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暇潰しにさらっと読める感じで。詩や小説(主に短編)、短歌を載せています。

気ままに運営。 プロフィール画像はミントBlue様(http://mintblue.vivian.jp/)からお借りしております。

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2010/03/10

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  • 今日、先生に「悔いのないよう生きろ」と言われました。

    「我が人生に悔いなし」……なんて、潔いこと僕には言えません。それがクールな生き様だと言われようとも言えませんから!昨日悩んだ決断を今日後悔したり、いい一日が過ごせても何日か前の残念な日を惜しむくらいの欲はあるんです。そりゃあね。人生の最後、

  • もう、君の瞳には映らないけれど

    ※ちょっとBLっぽい感じかもですので苦手な方は注意。「ふざけるな」吐き捨てた声は、辛うじて搾り出したかのように低く擦り切れ、酷く痛々しかった。「……ふざ、けるなよ」間を空けて、繰り返された言葉は、しかし先程のものより随分と弱々しく、俯かれた

  • 月明かり

    柔らかにけぶる雲がゆっくりと風で流れて束の間の闇空に煌々と大地を照らす白い月を返した「ああ、君の顔がよく見える」赤がかったキャンドルの明かりを覆い込むような淡い月光が寄り添う二人の頭上へ降り注ぎ優しく静かな夜を包んだ☆彡月隠れJUGEMテー

  • 頑張っている、君へ

    目が痛い?そりゃそうさそんな我武者羅に前ばかり見てたら痛くもなるってもんだよほらそんな意固地にならないで少し振り返ってみてごらん後ろは見るのを躊躇うほど暗いかい?——違うだろう? 君の前か

  • 月隠れ

    霧のような薄い夜雲がゆったりと紺碧の空を游いで暗闇を照らす白い月をゆらりと包む星明かりも奪われた閉ざされた世界で「あなたの姿が見えない」と、嘆いた誰かが一本のマッチを擦った灯るキャンドルの炎儚い光のその身を分けてひとつふたつ星明かりを象る淡

  • その疵痕は君のものではないのに

    くしゃり君の握り潰した紙が歪な皺を刻んで白い石ころのような形をして無造作に君の掌から机に転げ落ちるそれを見た私の心もくしゃり君の手に握り潰されたかのように歪に押し潰されてしまいそうそれは自傷にも似て紙屑と重ねて君からの傷を刻もうなんて嗚呼な

  • 心を満たされてはじめて、道端の花を愛しいと思うのだろう

    叶うならば息づく 若葉に一滴の 朝露を乾いた 花に一滴の 甘雨を火照った 頬に一滴の 涙を渇いた 私に一滴の 水を私たちは いつも人知れず 渇して我知らず 求めて僅かな 水にでも潤わされる ことを満たされる ことを願っている祈っているだから

  • 空とピアス

    くれない色の あなたのピアスくれない空の 青い光の散乱深い赤は わたしの目を留めて深い青は わたしの目を癒してあなたの 紅色を ひとつ薄青い 暮れない空に ぽちゃんと好きなもの ふたつを落としてしまえば混ぜてしまえばもっと もっとそれらはわ

  • 君がいないと溶けてしまいそう

    寝苦しい夜太陽が照り付ける昼下がり君はいつも助けてくれたねありがとう感謝してる本当だよ?だから、もう少しだけあと、少しだけ少しだけで、いいんだ私に付き合ってくれないかな?——そうしたら、溶けずに夏が越えられるからさ(クーラー、君がいないと倒

  • 夏深し

    澄んだ空の青ともこもこな入道雲の白焼けたアスファルト買ったばかりのペットボトルには冷たいミネラルウォーター そんな毎日に額を伝う汗を拭って、思う——ああ、夏だなJUGEMテーマ:小説/詩

  • 八仙花、雨に濡れて

    Photo by NOION虹映す雨潦(うろう)に寄り添う花衣移り気な彩(いろ)君の艶に似てJUGEMテーマ:小説/詩

  • 眼鏡は正義です。(2)

    プロローグはこちら。「……萌え」麗らかな昼下がり。燦々と降り注ぐ陽光に師走の凍てつく空気も僅かに和らぎ、寒いながらもここ数日の中では比較的過ごしやすい陽気だった。昼休みを告げる軽やかなチャイムの音と共に、水面へ波紋が広がるかのように大きく

  • 眼鏡は正義です。

    『眼鏡男子』という言葉が公共の電波を伝って、一般の世間様の耳に触れられるようになったのはいったいいつの頃からだろうか。いわゆる『オタク』やら『腐女子』やらの単語が、TVなどで市民権を得るようになった頃からだろうか。それともそれよりもずっと以

  • 変わらないものなんて、ないのに

    「きっとさあ、君はずっと変わらないんだろうね」ポツリ、と零したそれは苦笑混じりでそんな僕に、君はきょとんと首を傾げる君のまだいとけない表情にいくらか憧憬を滲ませる僕の心は矛盾だらけきっと、変わらないものなどなくてきっと、ずっと同じままでなん

  • 夕映えに染まる

    綺麗な声ね。幼少の頃、在籍していた幼稚園の砂場で、気紛れに拙い童謡を奏でていた自分に向けられた言葉。倒れた青いキッズバケツから流れた水で粘度を持った砂は、掬い上げたスコップから小さな塊のままホロホロと零れた。人の良さそうな柔和な微笑みを浮か

  • 冬の到来

    Photo by ミントBlueアカギレの手の平見つめいつも思う「塗ればよかった……」ハンドクリームeditaのボイスログが消えたのでこちらも移行。写真だけでもクリスマス気分で。Joyeux Noel!JUGEMテーマ:小説/詩

  • 逸楽Cafe au lait

    Photo by ミントBlueカフェオレを夜寒に誘われ飲みながらホッと息つくカラオケ帰りeditaのボイスログが消えたのでこちらも移行。JUGEMテーマ:小説/詩

  • 毛布の至福

    Photo by NOION半そでに毛布巻きつけぬくぬくとパソコン開く秋冷の夜editaのボイスログが消えたので移行。急に寒くなって、秋だな〜と思った夜でした。JUGEMテーマ:小説/詩

  • 桜病

    Photo by NEO HIMEISM艶やかに躍るスカート桜色花弁踊る春はまだ遠しJUGEMテーマ:小説/詩

  • 消しゴム

    使い込んで丸みを帯びた消しゴムを力強く往復させ、出来上がった消しかすを手で机の右上にまとめるように払う。薄鼠色の小山ができた頃には、B5サイズのノートの表面は何度も受けた摩擦に皺が広がって、薄く印刷されていた罫線もその部分だけぼんやりと消え

  • カタチないもの

    「おはよう」「いってきます」「ただいま」「おやすみ」何気ない言葉を向かい合って君に伝えられる君が言ってくれるそれはきっと気づかない内に愛しんでいる幸せのカタチなんだろうJUGEMテーマ:小説/詩

  • 恋バナ

    土曜日の昼下がり。本館から少し外れた教官棟は、活気のあるサークル活動の声も遠く、いつもなら質問や相談に訪れる学生たちも休日には滅多には寄り付かないため、穏やかな木漏れ日が広い窓から差し込んだ舎内は緩やかに時が流れていた。緑豊かな並木を挟んで

  • 結局、私は君に甘い

    「こっち向いて」そう声をかける穏やかな君の声「ね、こっち見て?」トントン軽く肩をたたく優しい君の仕草それが見せかけのポーズじゃないことを知っているからいつもいつも私は最後にはほだされてしまうああもう、ズルイんだから!JUGEMテーマ:小説/

  • 空に泳ぐ

    Photo by NEO HIMEISM涼しげに赤 青 黄色 ぷかぷかと魚の泳ぐ空色ゼリーJUGEMテーマ:小説/詩

  • あした、晴れたら

    あした、晴れたら手をつないで公園へいこうあした、晴れたらお気に入りの浴衣をきて下駄を鳴らして、お祭りにでかけようあした、晴れたら空色の絵の具いっぱいつかって見上げた青空を画用紙にえがこうあした、雨ならおそろいの傘をもって二人でアジサイ探しに

  • 南風の戯れ

    Photo by NEO HIMEISM悪戯に遊び舞う南風ふわふわと君の髪の香纏って逃げるJUGEMテーマ:小説/詩

  • ヒツジグサ、水に浮かびて

    Photo by ミントBlue風早の水面に揺れる未草白妙包む葉青々と※写真の花は未草(ひつじぐさ)ではなく、同じスイレン科の蓮の花です。 未草は花びらがもっと細長く開いていて白いです。JUGEMテーマ:小説/詩

  • 夢の通い路

    Photo by ミントBlue傍らにまどろむ君と肩寄せて愛しき今は夢か現かJUGEMテーマ:小説/詩

  • 花氷に想いを馳せて

    ※「凍った花に、想い出すのは」のSSバージョンです。夕立晴の暑苦しさに、熱っぽい指先を滑らかな氷の表面へと滑らせる。空の器に乗った氷柱には、透き通った壁越しに黄色と桃色の花が涼しげに囚われていた。その清らかな姿に引き寄せられるように、拾い上

  • 波の綾立つ

    Photo by MIZUTAMA水上(みなかみ)で浸した足の戯れに瑞々しく舞う波の綾かなJUGEMテーマ:小説/詩

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