フォーエバー・フレンズー目次

1、 臥薪嘗胆 ① ② ③ ④ ⑤ 2、 墜ちてきた星の王子様 ① ② ③ ④ 3、 あの時こうすれば ① ② ③ ④ ⑤ 4、 生稲副部長 …

12、使命を背負って生きる(5)

資材置き場では今日も吉村と川崎の2名が機械のメンテナンスをしていた。ずっと仕事にありつける事ができなかった。完璧すぎてもうメンテナンスをする箇所等何処にもなか…

12、使命を背負って生きる(4)

翌朝、丸和工務店社長室にて、圭一郎は生稲社長に辞表を手渡した。「圭ちゃん！」突然の辞表提出に、生稲は飛び上がってしまった。まさかこんな展開があるとは思わなかっ…

12、使命を背負って生きる(3)

優太の四十九日法要が終わった翌日、圭一郎はレンタカーを借りて、綾乃とともに三浦海岸へとやってきた。少し息抜きさせてあげないとと、思ったのだ。太平洋から冬の荒波…

12、使命を背負って生きる(2)

1月の仕事始め。圭一郎は大会議場にて、丸和工務店の本社社員に向けて新年の挨拶をした。「皆様。明けましておめでとう御座います。今年で我社も創立46年周年となり、…

12、使命を背負って生きる(1)

優太の葬儀が行われたのは、12月28日の事である。暮れの差し迫った品川の葬儀場。沢山の人に見送られて、この世を去っていく優太。その生涯はあまりにも短すぎた。綾…

11、創業家一族として(6)

その後、西原開発工事はどうなったかと言えば、吉村と川崎の2名は、一度は辞めると言ったものの、結局は辞めなかった。ただ、圭一郎のいない現場をとてもさみしく感じて…

11、創業家一族として(5)

数日後、圭一郎は半年ぶりに丸和工務店本社がある六本木ヒルズへと帰ってきた。常務取締役として見事に返り咲きを果たした。いつもは作業着姿の圭一郎だが、今日、何か月…

11、創業家一族として(4)

その後圭一郎と綾乃は、真っ暗な大森海岸を、二人肩を並べて歩き続けた。「綾乃さん寒いだろ？お腹の子が・・・」圭一郎がそう言って気を遣い、自分の上着を綾乃にかけよ…

11、創業家一族として(3)

工事が終了すると、突如圭一郎の携帯電話が鳴りだした。スマートフォンのモニターを見ると、『恭子』と言う文字が表示されていた。「もしもし」「あ、野島さん？私、今六…