それにしても、私の消されない魔法を効いたんだ。「あ、そうだったんだ。用って、何だったの?」「忘れてしまったよ。ごめん。俺の気まぐれで」「あ、いいのよ。別に」 …
「何で?」 ケイトは、人間の複雑な構造で出来ている心をどうやら知らないらしい。それに、完全に覚えると魔女になるからだ。「完全に魔女になりたくないから!」「ふぅ…
栗色の髪のストレートで、顔が童顔で身長が148センチしかない。名前は、うらら。年齢は14歳。性格は、おとなしくて控えめ。だけど、魔法関連のことになるとやんち…
私は、夜の道を走りながら自分が魔法に興味を持った過去を振り返っていた。夜の風は、痛くて冷たかった。 家で、孤独だった私は一年生の頃に図書館の存在を知った。学…
私はそのあと、十分置いてゴースト番地の空き地に入った。「ケイト。待った。ごめんごめん」「ううん。待ってないよ。それより、十分以前にここに来なかった?」「う……
六時になった。私は、いつもの肩下げバッグを出して、ゴースト番地の空き地に向かった。さすがに夜は不気味な印象だ。私も普通の感覚を持っていて、常識を持っている小…
学校からの帰り道。私は、普段通り一人で帰る。二つ目の交差点に差し掛かった時、後ろから私を呼ぶ声がした。「すみれ」 小路の声だった。小路の声は弱々しくて優しい…
外履きから上履きに変え、三回にある教室に向かう。前の方にケイトが、クラスの男子と話しながら階段を上る。もうケイトには、友達が出来たみたいだ。これで、安心。私…
魔法陣が光った次の日。私は、学校へ登校中。ひふみと小路とは、別行動中。なので、一人で登校している。 二つ目の交差点を渡り、学校はもうすぐ。前の方には、ひふみ…
私は、自分の部屋に行きランドセルを置いた。そして、お出かけ用の肩下げバッグを机の引き出しから出した。玄関に戻り、靴を履いた。 魔法修行に行く。魔女になるために…
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