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  • どバクチ西遊記/憧憬篇⑮

    午前に、雪道を細心の注意をはらいながら病院に行ったが、休診だった。「だから個人病院は気まぐれなんだ。ったく、もう!」と、こころの中でつぶやいた。診療受付の確認…

  • ドばくち西遊記/憧憬篇⑭

    週末に大雪が降ってから、どうも調子が良くない。やっぱり、春が恋しくなる。若葉の頃・・・雪解けのふきのとう、線路ぎわに群生するつくしんぼう・・・頬杖をついて、ま…

  • どバクチ西遊記/憧憬篇⑬

    新春の抱負を語るべきところなのだろうけど、どうもそんな気になれない。大瀧詠一さんの訃報を聞いて、今夜は彼の曲をこころに刻むことにする。気の利いた形容詞や比喩が…

  • どバクチ西遊記/憧憬篇 ⑫

    「舟をこぐ」・・・・・・仕事中に、うっかり眠くなってウトウトしてしまう様。ところが、この言葉を聞いたことのない世代がいることにびっくりした。 「堕ちる」とい…

  • どバクチ西遊記/憧憬篇 ⑪

    渋谷マークシティーの通路に、ちょうどフリースペースがあり、へなへなと大理石に腰を下ろした。疲労のため、と言うよりも、頭の中を整理したかったのだろう。飾った自…

  • どバクチ西遊記/憧憬篇 ⑩

     短い秋が、こんなにも刻々と変幻自在に様相を変えるとついていけない。体調が悪くなる。こっそり、風邪が忍び込んでいるかもしれない。食欲の秋や、馬肥ゆる秋のような…

  • コウモリ男 24

    マサルと祖母は、石狩湾を右手に国道5号線を小樽へ向かった。赤いワーゲンポロに乗った二人は無言のままだった。5号線は北海道でも珍しい一桁番号の国道である。 祖…

  • コウモリ男 23

    僕は、銭函駅の大きな時計にぶら下がっている。 マサルが祖母を連れて家出をするなんて、僕の想像を大きく超えた出来事だった。それも突然、北海道まで飛んでくるとは…

  • コウモリ男 22

      ピーンと張りつめた空気がリビングを覆っていた。コジマさんと奥さんには、老女をいたわるというよりも、腫れものに触るような緊張感があった。老女は無言で宙を見て…

  • コウモリ男 21

    コジマさんの奥さんは、夫からの現実的な言葉に動揺していた。その時が来ることは、承知していた。日々変化のない日常であたっても、こと、実の母が健忘や鬱気味になり…

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