濾過

最後に、美しいところだけ残ればいい。

向こう側

そこで、笑っていてくれるなら。

穏やかな時間

猫に抱かれて眠る。

叶わない約束

叶わない約束。 応えてくれる人はもういない。

誓い

そばに在り続ける。 病める時も、健やかなる時も。

あの夏の

今も、あの夏の続き。

あなたの前では

どんな夜も、 あなたの前では平気でいたかった。

記憶の向こう

愛された記憶の向こうに、未来を探す。

許されて、

不意に届けられた「おやすみ」 全てが報われた気がした。 今日を終えてもいいのだと、 許されて、明日へ。

行かないで

行かないで。 言えたら何か変わっていただろうか。

見つめる

目を凝らし、気配を見つめる。 声を聞いた気がした。

春の嵐

強い風を受けながら、想う。 希望はある。

約束

あたし、意外と頑固者なの。 ずっとって言ったら、ほんとにずっとなんだから。

朧月夜

ふと見上げた空に朧月。 日に日に滲む記憶と繰り返される喪失。 思い出せないけれど忘れた訳じゃない。 堪えきれず呟いた言葉が、行き場をなくして...

遠く哀しい声

「まるで空気を抱いているみたいな気持ちになるんだ。」 私をその腕に抱きながら、あなたは言った。 遠く哀しい声だった。