吉原の月 3

かっと顔が再び熱くなるのが分かる。「あ、あの、すいません…」小声で謝罪するのが精一杯だった。「すいませんねぇ、高杉さん。この子まだ新造でして…」高杉の隣の女が…

吉原の月 2

初めての方は「吉原の月1」からお読み下さい☆*・゜゜・*:.。..。.:*・*:゜・*:.。. .。.:*・゜゜・**・゜゜・*:.。..。.:*・*:゜・*…

吉原の月 1

中国彼との初デートが終わり3Z高杉小説は、高杉が銀八に連れ去られ何かどっちのジャンルもひと段落してない中途半端な中・・・高杉夢書いちゃいましたーーーーーー！！…

Part3- 最悪な出会い

ドアが開いて誰かが近づいてきたが、高杉は寝転がったまま目を向けることもない。誰が来たかは分かっていた。「今日も相変わらずでござるな」万斉が高杉を見降ろす。今…

Part2- 新学期

始業の鐘が鳴り響く。生徒たちが教室に駆け込むが、席に着く様子、会話が止む様子はない。4月も半ばとなったが、未だ春風と暖かな陽気が生徒たちの心をより浮かれさせて…

Part1-はじまり

窓からがらんとした校庭が見える。休みに入ったせいもあるが、先日の卒業式を終えて生徒数が減ったせいかもしれない。校庭の桜は待ちきれぬとばかりに、蕾をのぞかせて…