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  • 金平茂紀氏がウクライナ戦争を語る

    大手メディアのキャスター(TBS系「報道特集」)として権力に忖度しない発言が一定の支持を得てきた金平茂紀氏が来札し、ウクライナ戦争を、そして日本の政治状況を縦横に語った。11月27日(日)午後、金平茂紀氏は「戦争をさせない市民の風・北海道」の招きで来札し、自治労会館で「ウクライナ戦争が問いかけるもの」と題して講演するのを聴講した。なお副題として「分岐点としての2022年-ウクライナ侵攻/安倍元首相殺害」と掲げての講演だった。金平氏は今年69歳になったということだがとても若々しく感じられるが、9月に金平氏の看板番組ともいえるTBS系の「報道特集」のキャスターの座を降りた。そして「特任キャスター」として長期の調査報道に軸足を移すことになったという。このことはこれまでより、より自由に発言できる立場になったという...金平茂紀氏がウクライナ戦争を語る

  • 前川喜平氏、学校づくりを語る

    元文科省事務次官の前川喜平氏は、「現代の学校教育は危機にある」と言う。そうした学校教育の現状に風穴を開けようとしている学校法人雙星舎(そうせいしゃ)スコーレの代表:星野人史氏の挑戦にエールを送った。11月26日(土)午後、北大学術交流会館において学校法人「雙星舎」と、モシリナァスコーレ設立準備会が主催するシンポジウム「学校をつくろう!」に参加した。私はシンポジウムがどのような趣旨なのか理解しないまま、前川喜平氏のお話を伺いたいと参加を決めた。シンポジウムの登壇者は、学校法人雙星舎・NPO法人珊瑚舎スコーレ理事長の星野人史氏、象設計集団の大亀直子氏、北海道アイヌ協会元事務局長の竹内渉氏、現代教育行政研究会代表の前川喜平氏が登壇し、司会を小学校PTA会長という桑原さやか氏が担当した。※シンポジウムに登壇された...前川喜平氏、学校づくりを語る

  • 日本経済の未来図を探る

    門外漢にとっては難しい話だった。経済の専門家は同じような経済環境にあっても、楽観派と悲観派がいて「どっちを信ずればいいの?」的状況に遭遇することが多い。今回の講師の滝田洋一氏は比較的楽観的見通しを語る専門家だった?11月24日(木)午後、ロイトン札幌において北海道信用金庫主催の「経済講演会」があり、聴講券を入手できたために拝聴することができた。演題はタイトル同様「日本経済の未来図を探る」と題して経済評論家の滝田洋一氏が講演した。滝田氏は長い間、日本経済新聞において経済畑を担当されていたが、現在はテレビ東京において経済番組のレギュラーコメンテーターを務めている方と紹介があった。滝田氏はまず、世界経済(日本経済)の2022年、2023年を干支に絡めて次のように読み解いた。2022年は「寅年」である。そこで「寅...日本経済の未来図を探る

  • 認知機能の低下を予防するために

    認知機能の低下を予防するために「脳を活性化」し、「生活にハリ」を与え、「新たな交流」を図るために、講師は「脳活塾」を主宰しているという。今回の講座では「脳を活性化」させるために数々の脳トレを体験した。11月24日(木)午前、私が今年継続受講している「わたしの生き方セミナー」の11月講座が開講され参加した。今回のテーマは「体験『脳活塾』~健康で豊かな生活をいつまでも~」と題してNPO法人シーズネットで「脳活塾」の塾長である柿沼英樹氏が講師を務めた。「脳活塾」では①簡単な体操、②国語的な問題、③算数的な問題、④グループワーク、⑤回想法、⑥社会見学、といったプロクラムに取り組み、前述した三つのねらいに迫ろうとしていると話された。NPO法人シーズネットとは、おそらくシニアの学習・交流集団としては会員数470名を誇...認知機能の低下を予防するために

  • 大音響が響き渡ったゴスペルライブ!

    教育文化会館の大ホールは耳をつんざくばかりの大音響のゴスペルソングが響き渡った。ゴスペルソング独特の身体の全てを駆使して発する声量には圧倒させられた。と同時に年老いたお爺にはどこか冷めた感情も生じていた…。11月23日(祝・水)夜、札幌市教育文化会館において「HEAVENLYWINDGOSPELLIVE2022」が開催されたが、早くからチケットを入手していた私も駆け付けた。私はHEAVENLYWINDというゴスペルグループがどのようなグループなのかもよく知らないまま、「ゴスペルライブ」と聞いただけでチケットを求めていた。というのも、過去に私はいつくかのゴスペルグループのステージをみて何度も感動を味わった体験があったからだ。その体験からかなり年数が経っていたことで、再びその感動を味わいたくて衝動的にチケット...大音響が響き渡ったゴスペルライブ!

  • 北海道e-水フォーラムに参加して

    第13回目だという「北海道e(い-い)水フォーラム」に初めて参加した。北海道の豊かな水を守ろうと、たくさんの団体が活動していることを知ることができた。また、フォーラムでは日本の水の権威を一人である東大総長特別参与であり、ローマクラブの正会員でもある沖大幹氏の講演も聴くことができた。11月22日(火)夜、北海道立道民活動センター「かでる2・7」において「第13回北海道e-水フォーラム」が開催され参加した。主催は北海道、北海道コカ・コーラボトリング(株)、北海道環境財団の三者でつくる「北海道e-水プロジェクト」というところだった。「北海道e-水プロジェクト」は、北海道の豊かな水資源と美しい自然を一体として守り、次世代へと引き継いでいくため、道内の水辺での環境保全活動に取り組む団体などを支援する活動を展開してい...北海道e-水フォーラムに参加して

  • 話のプロの朗読に酔う

    さすがに話のプロNHKのアナウンサーの皆さんである。素晴らしい語りを披露してくれた。その上、効果的に流れるピアノの調べ、そして作品が変わるごとにステージのバック(背景)も変わり、至上の朗読会となった。11月23日(水・祝)午後、「かでる2・7」のかでるホールにおいて、NHK公開録音~朗読と音楽のライブセッション~「北の文芸館」が行われたが、入場券を入手できたので参加することができた。出演したのは朗読を披露したNHKの道内勤務のアナウンサー7名と、効果的にピアノを奏でたピアリストの千葉皓司さんだった。プログラムを紹介すると…、《第一部》◆「弟」(石原慎太郎作)朗読:福井慎二アナウンサー◆「早春賦」(辻村もと子作)朗読:是永千恵アナウンサー◆「返信」(高田都作)朗読:後藤理アナウンサー〈休憩10分〉ピアノ演奏...話のプロの朗読に酔う

  • hitaruのステージが映えた!

    私の主目的は札響の金管五重奏を聴くことだったのだが、障害者たちのステージも十分に楽しむことができた。hitaruの素晴らしいステージに負けることなく6つのグループの演奏やパフォーマンスが映えたひと時だった。11月20日(日)午後、札幌市障害者週間記念事業として札幌文化芸術劇場hitaruで『hitaruで会いましょう!』と称するステージがあり、参加した。私は開場時間には遅れたために、私が会場に着いたときには一階席はほぼ埋まっていたため、2階席の袖の最前列の席に座った。その席は舞台からも近く、ステージ脇には会場アナウンスの言葉が文字表記されるスクリーンも近かったので、出演する方々の演目題も表記されるため、私は逐一それらをメモすることができた。この日、ステージに登場したグループ名と演目題を紹介すると…、◆さっ...hitaruのステージが映えた!

  • 史上初!フィギア競技のラジオ生中継に立ち会う

    アイススケートのフィギア競技をラジオで生中継するというのは史上初めての試みだという。NHK札幌放送局の船岡久嗣アナウンサーが挑む「ラジオ公開生放送」の様子を間近で見させてもらった。※放送局の入り口には庫のような立て看板が。11月19日(土)午後、札幌市の真駒内アイスアリーナでは「NHK杯国際フィギアスケート競技大会」の女子フリー決勝が行われた。その様子をNHKではテレビで生中継したが、その生中継の画面を観ながらラジオ実況中継にいどむ「ラジオ公開生放送」に立ち会うことができた。(NHKラジオ第一放送で北海道内向けに放送されたそうです)私たち公開生放送に立ち会う者は、NHK札幌放送局が誇る8K280インチの大画面で選手の演技を見ながら、船岡アナウンサーの実況に耳を傾けるという態勢だった。併せて解説に元五輪選手...史上初!フィギア競技のラジオ生中継に立ち会う

  • 地球生命絶滅ものがたり

    「地球上の生命が絶滅する?」……。ずいぶんとセンセーショナルなタイトルである。しかし、講師のような地質学の研究者にとっては、数十億年という途方もない長い時間軸で考えるとセンセーショナルでもなんでもなく、研究者間ではきわめて常識とも言える話のようなのだが…。先日、中央区で開催された「高齢者市民講座」のレポを投稿したばかりであるが、好奇心だけが取り柄の私は、今度は東区まで足を伸ばした。11月18日(金)午後、東区民センターにおいて「高齢者市民講座」の東区会場の講座にまで顔を出した。この日のテーマは「地球生命絶滅ものがたり」と「魏の曹操」の二つの講義だった。「魏の曹操」の方は、東区において中国史を連続的に開講しているらしく、私にとってなんとも付いていくことができずレポすることが困難なので、「地球生命絶滅ものがた...地球生命絶滅ものがたり

  • マリンバの妙技を堪能する

    マリンバの演奏を見ている(聴いている)と、あの長い4本のマレットを器用に操り、多彩な音を紡ぎ出す妙技にいつも感心する。今回も二人の奏者が紡ぎ出す音を、短い時間だったが十分に堪能した。11月17日(木)昼休み、札幌北一条教会が主催する「昼やすみコンサート」を楽しんだ。北一条教会は定期的に「昼やすみコンサート」を開催していて、今回が188回目にあたるということだった。今回のゲストプレイヤーは、最初2曲がオルガン(パイプオルガン)の中井美津恵さん、そして5曲がマリンバの肥田野恵里さんと佐藤尚子さんだった。配布されたプログラムによるとお二人は若い頃からマリンバに打ち込み、二人ともに弘前市在住経験があり、その弘前市で1979年に創立された打楽器グループ「ファルサ」のメンバーだということだ。その後二人とも相前後して札...マリンバの妙技を堪能する

  • 札幌に根付く郷土芸能「獅子舞」

    札幌に伝わる郷土芸能「獅子舞」は主として富山県から伝わったという。今も札幌に残る「丘珠獅子舞」と「篠路獅子舞」について郷土史研究家からお話を伺った。今年に入ってから努めて聴講するようにしている「札幌市高齢者市民講座」であるが、コロナ禍のために断続的に開講されている。11月16日(水)午後、札幌市社会福祉総合センターで中央区会場の講座が開講されたので受講した。この日のテーマは、「ソサエティ5.0とは何か」と「札幌の農村芸能獅子舞と歌舞伎」の2本立てだった。「ソサエティ5.0」については、拙ブログでも2度ほどレポしているが、内容的には大きく変わるものでなかったのでレポは割愛することにしたい。(そのレポについて興味のある方は2019/02/19分についてはこちら⇒、2020/02/17分についてはこちらをクリッ...札幌に根付く郷土芸能「獅子舞」

  • 北海道内の街づくりをどう進めるべきか?

    人口減少、そして過疎化が進む道内市町村の街づくりをいかに進めるべきか?市町村の首長、並びに担当者が集ってフォーラムが開催されたところにお邪魔した。道内市町村にとって過疎化を克服しつつ街づくりを進めることは最大・最重要課題であるが、答えが直ぐに見つかる課題でもない、というところが本音だろうか??11月15日(火)午後、札幌ビューホテルにおいて北海道、(一財)北海道建設技術センターが主催する「まちづくりメイヤーズフォーラム」が開催されたところをお邪魔した。私は恥ずかしながら「メイヤーズ」という英単語を知らなかったが、mayorとは「市長」を意味するらしく、長じて市町村長が集まってのフォーラムということと理解した。フォーラムの構成は次のようになっていた。◇基調講演「強みを活かした地域づくりポストコロナ時代を見据...北海道内の街づくりをどう進めるべきか?

  • 札幌の環境は大丈夫!?

    市役所の担当者が語ってくれた札幌市の現状だから、多少は割り引いて聞く必要があるかもしれないが、札幌市の大気・土壌・水環境は今のところ安心して暮らせる状況のようである。改めて札幌市に住み続けようと思った。私が所属する「めだかの学校」が10月から本年度下半期の学習に入ったことは拙ブログでも触れたはずである。下半期の学びは、札幌市の出前講座を活用した「SDGs学習会」と、「北海道遺産」のDVDを視聴し、体験や感想を話し合う「DVDフォーラム『北海道遺産を映像で訪ねる』」の2本立てでスタートし、順調に消化している。去る11月14日(月)は、「SDGs学習会」の2度目の学習会だった。この回のテーマは「札幌市の大気・土壌・水環境について」と題して札幌市の環境局の環境対策課長からお話を伺った。大気・土壌・水環境を看ると...札幌の環境は大丈夫!?

  • "うるっ" とさせられたHBC少年少女合唱団演奏会

    “うるっ”とさせられたのは、彼らの合唱曲を聴かされた時であり、演奏会の演出によってだった。合唱のコンサートなどそれほど興味があるわけではないのだが、歴史あるHBC少年少女合唱団の定期演奏会ということで足を運んだところ、思わぬ感動をいただくこととなった。11月13日(日)午後、札幌芸術文化劇場hitaruでHBC少年少女合唱団の第56回の定期演奏会があり、料金も廉価だったこともあり足を運んでみた。少子化の影響もあるのだろうか、団員は小4~高3までで総勢63名と往時半分くらいの団員数で、特にジュニアクラス(小4~6)は僅か17名と少々寂しかった。お聞きしたところ観客を入れての定期演奏会はコロナ禍もあって3年ぶりの開催ということだった。演奏会は、全体合唱、クラス別の発表(ジュニアクラス、シニアクラス〈中1~高3..."うるっ"とさせられたHBC少年少女合唱団演奏会

  • 思わぬ幸運! 村上和歌子ミニコンサート

    大して期待して赴いたコンサートではなかったけれど、熟達した村上和歌子さんのピアノ演奏は私の思いを大きく裏切るものだった。ベテランの味で、軽やかに奏でる彼女のピアノはお昼のひと時、私の心は満ち足りた思いだった。11月12日(土)、札幌市社会福祉総合センターでは福祉用具機器展「ふく展」が開催され、その展覧会のアトラクション的位置付けで、お昼休みに「ピアノコンサート」が行われた。プログラムにはピアニストが村上和歌子さんとは記載されていたが、私は村上さんなるピアニストについては未知だった。会場のセンターのアトリウムにはやや古びたようにも見えるアップライトピアノが置かれていた。果たしてプロが弾くのに適しているピアノなのだろうかと心配になるほどに私には見えた。演奏スタートになり、村上さんが登場した。年齢的には40代く...思わぬ幸運!村上和歌子ミニコンサート

  • 井上康生 五輪柔道監督は “情” と “理” の人

    井上康生東京五輪男子柔道監督は語る。今や世界の柔道は“JUDO”になったと…。つまり柔道は今や「世界の格闘技の複合体」になったという。その“JUDO”において東京五輪で日本男子は大躍進を遂げた。その立役者の井上康生氏のお話を聴いた。10月10~11日の両日にわたって開催された「ビジネスEXPO」において同時並行して「ビジネスセミナー」が開催され、私は5つのセミナーを受講したと昨日投稿した。昨日そのうちの三つについてレポートしたが、本日は残り二つについて触れることにする。その二つとは…、〈1〉トークセッション「省エネのための情報・事例」◇(株)レバンガ北海道社長折茂武彦氏◇女子アイスホッケー日本代表藤本那菜氏◇UHBみんテレ気象予報士菅井貴子氏(モデレーター役)〈2〉特別講演「勝つための改革」◇前全日本男子...井上康生五輪柔道監督は“情”と“理”の人

  • ビジネスEXPOセミナー 可能性に満ちた若き経営者たち

    ビジネスの世界は場合によっては莫大な利益を生み出すためだろうか?時として天才的な人材を輩出することがあるようだ。“天才”と冠することが相応しいかはどうか私には判断できかねるが、そうしたポテンシャルを秘めた若い経営者たちの話を聴いた。この数年、私が楽しみにしているのが「ビジネスEXPO」というイベントである。このイベントは毎年この時期に二日間にわたって、道内外の製造業などを中心とした企業の見本市のようなビジネスイベントである。この見本市について私はあまり興味がない。このイベントに並行して開催される「ビジネスセミナー」を私は毎年楽しみにしているのだ。今年も二日間にわたって9本の各種セミナーが開催されたが、私はそのうちから5本をチョイスして受講した。その模様を二日間にわたってレポしてみたい。本日はタイトルでも示...ビジネスEXPOセミナー可能性に満ちた若き経営者たち

  • “騙されない” ための心理学を聴く

    私たち消費者が行動を起こすには“動因”と“誘因”の二つが存在するという。この二つが合わさったときに私たち消費者は“行動”を起こし、消費者トラブル生まれるという。この“行動”をいかに食い止めるか?心理学の研究者からお話を聴いた。11月9日(水)午後、北海道立消費者センター主催の「くらしのセミナー」を受講した。この日のテーマは「だまされない消費者になるための心理学~ポジティビティバイアス~」と題して中央大学文学部の有賀敦紀教授のお話を伺った。実はこの日も先日の中島岳志東工大教授のときと同じように、リアル講座ではなくリモート講座となってしまった。当初は有賀教授も来札して直接お話を伺えることになっていたのだが、北海道が他府県に比べて突出しコロナ感染者が多いことから、急きょリモート講座に切り替えたとのことだった。残...“騙されない”ための心理学を聴く

  • ピアノの連弾演奏を楽しむ

    今年はピアノディオあるいは連弾演奏を聴く機会が多い。(確か3回目である)今回の二人は若いが連弾演奏歴が長いのではないかと思われた。息の合った演奏が見事なコンサートだった。音楽ネタが三日も続くことになった。年金族にとってプロあるいはセミプロの方たちの演奏を無料で聴ける機会はできるかぎり逃さないよう情報収集を怠らないように留意している。今回(11月8日・火)のコンサートは、かでる2・7(道立道民活動センター)の「女性プラザ祭2022」のオープニングコンサートとして催されたものだった。会場はいつもロビーコンサートを行うかでる2・7の1階展示ホールだった。出演は札幌大谷大学芸術学部音楽科ピアノコースを卒業し、道内を中心に演奏活動を展開している勝本望帆さんと荒川真央さんの二人だった。30分間という短い時間の中で演奏...ピアノの連弾演奏を楽しむ

  • 北海道文化集会の二つのコンサート

    過日開催された「北海道文化集会」において、二つのコンサートがあった。一つはクラシックのクァルテット、そしてもう一つは馬頭琴のコンサートだった。ジャンルの違う二つの音楽だったが、それぞれ楽しませてもらった。北海道文化集会におけるコンサートは、11月3日午後にフルート、チェロ、ヴァイオリン、チェンバロのクァルテットによるJ.S.バッハの曲の演奏。11月6日午後に、中国内モンゴル出身の阿斯罕〈アスハン〉さんによる馬頭琴の演奏だった。クァルテットによる演奏は、J.S.バッハの曲だけを演奏するという形のコンサートだった。私には珍しい組み合わせのクァルテットに映ったが、バロック音楽の演奏の場合はピアノがまだなかったそうで代わりにチェンバロが用いられたらしい。チェンバロの音量が小さいためにチェロが用いられたそうだ。コン...北海道文化集会の二つのコンサート

  • Gran Alegria混声合唱団コンサート

    せっかくの素晴らしいコンサートだったのに、あの聴衆の少なさは残念だった。「あのとき歌えなかった合唱を今。」をコンセプトに、コロナ禍を乗り越えて大ホールでのコンサートを実現させたのに、聴いている人が少なすぎた…。11月5日(土)夜、カナモトホールにおいて混声合唱団GranAlegriaの「秋のコンサートinAutumn」が行われ参加した。合唱団名のGranAlegriaはスペイン語で「大きな喜び」とか、「すごい楽しさ」という意味のようである。団員は若い男女合わせて40人という比較的大きな合唱団である。私はGranAlegriaという合唱団のことについては何も知らなかった。当日他に予定が入っていなかったことと、合唱のコンサートをあまり聴いたことがなかったので「たまあには…」という思いで出かけることにしたのだ。...GranAlegria混声合唱団コンサート

  • 映画 №350 あの日の声を探して

    映画を観終わった時、期待した以上の感動作に出会えた思いだった。ロシアのウクライナ侵攻が世界中の人たちの心を痛めている今、同じくロシアがチェチェンに攻め入った時の事実に基づくストーリーは、今起きているウクライナの現実がどうしても私の中ではオーバーラップされるのだった…。11月5日(土)午後、札幌市教育文化会館の4階講堂において、札幌映画サークルが主催する表記映画会が開催され参加した。私はチェチェンがロシアに侵攻したことを題材にする映画と知って「これは観なければ!」と思った。というのも、あの当時懸命に抵抗するチェチェン市民をまるで虫けらのごとく蹂躙するロシア軍のことが報道で知らされていたが、詳しくは伝えられていなかった。しかし、チェチェン人がロシア国内の劇場で自爆テロを敢行するくらいだから、チェチェン人の悲壮...映画№350あの日の声を探して

  • 中島岳志東工大教授、日本を憂う

    「リベラル保守」を標榜する元北大准教授の中島岳志氏は、小泉改造内閣が打ち出した新自由主義によって国内では格差が拡大し、貧困問題が顕在化してきたと指摘する。東京からの発言をリモートで拝聴した。11月4日(金)夜、当初は西区民センターで直接中島教授から「2022年日本そして北海道を語る」と題する講演を聴くことになっていたが、北海道(札幌)のコロナウィルス患者の急増を受けて、急きょリモート開催となってしまった講演を画面越しに拝聴することとなった。中島氏は前述したように2006年9月から2016年2月まで約10年間にわたり、北大で教鞭を執られる一方、著書やマスメディアを通して積極的に発信する学者として知られてきた。中島氏はまず彼自身の札幌での10年間を振り返った。その中で中島氏は地域との関りという点で、くすみ書房...中島岳志東工大教授、日本を憂う

  • 北海道に文化の華を咲かせるには?

    カオス(混沌)こそが北海道の文化を語るうえで今こそ必要ではないか!と講師は主張した。かつての北海道にはそうした土壌が確かに存在していたという。さて、講師が言う“豊かなカオス”とは?柄にもなく文化について考えたひと時だった…。今年の文化の日、私は固いネーミングの集会に参加することになった。その集会とは北海道文化団体協議会が主催する「北海道文化集会北海道・中国黒龍省国際交流事業」なる集会だった。会場は道立近代美術館だったが、テーマは「展示する音楽と奏でる美術」と固い集会名のわりにはなんとなく言葉遊びにも聞こえる柔らかい印象を与えた。集会の内容は多岐にわたっていた。まずは関係者の挨拶に続いて、北海道内の文化向上に寄与した個人・団体の表彰式があった。(その表彰内容については省略する)その後、講演とカルテットのコン...北海道に文化の華を咲かせるには?

  • 北区歴史と文化の八十八選巡り №20(最終回)

    「北区歴史と文化の八十八選巡り」の最終章である。最後は北区の中でも最も北端に位置する「あいの里地区」の中心地区を巡った。あいの里地区は1980年代から計画的に整備されたニュータウンであるが、その前から残されている史跡などを巡った。〈84〉仙人庚申塚この「仙人庚申塚」はあいの里地区の住宅街の端にひっそりと立っていた。小さな祠の中には行者と行者に纏わり付くように「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が刻まれていたが、私にはその由来は良く分からなかった。そこで下記の文章を見つけてきたので参照いただきたい。※庚申塚はちょうど道路の角地に建てられてありました。※塚は斜視のように祠の中に収められ、扉は厳重に閉じられていました。※扉の隙間から行者の姿を撮らせてもらいました。※庚申塚を移動したことを後世に残すため(?)の碑...北区歴史と文化の八十八選巡り№20(最終回)

  • 北区歴史と文化の八十八選巡り №19

    北区歴史と文化の八十八選巡りの最後№19、20は藍の栽培で一時代を画したあいの里地区を巡った。本項ではあいの里地区の中心街からは少し離れた5件の物件についてレポートする。〈79〉水野波陣洞(はじんどう)句碑この句碑を見つけるのには少々苦労した。というのも句碑のあるところが「ガトーキングダムサッポロ内」となっていた。そのホテルガトーキングダムへ至る引き込み道路を行くと、その途中に次にレポする〈80〉の川端臨太句碑は容易に見つかった。ところがこちらの水野波陣洞句碑はなかなか見つからない。ホテルまでの引き込み線を往復するうちに、なんとその引き込み線の入口近く、奥まったところに句碑は目立たなく建っていた。他から訪れる者のために、もう少し何か目印のようなものがほしいと思ったのだが…。※水野波陣洞の句碑は、写真右端の...北区歴史と文化の八十八選巡り№19

  • 北区歴史と文化の八十八選巡り №18

    八十八選巡り№18は籠古川のほとりに建つ広壮な敷地を持つ龍雲寺に関する3つの物件である。龍雲寺については、次の文章を参照いただきたい。篠路の開拓に活躍した荒井金助の長男・好太郎の妻ナツは、明治5(1872)年に開拓使から200円を借りて家を建て、荒井家の菩提を弔うための寺とした。その後、明治19(1886)年にナツが自宅を寄付することで、寺号を公称されることになった。昭和59(1984)年、北海道庁からの依頼により本堂が寄贈され、昭和61(1986)年4月に北海道開拓の村へと移築復元された。なお、寺の新本堂は昭和59(1984)年10月に完成している。※八十八選には入っていないが、上記文章の出てくる荒井金助の長男・好太郎の墓もあったので写真に収めた。※龍雲寺境内の一角に関係する墓などが並べて建てられていた...北区歴史と文化の八十八選巡り№18

  • 北方領土はどこへ行くのか??

    故安倍元首相がロシア・プーチン大統領との首脳間で「解決寸前か?」とも思われた北方領土の帰属問題は、今や元に復した感である。安倍外交を検証するとともに、今後の北方領土問題はどこへ行くのか?識者の話に耳を傾けた。このところ拙ブログはセンシティブ(扱いに細心の注意を要する)な問題についての投稿が多い。(昨日は例外として)私にとっては荷が重い話題ばかりである。できれば避けたいのだが、お聴きした講演・講義の内容については拙ブログで振り返ることを自らに課しているので荷が重いが敢えてレポすることにする。10月31日(月)夜、道新ホールにおいて「北方領土考安倍政権の日ロ交渉とロシア展望」と題するフォーラムが開催され参加した。フォーラムは、北海道新聞が日ロ交渉について特集『消えた「四島返還」安倍政権日ロ交渉2800日を追う...北方領土はどこへ行くのか??

  • マジックパーティーを楽しむ

    私の野次馬精神は止まることを知らない(苦笑)。今度は遠く新琴似まで出かけてアマチュアのマジックを楽しんだ。中には危うい手付きのマジシャンもいたが、それでも十分にマジックを楽しめたひと時だった。※会場の「プラザ新琴似」の入口に掲示されていたポスターです。10月29日(土)夕刻、「プラザ新琴似」において北大奇術研究会による「MAGICPATY」が開催された。私は事前に前売券を購入し、当日は地下鉄を乗り継ぎ新琴似まで出かけたという物好きである。会場は体育館を兼ねる緞帳が付いた舞台だった。渡されたプログラムによると、1年目会員が14名、2年目会員が1名、3年目会員が1名というとことで1年生の会員が主体のマジックショーということだった。私は“マジック”という世界にはまったく馴染みがないために、いくら初歩的なマジック...マジックパーティーを楽しむ

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