薄日差す霞みも高く春の海一人左に君の影踏む
薄日差す霞みも高く春の海一人左に君の影踏む
寂しい人は 寂しい言葉で 哀しい人は 哀しい言葉で 震える心を 言葉に託す それでも 言葉になる限り どんな小さな声でも 誰かが耳を傾ける 倒れ…
茜色 君を探しに旅に出る 西へ西へと旅に出る 失くした時間を 花束に 君の下に届くだろうか 君は永遠の茜色 見つからないのは わかってる それでも僕…
手が冷たい人は 心が温かいのよ 21世紀にもなって まだ君はそんな事を言う でもそれは きっと本当の事だろう だから 君の手を握る 僕の温度…
冬の色わずかに零れる 光の束 諦めた記憶を 呼び覚ますように遠い時間を引き留める 季節風はやがて激しく 呟く言葉は空に消える 瀬戸内にも冬が来た…
こんな 金色 茜色 色々の色に 包まれて あなたは どこへ行ったでしょう あなたは どこまで行ったでしょう 私は 空を見上げます 昔話を 見つけ…
明けるとも 明かぬとも知らず 中秋の月 光はわずか 木星に届かず 密かに映す 夏の終わり
夏の終わりを 水に浮かべて 夢と現を 入れ替える あの日 夜明けを待てないで 君の寝息に キスをした 水の都に佇んで 遠い記憶を…
夏が君を 連れてった 僕はそれを 見送った どれだけ 季節が移ろいで どれだけ 遠く離れても 夏は いつも変わらずに 身体と想いを 熱くする…
出会って恋してキスをする こんな かんたんなしくみで 僕らは時と記憶を重ね それは 良いことだったり 時には 哀しいことだったり でもいつか二人にも …
あの日 赤い靴の君を からかいながら 僕らは二人 日の当たる通りを 飛ぶように はしゃぎまわった 終わらない毎日は 永遠の様で それでも小さな空白は…
どこ吹く風の 南風 そろそろ日差しからは 逃げられないよ まだ梅雨も 来ていないうちから これじゃあ先が 思いやられるね 遠い砂漠を 旅するみたいな…
今なら君は 何を唄うだろう ごめんキヨシロー 宝くじ買っちゃった
記憶の隅まで 赤くなる 永遠の次に 訪れた時間 何を告げれば よかったのか あの日の言葉を 探している こうして 夕陽に染められて 最果ての海に 流さ…
顔を撫でる 風の音 波の音は 祈りの声か 連なる墓碑銘に ただ立ちすくむ どこで正義を かざそうと 奪われた命は 戻らない 圧倒的な無力 変わらない…
桜の向こう 今も君は 旅の途中か 下らない思い出など とうに捨て 自由に空を飛ぶ 小さなカバンに 詰めた リルケの詩集 その言葉を胸に 君は はるか…
思い出を行ったり来たり いくつになっても 母さんは忙しいね 最近は僕の事を 先生と呼んで 冗談にしても少し切ないよ 子供の頃 よくここに …
まだ僕一人が おとぎ話を信じていた頃 君は夕日の先に 何を見つけたんだろう 何も気付かず 無邪気に僕は 君がくれたチョコレートと キスだけで …
冷たい雨が 走り去り 誰も知らない 虹を見つけた 一人見上げる 遠い夢 霞みの空に 春を探す
君が止めた時間 僕はただ 君の魔法を見ていた
止まる時間 光と影 降り注ぐようで 隠される 哀しい嘘は 心の吐息 気付けなかった 僕の弱さ 許される言葉 許されない記憶 言葉を超えて 記憶を超えて…
あなたは 誰を愛しますか あなたは 誰に愛されますか それとも 誰も愛さず 誰にも愛されず 目を閉じますか あなたは どこに帰りますか あなたは どこ…
雪雲が走り去り わずかな粉雪が 舞った夜 この町にも サンタがやってきた それでも朝になれば 雪の名残も残さず 瀬戸内は またいつもの 穏やかさを取り戻…
口ずさんだのは忘れていた唄花になれなかった記憶のために失くしたメロディを辿る音をつなげて風でつなげてもう何も忘れないように君は憶えているだろうか
あれは 本当にあった事なのだろうか ここで 君と並んで見た夕暮れ 静かにそっと 交わしたキス 場所だけが変わらず 時間だけが流れていくのなら 記憶…
ピアニシモ 風の音 夜明け前 波の音 遠ざかる 群青が 面影を 連れてくる やがて朝陽が 記憶を照らすまで 君の温もりを 忘れ去るまで …
虹色の雲光それはいつか見た天使のように奏でる音楽遠い潮騒救われない魂のためにやがて来る静寂のために深く秋は深く
見知らぬ場所で すれ違う季節 朝焼けに雲が流れる 一人でいる事に やっと慣れた秋 佇む影は一つ 知らず知らずのうち 風の中に 君の声を探している いつ…
夏の記憶は蜃気楼碧い空に何を浮かべる振り向いた肩先を風が吹きすぎるわすれものを届けに来たんだ夏の名残をただやり過ごす
夕陽の向こうに 残したものは 遠い記憶か憧れか 空の彼方に残る色 雲の隙間を渡る風 もう戻れない夢の跡 どうせ 捨ててしまうなら 全てを溶かす夏がいい…
まるで世界を 抱きしめるように 思い切り両手を広げ かろうじて 空と海を隔てる 水平線 どこまで続くのか 夏 君と世界の果てまで …
雨は走り去る 夏を追いかけるように 遠いあの日の 微熱と同じ 届かないものを 掴もうとして 南風が吹く 雨をやり過ごす …
風は止まり 乾いた空が赤くなる さっきまで 動いていた時間 束の間 一瞬は永遠になる はるか遠く響く 蝉時雨 役に立たない 記憶を巡らせ …
大切なものは 失くして はじめて気づく そんな ありきたりの言葉が この胸に突き刺さる この坂道を下って 海まで 二人で歩いたこと 今では 君と…
最後に 君を追いかけたのは いつの日だったのか 照りつける太陽を背に 気だるい午後を持て余し ただ夕暮れを待っていた。 夏は 誰のために 唇を熱くする…
昨日 薔薇を散らせた雨が 今 紫陽花を彩る 私は雨女なの ふいに君が呟く だとしたら今日 君と一緒でよかった 花を包む雨は 音もなく 君は一体…
時間をたどり いつかの言葉を探す まるで 左手で書いた文字の様に 拙く 苦く 心の奥に横たわる また逢う日まで そんな日は来ない事を 知って…
君は空に 何を隠したのだろう 5月のぼやけた空に 雲がたなびく 僕は空に 記憶を隠した 誰にも見つからない様に 鳥にも気付かれない様に 人は悲しみを隠し…
空も君も 僕も海も みんな ぼんやりしてた 記憶の中の5月 今はただ 風に吹かれて
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薄日差す霞みも高く春の海一人左に君の影踏む
寂しい人は 寂しい言葉で 哀しい人は 哀しい言葉で 震える心を 言葉に託す それでも 言葉になる限り どんな小さな声でも 誰かが耳を傾ける 倒れ…
茜色 君を探しに旅に出る 西へ西へと旅に出る 失くした時間を 花束に 君の下に届くだろうか 君は永遠の茜色 見つからないのは わかってる それでも僕…
手が冷たい人は 心が温かいのよ 21世紀にもなって まだ君はそんな事を言う でもそれは きっと本当の事だろう だから 君の手を握る 僕の温度…
冬の色わずかに零れる 光の束 諦めた記憶を 呼び覚ますように遠い時間を引き留める 季節風はやがて激しく 呟く言葉は空に消える 瀬戸内にも冬が来た…
こんな 金色 茜色 色々の色に 包まれて あなたは どこへ行ったでしょう あなたは どこまで行ったでしょう 私は 空を見上げます 昔話を 見つけ…
明けるとも 明かぬとも知らず 中秋の月 光はわずか 木星に届かず 密かに映す 夏の終わり
夏の終わりを 水に浮かべて 夢と現を 入れ替える あの日 夜明けを待てないで 君の寝息に キスをした 水の都に佇んで 遠い記憶を…
夏が君を 連れてった 僕はそれを 見送った どれだけ 季節が移ろいで どれだけ 遠く離れても 夏は いつも変わらずに 身体と想いを 熱くする…
出会って恋してキスをする こんな かんたんなしくみで 僕らは時と記憶を重ね それは 良いことだったり 時には 哀しいことだったり でもいつか二人にも …
あの日 赤い靴の君を からかいながら 僕らは二人 日の当たる通りを 飛ぶように はしゃぎまわった 終わらない毎日は 永遠の様で それでも小さな空白は…
どこ吹く風の 南風 そろそろ日差しからは 逃げられないよ まだ梅雨も 来ていないうちから これじゃあ先が 思いやられるね 遠い砂漠を 旅するみたいな…
今なら君は 何を唄うだろう ごめんキヨシロー 宝くじ買っちゃった
記憶の隅まで 赤くなる 永遠の次に 訪れた時間 何を告げれば よかったのか あの日の言葉を 探している こうして 夕陽に染められて 最果ての海に 流さ…
顔を撫でる 風の音 波の音は 祈りの声か 連なる墓碑銘に ただ立ちすくむ どこで正義を かざそうと 奪われた命は 戻らない 圧倒的な無力 変わらない…
桜の向こう 今も君は 旅の途中か 下らない思い出など とうに捨て 自由に空を飛ぶ 小さなカバンに 詰めた リルケの詩集 その言葉を胸に 君は はるか…
思い出を行ったり来たり いくつになっても 母さんは忙しいね 最近は僕の事を 先生と呼んで 冗談にしても少し切ないよ 子供の頃 よくここに …
まだ僕一人が おとぎ話を信じていた頃 君は夕日の先に 何を見つけたんだろう 何も気付かず 無邪気に僕は 君がくれたチョコレートと キスだけで …
冷たい雨が 走り去り 誰も知らない 虹を見つけた 一人見上げる 遠い夢 霞みの空に 春を探す
君が止めた時間 僕はただ 君の魔法を見ていた
桜の向こう 今も君は 旅の途中か 下らない思い出など とうに捨て 自由に空を飛ぶ 小さなカバンに 詰めた リルケの詩集 その言葉を胸に 君は はるか…
思い出を行ったり来たり いくつになっても 母さんは忙しいね 最近は僕の事を 先生と呼んで 冗談にしても少し切ないよ 子供の頃 よくここに …
まだ僕一人が おとぎ話を信じていた頃 君は夕日の先に 何を見つけたんだろう 何も気付かず 無邪気に僕は 君がくれたチョコレートと キスだけで …
冷たい雨が 走り去り 誰も知らない 虹を見つけた 一人見上げる 遠い夢 霞みの空に 春を探す
君が止めた時間 僕はただ 君の魔法を見ていた
止まる時間 光と影 降り注ぐようで 隠される 哀しい嘘は 心の吐息 気付けなかった 僕の弱さ 許される言葉 許されない記憶 言葉を超えて 記憶を超えて…
あなたは 誰を愛しますか あなたは 誰に愛されますか それとも 誰も愛さず 誰にも愛されず 目を閉じますか あなたは どこに帰りますか あなたは どこ…
雪雲が走り去り わずかな粉雪が 舞った夜 この町にも サンタがやってきた それでも朝になれば 雪の名残も残さず 瀬戸内は またいつもの 穏やかさを取り戻…
口ずさんだのは忘れていた唄花になれなかった記憶のために失くしたメロディを辿る音をつなげて風でつなげてもう何も忘れないように君は憶えているだろうか
あれは 本当にあった事なのだろうか ここで 君と並んで見た夕暮れ 静かにそっと 交わしたキス 場所だけが変わらず 時間だけが流れていくのなら 記憶…
ピアニシモ 風の音 夜明け前 波の音 遠ざかる 群青が 面影を 連れてくる やがて朝陽が 記憶を照らすまで 君の温もりを 忘れ去るまで …