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178日間の悪夢―超常現象に巻き込まれて http://nightmare09novel.blogspot.com/

2008年初夏から年末にかけて、我が家で凄まじいポルターガイスト現象が起きました。その体験を綴ります。

2008年5月中旬から約半年、想像を絶する規模のポルターガイスト現象に私達は遭遇しました。13歳になったばかりの息子は、いじめのため不登校という生活をしていました。現在息子は公立高校に進学し、青春を楽しんでいるにも関わらず、時折家で不思議な物音がしたり、小物が転がったりすることが続いています。2年前の経験と、それに対する私自身の心境を織り交ぜつつ体験談をありのままに記します。

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2010/04/28

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  • 第7章「炙り出された正体」―5―空になったプリン

    にほんブログ村 それは何がきっかけで始まったのかは皆目見当がつきません。ただ私は、その少女の泣くようなお経の繰り返しを、「お経を唱えないで」との訴えではなかったのか、と解釈したのです。 なぜそう感じたのかといえば、息子の夢に、とある少女(実際にお経を真似た少女と同一人物かは...

  • 第7章「炙り出された正体」4―お経を真似る少女の声

    にほんブログ村 蝉の鳴く暑い7月中旬になっても、毎週1回は、中学の相談室へと足を運ぶのが、もうお決まりの行事になっていました。私は家から徒歩20分ほどの道を、日傘を差しながら歩いて行きました。 私は、この道を歩くのが嫌でした。新しい制服や、体操服、体育館シューズの寸法...

  • 第7章「炙り出された正体」ー3ー体を叩き続ける手

    にほんブログ村 7月11日金曜日の晩になりました。ユタカが強い眠気に襲われ、机のスタンドの明かりを消した途端、再び壁を叩く音が始まりました。 時刻は午前3:50 でした。 その音は、かなり強く、板でできた壁の空洞に、真夜中激しく響きわたりました。 ...

  • 第7章「炙り出された正体」2ー火の玉の映像

    にほんブログ村 7月8日の午前2時頃、またはっきりと壁の音が隣の部屋から強く響き出しました。もちろん無人の部屋からなのです。何かを訴えるように、「コンコンコンコン......」と、際限なく続きました。 私と母とは、懸命に『般若心経』を唱え続けました。こうすることで、音...

  • 第7章「炙り出された正体」1ーエクトプラズムの破片

    にほんブログ村 7月3日は、ネット注文もしていないソフトが届いただけでもゾッとしたというのに、その翌晩、4日の午前2時にも現象は起きました。 よくティッシュボックスが勝手に飛ぶので、その日の夜半も、息子の布団の下に、箱を押し込んでありました。 午前1時58分、ユタカが眠...

  • 第6章「幽現の渦」3―ハイテク機器の怪―壁からの返答・突如表示された「注文確定」画面

    にほんブログ村 2008年7月が訪れました。家で異様なことが起きるようになって、もう1ヶ月半が経っていました。その1ヶ月半は、私の今まで経験したことのない、長い長い日々のように思われました。 一体、何が原因で、奇妙な現象が起きるのだろう。一体、こんな現象に終わりがあるの...

  • 第6章「幽現の渦」2―ハイテク機器の怪―part4:SonicStageの削除

    にほんブログ村 翌日、6月最後の30日の晩のことでした。この時も物が飛んだり、トイレから音がするなど、様々な怪異がありました。 午前0:50 頃、まだ私たちはリビングにおり、息子がパソコンに背を向けながら、私と母に話をしていた時でした。 その時、私たちが立って話し...

  • 第6章「幽現の渦」2―ハイテク機器の怪―part3: 開くパソコンの蓋

    にほんブログ村 「霊との会話」というものは、現在でもネットを少し調べれば、多数実例が見つけられるものです。 しかし、「会話」といっても、多くは、「霊媒」もしくは「霊能者」(今では「スピリチュアリスト」「スピリチュアル・カウンセラー」との肩書きがより一般的になっているようです...

  • 第6章「幽現の渦」―2: ハイテク機器の怪―part2: PSP の異変

    にほんブログ村 第6章「幽現の渦」―2: ハイテク機器の異変―part1: PSP の怪 Weblog / 2010年12月09日 15時52分35秒 なぜ、息子が見た夢が現実に起きるのか。なぜ、彼の悪夢が正夢となるのか― 私は、この襖の異様な汚れが「飛...

  • 第6章「幽現の渦」―2: ハイテク機器の怪―part1: 襖に飛び散る血痕

    にほんブログ村 そのように、気がつかない間に散乱していた丸められたティッシュを、私はそれからどう始末したか、あまり覚えていませんが、確か、母を起こして、その有り様を見せ、二人でゴミ箱に捨てたように記憶しています。 18日の昼間は何事もなく過ぎました。ただ、息子は一晩中、...

  • 第6章―幽現の渦:1―闇夜の旅:part4―落ちてきた柿の種

    にほんブログ村 全く、この4泊5日の旅は、ただ怖い目に遭うために出かけたようなものでした。夜中が眠れないことばかりであるため、昼間はみんなボーッとし、昼寝かトランプばかり、夜半は恐怖の直中で、父とビールを「やけ酒」とばかりに自動販売機で買い込み、飲み明かしたりもしました。 ...

  • 第6章「幽現の渦」―1―闇夜の旅:part3―外壁を揺さぶる轟音

    にほんブログ村 2008年6月16日の朝、私は父からのルームフォンで目が覚めました。8時から朝食だから、服を着替えて用意をして、皆で行こう、と言うのです。 昨夜は4時まで眠れなかったために、完全な睡眠不足ですが、気がついたら自分のベッドに、縮こまるようにして眠り込んでい...

  • 第6章「幽現の渦」―1―闇夜の旅:part2―少年の影の謎

    にほんブログ村 それらの現象は5分ほど、立て続けに起きました。 ユタカのジュースを入れていた、コンビニの空き袋は、彼の枕の右に置いてあったのが、私と彼の目の前で、フワッと左側に舞い上がったのです。 その時、息子は、怖気ついたように「うわあっ!」と叫び、その袋を避け...

  • 第6章「幽現の渦」―1―闇夜の旅:part1―客室に響く声

    にほんブログ村 お経を家中に貼った6月11日の翌日、12日には突飛な事は起きなかったものの、その日、やはり真夜中の午前2時半から10分間、再び壁の音が鳴りました。 12日の晩は、また父は衣装箪笥の部屋に一人で寝ており、私と息子と母は、隣の子供部屋に戻って休んでいました。...

  • 第5章「異界の門」―7―壁の中の気配:part5―開かれる衣装タンス―『般若心経』への乱闘

    にほんブログ村 それらの手型は、痩せこけた人のものらしく、手の平の下が骨ばっていました。 ユタカが、その手型に触れないよう、手の形を合わせてみたところ、指の長さが全く異なっていました。私も恐る恐る合わせる仕草をしましたが、指の太さが合いません。 つまり、その手型は、私達...

  • 第5章「異界の門」―6―壁の中の気配:part4―窓に残された手型

    にほんブログ村 6月7日土曜日の朝から、8日の日曜日夜半までは、今までのことが全く嘘のように、何も起きませんでした。ただ、携帯やデジカメのムービーがきれいに「消去されている」ことが不思議でした。 8日の昼間、息子は昼寝をしていました。彼が起きて来ると、私は、早速、ムービ...

  • 第5章「異界の門」―5―壁の中の気配:part3―踊るスタンド

    にほんブログ村 6月7日から8日にかけての記録も、ノートに残されてありますが、奇妙な出来事の起こる時刻はすべて、この2日間、夜中の午前0時過ぎでした。ということは、昼間は特記すべき事柄はなかったのでしょう。 7日の晩は、AM0:54~4:00 に至るまでの約3時間に渡っ...

  • 第5章「異界の門」―4―壁の中の気配:part2―人の歩く影

    にほんブログ村 6月になって、小物が飛ぶ頻度が異常に多くなり、時間の間隔も短くなってきていることから、私達は、「刃物が飛んで来て怪我すると怖い」と思うようになりました。 そこで、飛んで来て体に当たると危険な、カッターナイフや電池、磁石などはまとめてセロテープでぐるぐる巻...

  • 第5章「異界の門」―3―壁の中の気配:part1―浮遊する箱

    にほんブログ村 6月1日の午後3時に、やっと父が5日~6日の予定で泊まりに来てくれました。父は、5月中旬から起きている怪現象について、いろいろと知人に尋ねてみたそうです。その中で、参考になり助力ともなったのは、息子さんが医師であるという河野さんという方からの情報でした。 ...

  • 第5章:異界の門―2―思春期の少年少女:part2―謎の迷路

    にほんブログ村 「サイコキネシス、PK」(psychokinesis) という語は、聞いたことがあるな、と思いました。つまり「念力」のことだったわけですが、「超常現象=思春期=念力」と説明がなされても、あまりの非現実さに、信じることができません。 「ポルターガイスト」が...

  • 第5章:異界の門―1―思春期の少年少女: part1―現象の震源地とは

    にほんブログ村 目の前でパジャマが勝手に持ち上げられ、それが宙を舞うなどということが本当に起こるとは、全く予期していなかったことでした。 従来の私は、マジックショーなどの番組が好きで、マジシャンの手からトランプが次々と現れたり、布をかぶせると手から炎が立ち昇り、またそれ...

  • 第4章―現象の乱舞―2―飛び交う小物:part3―持ち上げられるパジャマ

    にほんブログ村 扇風機は、風を送る向きとは全く別方向の、整理タンスの方向を向いていました。 物が飛ぶことには、その時は一瞬ギクッとしますが、数回そんな経験を重ねると、不思議と慣れてしまうのです。何も好んでこんな経験をしているわけではないのは当然であるものの、当時の私達家...

  • 第4章―現象の乱舞―2―飛び交う小物:part2―動く扇風機

    にほんブログ村 私は、「ポルターガイスト」という言葉を、いつ知ったのか覚えていません。そして、その言葉は長い間、忘れていたのです。ところが、自分自身の日常に、異様な事変が起こると、その言葉が突然脳裏に蘇ったのです。 「ポルターガイスト」を手元の電子辞書で調べると、こう説...

  • 第4章―現象の乱舞―2―飛び交う小物:part1―数分置きの狂気

    にほんブログ村 カウンセラーの島田先生は、「不安と恐怖の連鎖というものは、どこかで区切りをつけないといけません。具体的には、お母さんが恐怖を感じても、それを必要以上に怖がらず、息子さんにもその不安を伝えないようにするということですよね」と言われました。 そうは言われても、...

  • 第4章―現象の乱舞―1―最後の前兆:part3―カウンセラーへの相談

    にほんブログ村 2008年5月29日の午前3:15~20 に起きた、無人の隣室の壁を叩く音で、私と母と息子は起きたのですが、その音は、その後30分続きました。しかし私達が眠れないから、と体を起こすと、ピタリと音は止みました。 AM4:35 頃、皆が床に就いたら、また...

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