Life is beautiful.真実は、そうなのかもしれない。しかし、私はこれまでにそんなことを一切感じたことがない。その意味を悟るまでの人生は、決して楽しいものではない。自分が生きる理由もわからなければ、ろくでもないことばかりをしでかしてしまう自分にほとほと嫌気がさしてしまう毎日。周囲を見ても、くだらない振る舞いをする人間がいるし、「死ねばいいのに」と暴言を吐きたくなるようなやつもい...
松本人志が出演していた携帯電話のCMを覚えているだろうか。国民の世代構成を100人ほどの人数で割合として表現したものだ。松本人志はすでに中間の位置に存在しており、国民の半数が中高年で占められていることがわかりやすく表現されていた。ちなみに、このCMはシンプルケータイでおなじみのツーカーのものであった。さて、マスコミは、不況だ、孤独死だ、リストラだ、派遣切りだ、就職難だ、海外の人材だ、その一方で...
自分の思うようにならないことばかりの世の中。それどころか、自分の思いすら描くのが難しい世の中。そして、すべてを「自己責任」という言葉で片付けようとする人たち。世の中のすべてが自分の力で何とかなることだと勘違いしている人たちに言いたい。勝てば官軍、確かに。逆に、何をやっても何の効果がない、と思いこんでしまい、投げやりな行動を選ぶしかない人たちもいる。そこまでは行かなくとも、すべてを周囲のせいにし...
「仮面を付けて生きていることに疲れた」そのように嘆く子どもが、最近時々いる。子どもたちの世界では同一性が重視され、その場の力に合わせた行動が強いられる。仮面とは、自分の感情や考えを押し殺して生活していることを示している。時間が経てば無理して付けている仮面がなじんでくることもあるのだが、疲れ切って生活のバランスを崩してしまうこともある。「そんなにつらいのなら、仮面を外せば」私の一貫した考...
作家である宮脇俊三は少年の頃、自転車の時刻表を作っていたそうだ。よく行く目的地までの所要時間を計測し、各ポイントでの通過時刻を定め、その時刻通りに自転車を走らせていたのだとか。作業の所要時間を把握することは、よく知られたhackである。細かい作業について時間を計測し、その時間を積み上げていけば、仕事に要する時間を事前に把握することができる。私も、日常業務の所要時間を計測し、おおよその所要時間を...
毎日働いていると、どんなに気をつけていても、調子が悪い日がある。それは、避けられないこととして考えてもよいだろう。ただ、不可避だからと言って、調子が悪いのを理由にして、他人にペースの低下を納得してもらうことを期待してはならない。誰もこちらの都合を聞いてはくれない。体の不調に備えて、あらかじめ貯金しておくことが必要となる。逆に言うと、調子がいいからと言って、出力を出し過ぎないようにした方がい...
1年の終わりともなると、この1年のことを振り返ることになる。そして、し忘れていたことややり残していたことを思い出す。年末までにしようと思うことをリストアップし、それを片付けようとする。気分よく、大晦日を迎えるためにも重要なことだ。でもよく考えてみると、今年が終われば新しい年がやって来る。そして、新しい月がやってきてしまう。年末までに片付けようとすることばかりが頭を占め、1月の予定はおざなりにな...
疲労しているとき、体を動かさずに休むのは適切ではない。むしろ、軽い運動をした方が、疲労を取ることができる。これを「アクティブレスト」と言う。関連書籍が何冊か出版されている。あくまでも、体力を回復するための運動だ。どのあたりが適切な運動量なのか、見極める必要がある。念のために言っておきますが、「しごき」とは違います。...
達成する目標もある一方で、継続する目標もある。それは、習慣を自分のものにする、という目標だ。例えば、ランニング。ランニングをする理由は、体重の管理や健康の増進などにあるのだろう。だから、体重を目標にする、というのもある。同時に、長期的な視点でいえば、ランニングを自然にするようになることも目標となる。ランニング自体を目的とし、ランニングを続けるためにはどうしたらいいか、頭を使うのも重要になる...
人から勧められるものは、残念だけどほとんど合わない。何だか自分と他人は永遠に分かり合えないんじゃないか、という気すらしてくる。かといって、おすすめに自分の体を合わせようとするのは、結局は時間の無駄に終わる。相手は、自分のことを理解して勧めているわけではない、ことも多い。だから、そのおすすめを信用する必要はない。逆に言うと、人に無闇に勧めるのは控えよう、という気持ちになる。ただ、いろいろと試...
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