8編の恋愛短編集です。 表題作はありません。 8つのいろんなC級の物語の盛り合わせというような意味なのでしょうか。 この中で私がよかったなと思ったのは…
今月もなんとか2ケタ。 10冊です。 ・「「イタリア郷土料理」美味紀行」中村浩子 ・「からくりアンモラル」森奈津子 ・「阪堺電車177号の追憶」山本巧二 ・「昭和裏芸能史」なべおさみ ・「書店主フィクリーのものがたり」ガブリエル・ゼヴィン ・「4時のオヤツ」杉浦日向子 ・「やさしき夜の物語」円地文子 ・「東京ロンダリング」原田ひ香 ・「世界遺産厳選55」世界遺産を旅する会・編 ・「パラサイト・…
生化学者の永島利明は交通事故で妻の聖美を亡くします。 生前聖美は腎臓バンクに登録していたということで、死後すぐに腎臓を摘出されます。 それとは別に利明は担当医の許可を得、知人の…
世界各国に世界遺産と呼ばれるものがあります。 それは街並みや景観であったり、古代遺跡であったり、自然であったり、聖地であったり。 この本ではそれらをジャンル分けしてすべてカラー…
内田りさ子は32歳。 離婚して居場所を失いました。 そんな彼女が現在している仕事が事故物件のロンダリング。 無気力に都内を転々とする生活です。 しかし転居先で出会った人たちとの…
あまりにも美しい琴の音色に聞きほれてしまった大納言宗平。 はて、どのような女性がこのような琴を奏でているのかとこっそり覗き見した宗平は、奏者である綾の姫の美しさに一目惚れしてし…
さりげなくオヤツを取り入れた33の掌編。 登場するのはすべて実在する店(残念ながらその後閉店もあり)の名物商品です。 それらのオヤツの取り上げられかたもいろいろ。 登場人物たち…
アリス島という島にただ1軒だけある書店、『アイランド・ブックス』。 店主はA・J・フィクリー。 妻を亡くしてずっと一人でこの店を営んできました。 島ではちょっと偏屈で名の知れた男…
芸能生活も長い著者が書いたいろんな人たちとの付き合い。 芸能界だけではなく、裏社会の人たちとのお付き合いもあるんですよね。 これは
大和川を跨いで大阪市と堺市を結ぶ路面電車である阪堺電車。 現役最古の一七七号は昭和から平成まで85年ものあいだ様々な客を乗せ、街を見続けてきました。 一七七号の軌跡にはどのよう…
初潮を迎えた秋月。 体の変化に精神的にも不安定になります。 秋月には春菜という妹がおり、ヨハネという人間型のロボットをかわいがっています。 そんな春菜になぜか苛立ちを覚える秋月…
イタリアも日本と同じように地方により様々な郷土料理があるようですね。 まあそれはどこの国も同じなのかもしれませんが。 著者はイタリア語歴30年の翻訳家。 トリノ、ミラノ、ヴェネ…
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8編の恋愛短編集です。 表題作はありません。 8つのいろんなC級の物語の盛り合わせというような意味なのでしょうか。 この中で私がよかったなと思ったのは…
「桜庭一樹読書日記」第二弾。 書かれたのは
脳外科の分野では権威である細江四郎。 子供の頃からの親友である弁護士の清河宣之に「おまえを殺す」と宣告されます。 二人が愛していた朝倉和子という女性が…
レストランで食事するための入門書と言えましょうか。 ここでいうレストランとはもちろんフランス料理店です。 まず予約しましょう、ちゃんとした服装で行きま…
今月の読書は11冊。 久しぶりの2ケタでした。 以前は当たり前のように2ケタ読んでいたのになぁ。 ・「普通の家族がいちばん怖い 崩壊するお正月、暴走するクリスマス」岩村暢子 ・「アカガミ」窪美澄 ・「江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記」赤坂治績 ・「有頂天家族」森見登美彦 ・「危険な二人」見城徹 松浦勝人 ・「三千円の使いかた」原田ひ香 ・「世紀末大東京遊覧」B級グルメクラブ編 ・「蓮花の契り 出世花…
パンをテーマにしたエッセイ集。 もともとはタカキベーカリー発行の「アンデルセン・タイムス」という情報誌に連載されたものだそうです。 パンに限らず各国の…
失恋がきっかけで明日から本社宣伝部→支社に転勤した麻里。 その前日、デパ地下で人気の残りのスイーツをイケメンと取り合いになります。 やり合いながらもな…
裁判の傍聴ってあまり一般的ではないですよね。 少なくとも私の周りに傍聴にいったことがあるという人はいません。 普段傍聴している人というのはマニアか関係…
弔いを専門とする墓寺の青泉寺。 そこでお縁は“三昧聖”として湯灌場で亡骸を清めています。 いつのまにやらお縁の手で清められた亡骸は必ず極楽浄土へ行くと…
食を中心に東京を紹介した一冊。 まずは人形町。 風情のある街並み、店が紹介されています。 そして谷中。 昔ながらの店がいい。 一周回って古いが新しくな…
中学生のとき「人は三千円の使い方で人生が決まる」と祖母に言われた美帆。 就職し、ひとり暮らしを始めて半年、ふとその言葉を思い出しました。 会社の先輩が…
出版界と音楽界のトップの対談。 なるほど業界でトップを走り続ける人はこのように考え、行動しておられるのかと。 まあこの本では軽妙なやりとりなので経営の…
京都を舞台にした狸たちの物語。 なんて書くと動物小説のように思われるかもしれませんが。 いやいや、なんとも説明のしようがありませんね。(笑) 人間に化…
幕末から明治初期に活躍した歌舞伎俳優、三代目中村仲蔵。 「手前味噌」という自伝を残したそうですが、食べ物についての記述がとても多いとのこと。 相当な食…
若者たちは男女ともにますます異性に対しての興味を失い、自殺者も急増。 このままでは国が滅んでしまうのではという殺伐とした時代。 そんな中でイツキがバー…
現在の主婦の驚くべき実態。 などと書くと大げさですかね。 いや、それが大げさではないんです。 まったくもって常識を逸している主婦たち。 いったいなんな…
今月の読書は6冊。 とほほです。 そんな少ない中から今月の一冊を。 ・「虹をつかむ男」ジェイムズ・サーバー ・「シャトウ ルージュ」渡辺淳一 ・「日本ルイ十六世伝」早坂暁 ・「仁義なき宅配 ヤマトvs佐川vs日本郵便vsアマゾン」横田増生 ・「桜の首飾り」千早茜 ・「火床より出でて」山上たつひこ 「虹をつかむ男」、正直よくわかりませんでしたね。 退屈を我慢しながら読了しました。 「シャトウ ルージュ…
金沢に住む探偵、成瀬の元に持ち込まれた二つの依頼。 ひとつは23年前に起きた児童誘拐殺人事件の被害者の弟。 犯人はすでに逮捕されて死亡しているのですが…
桜をモチーフにした短編集。 表題作はありません。 最初の「春の狐憑き」は若い女性と初老男性の話。 恋愛っぽい内容ですが、男性は管を持っておりその管の中…
宅配業界にアルバイトとして潜入し、現場の実態をさらけ出したルポタージュ。 ドライバーの助手、あるいはセンターでの仕分け作業などに実際に携わることにより…
蕎麦好きの著者がもっと蕎麦屋で酒を楽しもうとノウハウを伝授した一冊。 蕎麦屋で飲む楽しさ。 これは酒飲み上級者という気がします。 しかしそもそも蕎麦屋…
シリーズ第5弾。 やっとホテル勤務に戻れるかと思った佐々目宗。 しかし相変わらずお嬢様中学校でホテル給食を担当しています。 そんな中、学校内で数々の異…
竜門卓は探偵。 といっても普通の人探しをするような探偵ではなく、失踪した猟犬を探し出す探偵です。 しかし実際の依頼は必ずもそうではなく、犬を探してほし…
シリーズ第4弾。 人事考課で仕事かズレているだの空回りしているだの評価され、ついに子会社に出向させられた著者。 広告会社です。 しかし新しい職場は明る…
今月の読書は7冊でした。 とほほ。 ・「世界は密室でできている。」舞城王太郎 ・「週刊誌血風録」長尾三郎 ・「ハケンアニメ!」辻村深月 ・「大阪人vol.54 食堂楽の街」財団法人大阪都市協会 ・「東京すし通読本」東京生活編集部 編 ・「神名火」佐藤洋二郎 ・「夏の階段」梨屋アリエ 「世界は密室でできている。」、なんだかよくわかりませんでした。 ノリで読む小説なんでしょうね。 「週刊誌血風録」、長年…
舞台は地方の進学校。 高校生たちの日常を視点を変えて描いた連作短編集です。 最初の章で脇役だった人物が次の章では主人公、というように主観が変わっていく…
短編集です。 どれも男女の関係を描いているのですが、決してお洒落な恋愛小説などではありません。 もっと生々しい情愛といいますか。 そう思わせるのは話の…
東京の有名な寿司屋を紹介した一冊。 東京に行くことのない私が読んでも実用性はないんですけどね。 大阪でも寿司屋なんて行かないのに。(笑) しかしこうい…
大阪の街や文化を紹介している情報誌です。 この号の特集は「食堂楽の街」。 巻頭では表紙にもなっている漫才師のトミーズ雅さんへのインタビュー。 もちろん…
ハケンアニメって何のことかなと思っていたのですが、派遣ではなく覇権なんですね。 同時期に放送される作品の中でどれがトップを取るのか。 アニメ業界の熾烈…
著者はノンフィクション作家。 それまでは長年週刊誌業界で活躍してこられました。 この本では週刊誌というものが創刊され、それがどのような道をたどってきた…
僕とルンババは中学生で家も隣り同士の親友。 修学旅行でちょっと変わった姉妹と知り合うのですが、そこからが事件の始まり。 数々の密室殺人事件に遭遇します…
今月は9冊の読書でした。 二桁には届かず。 ・「月へのぼったケンタロウくん」柳美里 ・「俺、南進して。」写真:荒木経惟 小説:町田康 ・「銀の皿に金の林檎を」大道珠貴 ・「いつか王子駅で」堀江敏幸 ・「食に幸あり」小泉武夫 ・「水府」津島佑子 ・「侠飯4 魅惑の立ち飲み篇」福澤徹三 ・「書店ガール6 遅れて来た客」碧野圭 ・「銭売り歳蔵」山本一力 「月へのぼったケンタロウくん」、作者の柳氏とその…
賽蔵は銭売りです。 深川で金貨や銀貨を町民の間で使う鉄銭に両替するのが仕事です。 賽蔵は日々いろんな商売を模索しつつ、商いを広げていきます。 しかしそ…
宮崎彩加が『本の森取手店』の店長になって1年半。 小さな駅中書店ですが自分なりに工夫した店づくりをしてきました。 しかし本社から閉店を告げられて。 彩…
藤堂旬一郎は28歳の国会議員秘書。 永田町近くの立ち飲み屋「チドリヤ酒店」に通うのが楽しみです。 女性店主の小梅に逢えるから。 いつも決まった顔ぶれの…
5歳の息子と二人で暮らしている私。 所帯持ちの男とのあいだにできた子供です。 そんな私には別に暮らしている70歳を超えた母がいます。 私の家に来ては傘…
「食に知恵あり」、
居酒屋で背中に登り龍のある印鑑職人の正吉さんと知り合った時間給講師の私。 ある日いきなり正吉さんが姿を見せなくなります。 はて、正吉さんはどこにいった…
観光名所の中にある町に住む高校生の夏海。 男性を相手にして1万円もらう日々。 やがて夏海は銀座のホステスにスカウトされます・・・・。 夏海という女性の…