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  • 10万アクセス御礼

    ついに本ブログの累積アクセスが10万件を超えました。拙い投稿をお読みくださる読者の皆様のおかげです。アクセスが励みになりますので、これからも今まで通りご支援をお願いいたします。 本日もちょうど観測史上初の迷走台風10号が筆者の住む関東地方をカスって行きましたし、東北・北海道地...

  • 謹賀新年(平成28年、2016年)

    いつも拙稿を読んでいただき、どうもありがとうございます。 さて、新しい年を迎えましたので少しエネルギー技術を眺めてみたいと思います。 石油などの化石エネルギーが、色々な意味で問題があるのは皆感じていると思います。諸説はあるものの、化石燃料の燃焼によって急激に上昇し...

  • 高速熔融塩炉(MSFR) -次世代炉の本命、使用済み核燃料だけでも運転可能

    トリウムMSR(熔融塩炉)も高性能だけれども、さらのその上を行くMSFR。(Molten Salt Fast Reactor)基本構造はMSRと同じだ。ただ、熔融塩がFLiBeではなく塩化ナトリウムと塩化マグネシウムを合わせたものだ。FLiBe的な表記にすると、ClNaMg。 ...

  • 中国は順調に開発を進めているらしい -ほぼORNLタイプのデッドコピーを再現

    中国は熔融塩炉の開発に真面目に取り組んでいるようだ。 SINAP(上海応用物理研究所)では担当者数100人をアロケートし、約100億円の予算で進めているという事だ。試運転の炉はほぼオークリッジ国立研究所のデッドコピー。 溶融塩の循環サイクル実験や蒸留装置など周辺技...

  • トリウム熔融塩国際フォーラム・第17回研究会のお知らせ

    まだ多少空席があるようです。ご興味のある方はお誘いあわせの上、ぜひご参加ください。 最先端研究者の生の声を聞くことができます。またこの学会の雰囲気は落ち着いてオープンな感じで、質問などにも丁寧に答えてくれます。 名称:トリウム熔融塩国際フォーラム・第17回研究会 日時...

  • 消滅高速熔融塩炉(THMR)の放射能消滅能力と省エネ能力は驚異的 -コスモクリーナー(イスカンダル製品)もびっくり

    メリークリスマス!私はクリスチャンではないけれども、祝辞を差し上げたい。 さて、クリスマスに相応しい、夢のある超クールなテクノロジーを概説。 某SFアニメに出てくる「コスモクリーナー」もかくや、という放射能消滅性能に加えてオマケに膨大なエネルギーを産生。しかも廉い。超コス...

  • トリウムサイクルの「強烈なガンマ線」は本当に危険なのか? -運用保守上の危険性は無いのだが。

    最近、とある人物と「強烈なガンマ線」について議論になった。実はトリウムサイクルにおける「強いガンマ線」はそれほど危険ではないのだけれども、それが彼には良く理解できないらしく、「強いガンマ線を発するので危険で近づけない」と頑迷に信じ込んでいる。知識が無いので、この表現にビビッて恐い...

  • 使用済み核燃料対策の決定版!消滅高速熔融塩炉の提案

    さて、今回はちょっと「トリウム」から離れてしまうけれども、前回までに論じた「高速熔融塩炉」は燃料の選択幅が広い。そこで使用済み核燃料に含まれているTRU等も当然燃料にできる。 使用済み核燃料から半減期が非常に長い上に、低品質核兵器拡散の虞もある厄介なTRUやプルトニウムを分離...

  • トリウム高速熔融塩炉の超経済性 -建設に特殊な資源は不要

    ひっそりとデビューしていた超新型炉、「トリウム高速熔融塩炉」。しかし、その潜在能力は畏るべきものだ。色々考えてゆくに従って、その凄さが徐々に見えてくる。 構造は非常に単純で反応炉は中性子反射材で覆った単なるタンクだ。減速器は無い。タンクの直径の太いところに行くと臨界に達して核...

  • 高速熔融塩炉、もう少し詳しく見てみよう。 -熔融塩の組成が非常に異なっている。

    さて、前の記事でも掲載したこの図。 これはオークリッジのトリウム高速熔融塩炉の論文から引用したものだ。この図を良く見てみると重要な事が色々判る。様々な組成の熔融塩を使った場合の中性子スペクトルがシミュレーションされているが、この図では6種類を使っている。 一番上の組成...

  • トリウム高速熔融塩炉 -熔融塩炉の元祖、米オークリッジ国立研究所が発表した新概念の超高性能炉

    世界で唯一熔融塩炉の建設・運転実績を持つ、米国のオークリッジ国立研究所が新概念の熔融塩炉を発表した。 http://info.ornl.gov/sites/publications/files/Pub29596.pdf 「高速熔融塩炉(FMSR)」だ。これは熔融塩炉を現...

  • 他領域からのフィードバック -医療用加速器は大電流で定常運転

    加速器駆動型未臨界炉(ADSR) は構造が複雑でコスト高になるのでどうもね~と書いたばかりだけれども、電源スイッチを切断した瞬間に核分裂が停止、というのは安心感はあり、市民のウケが良いのは確かだろう。 本当はトリウム熔融塩であれば臨界炉でも危険ではないし、構造が単純でコストも...

  • 第5世代 ADR(加速器駆動型未臨界炉)の利点・欠点

    未来の原子炉、加速器駆動型だけれども、どのような利点欠点があるか考えてみよう。 利点 1.劣化ウランでも素のトリウムでもプルトニウムでも普通の核燃料でも幅広く使える。 2.中性子経済の成り立たない組み合わせの燃料(劣化ウランのみ、トリウムのみ、など)でも使える。 3....

  • 第5世代原子炉 加速器駆動型

    第4世代原子炉が検討されている。トリウム熔融塩炉も第4世代の形式の一つだ。ガス炉、CADLE炉、TRW炉と様々な形式があるけれども、いずれも連鎖反応で臨界点を超える能力のある「自励式」の炉だ。つまり出力に応じて制御しないと基本的には暴走する。もっとも炉の特性自体で出力が増加して発...

  • 熔融塩ってどんな感じ? -水みたいな感じの液体です。

    熔融塩は水のような感じの液体、と良く言われる。 というよりも水も「熔融塩」の一種と看做して良いと思う。 ウィキペディア「溶融塩」 上記によれば「溶融塩」とは陽イオンと陰イオンからなる液体で、溶融状態のものを言う。 水の化学式はH2Oだけれども、実際にはH+イオンと...

  • 自然エネルギーとトリウム -どちらも大切

    自然エネルギーとトリウムどっちが良い? これは比較できません。両方とも重要だからです。 一口に言うと、生活のメインは自然エネルギーに移行したほうが良いと思います。理由は簡単で核燃料の資源もそれほど多くは無いので、あまり大量に消費し続けると無くなってしまい、後の時代の人が困...

  • 70000アクセス超え御礼

    拙ブログをいつもお読みいただきありがとうございます。 「わかっちゃいるけど、やめられない♪」(出典:スーダラ節) なんていう歌もあるけれど、これは化石燃料依存の現代文明も同じです。資源のランアウト、温暖化はこのまま行けば確実です。それなのにサボって今、楽をする事しか考えな...

  • 篠塚 克利さん(エネルギー問題エバンジェリスト)による使用済み核燃料問題への処方箋 -核のゴミは核の力で

    「核のゴミは核の力で」 (出典元。リンク先はpdf ダウンロードです。) エネルギー問題のエバンジェリストの(本職はソフトウェア会社経営)篠塚克利さんはFacebook上で公開グループを運営して原子力について第三者的立場(業界でもプロ反原発でもない)より「原発とは何ぞや」...

  • 火力(普通の炎)と原子力の類似点と違い -クールに考え理解するには?

    福島原子炉の事故で怖い思いをしたためか「とにかく原子力は嫌だ」と感情的になっている人がいるようだ。 けれども原子力もヒトが開発した技術・道具の一つに過ぎない。原子の火、普通の火よりも100万倍以上強力なのだから暴走したら大変な事になる。けれども上手く使いこなせば過酷な環境...

  • ウラン・プルトニウム熔融塩型原子炉 -実はトリウムだけじゃない。案外高性能だったりして。

    熔融塩型原子炉は「トリウム」が有名だ。けれども、困り者の「使用済み核燃料」中に含まれるTRUも効率よく燃やせる熔融塩炉という炉形式は当然ながらトリウム以外のTRUそれ自体やウランを燃料としても運転可能だ。 実はトリウムにはちょっと負けるけれども、なかなか優秀だったりする。 ...

  • 10MW トリウム熔融塩による超小型原子炉 -利点欠点を考えてみる

    初めに重要スペック。 1.電気出力10MW 2.熱出力20MW 3.燃費 現行の軽水炉の10倍 4.核廃棄物 現行の軽水炉の100分の1 5.使用済み燃料の保管期間 現行の10万年の300分の1の300年 6.発電コスト 1kwhあたり10円以下 7...

  • パブリックコメント「新しい「エネルギー基本計画」策定に向けた御意見の募集について」 応募しました。

    受付番号 201401040000236212 提出日時 2014年01月04日20時58分 案件番号 620213015 案件名 新しい「エネルギー基本計画」策定に向けた御意見の募集について 所管府省・部局名等 資源エネルギー庁長官官房総合政策課 意見・情報受...

  • トリウム熔融塩技術第一人者で故古川博士の一番弟子の吉岡律夫さんの論文が大変素晴らしい

    http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2013/siryo17/siryo2-2.pdf 古川和男先生の研究を後継している吉岡律夫さんによる最新版「トリウム熔融塩炉の開発について」(2013年5月9日原子力委員会で発...

  • 60000ビュー超え御礼

    一市民に過ぎない私だけれども、エネルギー問題については小さな胸を(笑)痛めているのだった。 なにもできないけれども、せめて応援文でも書こうと始めた素人ブログ。 けれども、こんなにも多くの人に読んでいただき望外の幸せだ。 大変励みになります。 これからも...

  • 福島第一で放射能汚染が突然急増!海洋汚染拡大必至 -まずは専用港を閉鎖

    福島第一発電所の放射能が最近急増している。これはおそらく汚染層に繋がっている地下水脈がついに外部まで拡散してきたのだろう。 今後暫くは汚染濃度は上昇し続け、拡散速度のところで濃度は頭打ちになるだろう。たぶん破局的になるほどの濃度までは上がってゆかない。しかし水を炉心の溶けた...

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トリウム原子力推進ブログ
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