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人間不信
自分が他者から拒絶されるような気がする。自分が他人に受け入れてもらえないような気がする。それは大概、妄想にすぎない。だが、その妄想は確実に俺を拘束している。こんな妄想を抱くようになった理由はハッキリしている。俺が両親から虐待されて育ったからだ。自尊心が傷
2023/03/31 00:00
魂を求めている。
かみさんが亡くなってから最初の数年間。俺は「あの世」や「死後の世界」を探していた。かみさんの生前は唯物論者だった俺なのに、かみさんが亡くなった途端、「あの世」や「魂」を探し始めた。俺はかみさんに会いたかったのだ。俺が死んだら、また彼女に会えるかどうかを知
2023/03/30 00:00
ある日の不安感をめぐって
かみさんがいない。俺には家族がいない。帰れる場所がない。寄りかかる所もない。だからだろうか。俺は今、強烈な不安感を抱えている。あまりに不安で目を開けていられない。光が怖いのだ。真っ暗になれば落ち着くかもしれない。だから俺は、布団に横たわり、しっかりと目を
2023/03/29 00:00
自分に優しくしてあげよう。
3月27日の月曜日。偶然だけど、かみさんの月命日だ。目が覚めて時計を確認すると、午前3時28分だった。眠っている間に死んでしまうのが理想だが、俺は今日も生きていた。もう眠くはないが、起床する気にもなれない。俺は布団の中で丸まって、ジッと目を閉じ続けた。心がザワ
2023/03/28 00:00
”風景”の喪失
ある“風景”を見ていた。それは、とても”きらびやか”で”華やか”だった。俺は気がついた。この“風景”は、かつて俺の傍らにあり、いつでも見たいときに見ていたものだった。他でもない。以前は俺自身のモノだった“風景”なのだ。それなのに…今の俺は、この“風景”を
2023/03/27 00:00
心の中の「特異点」(改稿)
泣き叫ぶことが少なくなっていく。それにつれて、次第に気持ちは鎮まっていく。だからと言って、立ち直ってきたというのではないし、穏やかになってきたというのでもない。慟哭の日々が過ぎ去れば、鬱の毎日がやってくるのだ。鬱はとても不快だ。不快だとは思っても、それに
2023/03/26 00:00
罰ゲームみたいな…
俺が41歳のとき。かみさんが亡くなった。俺は自分の人生も終わった…と思った。約20年間の幸せで、楽しい日々が終わってしまった…と思った。これからどうやって生きていったらいいんだろうか。想像する未来は、あまりにも暗くて、あまりにも重たくて、あまりにも寂しかった
2023/03/25 00:00
いろいろな形の墓参り
3月21日の春分の日。菩提寺で春の彼岸会法要があった。かみさんにお経をあげてもらうため、俺はお布施を持って寺に向かった。タクシーで概ね30分。自宅から遠くはない。おかげで墓参りには行きやすい。寺に着いて、周囲を見回した。俺は少しばかり驚いた。墓参りに来ている人
2023/03/24 00:00
訃報
昨晩、義弟(かみさんの弟)から電話があった。かみさんの叔母・Tさんが亡くなったんだそうだ。Tさん夫妻には子どもがいない。したがって、Tさんのご主人は俺と同じになってしまった。夫婦二人で仲良く暮らしてきたけれど、妻に先立たれてしまい、“ひとりぼっち”になっ
2023/03/23 00:00
取り戻したかったモノ
かみさんが元気だった頃。毎週土曜日の朝、俺はかなりの早い時間に起きていた。金曜日に深夜まで残業しようとも、俺は無理やり起床していた。休日出勤をする日はギリギリまで寝ていたが、そうではない土曜日は、早朝5時には起床していた。かみさんはまだ熟睡している。顔を
2023/03/22 00:00
かみさんだったら何て言うんだろうか。
相変わらず体調の悪い日々が続いている。食欲もないし、倦怠感がハンパじゃない。呼吸は荒く、息切れがしている。心拍数がバカみたいに高い。ダルくてダルくて、週末は何度も昼寝した。それでも疲労が取れず、まだまだ眠り足りない。会社を休んで寝ていたいけど、やらなきゃ
2023/03/21 00:00
無力な遺族
自分が愛する人のためならば、何でもしてあげたくなるものだ。喜ばせてあげたい。楽しませてあげたい。望みをかなえてあげたい。笑顔にしてあげたい。幸せにしてあげたい。愛おしいという想いには、必ずと言っていいほど、それらの気持ちが付随する。それは、自分の愛する人
2023/03/20 00:00
封印を解く。
辛いなぁ…と呟きたくなることがある。もしも呟けば、なんで辛いの?と聞いてくれる人も多いだろう。だが、そこで何と応えればいいんだろうか。俺は迷ってしまう。花粉症で目が痒くて辛いんだよ…だとか、膝が痛くて辛いんだよ…と応えれば、大変だよねぇ…という答えが返っ
2023/03/19 00:00
苦しむために生きている。
ものすごく辛いとき。死んでしまえば楽になる。かみさんがいた頃ならば、こんなことは思わなかった。俺たち夫婦は生きたかったからだ。生きることが大好きだったからだ。しかし…今は違う。辛いのならば逃げてしまえばいい。死んでしまえば楽になる。そう考えている。生きて
2023/03/18 00:00
俺はこの世界が大嫌いだ。
ここ数週間、いつにも増して気分が重い。特定できるような理由があるわけではない。ひょっとしたら、季節の変わり目のせいかもしれないし、人事異動の時期のせいかもしれないが、理由は自分でも判然としない。なぜだか心が萎えている。他人と関わりたくない。会社に行きたく
2023/03/17 00:00
全力で否定する。
かつて未来には希望があった。かつて将来には夢があった。たくさんの障害はあるだろう。だが、それらをすべて乗り越えて、俺は理想に到達するはずだった。その時、かみさんは俺の横にいるだろう。かみさんは俺の横で笑っているだろう。夫婦ともに老けてしまったが、それでも
2023/03/16 00:00
贅沢は言わないけれど
かみさんがいなくなってから。良いことなんて、めったに起こらなくなった。それは仕方のないことかもしれない。俺にとっての良いことは、いつでもかみさんと共にあったのだ。些細なことであろうとも、かみさんと一緒にいるだけで、それはとても良いことに感じられた。良いこ
2023/03/15 00:00
死別の二次被害 (4)
最愛の人を亡くした方々ならば、「死別の二次被害」に遭ったことがあるだろう。伴侶やお子さんを喪えば、周囲の人々は、遺族の心を抉るような言葉を掛けてくる。もっと辛い人は他にいくらでもいる…だとか、死別なんて大した問題じゃない…だとか。俺もイヤというほど心無い
2023/03/14 00:00
うざったくて仕方がない。
かみさんが亡くなって3年ほどが経ったころ。ある女性から、このブログに奇妙なコメントが書き込まれた。自分がいちばん不幸だと思うのは止めてください。伴侶を亡くした人なんて、いくらでもいます。アナタもそのうちの一人に過ぎません。こんなコメントを書く人だ。きっと
2023/03/13 00:00
終わりを求めて
かみさんがいなくなってから、ずいぶんと時間が経った。とても長い時間が経ったはずなのに、いまだに俺は、かみさんのいない日々に慣れることができない。食事の支度に困ってしまうというわけではない。掃除や洗濯が面倒だというわけでもない。主婦としての役割を果たしてく
2023/03/12 00:00
願望
かみさんが元気だった頃。俺は仕事が大好きだった。成果を出せば評価された。評価されれば昇給も速く、昇進するのも速かった。まるでゲームを楽しむかのように、仕事を楽しんでいた。残業が多く、帰宅が午前様になることも多かった。いつでも身体はキツかったけど、それでも
2023/03/11 00:00
踏み台にされる人々
かみさんが闘病中のこと。俺はかみさんの完治を願い、自分にできることは全てやり、そしていつかは夫婦二人の穏やかな日常を取り戻そうとしてきた。だが…俺たち二人の祈りは虚しく、かみさんは息を引き取った。その瞬間、俺の人生が終わった。全身の血液が凍りつき、俺は奈
2023/03/10 00:00
かなしみの変遷
かみさんが息を引き取った。俺の最愛の家族が亡くなった。それから数年間に渡り、俺は強烈な悲しみに振り回されていた。まるで巨大な台風や地震に襲われて、成すすべもなく翻弄されているかのようだった。身体の半分を奪われるみたいだった。心臓を引き裂かれるみたいだった
2023/03/09 00:00
世界は不平等で理不尽だ。
俺の周囲にたくさんの人がいる。名前も素性も分からない人ばっかりだ。この人たちは、いったい何のために生きているのだろう。おそらく目的もなければ意味もない。そうだ。死なないから生きているだけなのだ。死なないから「仕方なく」生きているという意味ではない。彼らは
2023/03/08 00:00
「俺だけ」が“ひとりぼっち”だ。
街を歩いているとき。たくさんの人々とすれ違い、たくさんの人々を追い抜いていく。そんなとき、俺は切なくなって、哀しくなってしまう。自分が“ひとりぼっち”であることを痛感し、胸が抉られるような気がするからだ。行き交う人々の背後には、家族の影が見える。誰にでも
2023/03/07 00:00
いま目の前にある死
伴侶やお子さんを亡くした人にとって、死は身近でリアルで具体的だ。普通の人々であっても、いずれは自分も死ぬことを知っている。だが、それは遠い未来の話。彼らや彼女らにとっての死は、抽象的な「概念としての死」にすぎない。自分の死をリアルに想像することなどあるま
2023/03/06 00:00
もう、どこにも戻れない。
ふとした瞬間、俺は深いタメ息をつきながら、「還りたいな…」と呟く。呟いた直後に我に帰り、「俺はいったい、どこに還りたいんだろうか…」と不思議な気持ちになる。かみさんがいた頃に還りたい。これは偽らざる本心だ。だが、そんなことは不可能であることを、俺の理性は
2023/03/05 00:00
音のない世界
かみさんが元気だった頃。かみさんの隣は空気が軽くて明るくて、暖かかった。俺はかみさんの賑やかな声に耳を傾けていた。その結果、俺の意識はいつでも外の世界に向けられていた。外の世界が俺を受け容れてくれた。とても気持ちが良くて、安心することができた。かみさんの
2023/03/04 00:00
二人が幸せだったからこそ悲しみがある。
俺の実父は、俺が16歳、妹が14歳のときに心筋梗塞で亡くなった。入院はしていたが、死ぬような病気ではなかったので、まさに晴天の霹靂だった。実母は実父を喪った。亡くなってから1ヶ月ほど、実母は毎日、泣いていた。非常に仲の悪い夫婦であったが、やはり悲しいのだろう
2023/03/03 00:00
消えた笑顔
かみさんが亡くなってから。それなりの年月が経った。つい最近のことだ。俺は自分の変化に気が付いた。かみさんが元気だった頃と、かみさんが亡くなった後との俺の変化についてだ。何年も前に気づいていても、おかしくないはずだった。それなのに、俺はつい先日まで気づいて
2023/03/02 00:00
既に失われたモノ
また真夜中に目が覚めた。時計を見ると、午前3時だった。いつものような不快な気分はなく、とても穏やかな目覚めだった。だが、いくら何でも早すぎる。俺は再び目を閉じた。半分だけ眠っているようなボンヤリした頭の中、俺の意志とは無関係に、さまざまなイメージが浮かん
2023/03/01 00:00
2023年3月 (1件〜100件)
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