上京少女物語。

薄っぺらさは多少あったと思うけど、 彼女は本気だったよ。 自分のやり方で 東京を生きてた。 あのとき、 彼女の最大限の 「将来住みたい...

のにゆえのツーン。

人に親切にされたときに 自分のちっぽけさを痛感する。 鼻にツーンとくる、自分の情けなさ。 いつだってそう。 いつだってそう。 どんなに注意し...

オレンジ色の蟹みそ。

真っ暗な部屋。 人々は深い寝息の中。 暗闇の中、ぼうっと浮かぶかすかなオレンジ色の脳みそを頼りに 毎日が単純に冒険だった時代を手繰り寄せた。...

本音のギリギリ手前。

いろんな角度から切り込んでくる。 いつも本音のギリギリ手前。 あっこ 自分が定めた。 自分が定めたあそこに翻弄される。 踊ったり...

今日は休日雨模様。

もっといいことがしたい。 もっと頭がよくなりたい。 もっとやさしくしたい。 からまわりして朝4時を経過する。 雨が降っていているのに、...

かっぺ。

あまりパッとしない日々。 自分を置きたい場所は果てしなく遠く、 そんでもって形すらない。 ない。 いろんなもんを諦めたくなるような 肌寒...

あても無く、宛名も無く。

「伝えたい、伝えたい、伝えたい。分かり合いたい。」 ギリギリの想いが、 胸で相変わらず渦を巻く感触を感じたら、 早く安心が欲しくて、 頭か...

前田さん。

けだるい気持ちを整理しようと キーボードを打つ。 何かがわからなくてそれを整理するために書く。 時間が限られていないから焦るんだ。と...

ゲリラ雨。

バケツをひっくり返したような雨がバシバシと振り付ける。 フロントガラスが割れてしまうんじゃないかと思うくらいの雨。 ワイパーは叩き付けるよ...

ピエロ。

人生は演じる事だという。 どないやねん。

空の番人。

最近の東京のね、夜はね、雲はがやい。 いろんな思いをハヤク、ハヤク、ハヤクッテ。 あっという間に少し淡いピンクみのかかった雲や、 いろんないろ...

正直者がバカを見る。

とぼとぼと、家へ帰る。 身の置き所に、迷いながら あっちとこっちを行き来しながら。 とぼとぼとぽこぽこと。 道と道のつぎはぎを避けて通る自分ゲ...

フェンスサイズ。

電気を消し、 居心地の悪い体の処理をベッドにゆだねる。 やり逃げ。 悪いね、ベッド。 いつだって、言い訳がましい体を ストンと受け入...

チョコレートケーキ。

小さい頃、泥で作ったチョコレートケーキ。 ペッタンペッタンと。 まんまるに、 おいしそうに、 そこらへんにある蛇イチゴまで添えて、 誰...

置いてけぼり喰らった感。

硬すぎもせず、 柔らかすぎもせず、 心地いい場所に ポコンと体を預ける。 ちなみにそういう人がいる。 もっと言うとそういう人が好き。…え...