chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
落語な日々 http://jyu-gemu.seesaa.net/

志ん生、談志、志ん朝、小三治、圓生、文楽…名人上手の落語十八番にてらす我が日々の生活

日々の暮らしはなんだか落語のよう。何だかしんみりとおかしい

jyugemu
フォロー
住所
新潟県
出身
新潟県
ブログ村参加

2010/02/04

arrow_drop_down
  • たい平

     たい平さんは秩父の方の出身と聞いたが、 お母様の実家は私の家から30分ほどだと聞いた。学生時代だろうか、噺家になろうかどうか悩み、 実家のおじい様らに相談に来ていたと、 たい平さんの御親戚と名乗られる方から聞いたことがある。私は寄席のたい平さんが大好きだった。 あえて寄席のというのは笑点と区別してのことです。まだ前髪をおろした童顔で、元気いっぱい。 浅めの上がりだが、自分が一番笑わせるという、 気概が感じられ好感を持てた。確かに、浅めの時間帯では一番うけがよく、 客の上半身が大きく揺れていた。何とも頼もしく思ったものだが、笑点出演と決まって、 少しさみしくもあった。..

  • 愛宕山

    談志師匠が4月の一門会で復帰する見通しだという。 一席というのは無理なのかな。 それともいきなり愛宕山で驚かすとか。 何しろ楽しみ。 NHKラジオ「新・話の泉」へも早く帰ってきてほしいな。以前見た愛宕山でちょっと引いたのは、意外だろうが小朝さん。 ずいぶん昔になるがなぜか異常に太っていた時期で、 噺が山登りに差し掛かることからもう大汗… 動くたびに大粒の汗が飛び散り、 竹の弓を引くところでは、まさに絞り出された汗が だらだらと首筋に流れた。大熱演と捉えればいいのだが、単純に引いた。 愛宕山はとにかく体力勝負、 うっかり血圧が高い噺家なんかはできない 医者から愛宕山を..

  • 四天王

    このところパソコンの調子が悪く、メーカーサポートに相談したところ、vistの不調らしい。立ち上げるのにコツが必要になり、何とも困ったものだ。 昭和54年の動画がありました。後半のみどうぞ。 この4人が一緒の絵は初めて見ました。 昔はいい番組がありましたね。 自信満々の40歳そこそこと、遠慮がちな志ん朝。 「兄さんは落語が好きだからうらやましい」 「稽古がつらくてしょうがない。聞くのは好きだけれど…」 前半の一場面ですが、志ん朝の正直さがよく出ています。 もう2人が鬼籍に入りました。 持病を抱えながら、大役に就こうとしている小三治師匠。 ご存じの通り休..

  • ダウンタウン

    落語ではないのだけれど、昨年見たお笑いの中でダントツにおもしろかったのが松竹芸能のビーグル38。いとしこいし師匠風の漫才コンビのコントなのだけれど、メンバーが結核に罹患したそうで、現在は活動していんないようだ。 今日たまたまダウンタウンの動画を観ていたら、似たネタが出てきた。ファンの間では有名な話のようで、ビーグルのパクリなどと厳しい意見もあるようだ。 ダウンタウンのコントはいつ頃のものか分からないけれど、ここ数年はさっぱりネタを観る機会がなくなったので、そこそこ昔の映像なのだろう。パクリと言われるのも分からないではない。 でも、単発で終わらせるには惜しいネタ..

  • ゆめの寄席

    まれに「あたしゃ、談志は聴かないんだよ」って方がいて、まあ好き好きですから(本音は、おとといきやがれ!)無理強いはしませんが、そんな方にも聴いてほしいのがこちらのCDセット「ゆめの寄席」。 いやー楽しい楽しい。落語、そして寄席に一番詳しい談志師匠のチョイスで、一席ごとに師匠の解説が入っている。名人、上手の十八番から、漫談、音曲、浪曲、漫才と本当に贅沢な内容だ。昭和を飾った芸人の中でも「これを聞いてくれ!」という師匠の想いが詰まった全集だ。 大阪から頼んできてもらったという、元気なころの海原お浜小浜や、「寄席が小さすぎたんでしょうね」と紹介する柳家金語楼の一席など貴重な..

  • 花緑

    花緑さんは、いつまでも宮戸川なんかが似合いそうな…勝手にそう思っていたのだけれど、たまたま笠碁を聴く機会があって、あーさすがだな~っと素直に感心した。 笠碁と言えば、彼のおじいさんで人間国宝、先代の小さんが一番、こんなすっきりしたお兄ちゃんなんかに語れるかと思っていた。しかし、動きの少ない噺だから若い人には難しいのだけれど、花緑さんなりの明るさと、師匠(小さん)譲りの間のうまさで、見事に2人のご隠居を演じていた。 ただ、少し気に入らないのは、まくらでかつて師匠が出演したCMの話をすること。彼には大切な話なのだろうが、私には「そういえば出ていたな~」くらいのことで、その..

  • 志らく

    Amazon.co.jp ウィジェット 志らくさん監督の映画は観たことがないし、著書も読んだことがない。その他にも劇団をやっていたり俳句だったか川柳あたりだったかにも造詣が深いと聞く。何かと懐が深いのだが、私にはあまり興味のない話で、彼の落語が面白ければそれでいい。 でも、なかなか落語以外で話題を作れる噺家さんはいない。舞台やテレビドラマでも活躍した志ん朝、最近では小朝さんなどがそうだが、噺家の可能性を見せる、噺家ってこんなこともできるんだって思わせる人がいると、裾野が広がるような気がする。 談志師匠を除けば、志らくさんは落語立川流の中では一番弟子が多いと聞く。だ..

  • 立川ボーイズ2

    Amazon.co.jp ウィジェット その正当派希望の星、談春さんを追い抜いて真打に昇進したのが志らくさん。多彩なだけに多方面においてさまざまに評価されているが、落語にかんしてはかなりぶっ飛んだ才能の持ち主だ。 さて、ここで子供が目をさましちゃったので一旦おしまい。パソコンを触りたくてしょうがないのだ。だから、続きは次回へ。

  • 立川ボーイズ

    最近何かと話題の談春さんですが、私は大好きです。 17年ほど前の深夜番組「平成名物TV」で見たのが初めて。TBSの大人気番組「いかすバンド天国」(昨年はコンサートにも行ったビギンなどを輩出)が第1部。若手落語家が出演する「ヨタロー」というのが3部あたりで、これを見終えると空が白んで来る。 落語家を集めた番組というのがさすがTBS。この中でダントツに面白かったのが、今をときめく志らくさんと談春さんの二人、立川ボーイズ。立派な真打になったが、二人とも当時からしっかりした話芸で、大器の片りんを見せていた。芸協代表で出演していた昇太さんとこの二人は絶対に寄席(ライブ)で見たい..

  • 芝浜

    さて、北陸地方の雪もひと段落で、ようやく晴れ間が見えた。週末には知人の結婚式で妻出席。私は二次会に参加予定。車の修理も予約してある。どうも懐具合が心配な2月だ。どこかに財布は落ちていまいか。 「芝浜」といえば三木助と名が挙がるほど、噺を磨きに磨き上げた人だが、どうもこの師匠については話ずらい。 確かに、芝浜では卓越した情景描写と心情表現で、すがすがしい噺をさらに後味の良いものにしている。一方で、火事息子などは、あまりに描き方が浪花節的で、落語としては「くさい」と感じてしまうのは私だけだろうか。 これは好みの問題で、噺の出来・不出来ではない。芝浜や、ざこ八、..

  • 金馬

    志ん生、文楽に劣らず人気者だった金馬。あの「げへへ」って笑い方だけで愉快な気分にさせてくれる。 終戦当時、娯楽といえば、もうなんたって落語が一番。何よりもラジオ向けだったと言えるのかもしれない。だから売れっ子の落語家は次々と放送局が独占契約を結んだ。 そんな中で、金馬だけはフリーとして活躍し、自由にいくつかの放送局に出入りしていた。契約金に目がくらむというだけではないだろうが、周囲が当たり前にしていた時代、それなりの暮らしぶりだったのかはわからない。とにかく人気でいえば全国区!そして実際におもしろい。 孝行糖などの古典から、漫談調まで幅広く、スポーツにも造詣が深かく話..

  • 文楽

    志ん生と並び評される桂文楽。あまりにセットで語られることが多いので、「それじゃあ」と、当時は若さの勢いで文楽全集を購入した。 これがまた驚いた。 古典落語だから、噺の筋は知っているし、落ちもわかる。だから、あまりにまっすぐにやったんじゃあ、面白味は少なかろう──と考えがちであるが、落語は違う。何十年も、何百人にも、何千回も語られてきただけに、噺に生き残るだけの強さ、したたかさがある。文楽のすごさはその噺本来の面白さを、まっすぐに聴かせてくれることだと思う。 どちらが好みかと言われれば志ん生、でも文楽を聴くとさらに志ん生が可笑しくなる。楷書の冴え。そして、そこから育った..

  • 人間というものは

    何とも気の抜けたあの声──「えへぇ~、人間というものは」 私の噺家のイメージというものをすっかり変えてくれたのは、大名人の志ん生である。それまでCDやテープで落語を聴くことがなかったせいで、現役の落語家しか知らなかった。手に取ったのは、まったくの気まぐれ。新聞広告の志ん生全集に目がとまり、「ま、このへんも知らないとな」なんて、当時は独身で余裕があったのか、割とあっさりと全巻申し込んだ。 カルチャーショックだった。談志師匠の物まねは知っていたが、自分にとって昔々の人である志ん生が、現代に生きる私をこんなに笑わせてくれるとは。そう、明らかに食わず嫌いだった。 滑舌なんても..

  • 遭遇まで

    ひょんなことから、こちらにもブログを持つことになった。好きな落語とサッカーチームの話は別のブログで、けっこう語っている。ただ、もう少し気楽に書けるところを探していて、こちらになった。 私同様、初心者の方にはこちら、おすすめです。もろに宣伝です。 落語の速記を載せるブログやHPがたくさんあって、ときどき参考にさせていただいているが、私の落語は高校時代に買った文庫本に始まる。 なぜその江戸落語全集を手に取ったのかは忘れたが、分厚い上下巻か上中下巻はいまでも自宅にあるはずだ。よく風呂に入って読んだので、かなり傷んでいるが、楽しくてしょうがなかった。 それまでは笑点が落語だと..

  • 大工調べ

    北陸は今年何回目かの大雪。自宅周辺でも一晩に30センチほど積もった。朝6時半から1時間ほど除雪をして、妻と私の車を「掘り出した」。当地では当たり前の冬の出来事だが、想像できない地域の方もおられるだろう。 うちの会社、ここのところ売り上げがなく、関連会社の肩代わり(借入)で何とかしのいでいる。銀行と話はしているが、融資を受けられたところで返済期限の5年先まで事業を続けられるか分からない。やりくりを任されているので頭の痛い毎日だ。 お金のありがたさを知っている、というのも行き過ぎるとケチと呼ばれるようになる。 落語の世界で「六日知らず」と言われるのは片手で1、2、3と数えてい..

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、jyugemuさんをフォローしませんか?

ハンドル名
jyugemuさん
ブログタイトル
落語な日々
フォロー
落語な日々

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用