「四拝(ゆーぱい)」―古き佳き小浜島―
小浜島を含む八重山諸島は、琉球王朝と薩摩藩からの支配を受けてきた、という歴史があるようです。そんな中で、民宿の息子さんが話してくれた、「四拝(ゆーぱい)」という礼拝の仕方は、当時、とてもこころに残りました。沖縄本島では、「ありがとうございます」の意の、「二拝(にへー)でーびる」という言葉があります。それが、ここ小浜島では、「三拝云(みーはいゆー)」と言うとのことでした。本島では「二拝」で済むところが、この地方は「三拝」しなければならない、過酷な支配と搾取を強いられた歴史がある、ということでした。しかし、素晴らしいと思ったのは、この地に残る、「四拝(ゆーぱい)」という礼拝でした。「四拝(ゆーぱい)」は、先祖に礼拝したり、祭祀のときに、立った姿勢からひざまずき、礼拝するということを、四度繰り返す礼拝だそうです。役人...「四拝(ゆーぱい)」―古き佳き小浜島―
2019/07/30 11:14