花粉症治療 病院

病院では、まずは具体的な症状や生活環境、アレルギー歴などを詳しく問診したあと、花粉症が疑われれば次のような検査を行います。 鼻の穴を開いて鼻の粘膜の状態を調べる鼻鏡検査や鼻水を顕微鏡で調べる鼻汁細胞検査です。 これらはアレルギー反応の有無を調べます。 血液中の好酸球の数やIge抗体の濃度を調べる血液検査を行います。 そして花粉症と診断された場合、どの種類の花粉が原因かを調べるために…

花粉症治療における減感作療法

減感作療法とは、症状を引き起こす原因のアレルゲン（花粉症治療の場合にはスギ花粉等のエキス）を徐々に体内に入れ、体を慣らして体質を改善していく治療法です。 免疫療法ともいいます。 副作用がほとんどありませんので、減感作療法は薬物アレルギーがある人や妊娠中の人に向いています。 また、花粉症の根治を望む人にも適しています。 ただかなりの期間を必要とするので、根気が必要です。 減感作療法の注…

花粉症治療で目に関して

花粉によって目がかゆくなる症状を、「アレルギー性結膜炎」という病名で呼びます。 これは花粉に限らず、アレルギーの原因となるものが触れると起こる目の病気の総称です。 点眼薬（目薬）といっても、やはり色々な種類があります。 抗アレルギー薬 目の症状を起こす体内物質を抑える薬です。 抗ヒスタミン薬 ヒスタミンを抑える薬です。 人間の体は、異物に触れるとそれに対する反応として、抗…

花粉症治療における最新治療法

現状の花粉症治療における最新療法としては、レーザー治療と舌下減感作療法とがあります。 レーザー治療に関しては、別記事をご覧下さい→花粉症治療でのレーザー治療 ここでは舌下減感作療法について述べます。 舌下減感作療法は、別名スリット減感作療法とも言います。 注射をしない減感作療法として、欧米ではかなりの割…

花粉症治療でのレーザー治療

花粉症治療におけるレーザー治療とは、レーザーを照射して鼻のアレルギーを起こす粘膜を焼き、鼻粘膜のアレルギー反応を鈍くするという治療です。 花粉症の場合には、理想は花粉症のシーズン前に治療を終了しておくのがベストです。 メリットは短期入院や外来でも手術が可能な事です。花粉症シーズン中、ひどい症状の人や薬の服用を減らしたい人が主な対象です。 起こりうる副作用としては、術中の痛みや出血、…

花粉症治療における薬

以下は、主に服用する薬に関してです。 花粉症治療における薬ですが、色々な種類がありますので、その選択は慎重に行うべきです。 また、即効性の薬に関しては、副作用の心配もしなければいけません。 花粉症治療における主な薬は以下の通りです。 1．第一世代抗ヒスタミン薬 市販薬はこのタイプが多いですが、最近は第二世代抗ヒスタミン薬が増えています。 慢性的な花粉症の人には効果はあま…

減感作療法の花粉症治療注射

減感作療法とは、アレルギー症状を起こす原因物質のエキスを、長い時間をかけ少しずつ注射し、体を徐々に慣れさせていく治療法の事です。 花粉症治注射の場合には、スギ花粉等のエキスとなります。 2年とか3年とかの長期間にわたり、最初の数か月間は週1回程の通院を要するために、根気が必要になります。 また、治療を行える医師や病院が限定されますが、成功すればそれ以降は薬なしの生活が期待できます。 …

花粉症治療の注射とは

花粉症治療注射といっても何種類かあります。 減感作療法、ヒスタグロビン、ステロイド、星状神経節ブロック等です。 この中で注意しないといけないのは、ステロイド系注射です。 花粉症治療での注射として、副腎皮質ホルモン（ステロイド系）筋肉注射ははやめていた方が無難です。 この注射一発で、シーズンを通して効果があると言われてはいますが、身体にステロイドを長期間補充し続けるので、確かに花粉症の…