瀬の季節感を満喫している。 ハナミズキの落ち葉を拾いながら、 葉っぱ一つひとつにも色んな色があり、 一つとして同じものはな…
先日完成したばかりの建築を 色んな方向から味わってみた。 既存を残しながらの改築というものは、 カオスに形態と規範を与えて、 秩序ある宇宙を作り上げることである。
イタリアの広場については、 これまでいくつもブログに書いてきた。 中世以来、広場は相互扶助の精神を育み、 運命共同体の縮図であり、私より公を優先させてきた。 ヴィジェーヴァノという田舎町の中心に 忘れ得ぬドゥカーレ広場がある。 ロンバルディア地方の自治都市国家は、 歴代の神聖ローマ皇帝のイタリア支配に ロンバルディア同盟で対抗し、 ルネサンス文化が花開いたイタリア内でも 諸国家が覇権を争…
旧渥美町へ入るとミンミン蝉が聞こえてくる。 おおらかな海の景色と相まって、 海風の避暑地にでも来たかのような錯覚を覚える。 竣工以来何度か訪れているけれど、思いがけず 6年前の自身の熱意との対面は新鮮だった。
現場が完成した今日、つくつく法師が鳴き出した。 今日吹いた爽やかな風は、仕上げ工程で駆け抜けた 猛暑の日々が遠い昔のようだ。 過ぎた現場での想い出は、ほろ苦さを伴いながら蘇る 青春を振り返るかのような懐かしさを覚える。 生というものも、一日の終わりに振り返る 懐かしさなのかもしれない。
今日は僕の独立記念日だけど、海の日でもある。 法律では、海の恩恵に感謝する日とされていて、 国民の祝日としているのは世界中で日本だけだという。 地球で最初の生物が誕生したのは海の中だった。 海はすべての生命の母だ。 海は地球の雨量を調節したり、大量の二酸化炭素を吸収して、 気温を一定に保ってくれる。 海の中のサンゴや貝殻が二酸化炭素を蓄積し、 命を支えるプランクトンなど様々な生物が食物連…
季節の移り変わりは早いもので、 梅雨の切れ間に蝉が鳴き出す、暑中見舞いの季節だ。 家相を好転させるために水廻りをガラリと変える 大がかりな改築現場は、 いわゆる書院造りの武家の伝統を引き継いだ、 真壁の和風住宅のリノヴェーションで、 施主の壊さなくて済むところはできるだけそのままに、 使える建具は使ってほしいという、揺るぎない要望から始まった。 建築に限らず、今月東京で観たクリムトにして…
閑居の木漏れ日の木立の中を 起伏に富んだ苔生した庭の飛び石を歩いて、 もう一つの小高い築山にある飛濤亭へ。 …
春分が過ぎ、桜の開花に先駆けて 沈丁花の香りとコブシの白い花、 トサミズキの黄色い花が庭に咲き誇っている。 G・ゴルターマンのチェロ協奏曲第4番の演奏が無事終わり、 先週からうちに来ているハワイの建築家を京都に案内した。 まずは仁和寺へ。 平安時代初期、最澄の延暦寺と空海の金剛峰寺から80年後、 宇多天皇が出家して阿弥陀三尊を置き、落慶供養して以来、 明治時代に至るまで、代々皇族出身者が門…
公演から10日が経った今でも感動が沸き起こってくる。 あのマニュエル・ルグリ率いるバレエダンサーと 音楽の舞台は、期待を裏切らなかった。 豪華…
新たな時代の元年が明け、季節は大寒。 最も雑菌の少ないこの時期に 文化財の修復に使う古糊の寒糊炊きを行うという。
あっという間に冬至を駆け抜け、 平成最後の大晦日は、 煤払いで新たな年を迎える準備だ。 朱漆の掛花入れに、庭で調達した花…
季節は小雪。 今年の2月から週に二日、院長先生と現場で自作奮闘して、 共に季節を共有してきた。 僕のアイデアを受け止め…
ル・トロネ村で宿泊した L'Ancienne Poste のオーナー、ポーランド出身のハンナが、 滞在中にしてくださったご好意は、一生忘れないだろう。 村には食材を買えるお店がないからと 遠くのスーパーに連れて行ってくれたり、 全てをここでは語り尽くせない。 次の巡礼地、プロヴァンス3姉妹の ご次女さまに会うためリュベロン地方へ。 近くには、古城を頂として階段上に建物が折り重なった、 天空の城とでも呼びた…
彩り豊かな花咲く盛夏のプロヴァンス。 朝から閉館まで居たけれど、 色の光の変化による石の表情は飽きることがなかった。 大地の鉱物である石は、 永遠性の象徴として古来から崇められ、 信仰の対象になってきたけれど、 純粋な石の空間がもたらす美しさは、 美意識を超えた力として日本人の僕に迫ってくる。 木と違って石は瞑想するんだと。
中世キリスト教の歴史は、聖職者が権力と富を握り、 世俗的な欲望に囚われて堕落すると 本来の信仰を取り戻すために修道院運動が起き、 やがて改革が忘れられ、堕落していくという繰り返しだけれど、 6世紀にベネディクトがモンテ・カッシーノ修道院を作り、 寄進を受けず、奴隷を排して、労働を重視した生活を営み、 10世紀にクリュニー修道会、 12世紀にシトー修道会が生まれた。 8世紀頃から終末論が語…
パリに来たら、オペラやバレエ好きでなくとも オペラ座は一度は訪れてみたい場所だろう。 ギリシャ・ローマの古典建築の文法を使った 威厳にエレガントな要素を加えた非日常空間で、パリの宝箱だ。 カラヤン風マオカラースーツと足元までドレスアップして パリの街を歩くのはまた違った気分だったけれど、 オペラ座の内部に足を踏み入れたら、、、 劇的な階段のある吹抜け空間は、 人々を様々な角度から眺める場…
西ローマ帝国滅亡以来絶えていた、円筒ヴォールトや 半円形を用いた石造建築が、11世紀クリュニー修道会によって復活され、 絵画ではフレスコ画が盛んになり、 ステンドグラスによる装飾もこの頃に始まる。 遡ると6世紀に東ゴート族のテオドリック大王が ラヴェンナに首都を置いて以来、 古代ローマの建築技術を引き継ぐ オリエントのビザンチン様式をもたらしたけれど、 その後東ゴートを滅ぼしたランゴバル…
パリには紀元前3世紀頃すでにケルトのパリシイ族が シテ島に集落を作って住んでいて、 カエサルのガリア征服時にはすでに金貨を鋳造して、 セーヌ河によって交易していた。 ローマ帝国時代、ケルト人が神々を祀っていたように 島の東側で祭祀を行ない、西側で行政が行われた。 西ローマ帝国が滅亡した後もこの配置は受け継がれて、 現在、島の東側にノートル=ダム大聖堂、 西側に裁判所やコンシェルジュリーがあ…
久しぶりのパリは、様々な歴史と文化の宝庫で、 全てを味わうには一生では不可能かと思えるほどだ。 セーヌ河の中洲、サン=ルイ島にチョイ住みして、 パリの中の古代、中世をテーマに 許される時間を過ごすことにした。
紫陽花の美しい季節。 お庭には平家物語の儚さを象徴する 沙羅双樹の白い可憐な花が、 季節感に相応しい夏着物の透けを表現している。 …
桜に続きハナミズキの花も終わり、 緑が際立って美しく感じられる立夏。 新たな鍼灸院づくりで、 施工の段取りと墨だしとと…
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小春日和の元、サウナ小屋が完成し、 クライアントから素敵なお言葉を頂いて感悦した。 ロウリュー式の薪ストーブのサウナと ジャグジーがあるミニマルな休憩小屋。
地球の未来を憂慮しつつ、全世界のニャンコに捧ぐ。 この冬、一つのプロジェクトが竣工した。 楽しい色と形があって、大きめのテレビを ソファに腰掛けて観賞できる空間を施主は要望された。 全体の色調は、白、赤、グレージュだと云う。 ありきたりや一度やったことの繰り返しでは退屈してしまうから 毎回可能な限り、虚仮の一念で新しいことに挑戦し、 絶え間なく創意工夫を凝らす。
コロナによる行動制限もかれこれ2年になろうとしている。 不自由に直面して、自由の尊さを知る。 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限生かせ。」 という金言通り、選手たちの純粋なひたむきさと ライバルを心からリスペクトする姿に心を揺さぶられた。 引け目を感じず、堂々と自身をさらす潔さは、 絶望を知っているからなのだろうか。 自分と全く違う異なるものが存在することによって、 自分も存在す…
TUCASA HOMES 20th Anniversary Exhibition from July 15.2020_casa effe 弊社ホームページ Works に掲載しましたので、 ご高覧下されば幸いに存じます。 司建築工房 ♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪ 大地の樹木 本物の素材 火のある生活
本日7月15日をもって、 創業20周年の節目を迎えることができたことは、 僕に建築を任せて下さったお施主様と 僕を信じて仕事を請けてくれた職人さん お一人おひとりのお引き立ての賜に他ならない。 今後も信頼する職人と現場で対話しながら 誠実にいい建築を生み出せれば幸いだ。
雨続きの日々、今朝 久々の陽射しに身体が喜んだ気がする。 蝉たちも梅雨明けが待ちきれないようだ。 casa effe の現場では、 仕上げ工程、養生はがし、掃除と 1か月間切れ目なく没頭した。 毎回必ず初めてやる面白さを味わうけれど、 半年前に思考して想像した通りのモノが今、 職人の技術によって形になった。
毎日大工さんとのモノ作りの充実感で、 現場に行くのが楽しみになっている。 僕がいることで、原寸墨と間…
季節は立夏も過ぎ、陽気が天地に満ちる小満だ。 日々の愛犬との散歩がてら、 花の移り変わりと鳥の声に癒されながら、 草木の生育の早さを実感する。 5月20日はWorld Bee Dayでもある。 桜と菜の花が咲き始めた頃から ミツバチも活動を始め、 ミツバチは世界の食料の9割を占める100種類の作物種の 7割の受粉に役立っていると云われる。 僕ら人間はミツバチなどの花粉媒介者のおかげで 食料を得ているのだけ…
今年も年の瀬の季節感を満喫している。 ハナミズキの落ち葉を拾いながら、 葉っぱ一つひとつにも色んな色があり、 一つとして同じものはな…
先日完成したばかりの建築を 色んな方向から味わってみた。 既存を残しながらの改築というものは、 カオスに形態と規範を与えて、 秩序ある宇宙を作り上げることである。
イタリアの広場については、 これまでいくつもブログに書いてきた。 中世以来、広場は相互扶助の精神を育み、 運命共同体の縮図であり、私より公を優先させてきた。 ヴィジェーヴァノという田舎町の中心に 忘れ得ぬドゥカーレ広場がある。 ロンバルディア地方の自治都市国家は、 歴代の神聖ローマ皇帝のイタリア支配に ロンバルディア同盟で対抗し、 ルネサンス文化が花開いたイタリア内でも 諸国家が覇権を争…
旧渥美町へ入るとミンミン蝉が聞こえてくる。 おおらかな海の景色と相まって、 海風の避暑地にでも来たかのような錯覚を覚える。 竣工以来何度か訪れているけれど、思いがけず 6年前の自身の熱意との対面は新鮮だった。
現場が完成した今日、つくつく法師が鳴き出した。 今日吹いた爽やかな風は、仕上げ工程で駆け抜けた 猛暑の日々が遠い昔のようだ。 過ぎた現場での想い出は、ほろ苦さを伴いながら蘇る 青春を振り返るかのような懐かしさを覚える。 生というものも、一日の終わりに振り返る 懐かしさなのかもしれない。
今日は僕の独立記念日だけど、海の日でもある。 法律では、海の恩恵に感謝する日とされていて、 国民の祝日としているのは世界中で日本だけだという。 地球で最初の生物が誕生したのは海の中だった。 海はすべての生命の母だ。 海は地球の雨量を調節したり、大量の二酸化炭素を吸収して、 気温を一定に保ってくれる。 海の中のサンゴや貝殻が二酸化炭素を蓄積し、 命を支えるプランクトンなど様々な生物が食物連…
季節の移り変わりは早いもので、 梅雨の切れ間に蝉が鳴き出す、暑中見舞いの季節だ。 家相を好転させるために水廻りをガラリと変える 大がかりな改築現場は、 いわゆる書院造りの武家の伝統を引き継いだ、 真壁の和風住宅のリノヴェーションで、 施主の壊さなくて済むところはできるだけそのままに、 使える建具は使ってほしいという、揺るぎない要望から始まった。 建築に限らず、今月東京で観たクリムトにして…
閑居の木漏れ日の木立の中を 起伏に富んだ苔生した庭の飛び石を歩いて、 もう一つの小高い築山にある飛濤亭へ。 …
春分が過ぎ、桜の開花に先駆けて 沈丁花の香りとコブシの白い花、 トサミズキの黄色い花が庭に咲き誇っている。 G・ゴルターマンのチェロ協奏曲第4番の演奏が無事終わり、 先週からうちに来ているハワイの建築家を京都に案内した。 まずは仁和寺へ。 平安時代初期、最澄の延暦寺と空海の金剛峰寺から80年後、 宇多天皇が出家して阿弥陀三尊を置き、落慶供養して以来、 明治時代に至るまで、代々皇族出身者が門…
公演から10日が経った今でも感動が沸き起こってくる。 あのマニュエル・ルグリ率いるバレエダンサーと 音楽の舞台は、期待を裏切らなかった。 豪華…
新たな時代の元年が明け、季節は大寒。 最も雑菌の少ないこの時期に 文化財の修復に使う古糊の寒糊炊きを行うという。
あっという間に冬至を駆け抜け、 平成最後の大晦日は、 煤払いで新たな年を迎える準備だ。 朱漆の掛花入れに、庭で調達した花…
小春日和の元、サウナ小屋が完成し、 クライアントから素敵なお言葉を頂いて感悦した。 ロウリュー式の薪ストーブのサウナと ジャグジーがあるミニマルな休憩小屋。