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光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~ https://naosuke21036.hatenablog.com/

透明な水滴が華麗な宝石に変わる瞬間をとらえた「プリズムの雫」。 私が魅せられ、何度も足を運んでいる南紀の田舎町・すさみの美しい海をはじめ、「光をつかまえた」ことを綴っていきたいと思います。

naosuke21036
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2009/12/25

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  • すさみ町・口和深の小褶曲

    今回ご紹介するのは、こちら。私が何度足を運んだかもう数え切れないすさみ町の、口和深の海岸で見つけた岩です。 ご覧の通り、硬いはずの岩が、ぐにゃりと曲がっています。地学用語で「褶曲」と呼ばれるもので、地殻変動の影響で圧力を受けると、こんなふうに曲がることもあるのです。 しかもよく見ると左右の両側の岩が逆方向に曲がっているわけで、ずいぶん複雑な力が影響していたことがうかがえます。 もともと水平に積み重なっていた地層がほぼ垂直になっていることだけでも悠久の歲月の間に度重なる地殻変動の影響を受けてきたことが偲ばれますが、それに加えての褶曲。人類のスケールを超えた、千万年単位の長い歴史を刻んで地上に姿を…

  • 山桜から新緑へ、季節の移り行き~京都・八瀬にて~

    これと決めた、定点で撮る。 その醍醐味は、「季節の移り行き」をウォッチできることです。 春と秋、わけても4月と11月というのは、日々刻々と季節の彩りも変化していく季節。数日経てばまるで装いを変えてしまうことがありますが、それを見届けるという趣向です。 それができるスポットを、私は近場にもいくつも知っています。 ということで、そのメインフィールドの一つ、八瀬のとある里山から。 まず、3月末。 例年なら新緑には早すぎる時期で、まだ冬枯れのままの樹木のも多いですが、わずかに芽吹き始めた緑も見られます。そしていち早く山を彩る山桜。 こちらは4月初旬。 ちょうど平地のソメイヨシノも満開の時期でしたが、山…

  • 5月の桜、まさかの京都で

    新緑の振り返りとか、連休前半の撮影など、このブログで語りたいことは他にもありますが、まずはこちらで話題にしたいことがあります。 それが、こちら。 桜の花です。 ですが、撮ったのは今日、5月3日です。 つまり、5月に入ってなお、咲き続けていた桜ということになります。 寒冷地ならまだしも、これは京都でのことです。高野川の桜並木、松ヶ崎橋付近での撮影です。 今年は3月から暖かかったため桜の開花も例年になく早く、春分の日の頃にはもうかなり咲いていました。 いちばんの見頃は3月末ぐらい。 4月に入って1週間ほどで見頃は過ぎ、中旬に入るとほとんどが葉桜になっていました。 それでも、まだ残っている花はないか…

  • 新緑の彩り豊かさを求めて~京都・八瀬より~

    前記事で先週日曜の新緑撮影のことを語りましたが、その前日、土曜日も好天に恵まれたため、絶好の新緑ウォッチング日和でした。 もっとも、土曜日は午後から仕事だったので、近場での限られた時間での撮影となりました。ということで、季節写真の私のメインフィールドともいうべき八瀬へ。 新八瀬橋の上から。藤色が緑に彩りを添えます。 やはり新緑は、青空とともにあってこそ映えるものです。 手前のケヤキの二本の樹をはじめ、新緑もすっかり緑を深めてきた感じです。 このアングルでの撮影が定番なのですが、新緑らしいさわやかで明るい色合いをとどめつつも、藤の花のほかは、ほとんど緑一色の光景となりつつあります。 稜線。この対…

  • 嵐山の新緑、二つの表情

    今日は昼過ぎまでは快晴で、絶好の撮影日和。 長期予報ではゴールデンウィークの天気はあまり良くなさそうなので、その前の休みを最大限に生かそうということで、まずは嵐山に出かけました。 もちろん目的は新緑です。 ということで、いかにもという感じの渡月橋からの撮影。季節の進みの早い今年では、4月下旬にしてもう緑はほとんど色づききっていて、これ以上はほとんど季節の色合いの変化は見られないぐらいになっています。 新緑の見頃も、もう完全に終盤という感じです。 naosuke21036.hatenablog.com 新緑の見頃は5月より4月とは言っても、ここでもう終盤とはさすがに今年は早すぎです。 まだ新緑ら…

  • 彩りの新緑〜京都・八瀬より〜

    新緑は5月より4月。 naosuke21036.hatenablog.com アクセス解析を見るとこちらの記事は多くの方にご覧いただいているようで、また「新緑 4月」で検索しても上位に表示されるようになっていて、「新緑を撮るなら4月のうち」という認識もちゃんと広まってくれていると嬉しいところです。 もっとも、桜の開花と同じく新緑の季節の訪れも今年は例年よりかなり早く、4月後半に入った今はもう先の記事で触れたようなベストな見頃は完全に過ぎてしまっています。こちらの記事を読んでから、まだ4月だから新緑を撮ろうと思った方もおられるかもしれませんが、それでは残念なことになっているかもしれません。 私に…

  • クスノキの春紅葉

    以前の記事でも取り上げた「春紅葉」という現象。 naosuke21036.hatenablog.com 春に芽吹いた若葉が、まだ十分に葉緑素を生成する前に、秋の紅葉をもたらすのと同じアントシアニンという赤い色素を生成することが原因です。 このため、春先には野山で、意外と赤っぽい彩りが見られることがあります。 モミジやヤマザクラほか、いろいろな樹種で見られますが、これらとは別に注目したいのが、クスノキの春紅葉です。 ということで、次の写真をどうぞ。 鴨川上流、柊野堰堤付近で今月上旬に撮影したものです。 右側の樹がクスノキですが、ご覧のように秋のようにほとんど真っ赤に色づいています。 左側のカツラ…

  • 3月の桜 4月の藤

    3月は桜。 4月は藤。 これは、花札での月と花の対応です。 ですがもちろんこれは、旧暦に基づいたもの。花札は16世紀、南蛮文化渡来の時代にポルトガル人によって伝えられたトランプを原型として江戸時代に成立したものであり、当時の日本人はまだ旧暦に基づいた生活を送っていたから、当然です。 旧暦は現在の新暦とは1ヶ月強ずれていますから、現在の月と季節の対応とは、それだけずらして理解する必要があるはずです。 それなのに、新暦が定着して久しい現在の日本で、「3月の桜」「4月の藤」が普通に見られるようになっているのが何とも。 気候変動の影響を、ありありと感じるところです。 特に今年の桜の季節は、異例に早いも…

  • 京都・桂川の桜2023

    前回の鴨川に続き、今年の桜のふりかえり。 今回は京都の知る人ぞ知る桜の名所、桂川のJR鉄橋付近の背割りを特集します。 このスポットは、以前の記事でも紹介しました。 naosuke21036.hatenablog.com 検索でこちらの記事を覗いてくださる方も多いようです。 このスポットの魅力は、濃いピンクの河津桜とソメイヨシノなどの淡い桜色の樹種がともに植えられていて、紅白濃淡の桜色が堪能できること。 今年も、こんな具合です。 こんなふうに交互に植えられているところもあります。 例年、河津桜の方が開花・見頃とも早いので、満開の時期が一致しない年もあり、ソメイヨシノが見頃の時期にはもう河津桜は散…

  • 京都・鴨川の桜2023

    あまりにも早く始まり、当然終わるのも早かった今年の桜の季節。 例年ならまだ見頃のただなかという時期なのに、もう街中の桜もほとんどが葉桜、花びらが残っていればいいほうという状態です。 今年入学の学生さんたちなど、入学式の頃にはもう桜はほとんど散っていて、「桜とともに入学」することができなかったんじゃないかと思います。 ということで今年の桜関連の投稿は「ふりかえり」となりますが、まずは身近に桜の名所がいくらでもある鴨川から。 こちらのショットをどうぞ。 北大路橋から少し下流のあたりでの撮影ですが、ユキヤナギと合わせての春色コラボ。青空をバックに、真っ白と桜色が映えます。 このアングルは気に入ってい…

  • 夕桜の愉しみ

    「夕桜」―この言葉の響きもなかなかいいものです。 3月が異例に暖かかったこの春は、当然のように桜の開花も早く、お彼岸の頃にはもう咲き始めていました。 桜の季節の終わりもやはり早く、例年ならいちばんの見頃となるだろう今の時期には、もう葉桜となっている樹が大半になっています。 ということで、この春の桜の振り返りです。 今年の桜の季節には、たびたび印象深い夕焼けが見られました。 冬の間は夕焼けはほとんど見られないものですが、春に入ると、いちばんの見頃である夏(秋ではありません)ほどではないものの、たびたび夕焼けに出会えるようになります。 そして今年は、ちょうど桜の見頃の時期にうまく合わせたように焼け…

  • 春紅葉の味わい~京都・八瀬より~

    これは、秋の写真ではありません。 京都郊外、秋は紅葉の名所として知られる八瀬で、3月末に撮影したものです。山桜もあるので、春の写真であることがおわかりかと思います。 みなさまは「春紅葉(はるもみじ)」という言葉をご存じでしょうか。 春先、芽吹いて間もない若葉が、まるで秋の紅葉のように見えることがあります。秋ではなく、春の紅葉。それを指すのが「はるもみじ」という言葉です。 芽生えたばかりで葉緑素が十分に生成できていない若葉は、紫外線に弱い。その葉を保護するため、紫外線を吸収するアントシアニンという色素を生成する。これは秋に紅葉をもたらすのと同じ物質なので、赤っぽく色づいて見える、というわけです。…

  • 京都高雄・西明寺のミツバツツジ2023

    京都郊外の知る人ぞ知る絶景、高雄・西明寺のミツバツツジ。最高の青空の下で

  • 3月の新緑2023

    異例の暖かさだった今年の3月。私の住む京都でも、春分の日頃には桜も咲き始めていました。下手をしたら3月中に散ってしまわないかというぐらいでしたが、どうにか4月に入るまでは持つようです。 折からの気候変動ゆえでしょうが、2年前、2021年の春もこれに近かったので、そこまで驚きではないところです。 桜が早ければ、新緑の芽吹きも早い。 新緑は5月より4月こそ見頃。これは当ブログでは再三強調しています。 naosuke21036.hatenablog.com 何より、芽吹いて間もない若葉の繊細な色合いが見られるのは春先だからです。 とはいえ、それはたいてい4月の話であって、3月から新緑が方々で見られる…

  • 2022年の終わりを前に

    今年最後の記事になります。 年末のこの時期には、来たるべき新年に向けてか、たくさんの方にこちらの記事をご覧いただいているようです。 naosuke21036.hatenablog.com 改めまして、感謝申し上げます。 今年はさほどの頻度で投稿しませんでしたが、いくつもの写真で振り返ってみたいと思います。 ということで、まずは桜から。 私のお気に入りの桜名所、桂川です。ご覧のように河津桜とソメイヨシノが一緒に植えられており、うまく開花時期が重なった年には、濃淡の違う桜色のコラボが楽しめるスポット。菜の花の黄色とも取り合わせた春色の競演として撮影しました。 こちらは鴨川沿いで、真っ白なユキヤナギ…

  • 雫の煌き~それは「クリスマス」の写真?~

    まだ「秋らしさ」を残していた昨週末から一転、寒さ厳しい冬本番となってきました。 街中は、間もなく訪れるクリスマスに向けて、至る所でイルミネーションが輝くようになっています。 ですが、最近何とも言えない気がしたことを、ひとつ。 私のこだわりの撮影テーマ、雫の色とりどりの煌き。 そのいくらかはGoogle Photo にも保存しているのですが、このような写真が、被写体別だと、しばしば「クリスマス」に分類されていることです。 google の人工知能は、これをクリスマスツリー、あるいはイルミネーションの写真として認識しているようです。 純然たる自然写真、雨が残した水滴が太陽の光を屈折させることで出現…

  • 残秋というもの

    「残秋」という、美しい響きのことばがあります。 残された秋。時候の挨拶としては立冬時期に使うものとされますが、立冬、つまり平年11月7日といえばこれからが紅葉の季節本番。ここで「残された秋」というのは、現実の季節感覚からは大きくかけ離れているように思います。 「残暑」というのも時候の挨拶上は立秋(8月7日頃)以後ですが、実際には暑さの盛りそのものの時期で、それなりに実感をもって「残暑」という感覚を持てるのは9月に入ってからというのと、事情が似ています。 「残秋」というのは、季節的には初冬にあたる12月前半、まだ色づいた木の葉も散りきらず、秋の名残があちこちで感じられるような時期に使った方が、実…

  • イチョウとメタセコイア~生きた化石コラボ~

    月替りにちょうど合わせたかのように、12月に入ると冷え込みが厳しくなった今年ですが、物寂しい季節にこれから入っていく中、しばらくは華麗だった秋色を振り返っていこうと思います。 ということで、この一枚。11月中旬に、京都の北白川、大津まで出る「志賀越道」をちょっと進んだところで撮影したもの。イチョウとメタセコイアの秋色コラボです。 この2つの樹種には、共通点があります。どちらも裸子植物でありながら落葉樹で、このように秋には色づき、葉を散らすこともそうですが、それに加えて、いわゆる「生きた化石」であることです。 どちらも、かつては恐竜たちも見ていた樹。彼らが栄えた中生代にも生い茂っていました。とい…

  • 彩りの秋~京都・八瀬もみじの小径より~

    今日は11月30日。 明日には急激に冷え込む予報が出ていて、名実ともに秋の末日となりそうです。 この秋に出会えた彩りの数々はこれから改めて振り返っていきたいところですが、まずは前回の記事でも取り上げた、京都郊外は比叡山麓・八瀬の「もみじの小径」。 ここはその名の通りたくさんのモミジが見られますが、それだけでなく、樹種豊富な里山の林らしく、バラエティ溢れる秋の彩りの競演が見られるのが何よりもの魅力。 「小径」に沿って歩くより、道路側から眺めて、比叡山腹に広がる雑木林を見渡していろんな秋色を楽しむ方が、ここの魅力はもっと堪能できるように思います。 晩秋には紅葉狩りの観光客でかなりの賑わいを見せる場…

  • 新緑が美しい場所は紅葉も美しい

    紅葉撮影は毎年秋の最大の楽しみといっていいのですが、単に「紅葉の季節になったから撮る」だけだった頃と比べても、ここ何年かで私の撮影テーマも大体固まってきました。 それは「秋を彩り豊かに撮る」ことです。モミジの赤ばかりでなく、いろんな樹種の、黄色や橙の、それぞれの色づきを合わせて撮る、ということです。 京都にいれば寺社で「紅葉の名所」はたくさんありますが、そういうスポットだとモミジ一色になりやすい。むしろ京都を囲む里山の雑木林こそが、「カラフルな秋」を撮るには一番のスポットということになります。 そしてここ数年メインフィールドとなっているのが、京都郊外・比叡山麓の八瀬。紅葉の名所として近年名高く…

  • ケヤキの秋色の魅力

    紅葉するのは、モミジだけではない。 秋にはいろいろな落葉樹がそれぞれの色づきを見せ、最も物寂しい季節である冬を前に、最も鮮やかな色どりを見せてくれます。 この秋の私の撮影テーマも、いろいろな樹の紅葉・黄葉を撮ること。 これまでの記事でも桜紅葉、蔦紅葉というものを取り上げてきましたが、今回の注目はケヤキ。 野山にも自生しますが、街路樹や公園の植樹としても馴染み深い樹木です。 身近すぎて逆に気がつかないこともありますが、このケヤキの秋色も実に美しい。 こちらは京都府立植物園西、鴨川沿いに植えられたケヤキ並木の紅葉。モミジに劣らないほどの真っ赤な色づきが青空に映えます。今月上旬の撮影です。 反対側の…

  • モノクロームの秋

    1年のうちで最も色彩豊かな季節といえば、この紅葉の季節、晩秋だというのは多くの人の一致するところでしょう。 たとえば、ご覧の通り。 私が季節の彩り撮影のメインフィールドとしている京都郊外・八瀬で撮影しました。 寂莫とした冬という季節を迎える前に、草木がその年の生命を最後に燃やし尽くさんとするばかりに彩りを溢れさせるこの季節。それは情熱的で華麗であるとともに、次に来る季節を予感させ、ある種の物寂しさも湛えているように思います。 そして、このようなカラフルな秋がある一方で、すでに冬の寂寥を兆すような、彩りのない秋というのもあります。 こちらは、同じく八瀬の、一帯が草原となっているとあるスポットにて…

  • 蔦紅葉の美しさ

    「蔦紅葉」という言葉をご存じでしょうか? 秋に赤く色づくツタの葉の美しさを表す言い方です。 もともと「もみじ」というのは木の葉が色づくことを意味する「もみづ」という古語の動詞に由来し、そうした植物全般に当てはまる言葉です。色づき方によって「紅葉」とも「黄葉」とも漢字を当てます。 だから、前の記事で触れた「桜紅葉」という表現もあるわけです。 そのなかでも、特に紅葉の美しいカエデ科の植物を指して「モミジ」と呼ぶようにもなり、代表的な「イロハモミジ」をはじめとする種名にも使われるようになったという次第です。 ということで、秋の「もみじ」が美しいのは「モミジ」ばかりではありません。 「蔦紅葉」の美しさ…

  • 山桜の春と秋

    「桜紅葉」という言葉があります。 桜の葉が秋に紅葉するさまを表したものです。 秋に鮮やかな色づきを見せるのは、モミジ(カエデ)だけではありません。さまざまな落葉樹がそれぞれの色合いに染まって、秋景色を彩ってくれます。 桜もその一つで、至る所で目にするソメイヨシノも、秋には赤く色づいて、春の鼻にも劣らない美しさを見せるものです。 野生種であるヤマザクラもまた、秋には美しい色づきが見られます。こちらがこの秋撮影の一枚。私の季節の彩り撮影のメインフィールドとなっている京都郊外・八瀬でのものです。 二つのヤマザクラの樹が色づいていますが、特に左側の樹が真っ赤で美しい。 春の新緑の時期に撮ったのはこちら…

  • 立冬~光の冬と温度の冬~

    今日、11月7日は立冬。暦の上では……というか、二十四節気に従えば、冬に入ります。 二十四節気というのは日の長さ・高さ、つまり「光の季節」に基づいた季節区分です。だから日が年で最も短い冬至を中心に、その前後それぞれ1か月半の期間を「冬」として扱うわけです。「温度の季節」による四季とは、そのために約1か月のずれがあります。 風景写真を撮っていると「光」「明るさ」の違いが重要になる分、「光の季節」の方にも敏感になります。11月初旬の光と2月初旬の光は同じ、5月初旬の光は8月初旬のそれと同じ、という具合です。 私のこだわりの雫写真も「どの角度から光が射すか」が季節ごとに変わるので、光の季節を基準にし…

  • 青空がしばらく見られなくなる前に

    風景写真を撮っていると季節にはとりわけ敏感になりますが、私の季節感だと、一年を季節で分けるなら、「四季」では不十分で、「六季」にしたくなります。 こちらの記事でも触れました。 naosuke21036.hatenablog.com 春夏秋冬ではなく、春、初夏、梅雨、夏、秋、冬。 「初夏」「梅雨」は独立の季節として扱いたくなります。 「初夏」は4月下旬、桜が完全に散った頃から、6月の梅雨入り前までの約1か月半。新緑と澄んだ青空の季節。この時期の清涼感は他に代えがたいもので、私も1年で最も好きな季節です。 今年は梅雨入りが遅めで、その分「初夏」が6月半ばまで続いている感があります。でももうそろそろ…

  • 今年も夕焼けシーズンへ

    皆様は、この連休はいかがお過ごしでしたか? 長期予報では天気が悪そうと出ていたこともありましたが、いざ来てみれば連日の五月晴れという今年の連休。こうなれば私の過ごし方が写真三昧になるのは当然というものです。 いろいろな場所へ足を運びましたが、まだ撮った写真の整理も出来ていないので、とりあえず先ほどの夕景から。 京都・宝ヶ池公園にて。今年初めて本格的に夕焼けが撮影できました。 まずこのぐらいの夕景になっていれば、「今日は行ける」との予想は容易。巻雲系の雲が出ているので、染まりやすいのです。 まずは北の方から。国際会館の上空に夕焼け雲。 反対の池の方を向いても、ピンクの巻雲が空を飾ってきます。つま…

  • 新緑の移り行きは早い

    まずは、ほぼ同じ場所で撮った、この2枚をご覧ください。 こちらが先々週末。山桜が咲き乱れる一方で、新緑はまだ淡く芽吹いたばかりです。 こちらは先週末。山桜はほぼ散り、春紅葉を残すいっっぼうで、まだ新緑らしい淡い色合いを保ちつつも、葉の茂りも豊かになり、緑も深めています。 地図で言えば、八瀬小学校近くの里山。 たったの1週間で、新緑はこんなに変わるというものです。 こちらは、叡電八瀬駅前の若狭路から、「もみじの小径」を望んでの約10日間の推移。その名の通り秋の紅葉も絶景ですが、秋色が美しい場所は春色も美しいものです。 ソメイヨシノの見頃が終わった頃ですが、山桜はまだまだ咲き乱れている一方、新緑は…

  • 最高の新緑日和

    新緑のベストな季節は、4月。5月では遅すぎです。 当ブログで、繰り返し強調してきたところです。 naosuke21036.hatenablog.com 去年は極端な暖冬のため季節の進みも早く、京都でも3月末から芽吹き始めるほどでしたが、今年も例年より早めとはいえ、去年に比べれば1週間ほど遅く見頃が訪れました。 午前中は曇りがちでしたが、正午を過ぎた頃から晴れ渡り、昼下がりには最高の青空に。 ということで、以前にこちらの記事でも紹介した、私の見つけた知られざる新緑スポット。 naosuke21036.hatenablog.com 鴨川上流・山幸橋付近まで足を運びました。 ご覧の通りの青空。 この…

  • 早春の真紅の夕日

    空が霞みやすい早春のこの時期は、真っ赤な夕日を撮るチャンスがあります。 空気が澄んでいると、赤より短い波長の光も散乱されないため、ほとんど黄色のまま沈んでしまう、むしろ残念な夕日になるのです。 この辺のことは、こちらですでに語りました。 naosuke21036.hatenablog.com そして昨日は、そんな夕日を撮る、久方ぶりの機会でした。 晴天ではあったものの空がくすんだ青で、西の空も霞んでいたので、もしかすると夕日が真紅に染まるかもしれない、と期待。折よく土曜日で休みということで、夕日撮影のスポットに向かいます。 途中、西の空に黒い雲がかかったのでダメか、と思いかけました。けれども雲…

  • 2021年の雫たち

    2021年振り返りシリーズも、大晦日の今日で終了。 締めは私の撮影のメインテーマ、雫のプリズム。 今年も出会えた、数々の一瞬の輝き。何はともあれ、その美しさをご覧ください。 しかし、今年は悲しみに打ちひしがれるような出来事がありました。 naosuke21036.hatenablog.com この趣向で撮影を初めて以来、何度も雫の煌きで飾られ、かけがえのない瞬間たちを与えてくれた一本の樹が、7月の豪雨で倒れ、流されて失われてしまったのです。 それは、大切な撮影パートナーの喪失でもありました。 ということで、その日まで、その樹を飾ってきた煌きをいくつも。 これが最後の撮影機会になったとは。その時…

  • 2021年の春色たち

    2021年を写真で振り返るシリーズ、今回は春色、新緑。前二回が秋色だったので順序が前後する気がしますが、より記憶に新しいものから振り返るという意味と、いよいよ真冬(今年は厳冬になりそうですね)に入ろうとする年の暮れだからこそ、春を待ち望む思いが強くなるという意味も込めてのことです。 今年は2月からそれほど寒さを感じない、結構な暖冬だった影響で、春の訪れも早いものでした。桜の開花も春分の日頃という異例の早さでしたし、この時期に南紀を訪れてみれば、もう新緑もところどころに見られる状況。 京都でも、3月の末にわが家の近くの森でも、こんな様子。 naosuke21036.hatenablog.com …

  • 2021年の紅葉

    202年の振り返り、前回は「秋色」をとりあげましたが、秋色の華はもちろん紅葉。この秋に出会った紅葉を特集しましょう。 秋色全般もそうなのですが、紅葉を撮るにしても、いわゆる「紅葉の名所」よりも、山の中で撮りたい。それが私の撮り方として定着したように思いました。 こちらは2年前からずっと目に留めている、叡電八瀬駅前の一景。この時は11月初旬の文化の日で、まだまだ山も青々としたところが残っていましたが、すでに彩りを豊かにしはじめていました。 その週末には、同じスポットでも秋色がカラフルになりつつあり、今年は紅葉の季節も例年より早いのを実感したところです。 わが家からほど近くに、こんな素敵なスポット…

  • 2021年の秋色たち

    2021年ふりかえりシリーズ、今回は季節の彩りから、秋色特集。 順序的には春色が先でしょうが、まだ記憶に新しい時期ということで、思い返しやすさから、こちらが先です。 今年はリアルタイムで秋色をお届けすることをしませんでしたので、私が見つけた秋色は、今回が初公開ということになります。 今年は秋色の始まりも終わりも例年よりいくらか早かった感がありました。秋色がいちだんと鮮やかになるのは、秋も終わり頃になってというのが不思議な感がありますが(夏も冬も、いちばん暑い、いちばん寒いのは次の季節が近づいた8月、2月なんですよね)、今年はそれも早めで10月下旬ぐらいから、ところどころで華麗な秋色が見られまし…

  • 2021年の夕景たち

    2021年ふりかえり特集、今回は夕景編。 夕焼けがほとんど見られない冬の季節になると、初夏から秋にかけての夕焼けの季節が懐かしくも恋しくなるところですが、今年もたくさんの美しい夕景にめぐりあうことができました。 naosuke21036.hatenablog.com naosuke21036.hatenablog.com この辺の記事で語ったように、夕焼けの「見極め方」もだいぶ心得てきたので、美しい夕焼けが現れる日は、見逃さずにおけることも多くなりました。何事も、出会いのチャンスを逃さないことが肝心というところです。 ということで、場所ごとに特集。場所の詳細はこちらをご覧ください。 naosu…

  • 2021年の朝焼けたち

    クリスマスが過ぎれば、2021年も残すところ一週間を切りました。 こちらのブログもいろいろあって9月からしばらく新規記事をお休みしていましたが、年末にはともあれ今年出会えた風景たちを振り返ってみたいということで、特集していこうと思います。 まずは、朝焼けから。 去年ぐらいからメインの撮影テーマの一つとして撮り続けてきた朝焼けですが、今年も大切な瞬間に、いくつも立ち会えました。 こちらは朝焼けというより朝日ですが、前回の記事でもご紹介した初日の出。桂川・上野橋からの撮影です。 晩秋から早春にかけては、夕焼けもそうなのですが鮮烈な朝焼けというのはなかなか出会えるものではなく、今年初めて写真にとどめ…

  • 京都で初日の出を撮影するには~穴場を紹介します~ 増補版

    まもなく2021年も暮れます。 新しい年を迎える前に、ここで「初日の出」にまつわる以前の記事をアップデートしましょう。 以前の記事はこちら。 naosuke21036.hatenablog.com 当ブログでもたびたびアクセス頂いている記事ですが、もう1か所、咥えたいところもありますので。元の記事は「令和最初の初日の出」の撮影に向けてという意味合いもあったので、上書きせず、そのままにしておきます。 ということで。 まあ「京都 初日の出」で検索すればすでに名のあるスポットを紹介しているサイトはいくつもあります。でも京都市から遠く離れた天橋立はアクセスが大変。愛宕山も登れば最高の朝日観望スポットで…

  • 晩夏の夕暮れのショータイム 完全版

    久しぶりに広がる青空を見た気がします。 お盆を挟んだ、夏の一番暑い時期が梅雨のような長雨で過ぎたのは、もしかすると暑さをしのぐにはよかったかもしれません。 前回の記事で「夕空の虹」というハイライトだけをとりあげた先週の夕暮れのショータイム。せっかくなので最初から最後まで、フルバージョンでお届けしたいと思います。 最近は定番の撮影スポットとなっているの鴨川・出雲路橋に着いてみるとこんな空模様。 灰色の暗い雲が広がっているものの、地平近くが開けているので、あるいは夕焼けが現れるかも、という期待で臨みました。京都だと三方が山に囲まれているので、本当は地平線近くの空が開けているかどうかがわかりにくいこ…

  • 晩夏の夕暮れのショータイム~夕焼け空に虹~

    今回は、ただこの1枚。 今日の夕暮れに現れた、夕焼けに染まる東空に架かった虹です。 時折青空は見えても、一向に晴れ上がらない夏の長雨。ですが一日の終わりに、こんな華麗なショータイムがありました。 夏らしく東空まで夕焼けに染まったところに鮮やかに虹が架かり、華麗さを増しています。 最近は定番の撮影スポットとなっている鴨川・出雲路橋から。正面に見えるのは大文字山です。 夕焼けも華麗だったのですが、今日はまずこの辺で。 今回もご覧いただきありがとうございました。

  • 夏の長雨のあとに真紅の夕焼け

    台風でもないのに、夏とは思えない長雨でした。 私の住む京都でも各地域で避難指示が出されるなど大変でした。 ともかく豪雨のピークは今日未明で過ぎたようで、夏ただなかでありながら、いったい何日ぶりかという青空も見られました。 完全に晴れ渡ったわけではないですが、ひとまず落ち着いたようで、今日1日の終わり。鴨川・出雲路橋の上から北西の空を望むと。 広がるのは高積雲で、焼けるかどうかも微妙でしたが、山の端あたりの雲が色づいているのを見て、あるいはと思い撮影態勢に。 そして、色づいてきました。 華麗に染まってきます。上層雲である巻雲や巻積雲と違って中層の雲である高積雲は焼けないことも多いのですが、染まる…

  • 真夏の森のカラフル

    先週末の雫撮影、日曜日の分。 土曜日の宵にも夕立ちがあり、翌朝は晴れるという条件が2日続きました。 この日の朝はいくらか雲も出ていて、絶好の条件というわけにはいかず、日が射すのを待っては撮るという状況でした。 とはいえ、得られた宝物は前日以上でした。 まず森の入り口での早朝撮影。右上の小さな青がいいアクセントになっています。 同じ枝で、よりカラフルに。 そして森に分け入ってみると、こんなあまたの輝きが迎えてくれました。 この後日が陰ったり、時間的にいい位置に日が当たらなかったりで、なかなか満足のゆくものが撮れず、今日の成果はここまでかと思いかけましたが、9時半ぐらいから、登山道沿いに並ぶ杉の樹…

  • 夏の風物詩としての全方位の夕焼け

    夕焼けの季節は、本当は秋ではなく夏。 naosuke21036.hatenablog.com ちょうど今が夏真っ盛りということもあり、この記事を訪れてくださる方も多いようなので、だんだんこの事実が認識されていっているといいと思います。 夕焼けの出現頻度も美しさも、一年のうちで間違いなく夏が一番です。今までも何度か取り上げてきましたが、まだまだ紹介したりないものがあります。 そして、夏の夕焼けのいまひとつの魅力が、空の全方位が染まることです。 naosuke21036.hatenablog.com 夕焼けといえば日没方向、西の空にばかり目が行きがちですが、夏であれば南や東の空まで、鮮烈に焼けるこ…

  • 真夏の森に煌く雫

    前回の記事でも触れましたが、先週末は土日ともに、いつもの森で雫の煌きを撮る機会がありました。 「夕立ちの後の晴れた翌朝」というのは、夏ならではの絶好の撮影条件です。 この機会とあっては、まだ怪我の癒えぬ身であっても、出かけずにはいられないというもの。医者からもこれぐらいのことは止められていませんから。 ということで、まず土曜日から。日の長いこの時期であれば、朝7時前から撮影がスタートできます。 森の入り口の道で、早い時間から日が当たって雫が煌く樹があるのは、去年ぐらいから確認。まずここでの撮影です。 朝からまぶしい夏の陽射しを受けて煌いた宝石です。 こんなダイヤモンドの輝きも また、こんなカラ…

  • 雫は残された樹で撮るのみ

    お久しぶりです。 しばらく投稿をお休みしていたのは、事情がありました。 連休中に撮影旅行に行った先の岩場で迂闊にも転倒し、負傷してしまったのです。 左肩、膝を打撲し、左側頭部と右の掌に切り傷を負い、左脇腹には激しい痛み。 何とか帰宅は自力でできましたが、帰ってから整形外科を受診してみると、軽度ながら肋骨が折れていました。 日常生活も、また肉体労働では無いので仕事もどうにかこなせる状態ではありますが、未だに痛みは身体の各所に残り、特に腹筋に力を入れると痛いので身を屈めたり、寝転んだ状態から起き上がったりするのにも苦労します。 医師からは、3週間ほどリブバンドでの固定が必要との指示を受けました。 …

  • 田園の夕景コレクション2021 その2

    梅雨の晴れ間に、たびたび美しい夕景を見せてくれる、わが家の近くの田園。 今年の夕景コレクション、その2です。 まず、これでも十分に美しい夕景ですが、これはあくまで前座です。日没時刻前の夕の色というのは、沈んでいく太陽が直接周りの雲を照らすことで現れるもの。それは夕焼けの第一ステージではしかないのです。 その第1ステージの夕焼けは、このようにいったん色が薄らいでいきます。知らないと、ここで今日の夕焼けは終わったと思って、帰ってしまう人もいそうです。でもそれは、オードブルだけ食べて帰るディナーのようなもの。腹も満たせず、何より一番美味しいメインディッシュを味わい損ねることになります。 naosuk…

  • 田園の夕景コレクション2021

    わが家のほど近いところにある、季節限定の夕景スポット。 比叡山を望む田園です。こちらは昨日の撮影から。 日没方向の北西の空は今一つだった反面、南西の空がこんなふうに真っ赤に染まりました。どの方角が焼けることもあるのが、夏の夕焼けの特色であり、魅力です。 この夕景スポットは、ご好評をいただいているこの記事でも紹介しました。「上高野」の項目です。 naosuke21036.hatenablog.com この水田の地主だったおばあさんが亡くなられて3年。改めて、今年の夕景も届けたい思いです。 naosuke21036.hatenablog.com このスポットの夕景が特に美しいのは、田植えからしばら…

  • あの樹が失われて

    未明の降雨の後、朝には久々に日が射す。梅雨も終わりが近いようです。 晴れるのが遅くなったものの、今までであれば雫撮影の日よりだったはずでした。それで、いつもの森へ。 とはいえ、これまで、何度となく雫の宝石で飾られたあの樹は、もうありません。 雫が煌いている、まだ健在の樹で、撮れるものはありました。 でもやはり、あの樹ほど美しい雫の煌きを見せてくれることは、やはりありません。 改めて、失われたものの大きさを痛切に思い知らされます。もうあの彩りの光景は、二度と出会えないものなのかと。 ということで、まだ哀悼は終わりません。あの一本の樹が存在していた証を、これまでの撮影から分かち合っていきたいと思い…

  • 追悼は終わらない

    先週の豪雨で、永久に失われてしまった一本の杉の樹。 雨上がりに燦々たる日射しを浴びて、キラキラの宝石と化した雫で何度も飾られたあの樹。 私にとってかけがえのない撮影の友であったあの樹の喪失を惜しむ思いは、数日たった今も薄らぎはしません。 これまであの樹とともに撮った煌きたちの写真を見返すたびに、もう二度とこんな煌きはあの樹では撮れない。あの樹は思い出と、写真の中にしかもう存在しない。それをつくづく思い知らされるところです。 まだ、悼む思いは表しきれません。今回も、失われる前、梅雨の晴れ間に最近撮れたものからいくらか写真を取り上げて、追悼記事を続けたいと思います。 私の大好きな青い煌めきは、何度…

  • 一本の樹を追悼する

    昨日未明の豪雨で倒れ、押し流された一本の杉の樹。 それは私にとっては、かけがえのない撮影パートナーでした。その喪失感は、一日明けた今日も、まだ尾を引いています。 過去の雫写真をこの機会に見返してみましたが、思えばその写真の半分ぐらいは、その樹についた雫で撮ったものでした。これほど、美しい煌きを演出してくれる樹は他になかったからです。 雫の煌きを撮るには、広葉樹より針葉樹。針葉樹の中でもスギが最も適しているとは、撮り始めて間もなく、気づいたことでした。 その樹は登山道沿いの小川の岸辺に一本立っていて、森の中と違って、開けた場所で光が当たりやすい。背後の山腹に太陽が隠れることのない春から初秋にかけ…

  • 愕然~突然に失われたもの~

    今日、私にとってかけがえのなかった、大切なものが失われました。 私の住む京都では、梅雨後期にはありがちなことですが、未明に激しい雨が降りました。何度か雨音で起こされました。私の住む地域から比較的近いあたりには、避難勧告まで出されていたほどです。 明け方には雨は上がっていて、朝には晴れ間も見えるようになっていましたから、ちょうど土曜日ということもあり、雫の煌きが撮れるかもしれない。予報はあくまで曇りなので、日が射しているうちにとっておこう。そんなつもりで、いつもの森にまで足を運びました。 登山道の入り口あたりでも、もう煌きが迎えます。 枯れ枝を飾る宝石たち。 これはなかなか貴重な、真っ赤な煌き。…

  • 山の辺の道 景行天皇陵と初夏の緑

    今回で田植えの季節の山の辺の道紀行も最後です。 鎌研池のある高台から、左手に見える景行天皇陵へ。 地図でもご覧の通り国道に面した位置にありますが、道沿いとは反対側の方から回ります。これは、ちゃんと理由があります。 「裏手」と表現していいかどうかはともかく、国道とは反対側からの古墳の眺めです。 この辺りからは街並みも、生駒・金剛山系も遠望できます。近くの、奇妙な植えられ方をした植物は何だったのかは、この時はわかりませんでした。 そしてやや離れて、水の張られた田んぼと合わせて。崇神天皇陵とはまた違った、歴史と生活と自然が一体になった日本の原風景です。 こちらは神籬遺跡。「ひもろぎ」と読みます。神が…

  • 山の辺の道 鎌研池からの眺め

    前回の奈良・山の辺の道紀行の続きです。 崇神天皇陵を後にし、もう一つの大古墳・渋谷向山古墳(景行天皇陵)に向かって歩きます。 こちらの水田ではもう稲が植えられていました。 そのまま景行天皇陵には向かわず、丘陵を上っていく坂道で、左手に曲がります。 上っていく途中で振り返っても、なかなかの眺望です。 その先に、一つの溜め池に行き着きます。特にこの池の名前を表示する案内板などは行った時には無かったのですが、後でGoogle Map でこの辺りを見てみると、鎌研池というそうです。 ネットで調べてみても、この池や名前の由来などの情報は得られませんでした。 ただこの池の前に案内板が立っています。 「ヤマ…

  • 山の辺の道の原風景~田植えの時期の崇神天皇陵~

    久々に奈良のことで。 以前の記事で取り上げた山の辺の道・崇神天皇陵(行燈山古墳)。 naosuke21036.hatenablog.com こちらは春と秋、それぞれの時期の季節比較でしたが、田植えの時期だとどうだろうか、ということで、過去の6月の上旬に訪れた時のことです。この年はまだ梅雨入り前でしたので、抜けるような初夏の青空が広がっていました。 JR柳本駅で降りて山の辺の道の方面に歩くと、左手に見えるは黒塚古墳。 濠の手前の花壇には季節の花が植えられていますが、この時期らしく紫陽花です。 国道169号線を渡って、古墳の手前まで。 この辺りの田植えは遅めで、6月上旬でもまだ水が張られただけとい…

  • 朝焼けと煌きと夕焼け

    毛と 夏至周辺のこの時期は、夜明けもとても早いものです。湿度が高く朝焼けも現れやすい条件なのですが、その朝焼けを目にするためには、4時半には起きる必要があります。 というわけで今朝の朝焼け。比叡山あたりの雲が染まっています。 染まったのが低い空の雲であるため、見られる時間もごく短く、もう1分遅ければ見逃してしまったかもしれません。 さて昨日が一日雨のまま日が暮れ、今日は晴れる予報となれば、休みの日だけに期待したくなります。 梅雨時の雨が残した雫を、晴れ間の太陽が煌かせる光景を。 とはいうものの綺麗には晴れ上がらず、日がかろうじて射したり、隠れたりを繰り返す天気が続いたまで、この際行ってから晴れ…

  • 雨の上がりきらぬ夕景

    前回の記事で取り上げた雨の日の終わりの夕景。 予想していなかったので慌てましたが、それでもなんとかゴールデン・モメントのうちに撮影スポット・宝ヶ池公園に到着。水面への映り込みとともに撮影できました。 でも、この黄金色の時間は、夕焼けのショータイムでは第1幕でしかありません。メインステージはその後。次第に空が黄金色から、橙へ、赤へと移っていくのです。 燃えあがる西空。 そして赤も深みを増して、ピンクへと移り行くのが、夕景のショータイムのメインです。 とここで、雨がポツポツと降り出しました。夕焼け自体が突然のこと、地平線下から太陽の光は射しても、まだ上空の雨雲は去っていなかったようです。 というこ…

  • 雨の日の夕焼けは読みづらい

    その日に、美しい夕焼けが見られるかどうか。 先日の記事でも取り上げたように、私もその読み方はかなり心得ることができたように思っています。 naosuke21036.hatenablog.com 今年に入っても、何度か曇り空から爆焼けになるのを読み切って、見逃さずに撮影できました。曇りの日であれば、「地平線近くから光が射しているかどうか」を手掛かりに、撮影の「勝利の法則」を決めることができているように思います。 naosuke21036.hatenablog.com でも雨、あるいは雨がちの日だと、予測は相変わらず難しい。 今の時期は日没時刻がかなり遅い上、私は現在仕事が大部分在宅ということもあ…

  • 夕焼けのクライマックスとフィナーレ

    予告通りだった先週土曜日の夕焼け。 naosuke21036.hatenablog.com この日の夕景は見所いっぱいだったので、引き続いてこの記事で取り上げていきたいと思います。 ほぼ日没時刻ぐらいに見られる、ゴールデンなひととき。けれどもこれも、ショータイムの前座にすぎません。 日没時刻を過ぎたあたりから、焼け始めます。 ちょうどこの時間帯、南側の空が染まり始めていたので、いったんそちらの撮影に移ります。 左手に見えるは大文字山。南東の方角で、この日は全方位に染まる空が見られました。 鴨川は、こんな全方位、360°の夕焼けを撮るには絶好のスポット。ただ北大路橋からの撮影で、南側を撮るには信…

  • 予告・夕焼け~京都・鴨川より~

    梅雨の晴れ間のこの時期は、夕焼けとの出会いも多い。 去年の同時期もたびたび華麗な夕焼けに出会えましたが、今年もです。 この週のうちで何度も出会っており、別の記事でも語りたいのですが、まずは前後しますが昨日の出会いから。 こちらは鴨川・丸太町橋上から、午後6時半少し前。この季節は日没も非常に遅く、昨日は7時8分だったので、その約40分前になります。 まだ明るいですが、空はほぼ一面、灰色の雲が覆っています。 でもこの空を見れば、「今日は焼ける」と確信が持てたので、ツイッターで予告を出してみました。 こんなふうに。 京都の方、今日は高確率で夕焼けが出ますのでご用意を。#京都 #夕焼け #イマソラ p…

  • 梅雨の晴れ間の煌き

    今週のお題「雨の日の過ごし方」とも関連しますね。 早すぎる梅雨入りからもう10日ほど過ぎました。初めは雨ばかりの連日でしたが、最近は梅雨時とはいえ青空も時々見られるようになってきました。 先日の梅雨の晴れ間の日、出会えた雫を今回はお届けしましょう。 まずは色とりどりの、小さな煌きたち。右下の緑の煌きが一番鮮やかです。 それをより強調してみるとこんな感じ。主役のエメラルドを引き立てるように、彩りのない小さな煌きが周りを飾ります。 同じ雫が、こんな赤紫にも変わりました。 オレンジ色の雫がキラリと光り、他のいくつもの雫が引き立てます。 赤紫と緑のコントラスト。 ここから、その色の移り変わりをご覧くだ…

  • 夕焼け撮影 勝利の法則

    思いっきり記事名に私のいま一つの趣味の領域からのフレーズを持ってきてしまいました。 わかる人には、もちろんわかりますよね。 ということで、前記事では見所だけ取り上げた昨日の夕焼け、じっくりと過程まで振り返ってみましょう。 在宅での仕事をひととおり終えて、夕刻に出歩いた先。賀茂川・北山大橋から眺めたこの空模様。日没30分ちょっと前です。 これを見て今日は焼ける、と予想できました。 一面曇り空ですが、低いところ、山の端のあたりが、ほんのりと色づいているからです。つまり地平近くでは、太陽の光は遮られていない。 夕焼けは沈む太陽が上空の雲を照らし上げることによって生じる現象ですから、それを邪魔する雲は…

  • 梅雨の晴れ間の美しい夕焼け

    いや、今日の夕焼けは壮観でした。 ひとまず、その光景をみなさまとも分かち合いたいと思います。 早すぎる梅雨入りから半月近くが過ぎましたが、梅雨の晴れ間というのは、華麗な夕焼けが見られる絶好のチャンスというものです。 その過程もドラマティックでしたが、詳しくは後ほどの記事で。 今回もご覧いただきありがとうございました。

  • 彩りの雫たち

    今日は、久々に青空の広がる日でした。例年のこの時期なら「五月晴れ」という言葉がぴったりくるところですが、今年ははや「梅雨の晴れ間」だというのが何とも言えません。もともと「五月晴れ」は旧暦の五月をもとにできた表現で、梅雨の晴れ間を意味していたので、一周回って合っているのかもしれません。 今回も、連休時に撮れた雫から特集。色とりどりの煌きです。 まずは、橙の煌きふたつ。 この2つの雫が、こんなふうに色を変えていきます。 上の雫が淡いグリーンに。 澄んだブルーにまで変わりました。 続いては、2つの少し離れた雫が奏でる、彩りを変えていく光のデュエットをどうぞ。 黄色と橙。 黄色と青紫。 青緑と紫。 橙…

  • 今年も朝焼けの季節へ

    まさかの5月半ばの梅雨入り、しかも青空すらほとんど見ない日が続く中で、昨日の夕暮れから今朝までつかの間だけ見えた晴れ間。 今朝も(いつものように)早起きして窓を開け、外を眺めてみると、久々に朝焼けが。 私の寝室は東向きなのでまず見えるのは東の空なのですが、それでもこんな感じに染まっていました。これは見逃せない、とばかりに取り急ぎ近くの撮影ポイントへ。 比叡山の上空が、真っ赤に燃えていました。 より広角に収めてみるとこんな感じ。広い範囲が焼けています。 こちらは北東方向ですが、カメラを南に向けても。 比叡山のあたりをズームで。この辺りが中心に染まるとは、日の出の方角もずいぶん北寄りになったという…

  • 雫の眩しさ~連休の撮影から~

    今回は、こちらか。赤の輝きと虹の輝き、2つの宝石をご覧ください。 連休時に撮れた雫からです。しばらく夕焼けのことで書いていたので、まだ紹介していない宝物がだいぶありました。 赤と紫。ルビーとアメジストとというところでしょうか。 赤の雫が、今度は虹の輝きに変わります。 虹色の煌きも、さらに彩りを変えてまぶしく。 眩しさは落ちましたが、色鮮やかさはよりいっそう。 5月もまだ半ばだというのに、近畿地方でももう梅雨入り。しばらく梅雨みたいな天気が続くなと思っていたら、本当に梅雨入りまでしてしまうとは。 naosuke21036.hatenablog.com 5月中、それも半ばの梅雨入りなんて冗談みたい…

  • 夕焼けを撮るなら必見~爆焼けするのはこんな日~

    夕焼けを撮影するうえで何より大事なのは、そもそも夕焼けに出会うこと。 夕焼けを美しく撮れるカメラや技術があっても、肝心の夕焼けに立ち会えなければ何にもなりません。それに夕焼け自体が美しいですから、ただ撮るだけでも十分にいい写真になるというものです。 「今日は夕焼けになるかどうか」の見極めこそが、大切なのです。 naosuke21036.hatenablog.com 当ブログで特に多くの方にご覧いただいているこの記事でも、そういうお話はしました。 それも、いわゆる「爆焼け」。空一面が燃え上がるように染まる、鮮烈な夕焼けというのは、何としても撮っておきたいところです。それはどんな日に現れるか。空模…

  • 夕焼け祭りの初夏の日

    夕焼け祭り。 昨日の光景は、そう呼んでいいものでした。 前回の記事でハイライトだけご紹介しましたが、ここで改めて、そのプロセスまで含めて、存分にお楽しみいただくこととしましょう。 曇りのち晴れという予報に反して、ほぼ一日曇りだった昨日の京都。土曜ながら私は在宅での仕事だったので窓から外を眺めるのみでした。その仕事も終わって、夕暮れ時に買い物を兼ねて出歩きました。 あるいは……とも考えてカメラを持って行っていましたが、曇り空の中、西の地平線近くから光が射しています。視界を確保するために鴨川・北大路橋まで移動すると、この様子。 すでにほんのりと雲が染まり始めていますが、これで今日は確実に焼ける、と…

  • 華麗なる初夏の夕焼け~京都・鴨川より~

    こんな瞬間を、どれだけ待ち望んだことか。 今年に入って、ここまで華麗な夕焼けは初めてです。 一日曇りの日でしたが、夕空がこんな様子であれば、もう予感できました。 まだ撮影した写真を整理できていないので、この日の夕焼け模様は日を改めて特集しましょう。 まずは、貴重な瞬間をわかちあうところから。 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。

  • 連休の雫との出会い

    今年のゴールデンウィークは、雫との出会いが何よりでした。 京都にも緊急事態宣言が出て遠出もできない状況、そうでなくても天気が今一つで、例年ならこの時期に相応しい五月晴れの空の下で初夏の風景を……ということもできない日々でしたが。でも何度か「雨→翌朝晴れ」のパターンがあったので、連休明けの昨日の早朝も含めて、何度か雫の煌きとの出会いがありました。 前回に続き、その一端をどうぞ。 まずは、二つ星。 下の水滴が輝きの色を変えます。 鮮烈な、ダイヤモンド的な煌きです。 これまた色鮮やかに。 雫ひとつぶの虹色。 虹色をもうひとつ。原理は虹と同じプリズムなので、時として水滴一つでこんな鮮やかな彩りが見られ…

  • 虹色の雫の七変化

    私の住む京都でも緊急事態宣言が出されているこの連休。 遠出は控えるべき状況ですが、天気も今一つで、たとえ宣言下でなくても撮影に出かけるのにはあまり適さない条件のようです。 先月30日、この日は私はすでに休みに入っていましたが、前日が夕方まで雨、翌日が晴れの予報とあって、雫撮影のチャンスか、と期待しました。 ですが、予報に反して朝になっても雲が広がったまま、日が射す時間が訪れるのも遅かったのと、この時期は太陽の角度があまりいい感じでなかったこともあって、ちょっと期待外れでした。結局この日、一日晴れの予報でありながら、午後も曇りがちの天気になりましたから。 成果といえるのはこれからご紹介する、虹色…

  • 青空に舞う桜

    4月が終わらないうちに、今年の桜を振り返る記事をもうひとつ。 印象深いショットがあるので、あえて残しておきました。たびたび夕景を撮りに足を運ぶ、近場の宝ヶ池公園にて。 青空の下、新緑と桜のコラボ。芽吹きの早い樹ではこの趣向で撮るのが楽しみです。 遠くに望むは比叡山。 そしてとっておきのはこのショット。新緑と青空に桜の花びらが舞います。 4月に入る頃にはもう散り始めていた今年の桜を振り返るのも、ひとまずここまでです。 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。

  • 2021年の桜、京都より

    これまでずっと新緑を主に取り上げてきて、それから桜の記事を書くというのは今さら感がありますが、今年の桜のことも振り返ってみたいので、とりあえず4月が終わらないうちに。 周知のとおり、異常に開花が早かった今年の桜。春分の日になるかならないかのうちの開花でした。 以前にこちらで取り上げた、桂川の桜並木。 naosuke21036.hatenablog.com 河津桜は染井吉野よりも開花が早いのですが、例年だと満開は3月末か4月初め。彼岸過ぎというのはさすがに早すぎましたが、染井吉野ともうまくシンクロしてくれました。 菜の花も合わせた春色コラボ。菜の花の方は前ボケにしてみました。 3月下旬で、もう芽…

  • 京都も初夏へ

    日曜の今日は、朝は曇りがちだったものの、昼前から青空が広がりました。 もともと桜も新緑も早かった今年は、4月最後の週末ともなればほとんど初夏です。近場のいつもの新緑撮影スポット・八瀬に足を運んでも、もうかなり濃くなった緑一色の光景になっていました。 濃くなった緑を彩るは藤の花。 半月ほど前は春の彩り鮮やかだった稜線も、いまやほぼ緑一色。例年なら5月上旬ぐらいの光景です。 このアングルでも、もう常緑樹とほとんど変わらない緑になっています。 ここまでくると、新緑の季節はほとんど終わりという気がします。誰だ、5月を新緑の季節と言ったのは。 比叡山の北、横高山を望むアングル。 八瀬駅前も、すっかり緑一…

  • 新緑は過程を楽しむもの

    昨日ぐらいからもう初夏に入ったような陽気です。 新緑の季節の訪れも早かった今年。もう緑も新緑から深緑に変わりつつあり、5月を待たずして、新緑の季節は完全に終わりを迎えそうです。 ということで、はや3月終わりから始まった新緑の季節の移り行きを、八瀬の叡電駅前で見てみましょう。 3月末。山桜が咲くなか、周りの樹々は淡く緑に色づき始めています。手前の赤い葉も、いち早く咲いて散った山桜です。春紅葉で赤く色づいており、秋にも真紅に色づく姿を見せてくれて、ひとつの目印としている樹です。 例年なら4月に入ってしばらくして見られる光景ですが、末とはいえ3月からこんな様子とは。今年は新緑の見頃もかなり早くなると…

  • 季節の進みは年ごとにこれだけ違う~新緑で比べる今年と過去年~

    桜の季節も、そして新緑の季節も、訪れが著しく早い今年。 同じ場所で撮影していると、年ごとの季節の違いにも敏感になります。 私のメインフィールドである京都・八瀬で、新緑と山桜。 こちらは今年の4月11日 こちらは去年の4月25日です。 緑の色づきも、山桜も、2週間も違うのにほとんど変わりませんね。さすがに、一部の樹は去年のほうが緑が茂っていますが。 こちらは、八瀬小学校近くの里山でのお気に入りのアングル。まずは今年のやはり4月11日です。手前の樹のパステルカラーが優しい。 こちらが去年の25日。さすがにいくらか今年より緑は深まっていますが、2週間違いとは思えないぐらい近いです。 こちらは一昨年の…

  • 京都・八瀬の新緑はカラフル

    先週末は新緑三昧。 嵐山から高雄まで、土曜日は西へ向かいましたが、日曜日はわが家からもほど近い、新緑では私のメインフィールドとも言うべき八瀬を中心に撮影しました。 こちらの記事でも紹介しています。私にとっては散歩の延長で行ける場所。 naosuke21036.hatenablog.com 定番撮影スポットのひとつ、色の三段重ね。山の低層が杉、高層が落葉樹なので、この季節には青空と合わせて、こんなふうに三つの色が並ぶ光景を目にすることができます。 この色づきは例年なら4月でも20日過ぎ。今年の季節の早さを実感します。 そして、メインの八瀬小学校周辺。まず何より、この対角線の構図で撮りたかった。 …

  • 京都高雄・西明寺のミツバツツジと新緑

    先週末の新緑めぐり。 嵐山、保津峡、広沢池と回って、今年は是非とも見たかったのが、高雄・西明寺のミツバツツジ。 以前の記事でも取り上げました。 naosuke21036.hatenablog.com ということで広沢池から高雄への道を。 : 西明寺の裏山にさしかかる前に、前座として出会う群落。新緑とのコントラストが映えます。 そして、本命、西明寺裏山の群落が見えるスポットへ。駐車場のモミジの大樹越しに望みます。 最高の青空の下での撮影でしたが、いくらか見頃は過ぎていたのが残念。 例年なら4月初め~20日ぐらいまでが見頃、10日なら当然大丈夫……と期待しましたが、やはり異例に季節の進みが早い今年…

  • 新緑は5月より4月、とはいうものの~嵯峨・嵐山の新緑~

    この週末2日は本当に良い天気でした。 例年なら最高の花見日和となるところでしたが、早すぎる開花のため、京都でも桜はほとんど散り尽くしていました。かろうじて花びらが残っている樹々が、いくらか見られる程度です。 桜の季節が早ければ、新緑の季節も早い。 「新緑は5月より4月」というのは私も繰り返し強調していますが、いつもの年ならこれからようやく芽吹き始めというところで、見頃は4月20日過ぎになるところ。でも今年は、まだ4月も前半だというのに、今が新緑のピークです。 ということでこの週末は新緑を存分に堪能してきましたので、お届けしましょ う。 昨日は午後は仕事だったので、午前中をフルに使っての新緑スポ…

  • 京都にて、早すぎる新緑の見頃

    新緑は5月より4月。先の記事では、そう強調しました。 naosuke21036.hatenablog.com とはいっても、こんなに早く見頃になるとは、私も思いもよりませんでした。 桜の季節が終わりを迎える頃から新緑が綺麗になってくる。その萌え出る初めの時期こそいちばん美しい、ということなのですが、あまりに早く咲き、あまりに早く散っていった今年の桜。近所でもかろうじて花びらが残っている樹がほとんどで、例年なら一番の見頃の時期になる今週末には、ほぼ完全に散っていそうです。 となれば新緑の季節の訪れも当然早いわけで、3月末には、もう南紀はおろか京都でも、すでに芽吹きが見られるようになっていました。…

  • 南紀すさみの春

    前回の記事でも触れた、この春の南紀の旅。 まずここは外せない、私の思い入れるすさみの模様から、お届けします。 海辺の地を訪れれば、必ず出迎えてくれるのがイソヒヨドリ。青空を背にメタリックブルーが映えます。 実際には私の住む内陸の京都でも増え続けていて、今の季節なら街中で声を聞かない日はないほどなので、だんだん出会っても「海に来た」感は薄れつつあるのは事実です。 でも、こんなふうにマリンブルーをバックにすれば、やはり「イソ」ヒヨドリらしさが出ます。 見老津駅からほど近い隠れた絶景スポット・松の下。 この奇岩も相変わらずです。 そして今回は、南紀の他のスポットもそうでしたが、未訪のスポットに足を運…

  • 3月の新緑~京都と南紀~

    3月から新緑が見られるとは。 いろいろあってしばらく更新をお休みしていましたが、久々の投稿はこの話題です。 先の記事で、新緑は世間で言われているように5月ではなく、4月こそがいちばん美しい。5月に入ってからでは遅すぎる、4月のうちに見逃さなずに撮りたい……というお話をしました。 naosuke21036.hatenablog.com ですが、4月どころか、末とはいえ3月のうちにもう新緑が綺麗になりつつあるとは、私も思いもよりませんでした。2月以降は暖冬だったためか、桜の開花も異例に早かったこの春。新緑の季節も早く訪れるだろうとは予想していましたが、まさか3月中に始まっているとは。 ということで…

  • ガイドブックではわからない京都の新緑スポット紹介

    新緑というのは本当の見頃はつかの間です。萌え出て間もない時期の、微妙で繊細な淡い彩りが見られるのは、1週間~10日あるかどうかです。その後も新緑といえば新緑の時期はまだ続きます。しばらくは新緑らしい瑞々しさ、さわやかさは堪能できるでしょう。でもできれば、いちばん新緑らしく美しい時期を見逃さずにおきたいものです。それは確実に4月中であって、5月に入ってからでは完全に遅すぎです。 ということで、季節に先立って新緑の話を続けて上げていますが、今回は私の住む京都で、美しい新緑が見られる穴場スポットを紹介しましょう。ガイドブックや観光サイトではまず知ることのできない情報のはずです。 巷に言われる「京都の…

  • 5月では遅すぎる~新緑は4月にこそ撮りたい3つの理由~

    新緑の季節と言ったら何月ですか? 日本でこんな質問を尋ねれば、多少の地域差はあるとしても、大多数の人は5月と答えるでしょう。時候の挨拶でも、5月であれば「新緑の候……」と書き出すのが定番となっているところにもうかがえます。もちろん新緑は、日本各地で5月に見ることができます。 でも、本当に新緑の魅力と奥深さに触れるためには、また素敵な新緑の写真を撮るためには、5月に入ってからでは遅すぎる。それがこの記事のテーマです。 新緑のベストな見頃は、4月。芽吹き始めて日もない頃から見てこそ、本当の美しさに出会えます。 巷では5月になると「新緑の季節になりました」と言われますが、実はその頃には、もうベストな…

  • 美しい新緑に出会うための6つのポイント

    まだまだ春本番には遠いところですが、だからこそ今のうちに、この記事をアップしたいと思います。 新緑の季節にリアルタイムで載せると、今年の春に見に行こう、撮りに行こうという方々には間に合わないかもしれませんから。季節にしばらく先駆けてお読みいただけた方がお役に立てると思いました。しかも、後述しますが「新緑の季節」というのは、一般に思われているよりもずっと早く始まり、見頃を迎えますから。 美しい新緑に出会うためには。その新緑を美しく撮るためにはどうするか。私は新緑をここ数年ほどこだわって撮っていますが、そのなかで気づいたことのわかちあいです。 naosuke21036.hatenablog.com…

  • 彩り豊かな季節を待つ

    3月に入ってから初めての記事です。 ようやく過ぎた冬は、1年のうちで最も彩りの乏しい季節。春には、すでに各所で梅の花が咲いているのをはじめとして、苦節の彩りもよみがえってきます。 桜、菜の花、タンポポ、春もみじ、新緑といった春の彩りも待ち遠しくなってきますが、ここはひとまず、冬をはさんでの、秋と春の彩りを比べてみましょう。 同じ場所なので、対比もなおさら際立つ。叡電八瀬比叡山口駅近く、府道387号線沿いから比叡山腹を望んでの光景です。 まず昨秋の、秋色の移り行き。色づきが例年よりやや早かったようで、10月末でも赤く染まっている樹がありました。 11月上旬。もみじはまだまだですが、その背後の黄色…

  • 真冬の森の宝石箱 その4

    今日は2月28日。冬の最終日ということになります。 1月までは何度も厳しい寒波が訪れたこの冬でしたが、2月に入ると春を思わせる暖かい日も多くなり、思いのほか厳冬ではなかったのが今年の冬でした。そのため積雪も予想したほど多くはなく、期待した「雪融けの雫」を撮る機会もこれ以上はないようです。 ということで、以前にご紹介したものの続きで、厳寒だった時期に撮影した雫の宝石たちから。 眩しくも鮮烈な色の変化をお楽しみください。 このあたりからの、左の雫の、赤を基調に緑の入った虹の煌きがこのシリーズでの得にお気に入り。 これから春分の日ぐらいまでは良い角度で陽射しが注ぐ場所がなく、しばらくは雫撮影もシーズ…

  • 早すぎた春の日の夕日

    夕日を撮るなら、真紅に限る。これが私の徹底したこだわりであって、真紅に染まらないような日なら、夕景は撮っても、夕日そのものの撮影は捨てる。それぐらいのつもりです。 naosuke21036.hatenablog.com ただ、京都だとなかなかそういう機会には恵まれません。太陽は地平線に近づくほど赤さを増していきますが、そうなる前に早々と西山に隠れてしまうからです。 そこそこ日の高さがあるうちに赤く染まるのは、空気が霞んだ日しか期待できません。澄みきった快晴の日は、黄色いまま沈んでしまう、残念な夕日に終わってしまいます。 そういう霞みがちな日がいちばん多いのは、一年のうちで春。春霞のほか、黄砂や…

  • 春のフライング~大文字山から望む夕日~

    しばらくお休みしていましたが、久しぶりの投稿です。 この週末は、まだ2月だというのに、3月を飛び越えて4月が訪れたような暖かさでした。特に今日は春本番に近い天候で、晴れ渡りながらも空の霞み具合から、夕日撮影の絶好のチャンスを予感。 最高の夕日は最高の場所で撮りたい、ということで、こんな暖かい日でなければ2月にはまず上ることは無いだろう大文字山へ。 今回は、まずその夕日をお届けします。 この色で撮るのは私にとって理想に近い。 早すぎた春の日を名残り惜しむように。 フィナーレです。 この時の模様は次の機会にゆっくり書きたいところですが、ひとまずは今日出会えた宝もをお届けすることから。 今回もご覧い…

  • 真冬の森の宝石箱 その3 ~カラフル~

    2月も立春を過ぎて1週間と過ぎれば、光の季節で見れば立冬の1週間前と同じ。つまり、日の長さも高さも、10月末とほぼ等しいことになります。 2月と10月では気温は違いすぎますが、光は同じ。光から先に春が訪れるというものです。週間予報だと来週半ばにまたひと寒波ありそうですが、それを過ぎると春が大きく近づくでしょう。 ということで、引き続いて雫の宝石たちをわかちあいましょう。 今回は、カラフルです。 寒々とした冬の森でも常緑を保つ杉の枝を、キラキラと飾る雫たち。 オレンジから、黄色へ。 右下が、青緑に。上の暖色ふたつとのコントラストが際立ちます。 そして青に。 上の雫も、やや寒色寄りに彩りを変えまし…

  • 真冬の森の宝石箱 その2

    2月に入ると比較的暖かい日も多くなり、「光の春」の訪れとともに気温の春も近づいていることが感じられます。 ですが今回も、厳寒の時期に出会えた宝物から。雫の煌きで宝石箱と化した森の様子をお届けします。 微妙に彩りの違う、オレンジ色の輝きたち。 ピンクの煌きが鮮やかです。 ライトブルーの光へと変わります。背景が暗く抜けてくれたので際立ちました。 いくらか虹色がかったような輝きです。 よりカラフルさを増して。 片方はアメジストのようです。 そして最後に、虹色の眩しさ。 寒さの中、震える手での撮影でしたが、出会えた宝はどれも大切です。 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。

  • 真冬の森の宝石箱

    例年より1日早い節分、そして立春を過ぎると、「光の春」。 まだ寒さは厳しくても、年末年始の頃に比べればいくぶん日も高く、長くなり、温度の春に先駆けて、いくらかは春の訪れを感じさせます。 1年で冬が最も苦手な私としては、12月上旬はまだ紅葉が見頃だから「晩秋」扱い、立春を過ぎれば「光の季節」に従って早春扱いで、どうにか「冬」の時期を縮めたい気にもなります。 ということで、真冬の1月の間に、何度か雫の撮影機会があったので、わかちあいたいところです。 何度も寒波に見舞われた先月でしたが、意外に雪は降らず、「雪融けの雫」という機会はありませんでした。冬でも雨が残した雫です。 ということで。 緑を中心と…

  • ユリカモメたちのいる夕景 その4

    私の愛するユリカモメたちの夕景シリーズ、今回でひとまずおしまいです。 これはある年の冬、鴨川は荒神橋付近に集まっていたときのことです。だいたいは橋の上からの望遠撮影です。 : 茜色に染まる水面とともに。まずは足の立つ浅瀬で。 過去の最盛期であればこの付近は一番数多く見られたスポットの一つであり、夕暮れ時には空高く群舞する姿も毎日のように見られました。今は年によって全然集まっていないこともあります。 こちらは深さがあって、彼らも泳ぐ姿ともに。深いと夕景の映り方も違います。 そしてこの日の見所は、夕景の中、飛び立っては着水する姿が繰り返し見られたこと。ご覧の通り、カモたちも混じっています。 夕暮れ…

  • ユリカモメたちのいる夕景 その3

    京の冬の風物詩・ユリカモメの夕景シリーズ、今回もです。 年によっては、彼らは夕暮れ時には、五条と七条の間の、正面橋の辺りに集うこともありました。 その折の光景からです。 できるかぎり彼ら自身の目線に近づこうと、河原まで降り、水面すれすれまでカメラを近づけて撮影した一枚。ご覧の通り、彼らの足が立つほどの浅瀬です。 このアングルだと、一部のユリカモメたちの白い羽も、ほんのりと茜色に染まって見えます。 よりズームで、2羽にフィーチャーして。茜色もより鮮やかになり、ユリカモメの白とのコントラストが映えます。 こちらは遠近。背後の大群は、飛び立とうとする何羽かもいます。 水面の染まりようも、さらに赤みを…

  • ユリカモメたちのいる夕景 その2

    前回に続いて、私の愛する鴨川のユリカモメたち。これも過去年の撮影からです。 やはり、夕暮れの茜色に染まる水面に。 河川敷に集う。左下の波紋がちょっとしたアクセントになっています。 夕焼け雲を背に舞う。まだ空高くは飛び立っていません。 こちらは別の日。大群で輪を描くようにしながら大空に舞い上がっていきます。 1羽1羽が、すっかり小さく見えるところまで上昇しました。 西日を浴びて、うっすらと色づいた姿が大空に浮かびます。 こうやって千変万化のスペクタクルを見せてくれる彼ら。この冬も会えましたが、今後もずっと、鴨川にはやってきてほしいものです。 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。

  • 茜色の水面に~ユリカモメのいる夕景~

    京都の冬の風物詩、鴨川のユリカモメたち。 この冬の撮影ではないですが、夕景の中で映える、彼らの姿をご覧いただきましょう。 こちらは丸太町橋南の河川敷。夕日で茜色に染まる水面に集うています。年によってはこのまま飛び立って琵琶湖に帰ることなく、鴨川で夜を越すこともありました。 鮮やかな茜色と、ユリカモメたちの白のコントラスト。 そのなかでの2羽にスポット。 こちらは一羽だけです。 こちらは別の日。一羽一羽が粒にしか見えないほど、高く、夕空に舞い上がっていった光景です。 夕焼け雲を背に、群舞。 ただ見るだけでも白くて愛らしい鳥ですが、こうやっていろいろな光景を演出しては、寂しい冬に見るものを見せてく…

  • この冬も鴨川のユリカモメ

    京の冬の風物詩のひとつ、鴨川のユリカモメたち。 毎冬の私の楽しみのひとつとなっていますが、繁殖地(ロシアのカムチャツカ半島)の環境変化その他の要因で、最盛期に比べると年々渡来数も減っています。また以前であれば11月に入った頃には鴨川で見かけたのに、最近では12月になっても姿を見かけないこともあり、ひょっとして今年は来なくなったのか……と気になってもいました。 でも、数は減っても、ちゃんと出会えました、今年も。先週末、寒波のただなかでの撮影から。 鴨川・丸太町橋から北山を望んで。青空も寒々としていました。 そしてユリカモメたちは橋のすぐ下流の河川敷に、群れなしていました。他の場所を回っても見かけ…

  • 地図にない絶景と関係人口~南紀すさみ町・黒崎~

    南紀すさみに寄せて。 先日、SNSのとあるグループで投稿したこの一枚には、地元の南紀の方々も含めて、たくさんの方々からの反響をいただきました。 まるで青水晶という、この澄んだ水の色。 すさみ町の、黒崎にて撮影したもの。川ではなく海で、岩礁が侵食されてできた入江です。 このあたりは砂泥互層がだいたい水平に重なっていて、水底に白い砂岩層が露出していることが、水の透明度もあわせて、こんな繊細なブルーを演出していると思われます。 でもこれは、いわゆる「名所」ではありません。ガイドブックに載るような場所でもなければ、地元の観光協会でも見所として案内されているわけでもない。すさみ町には南紀熊野ジオパークの…

  • ふたつの宝石、魔法の瞬間

    新年のご挨拶のあとでは、今年初めての記事になります。 この2つの煌きがさまざまな色の宝石となって贈る素敵なひとときをお楽しみください。 青緑がふたつ。 澄んだブルーの輝き。 大きく輝く、ふたつのオレンジ。 片方が青に。 入れ替わるように、オレンジと緑。 2つの虹色の煌きが、最高の瞬間でした。 昨秋の撮影からです。 冬も本番に入ったばかりですが、今年は雫の素敵な瞬間にはどれだけで会えるでしょうか。 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。

  • 2021年 明けましておめでとうございます

    みなさま、明けましておめでとうございます。 桂川にて撮影した、今年の初日の出をお届けします。 年末はわが家の近くもご覧の通りの寒波襲来、元日にも続いて、予報は曇りだったので初日の出撮影に行くかどうかは迷ったところですが、未明に空を見上げれば晴れ渡っていて、この天気が日の出まで持つことを祈りながら、酷寒の中、桂川までたどりつきました。 naosuke21036.hatenablog.com 桂川については、初日の出撮影スポットとしてこちらの記事でも触れました。年末年始にはこの記事へのアクセスがかなり多かったようです。 とはいえこちらの記事にはまだ桂川で撮った初日の出写真を載せていなかったので(過…

  • 2020年を雫で振り返る

    2020年も最後の日。 1年の締めくくりは、私の最もこだわりのテーマ、雫でいきましょう。 どれもかけがえのない瞬間ばかりなので、ただその美しさをご覧ください。 今年は雫撮影はいまひとつ機会に恵まれませんでした。フィールドはコロナ禍のただなかでも散歩がてらに行けるところにありますが、「雨上がりに日が射す」状況になかなかならなかったのです。1-2月は雪がほとんど降らず、この時期なら狙いたい「雪融けの雫」で撮れたのが1度だけ。また一番のシーズンである夏場は、7月は長梅雨で雨は降り続いても日が射すことすら滅多になく、梅雨が明けてみれば8月は連日カンカン照りで夕立ちすら降ってくれない。8月に一度も撮る機…

  • 2020年を南紀すさみで振り返る

    2020年も残りわずか。総集編シリーズ、今回は私の思い入れてやまない、南紀すさみといきましょう。 例年ならこの時期には一度は訪れ、冬の海を撮ってみたいところ。ですがコロナウィルスが収束の兆しもみせていない時期とあって、万一のことも考え、今年は見合わせています。 5月の連休もいつもなら初夏の海を撮りに訪れるのですが、やはり見合わせたことで、今年はすさみを訪れることも、例年になく少なくなりました。ですが、印象深い風景はいくつもカメラに収めましたので、ここで振り返ってみます。 早春に訪れた折に。 見老津駅前から。思えばすさみに魅せられた何よりもの発端は、駅から望む青い海の美しさでした。 陽光にきらめ…

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