道内に建立された銅像の背景を探ることによって、北海道の歴史を辿るということは面白い視点だと思う。講師の武石氏のお話はこれまでも何度かお聞きしたことがあるが、とても興味深いお話を今回も伺うことができた。4月15日(月)午後、札幌市高齢者市民講座の中央区会場の講座が開講され参加した。4月の講座は「銅像から北の開拓者の業績を辿る~産業・医学・教育振興編~」と題して、札幌市観光ボランティアの会の会員でいらっしゃる武石詔吾氏が講師を務めた。※大通公園に建つ石川啄木の像の横に立つ講師の武石詔吾氏です。武石氏はまず、戦前に道内に建立された幾多の銅像が戦時の金属類回収令によってそのほとんどが解体され、戦後になって復元されたもの、されなかったものについて触れられた。その中で唯一、中島公園内に建立された「木下成太郎像」だけ供...銅像から北海道の歴史を辿る