仮復帰しました

躰を壊して、会社も休職し、この1年間ブログ更新もできなくて申し訳けないです。ようやく復職しました。ブログ更新まではいきませんが、また将棋を指していきたいと思います。しかし大学将棋部時代の後輩からもメールがきたりと、この春から少しずつ動き出していけそうです

菊水矢倉→ミレニアムへの対応策

今月号の「将棋世界」（8月号）に非常に興味深い記事があった。勝又プロの連載記事で『突き抜ける！現代将棋』の第11回。お手元に将棋世界があるならぜひ63頁を開いてほしい。そのページの右上に第23図というのがあって、朝日杯での伊藤果プロVS片上プロの将棋が紹介され

閑話休題 「はやぶさ」帰還

閑話休題、また将棋の話から離れてすみません。2010年6月13日に小型衛星探査船「はやぶさ」が地球に帰還してきました。左はその「はやぶさ」が最後に写した地球の姿です。「はやぶさ」を語るためには多くの言葉が必要です。・世界初の偉業！ 小惑星への到着、惑星物質獲得し

陽動振り飛車への対応策 端角で銀冠を牽制！

最近少ないなぁと思ってたところ、来ました！「陽動振り飛車」が（涙）。完全に右玉の天敵なんですよね、これが。右玉をきらって普通の居飛車にして対抗形にしてしまうと相手は銀冠に組んできますから作戦負けが明らか。なんとか銀冠を阻止するための対策ができましたのでこ

地下鉄飛車には深く囲って攻撃を無意味に！

右玉だけでも300局以上闘っていますが、過去の対戦で右玉の天敵といいますと下記のようになります。1．陽動振り飛車から右玉の銀頭への攻め（四間飛車）2．銀冠の堅陣からの攻め3．菊水矢倉や進化形のミレニアムで待機策4．地下鉄飛車からの逆襲4の地下鉄飛車は過去の対

先手の攻めに対して 引角→角交換の矢倉系はもう右玉のカモ

どうもご無沙汰です（笑）。サッカーのW杯に夢中で記事がおろそかになってしまってすみません。 最近は引角からの角交換で矢倉系にこられても全く慌てることはなくなりました。右玉の作戦勝ちが見えていますし、いずれ右玉からの敵陣角打ちで勝負が決まってしまうことが増え

高田流左玉の序盤戦術 その3 対石田流銀上がり

  alfred流左玉の特徴は対石田流のときに▲4七銀（△6三銀）を早めにあがって振り飛車の早い1歩入手を阻止することです。振り飛車側が石田流から早く飛車先を交換してきた場合、左玉の特徴である早い角上がりをした場合の角頭を攻められることが多いからです。左 図は普

閑話休題 ファルセットの魔女 小説版

※《ファルセットの魔女》は小説です 彼女に対する想いにはさまざまなスタンスがありますので不愉快な印象を持たれるかも知れませんが、「魔女」は私にとって最上位の尊称です。わずか14歳 の心を永久に捉えた彼女のファルセットは、当時の私にとっては「シレーヌの歌声」で

高田流左玉の序盤作戦について その2 左玉序盤パターンと攻めの実態

最近感じるのですが、高田流左玉は高田七段が書かれた高田流変幻位取り戦法を紹介した「高田流新感覚振り飛車破り」の一章に過ぎないんです。その指し口は指す人によって千変万化で、私の左玉はどうも特殊な左玉になっていて、やはり「alfred流左玉」といっていいのか

高田流左玉の序盤作戦について その1 左玉通常成立バージョン

このブログ「右玉最前線」の記事のほとんどが右玉について解説しています。実戦譜は右玉で約300局、雁木右玉で約50局ほど、あとは対振飛車戦での「高田流左玉」が約100局ほどあります。  記事としては高田流左玉については7つ位しかまだ書いていませんがほぼ序・中盤の指し

先手の攻めに対して 相右玉にはコレ！（羽生っぽく＾＾）

やはりあるもんです。相右玉。相手の出だしがおかしいなぁと思ったら相右玉の展開も予測しておかないと作戦負けになってしまいます。☆相右玉教訓(01）・・右四間と右玉を見極めよ。なんか先手の出だしがおかしいですよね。こりゃ右四間かな？ と思って5二金や、5三銀を指

将棋コラム 【漫画】旭岡高校将棋部 腰掛角「ネオ鬼殺し」戦法も面白い＾＾

既にリンク集でリンク済みですが、めちゃくちゃ面白いweb将棋漫画に出合いました。 将棋漫画といえば、「5五の龍」から「三月のライオン」までほとんどのものを読んだことがありますが過去ベスト3に入る面白さです。※下記が私が読んだことのある将棋漫画です。あなたは幾

右玉の短所 陽動振飛車にご注意を！ 作戦負けするとしんどい(＾＾；

右玉の短所というほどでもないのですが、相手に陽動振り飛車に来られると、右玉側がわけもわからないままに普通の対抗形に持ち込まれて作戦負けしたあげく、右玉のつもりが居飛車にされて弱い左片美濃にされ、相手は鉄壁の銀冠になるというとんでもない事態に陥りますのでご

右玉の長所 （6）飛車を攻められることがない安心感＾＾ 意外にコレが・・

いまさらながらの右玉の長所なんですが、実は先日の対局で久しぶりに振り飛車模様（といっても唯の振り飛車じゃなく右玉陽動振り飛車なんですが）になったのですが、序盤が辛い！ 神経が疲れる、とりあえず悪くなる、なんで飛車をいじめるんや！ etc。とても疲れた対局

右玉の序盤作戦 米長流の2二角待機作戦を考える

右玉といっても指し手によってその序盤は様々です。伊藤果プロの「新・風車」、中村修プロの「4一飛展開型」、右玉伝説での「新井田流」など色々ありますが、ここで米長流の「2二角待機型」をご紹介したいと思います。 ※右玉バイブル「右玉伝説」は故新井田基信氏の著作