分水嶺とは水が分れる山稜のことをいう。山登りをする皆さんへは馴染みの言葉だろう。これは普段、「分かれ道」というたとえにも使う。さて今日は、事例Ⅰ、合否の分水嶺についてお話したい。それは「戦略論の有無」だ。令和に入ってからは、この戦略論、つまり戦略的視点が
AAS名古屋で中小企業診断士育成20年!設問分解、要約練習を創った鷺山はるこが2次のノウハウ真実を毎日更新中!
中小企業診断士試験の合格を目指す方は必見です。 診断士2次受験専門校AAS名古屋の代表 鷺山はるこ(中小企業診断士)が、合格の秘訣や学習のヒントを語り、受験生を応援しています。 ブログタイトルの「Si. Eccolo!」とは「はい、ここにあります。」という意味です。 学習に行き詰まった時や、モチベーションの維持にお悩みの方が、ここに来ればヒントが見つかります。
先日、うちの部長から言われたことがある。「最近のあなたは変わったね。」と。不思議に思って聞いていると、こう話してくれた。「たしか、診断士に成り立ての頃は、 歌って踊って笑いの取れる元気な診断士になる、 と言っていたはずだ。 なのに、今は違う。 変化を拒む
この3年程、2次の試験傾向が変わった、と感じている方は多いだろう。私もその一人だ。傾向が変わったといっても、表面的なことではない。求められる力が変わったと感じている。以前であれば、診断・助言という現場での問題発見や課題設定、具体的な解決方法の策定という、
「考える力を付けるには、考える〇〇がいる。」さて、この〇〇の中にどんな言葉が入るかわかるだろうか?考える力の基礎には、もちろん知識もいる。知識が無ければ、どんな観点で考えて良いかわからないからだ。だがそれだけでは「力」は付かない。正解は「経験」だ。考える
中小企業診断士試験は、ビジネスの世界で活躍したい人が取る資格だ。しかも国家資格ともあって、最近では施策関連で活用の場(お仕事チャンス)も多い。だが、ここで気を付けねばならないのは待ちの姿勢では仕事にならない資格だということだ。皆さんへ、お伝えしたいことが
「この扉を開けさえすれば、輝かしい未来への道が待っている。」はじめて診断士という資格を取ろう!そう決意した時、皆さんは夢見ただろう。扉の向こうのサクセスストーリーを。だが実際はどうだったか?「えーーっ?受験勉強って こんなに大変だったのぉ?!」始めてみる
エリザベスカラーをご存じだろうか?犬や猫が手術を受けた際、傷口を舐めないよう首回りにつける装具のことだ。なぜ「エリザベスカラー」と呼ぶのか?16世紀のイングランド、エリザベス1世が付けていた大きな襟に似ているからという説もある。とにかく、邪魔そうな大きな
私の苦手なことに山登り(ハイキング)がある。苦手とはいっても、実は経験が無いのだがきっと苦手に決まっていると思っている。そのため、これまで幾度か、「行きませんか?」と誘われた経験はあるものの、いつも丁重にお断りしてきたのだ。なぜ苦手だと思うのか?もちろん
2次試験は「問われたことに問われたように答える」試験だ。考えれば当たり前のことなのだが、実は奥の深い話なのだ設問分解で題意や制約条件を注意して読むのは、「問われたことに問われたように答える」ための基本だ。例えば、次の2つはどう違うか、考えたことがあるだろ
2次試験に合格するために、何をゴールとして勉強すれば良いか、決めたいと思わないか?どこまでできればよいのか?不安ではないか?私のお勧めは、まず、解答骨子を作り上げるまでをゴールとすることだ。解答骨子とは、解答用紙に書き出す前の文章の骨組みを書いたもののこ
以前もこのテーマは書いた気がする。答案にはお金の匂いが必要だという話を。まあ、毎年言っているのだが、特にマーケティング・流通事例ではこれが必須だ。お金の匂い、とわざと書いたのは「臭い」と書くより、雰囲気が良いからだ。ところで「お金の匂い」とは何か?具体的
合格者、それも高得点で合格する人は、事例問題を解く際の「判断基準」が明確で、しかも解答を決める際の決断が早い。だが、受験時代の私は、解答を決めるのが遅く、迷ったりループしたりしていた。そんな私がこの問題点をどう解決したのか?今日はそんなお話しだ。まず、試
昨日はこんなお話しをした。合格者、それも高得点で合格する人は、事例問題を解く際の「判断基準」が明確で、しかも解答を決める際の決断が早い。今日は、この「判断基準」とは何か?というお話しだ。この判断基準には大きく2つある。ひとつ目は、「科目別の解き方の重点ポ
中小企業診断士に必要な力とは何か?それは「診断・助言」する能力だ。すぐに答えられた方もあるだろう。だが、「診断・助言」するにはどんな力が必要か?これに答えられるだろうか?1次知識や白書知識をインプットしておき、これらの知識で、読み替えができればまずは、「
「設問分解」という方法を、四半世紀前に作った時私はこう思った。絶対に落ちない、得点できる方法が、2次試験にもあるはずだ、と。そう思って、過去問を10年分、分析して、編み出したのが「設問分解」だ。だが、実は、財務事例には、もっと詳細なコツと方法論があった。
受験指導を始めて24年。その間、2次試験も数々の変遷をたどってきた。もちろんそれは、いつも言うように、経産省の施策に沿っての変遷だ。具体的に言うと、施策によって変わってきたのは、ストーリーや中小企業への考え方だ。合格すれば、すぐに支援の場に立たねばならな
このところ、少し恐れていることがある。「衰え」だ。年齢からくる「衰え」はもちろんだが、全てをPCやスマホ、果ては簡単なアプリで済ませてしまうようになって、明らかに「読む力」「書く力」「考える力」が衰えていると感じるのだ。先日、別の方面の勉強をしようと思い
自分の中にも周辺にも、打つためのリソースが見当たらない。そんな戦略で勝てるだろうか?いや、そもそもそんな戦略が打てるだろうか?こう聞けば皆さんは、「無理でしょ!」と即答するに違いない。だが、2次試験で皆さんが、実際に書いた答案には、「無理でしょ!」の内容
今日は、「事例問題を読むことが苦手」そう悩む皆さんへ向けお話ししたい。この悩みを持つ方の殆どが、勘違いをしていると思うのだ。特に多いお悩みが、「読み逃し」だ。合格者であれば気づくであろうことを自分は気づかずスルーして読んでいる、そう悩まれるのだが、これが
「下足痕」(げそこん)という言葉をご存じだろうか?刑事ドラマで良く出てくる、犯罪現場に残る足跡のことだ。この足跡を分析することで犯人の手掛かりを掴む。この「下足痕」からは、犯人のサイズだけでなく様々な情報がわかる。どんな靴か?それはどこでどのように売られ
「危ねぇっ!」ビックリして思わず叫びそうになった。背後からスゴイ勢いで私を追い越し、しかも目の前に急に割り込んできたのだ。轢かれるかと思った。歩道を猛スピードで蛇行して私に迫り、これ見よがしに自転車をこいでいたのは小学校2年生くらいの男の子だった。いくら
我が家にも桜の花びらが降り注ぐ季節となった。季節が過ぎるのは早いものだ。先日美容院に行くと、妙に明るい店になった気がした。マスクが無くなり、スタッフの表情がしっかり見えるようになったからだ。やっぱり表情って大事だなあとつくづく感じる。だって、気持ちだけで
皆さんにまずお伺いしたい。科目別に得手不得手があるだろうか?また、「ここがいつも苦手」という超えたくても越えられない壁があるだろうか?例えば、組織事例。ストーリーが読みづらい、もやっとしている。おかげで解答に何を書けば良いのか?これももやっとしている、と
今日は昨日からの続きだ。与件文を読んで、一晩考えていただけただろうか?令和3年事例Ⅰの第1問で、「印刷機、印刷工場を順次売却し、印刷工場を持たない~」会社へなっていこうとしたのはなぜか?社長は何を考えていたのかだ。ヒントは、次の2つだった。・該当箇所以前
昔から2次試験に通るには「感受性」が必要だ、と言われる。それはなぜか?今日はこれについてお話ししたい。「感受性」にも色々ある。だが診断士試験では、なんでもかんでも敏感に感じることを求めているわけではない。私は、2次試験合格のための「感受性」には2つあると
先般のWBCでは、キャッチャーの前に四角碁盤の目のようなものが表示されていた。覚えておられるだろうか?おかげで私のようなあまり知らない者でも今のボールがストライクだったか?ボールだったのか?がわかった。ピッチャーの動きだけ見ていると、外れているように見え
ここ数日、心地よい小春日和が続いている。私の周辺では、まさに桜が満開だ。先日は土筆も見つけた。着実に季節は進んでいる。こんな時は、うちの犬もクン活で忙しい。土の匂い、草の匂いから何を見つけようとしているのか?50cm進むのに、2~3分かかったりする。嗅ぎた
昨日も少し書いたのだが、与件文(問題文)を読むのが苦手な方は多い。そもそも与件文はどうすれば、正しく、速く読めるのだろうか?皆さんの中には、SWOTで色分けして読みましょう、と教わった方もあるだろう?それも悪くはないが、SWOTで分けるだけでは効率が悪い
実は今、自分の行動変革に取り組んでいる。我が師匠のコーチング講座での学びを得て、自分のリーダーシップ開発に向け、鋭意努力中なのだ。「今さら?」なんて言わないでいただきたい。人は成長しようと思う時は、いつでも成長の時だ。歳なんて関係ないのだ。この講座の中で
唐突だが、マーケティング・流通事例で多いお悩みがある。「具体策に何を書いたら良いのかわからない。 合格者答案や模範解答のような施策は 自分にはとても浮かばない。 どうすれば、あんな策が浮かぶようになりますか?」毎年、同じご相談を受けることが多く、先日もた
こんなご相談を受けたことがある。「何を問われているのか、どう答えて良いのか わからないんです。」またこんなご相談もある。「書きたいことはなんとなく浮かぶのですが どうまとめたらよいか、わからないです。」似たようなご相談のようで、両者は原因が異なる。前者は
「これじゃあ、入学式まで持たないねぇ。」正門前の桜について、用務員さんと話したばかりだった。ぐんぐん日差しが強くなって、植物たちも勢いを増し、いよいよ「キター!」と盛り上がっていたのにこの寒さだ。私の地元では小雨まで降って、まさに「寒の戻り」。先週、衣替
受験生の方が共通して悩むテーマがある。それは学習方法についてだ。自分にはどんな学習方法が合うのか?ネットサーフィンする理由も、その情報を得るため、という方もあろう。確かに参考になることもある。だが、これだけは知っておいていただきたい。人の経験は、あくまで
2次試験に合格できるひとになるために、何が最も重要か?私が思うに、事例企業のサクセスストーリーを描く力だと思う。それも、事例問題を全て読んでから考え付くのではなく、設問分解の段階、つまり、与件文を読まずとも設問文全体を読むだけで察しがつく力だと思う。設問
なんという感動だったのだろう。WBCがついに終結した。正直、野球のことをよく知らなかった私のような者もすっかり魅了された。野球ファンになってしまいそうだ。今回の彼らを見て思った。優勝という結果はもちろん大事だが、そこに至る過程はもっと大事だと。おかげでふ
「諦めなければ叶う!」スペイン戦のあとに大谷君がコメントした時、思わず私も叫んだ。「そうだ!その通り!!」本当に感動した。と同時に、窮地に立たされた時の選手の心境はどうか?とくに、勝利を与えてしまった投手のことを考えると、他人事ながら、胃が痛くなりそうだ
「過去問を繰り返しても、 答えを覚えてしまっているので やる意義を感じない。これまでも幾度かお話ししてきたテーマだ。上記のようなお悩みは、受験経験が多い方にありがちな問題だ。このお悩みへの答えには、いつもこうお返事する。「そう感じるのは、 あなたの過去問
若い頃は、夢中で前に向かって進んでいた。とにかく未来を創るのに必死だった。とにかく一勝あげて、優勝するのだ。そう思って全力で戦うサムライジャパンのようだった。だが、ある頃になると、少し余裕ができ、自分も見つめ直したくなる。このままの人生で良いのか?と。そ
先日のサムライジャパンの戦い。ご覧になった方も多かったと思う。今も大谷君の表情が目に焼き付いている。どれほどの気持ちがあの目の奥に表れていたか。これまで見たこともない表情と声に本当に感動した。大谷君もヌートバー選手も、某社で人体改造を行ったと聞く。自分の
この季節は良い。(花粉症の方には辛いかもしれないが)明るい陽気の中で、様々な「芽」が周辺を飾りだすからだ。幸い、我が家の周辺には緑が多い。小学校が隣接しているせいもあろう。今時はまず木蓮だ。この小学校では「木蓮プロジェクト」なるものをやっており、木蓮並木
「最近、脚気(かっけ)の検査ってやらないなあ」昔書いた私のブログを読み返していて思った。当時「設問分解」を説明した内容にこう書いている。「合格するには脚気の検査のように反応することが必要だ。設問文で切り口や仮説を、反射的に思いつく必要がある。」と。つまり
どうにもモヤモヤすることがあった。放置自転車問題だ。数週間前から、向いの倉庫の裏に、自転車が放置してある。誰かが取りに来る気配もなく、そろそも蜘蛛の巣もはりだした。ゴミが増えると犯罪も増える、そんな言葉を聞いたことがあったので気になってしょうがない。犯罪
AAS名古屋では、サブノートや体系図づくりの指導も行っている。自作のツールを作る過程は、思考力を鍛えるうえで大変重要だ。サブノートひとつでも、どうまとめれば良いか?考える過程で・どこで使う知識か・どんな使い方をする知識か などわかるようになる。だからこそ
「目的の明確化」2000年頃、ITの導入が進まない中小企業さんに対し、中小企業白書の中でよく書かれていた言葉だ。当時、IT業界からの営業攻勢も強く、導入はしたものの、結局、何のために導入するのかわからないまま、勧められるままに導入してしまうケースが多かった。
診断士受験生に限らないが、自分をレベルアップするため何かにチャレンジしようとする人の多くが悩むのが、時間の捻出方法だ。勉強もしたいが仕事も疎かにしたくない。もちろん家庭もそうだ。どれを優先するのか?結局はこの優先順位の話なのだが、なぜ悩むのか?それは、い
今日はまず皆さんに問いたい。1次と2次の勉強の仕方の違いは何だろうか?私はこう思う。やっつけで間に合うか、間に合わないか?だ。1次試験の勉強だと、初学者でも3か月前から始めましたという方があったり、経験者でも6月くらいから始めますという方があったりする。
長く受験生の指導をやってきて思うことがある。診断士の業務に関連することを学び、業務でも活用場面が多い方は、独学でも合格しやすいということだ。大学で経営学を学び、中小企業支援や中小企業の診断を行う仕事の方のことだ。ここでひとつ注意が必要だが、いくら中小企業
唐突で恐縮だが、中小企業診断士制度について定めた「中小企業支援法 第十二条」で気になる言葉を見つけてしまった。それは、「中小企業の経営診断の業務に従事する者の資質の向上を図るために」というくだりだ。なにげに読んでいたのだが、よくよく考えると「資質」とは、
今日は昨日からの続き。マーケティング・流通事例で重要視される「タテのフィット/ヨコのフィット」についてだ。まず結論から言えば、「タテのフィット/ヨコのフィット」とは、戦略体系図における縦の流れと、横の流れの一貫性のことだ。まず縦の流れは、全体戦略の強みと
昨日、めでたく〇〇歳の誕生日を迎えた。明かしたくないほどの歳にはなったが、まずはここまで無事に生き残れたことを、神様に感謝申し上げたい。実はこの日、私宛に爆発物?が送られてきた。(その画像は最下部に)郵便屋さんから手渡しされたのだがはじめは受け取りを躊躇
昨年の2次本試験では、組織事例で大きく評価を下げた方が散見された。特に複数受験経験のある方の中にだ。組織事例は一度コツを覚えると、むしろ安定的に取れ、得点源にしたいと思っていたのに、予想外の結果に驚いた方も多かっただろう。なぜ昨年、大きく変化したのか?そ
春一番にはまだ早い、そう思っていたのに洗濯物が飛んだ。一部は行方不明だ。人というものは、薄々気が付いていてミスをやらかすものだと思う。一部飛んだものの一つは、ハンカチだ。他の洗濯物に比べて薄いなあ、と少しは気になった。だがまあ大丈夫、と高をくくって干した
皆さんは事例問題の解答を考える際、・題意・制約条件を意識されるだろう。ご存じない方のために説明すると、・題意とは質問の本質だ。「帰属意識を高めるための施策」を問われれば、最も短く捉えた場合の題意は「施策」だ。ここからわかるのは、抽象的なことではなく、具体
いきなりだが、「設問分解講座(R)」は登録商標だ。私が受験生時代に作った「設問分解」というノウハウを使って練習する。この「設問分解」は本試験で問題を解く際にも使う。その目指すことろは、与件文を読まなくても設問で何を問われているか?仮説を立てることにある。
2次試験は文章で解答する。それゆえに、受験生にはある問題点が生じる。それはわかりやすい文章を書かねば採点者から評価されにくいという壁だ。皆さんもご存じのように、「わかりやすい」という意味は「論理的である」とも言い換えられる。昨日も述べたが、知識の論点を正
今日はまず、2次試験の勉強中の方に多いご相談をご紹介する。多いのは次の3つだ。・設問でどう答えたらよいかわかりません・与件文を読むのが遅くて間に合いません・解答骨子を上手く作れません実はこの3つには共通した原因がある。皆さんはおわかりだろうか?それは1次
今日は、はじめに嬉しいお知らせから。いよいよ3月24日より、「合格指南塾」が11年目に突入する。これを記念して、お申込みの方先着10名に、「あなたの解答手順を作るためのマンツーマン講座」2回分を無料でプレゼントする。担当講師は、この私、鷺山はるこだ。「合
受験生の学習方法が正しいか?これを知る方法がある。それは過去問についてどんな意識で取り組んでおられるかだ。「同じ問題をやって意味がありますか?」とか「同じ問題をやっていると答えを覚えてしまって」などと発言する方は、そもそも過去問の使い方を間違っている。キ
今日は、事例問題で多いお悩み。「時間内に間に合わない」問題について解決法のひとつをご案内したい。昨日も書いたように、間に合わないのは、もともと読むのが遅いとか知識が浮かばないということが真の問題ではない。なぜなら、もっと根本的な理由があるからだ。事例問題
今日も「集中力」を上げるためのお話しだ。強制的に集中力を上げる良い方法がある。それは、あまり長く勉強しないことだ。とにかく短時間で済ませることだ。人の集中力は続いても25分、という話を聞いたことがあるだろうか?小学校の授業は45分、大学でも90分だ。手遊びをし
受験勉強をする皆さんには自宅学習もできるだけ集中力を高めて勉強していただきたいがなかなかそうもいかない。今日は昨日からの続き。人はなぜ集中力を欠くのか?というお話しだ。私が思いついたのは、大人ゆえ、職業人ゆえの理由だ。大人になるにつれ、仕事の量や幅が増え
人生の残り時間を気にするお年頃になると少しでも残りの日々の「生活の質」を上げたくなる。皆さんはどうだろうか?私の最近のテーマもこれだ。「日々の質を上げ、 自分の実になるように、 少しでも有意義に過ごしたい。」で、最近の目標はこれだ。「朝食時間にゆとりを持
「2次試験は何を書けば合格できるのか?」今日は、最も基本的なお話しをしたい。本試験の制限時間は80分だが、そのうち、正味の戦う時間は解答骨子を作成するまでの約40分程度しかないのが現実だ。この40分のうちに与件文も設問文も正しく読み解き、出題者意図を踏まえた解
いよいよ本科コースも始まった。このコースではまず、自分の目標設定から始まる。「本番でどんな状態になっていたいか?」多くの方がこう語った。「いつ何時でも、どんな状況においても 自分で作った解答手順を実行でき、 安定して合格点を取れる状態」と。こういう言葉が
あれほど診断士になりたいと言っていたのに、いざ試験勉強を始めると苦痛を感じ出す方がある。・忙しい、大変、はかどらない、苦しい診断士の勉強過程で受験生から出る言葉の殆どがこのようなネガティブなワードだ。わかっているだろうか?それでは効率が落ちるし吸収率も落
最近、耳で聞く本がマイブームだ。これまで犬の散歩で音楽を聞くのを常としていたが、最近ではもっぱら、本を聞くようにしている。理由は、本はどんな時も、聞き入るうちに気分を変えてくれるからだ。のめり込める。ちょっと前まで、世界中の「昔話」を聞いていた。その国の
計画の目的は、何かを実現したいことにある。何かを達成したいから、計画は立てるのだ。だが、受験生の方の学習計画を拝見すると殆どの場合、「やることリスト」であり、ゴールや目的が見えない。何年の事例問題を、いつ、何回やる、とだけ書いても、そこにやる目的が書かれ
マーケ事例で当該企業が店舗を持っていれば、立地戦略はとても重要になる。昨年の令和4年の事例Ⅱでも立地を意識して答える問題が出題された。だが、この立地。受験生の中にはあまり意識しない方が多い気もする。ターゲットについて、市場細分化基準で・デモグラフィック・
自分の何がいけないのか?何が邪魔して通らないのか?お悩みの方。そして、そもそも事例問題にはどう対応するのか?基本を身につけたい方へお勧めの講座がある。私とマンツーマンで行う「ワンオンワンレッスン」がいよいよ募集を開始した。https://www.aas-clover.com/nagoya
2次試験では知識を応用して使えるようになることが必須だ。これなくして合格はない。そのためにどんなツールを用意するのか?昨日はこれをお話しした。さて今日は、知識の応用力について鍛え方をお話ししたい。鍛え方とは事例問題を解く機会を活用して、「考える」と「メモ
今日は、昨日からの続き。「知識を使って中小企業の診断(知識の応用)ができること」というのが、2次試験で問われることだ。なのに、残念な結果になる多くの方がこれができない。1次試験は高得点で通っても、2次試験で知識を応用して使うことができない。それはなぜなの
最近の皆さんはご存じないかもしれない。その昔、中小企業診断士の役割が今とは異なっていた。現在は、「中小企業の成長戦略を、施策と各種支援機関と連携して伴走支援する者」だが、その昔はその名の通り、「診断業務」がメインだった。つまり、中小企業さんの現状をお医者
初めて実務補修を経験したうちの合格者たちが、毎年決まって言うセリフがある。それは、「2次試験と実務補修は全く一緒でした!」そして、こうも言う。「戦略論や戦略レイヤーについて 学んでいて良かったです。 でなければ実務補修も、 すぐには対応できなかったと思い
昨年の2次試験では、模試の評価が良くとも結果として合格できなかった方が多かった、という話を聞いた。SNSではかなり話題にもなったそうだ。本来、同じような傾向であってほしいという気持ちもわかるが、食い違ってしまうには訳がある。この事を知ってほしい。まず、2
「人も企業も同じ」そう思う場面がよくある。まず存在の目的だ。企業にはゴーイングコンサーンという目的がある。ステークホルダーのために、より良く、永く生きながらえ、成果を残すことを目的とする。己の理念の下、経営の方向性を決め戦略を立てて行動する。そして、行動
今日は皆さんにお勧めしたい勉強法がある。それは解答を声に出して読んでみることだ。私もたまにやる。とは言っても私の場合は読むのではなく読んでもらうほうだが。受講生の方に、自身が書いた答案を声に出して読んでいただく。それを私は目を閉じて、集中して聞く。人は聞
「愚直」という言葉の意味をご存じだろうか?「愚か」なほど馬鹿正直に一本気であることだ。スクールを創った当初、私がよく使っていた言葉だ。愚直に勉強してください、と。理由は、「愚直」である人は講師の客観的評価やアドバイスを素直に受け入れて実行する。また、問題
先日の合格者答案分析会で合格者に共通したコトは何だったか?本年合格のため、皆さんにもぜひ共有したい。今日はそのひとつ。合格者は「戦い方が明確になっている。」ということだ。もっといえば、・リスクを冒さないためのボーダーラインを決めている・わからない問題の逃
合格祝賀会を兼ね久々のAAS名古屋ファミリーの集いを開催した。コロナ禍で中止して以来、3年ぶりだ。平成15年までのドリームチームから令和4年の合格者まで、大集合だ。毎回、このファミリーの集いで思うのは「なんとうちの卒業生は濃い面々ばかりなのか」ということ
合格者再現答案分析会が終了した。この会の目的は、合格者と未合格である自分との違いをもたらした違いを知ることだ。表面上の言葉の違いだけでなく、考え方やそこに至る過程も、合格を導いた背景を知ることができたろうか?次に合格を掴むための指針を見つけられたか?合格
ご相談を受ける中で、こんな言葉を聞く。「私は国語力が無いので、 わかり易い文章が書けません。」これは勘違いだ。「わかりやすい」とは相手にとって納得性の高い、という意味だ。診断士試験での納得性には次の2つがある。・知識の観点で論理性がある。・事例企業のサク
「試験傾向」いつも気になる話題だ。特に、様子が変わった感じの出題があるとやはり気になる。だが、もう少し目線を高く、視野を広く考えたい。四半世紀余り2次試験を見てきて思う。試験傾向に必ず影響を与えるのは、経産省の方針であり、施策だ。かつて補助金が殆ど無かっ
毎年、この時期に言っている気がするが、私は冬が苦手だ。そんな嫌いな冬をもっと憂鬱にするのが朝の犬の散歩だ。ヒート〇〇を重ね着して、風を微塵も通さないようその上にカッパを着て、マフラーでぐるぐる巻き。帽子を深めにかぶり、マスク。いっそ、犯罪者のように目だし
同じようなことを書いているのになぜ点が入らないのか?こんな風に悩んでいる方があるかもしれない。そんな解答を拝見すると、殆どの場合、解答の文章に入っているキーワードなどのネタはそこそこ合っているものの、文のロジックがおかしい。書いた本人は、正しいロジックで
「たくさん勉強すれば合格に近づく」これは正しいロジックだろうか?論理的に考えられる方であれば「否」と答えるだろう。初めて勉強する方であれば正しい勉強法を、また、不合格の経験者であれば落ちた原因となった問題点を。これらを見つけなければ合格は難しい。「たくさ
昨年、残念な結果になった皆さんからこんな話をよく聞く。「再現答案を作成するために問題文を見直すと 思いのほか読み逃しとかあって。」とか、「なぜ試験の時に気づかなかったのだろう、 印を付けているのに。」とか。その原因を、一言で言うと事例問題の解き方が定まっ
試験結果が発表された後、未だに現実から目を背けている方もあろう。そうやって逃げている自分を感じ、ますます苦しい気持ちの方もあろう。だが、苦しい時は逃げていい。目を背けていい。そうやって、自分をいたわっていいのだ。いずれそんな状況に飽き飽きする時は必ず来る
知人の訃報が入った。娘も、私も、本当にお世話になった方だ。その方の日々努力する姿にどれほど勇気づけられたか。70代ではまだ毎朝、竹刀を振り、エキスパンダーを引き、ダッシュのジョギングをしていた。驚く私に、いつもこう言われていた。「腕を鍛えなさい、腕を鍛える
今日は、私が常々、不思議に思っていることをお話ししたい。2次試験に不合格になった時、殆どの皆さんがこう言う。「今年は1次からなので・・・。」と。この言葉が不思議でしょうがない。2次受験の権利を無くせば、当然1次からやり直しだ。それはみなわかっている。だが
そろそろ1月も終わる。年始の浮かれ気分も終わりにして、仕事に勉強に精を出そうか。「合格のため、どうすればよいのか悩んでいます。」学習相談で多いテーマだ。お気持ちはわかる。懸命に努力してきたと自負があるほど不合格を経験すると先が見えなくなる。打つ手は全て打
今日は、わかりやすい文章を書くための勉強法をいくつかお話ししたい。昨日も書いたが、わかりやすく話すことに置き換えて考えてみると良い。まず重要なのは、自分の言いたいことを自分自身で明確にしておくことだ。つまり、解答用紙に書き出す前に、何を言おうとしているの
今日はわかりやす文章についての二日目。そもそもわかりやすい文章とはどんな文章なのか?考えたい。まず「わかりやすい」とはどういう意味か?一目で意味を理解しやすい、ということだ。これは話す場面でも同様のことが言える。話す場合、わかりやすく話すには、次のポイン
最近、噂にもなっているようだが、令和4年の2次試験では、文章の読み易さも採点者の評価に影響したようだ。わかりやすい文章を書くことが重要なポイントになっているということはいったい何を意味するのか?・本当に評価方法は変わったのか?・わかりやすいとは具体的にど
口述試験を受験されたみなさん、お疲れさまでした。楽しんで受験されたであろうか?この口述試験、地域によって雰囲気が少し異なるとも聞く。過去、関西で受験した卒業生は「自分の回答に試験官が肘から滑ってコケました。」という話をしていた。この話にさすが笑いのプロが
イソップの寓話に「うさぎと亀」の話がある。皆さんご存じだろう。この診断士試験を思う時、いつもこう思うのだ、亀のような勉強法が必要だと。うさぎではダメだと。うさぎは、ジャンプしながら素早くゴールを目指す。だがこれは、ゴールがどこなのか、わかっている者の走り
山の多い地方で育ったうちの部長が、昔こんなことを言っていた。「幼稚園の頃、近所の山に一人で登ったことがある。」と。理由を聞くと、「周囲が山ばかりで山の上へ登れば もっと違う景色が見えるかもと思ったから。 でも・・・、登って見えたのは また次の山だったから
昨日は、令和4年の試験で予想に反して、事例ⅠとⅡで苦戦した方は、次の2つが不足していたのでは?と書いた。①事例全体を戦略的思考で考える力とスピード②そのために事例全体の文章を構造化して読み、 構想を捉えるスピードこれらを上げなければ、今後の本試験の合格は
今日は昨日から引き続き、昨年の試験を振り返りたい。まず驚くのは試験終了後の受験生の感想と結果が大きく異なった点だ。多くの皆さんが「事例Ⅳで失敗した」と感想を持っていたが、蓋を開ければ、事例Ⅳではさほど失点していなかった方も多かった。むしろ高得点になった方
そろそろ2次試験で評価が戻ってくる頃だ。うちのスクールでも結果報告が届き始めている。だがなんと今年は惜しい!方の多いことか?残り1点から始まり、一桁台で泣いた方が実に多い。戦略的思考やロジカルシンキング、知識は1次と白書。こんな風に、中小企業診断士として
昨日は、本試験の合否の差に本試験での「集中力」が影響しているのでは?というお話をした。昨今の事例問題は読解するにも難易度が増している。そんな本試験から、出題者意図を読み取り、問われたことの意義も読み取り、全体に一貫性を持って解答を作るには、並々ならぬ「集
長く受験生を見ていて気付くことがある。本試験までは同じように勉強し、力も同じように付けてきたと思っても当日になり、思わぬかたちで合否が分かれることがある。懸命に勉強したのに残念な結果になってしまった皆さんは、さぞかし悔しい想いをされていると思う。なぜその
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分水嶺とは水が分れる山稜のことをいう。山登りをする皆さんへは馴染みの言葉だろう。これは普段、「分かれ道」というたとえにも使う。さて今日は、事例Ⅰ、合否の分水嶺についてお話したい。それは「戦略論の有無」だ。令和に入ってからは、この戦略論、つまり戦略的視点が
皆さまへ急ぎのお願いです、インスタグラムで鷺山個人のアカウント harukosagiyamaをフォローしている皆様へ急ぎフォローの削除お願いいたします。しばらく放置している間にアカウントを乗っ取られてしまいました。ご迷惑をおかけして誠に申し訳けございませんが、インスタ
まずやる→つまづく→悩む→深く考える→あれこれ思いつく→トライしてみる→またつまづく→悩む→深く考える・・・書いているとキリが無くなるがこれが合格する人のサイクルだ。特徴は、・四の五の言わずまずやる!・わからないとなぜだろうと 深く考える・考え続けて何か
2次を受験する皆さん。解答手順はあるだろうか?工場でモノづくりをする時も料理をする時でも良い品を効率よく作ろうと思えば作業手順やそのマニュアルが必要になる。人がやることにはばらつきが出るからだ。いつ何時でも、同じような質の良いアウトプットをしたければ、標
コーチングの効果の中に、「オートクライン」というものがある。自分で話したことを自分で聴くことによって、自分で考えていたことに気づくことだ。日常でも似たようなことがある。悩みを人に聞いてもらっているうちに、だんだん冷静になり、最後は解決法に気づいたりする。
皆さまへ緊急のお知らせとお願いです、インスタで鷺山のアカウント harukosagiyamaをフォローしている皆さま。急ぎフォローの削除お願いいたします。しばらく放置している間にアカウントを乗っ取られてしまいました。ご迷惑をおかけして誠に申し訳けございませんが、harukos
設問文で、仮説思考のメモを出すこと。これを「設問分解」という。私が約25年前?に作った方法だ。ところで、「設問分解」を教わってもなかなか合格答案が書けない、それどころか、設問で何を書いてよいかわからない、という方はあるだろうか?そんな方は、そもそものとこ
いつも事例を解く時に「戦略的思考で解け」と言われる。だが、ふと思ったのだが、ひょっとすると戦略的思考で解くとはどういうことか、イメージできていないのでは?正直、「戦略的思考」なんて、言葉が難しい。そもそもこの言葉を理論的に説明できるのは大学の先生くらいで
皆さんの問題用紙や解答用紙を見ていて、モヤモヤすることがある。この方はいったい、診断士は何をする人なのか?考えたことがあるだろうか?こう考えてモヤモヤするのだ。弁護士でも税理士でもなんでも、資格試験はその資格を持つに相応しい知識とスキルを試すに決まってい
合格する人、しない人。同じように勉強しているようでも最後には違いが出る。この違いをもたらす「違い」はどこにあるのか?これを考えたことはあるだろうか?実は、合格者と自分と何が違うのか?その違いはどこから生まれたものか?これを熱心に考える人は通りやすい。言い
ただ問題を解くだけで合格は難しい。合格を確実にするには、科目別に必要な知恵やスキルを知り鍛えることが重要だ。例えば、事例Ⅰには戦略論を活用する力が必要だ。事例Ⅱには白書の知識を活用する力も要る。事例Ⅲでは診断士に求められる現場改善の知識や知恵が要る。事例
もう1年は越しているかもしれない。私が探し続けているもの、それは「趣味」だ。周辺の社長さんたちにもいる。「趣味は仕事かなあ、それ以外に無いなあ。」なんて方が。若いうちはいいが、この年になるとこういうのも淋しい。「趣味」を持つ良さは、生活にメリハリができる
最近、断捨離をしていて思うことがある。物を捨てる際に、重要なのは、「捨てる」ことではなく、「持つ」ことだと。何を持つか?それは、「これからのビジョン」だ。どんな生き方をしたいのか?何に喜びを感じたいのか?自分のこれからの人生の「イメージ」を持つのだ。若い
資源は使えば減る。だが使えば使うほど増えるものもある。それは無形の資源だ。たとえば製造業やサービス業も有形の資源を使って、物を作ったり、提供する度に、技術やスキル、ノウハウといった無形資源を増やしていく。つまり経験値が上がることで強い企業体になっていく。
先日、医療をテーマとしたドラマを見ていた。その中で、患者さんのわずかな症状を見落した若い医者が先輩から怒鳴られる場面があった。『ほんの僅かな違和感にも気づくのが 医者だ!見逃すな!』医者は「診断」を行う。実は私たちも「診断」を行っている。診断士、と言うく
今日は「設問分解」についてお話する。「設問分解」とは受験時代、設問のヒントに気づくための仮説思考の方法として、約27年ほど前に私が創った手法だ。与件を読む前に、何をどう書くべきか、見つける方法だ。・戦略レイヤー・題意・わざわざ表現などの制約条件・解答のゴ
先日、タクシーに乗っていた時の話だ。シトシトと降る雨に、つい愚痴ってしまった。「やだなあ、今日はこれから街中をけっこう歩かなきゃいけないんですよ。降り続けるとやだなあ。」すると年配の運転手さんがこう言った。「でも花散らしの雨でなくて良かったですね。大雨で
今日も昨日からの続きだ。事例問題にある出題者の「わざわざ表現」に気づく方法をお話したい。まず、具体的な例を知ることだ。例えば、逆説の強調、列挙、修飾語の繰り返しなど国語的な特徴に気づくことだ。具体的な方法については、また後日、読み方のオプション講座でも開
今日は昨日からの続きだ。採点者に「話のわかる奴」と思ってもらうには、事例問題の中の様々なヒントに気づくことが大事だ。このヒントに気づくには、事例問題を読む際、次の3つに気を付けたい。 ↓↓・与件を知識で読み換える・白書の方向で受け取る・わざわざ表現など
中小企業診断士試験で求められる力は、中小企業診断士としての力だ、この話を毎回、口酸っぱくお伝えしてきた。今日もその話で恐縮だ。診断士に求められるのは、経営学の知識であり、それを使った問題解決能力だ。だが最も求められるのは、クライアントとのコミュニケーショ
先日、うちの部長から言われたことがある。「最近のあなたは変わったね。」と。不思議に思って聞いていると、こう話してくれた。「たしか、診断士に成り立ての頃は、 歌って踊って笑いの取れる元気な診断士になる、 と言っていたはずだ。 なのに、今は違う。 変化を拒む
この3年程、2次の試験傾向が変わった、と感じている方は多いだろう。私もその一人だ。傾向が変わったといっても、表面的なことではない。求められる力が変わったと感じている。以前であれば、診断・助言という現場での問題発見や課題設定、具体的な解決方法の策定という、
「考える力を付けるには、考える〇〇がいる。」さて、この〇〇の中にどんな言葉が入るかわかるだろうか?考える力の基礎には、もちろん知識もいる。知識が無ければ、どんな観点で考えて良いかわからないからだ。だがそれだけでは「力」は付かない。正解は「経験」だ。考える
中小企業診断士試験は、ビジネスの世界で活躍したい人が取る資格だ。しかも国家資格ともあって、最近では施策関連で活用の場(お仕事チャンス)も多い。だが、ここで気を付けねばならないのは待ちの姿勢では仕事にならない資格だということだ。皆さんへ、お伝えしたいことが
「この扉を開けさえすれば、輝かしい未来への道が待っている。」はじめて診断士という資格を取ろう!そう決意した時、皆さんは夢見ただろう。扉の向こうのサクセスストーリーを。だが実際はどうだったか?「えーーっ?受験勉強って こんなに大変だったのぉ?!」始めてみる
エリザベスカラーをご存じだろうか?犬や猫が手術を受けた際、傷口を舐めないよう首回りにつける装具のことだ。なぜ「エリザベスカラー」と呼ぶのか?16世紀のイングランド、エリザベス1世が付けていた大きな襟に似ているからという説もある。とにかく、邪魔そうな大きな
私の苦手なことに山登り(ハイキング)がある。苦手とはいっても、実は経験が無いのだがきっと苦手に決まっていると思っている。そのため、これまで幾度か、「行きませんか?」と誘われた経験はあるものの、いつも丁重にお断りしてきたのだ。なぜ苦手だと思うのか?もちろん
2次試験は「問われたことに問われたように答える」試験だ。考えれば当たり前のことなのだが、実は奥の深い話なのだ設問分解で題意や制約条件を注意して読むのは、「問われたことに問われたように答える」ための基本だ。例えば、次の2つはどう違うか、考えたことがあるだろ
2次試験に合格するために、何をゴールとして勉強すれば良いか、決めたいと思わないか?どこまでできればよいのか?不安ではないか?私のお勧めは、まず、解答骨子を作り上げるまでをゴールとすることだ。解答骨子とは、解答用紙に書き出す前の文章の骨組みを書いたもののこ
以前もこのテーマは書いた気がする。答案にはお金の匂いが必要だという話を。まあ、毎年言っているのだが、特にマーケティング・流通事例ではこれが必須だ。お金の匂い、とわざと書いたのは「臭い」と書くより、雰囲気が良いからだ。ところで「お金の匂い」とは何か?具体的
合格者、それも高得点で合格する人は、事例問題を解く際の「判断基準」が明確で、しかも解答を決める際の決断が早い。だが、受験時代の私は、解答を決めるのが遅く、迷ったりループしたりしていた。そんな私がこの問題点をどう解決したのか?今日はそんなお話しだ。まず、試
昨日はこんなお話しをした。合格者、それも高得点で合格する人は、事例問題を解く際の「判断基準」が明確で、しかも解答を決める際の決断が早い。今日は、この「判断基準」とは何か?というお話しだ。この判断基準には大きく2つある。ひとつ目は、「科目別の解き方の重点ポ
中小企業診断士に必要な力とは何か?それは「診断・助言」する能力だ。すぐに答えられた方もあるだろう。だが、「診断・助言」するにはどんな力が必要か?これに答えられるだろうか?1次知識や白書知識をインプットしておき、これらの知識で、読み替えができればまずは、「
「設問分解」という方法を、四半世紀前に作った時私はこう思った。絶対に落ちない、得点できる方法が、2次試験にもあるはずだ、と。そう思って、過去問を10年分、分析して、編み出したのが「設問分解」だ。だが、実は、財務事例には、もっと詳細なコツと方法論があった。
受験指導を始めて24年。その間、2次試験も数々の変遷をたどってきた。もちろんそれは、いつも言うように、経産省の施策に沿っての変遷だ。具体的に言うと、施策によって変わってきたのは、ストーリーや中小企業への考え方だ。合格すれば、すぐに支援の場に立たねばならな
このところ、少し恐れていることがある。「衰え」だ。年齢からくる「衰え」はもちろんだが、全てをPCやスマホ、果ては簡単なアプリで済ませてしまうようになって、明らかに「読む力」「書く力」「考える力」が衰えていると感じるのだ。先日、別の方面の勉強をしようと思い
自分の中にも周辺にも、打つためのリソースが見当たらない。そんな戦略で勝てるだろうか?いや、そもそもそんな戦略が打てるだろうか?こう聞けば皆さんは、「無理でしょ!」と即答するに違いない。だが、2次試験で皆さんが、実際に書いた答案には、「無理でしょ!」の内容
今日は、「事例問題を読むことが苦手」そう悩む皆さんへ向けお話ししたい。この悩みを持つ方の殆どが、勘違いをしていると思うのだ。特に多いお悩みが、「読み逃し」だ。合格者であれば気づくであろうことを自分は気づかずスルーして読んでいる、そう悩まれるのだが、これが
「下足痕」(げそこん)という言葉をご存じだろうか?刑事ドラマで良く出てくる、犯罪現場に残る足跡のことだ。この足跡を分析することで犯人の手掛かりを掴む。この「下足痕」からは、犯人のサイズだけでなく様々な情報がわかる。どんな靴か?それはどこでどのように売られ
「危ねぇっ!」ビックリして思わず叫びそうになった。背後からスゴイ勢いで私を追い越し、しかも目の前に急に割り込んできたのだ。轢かれるかと思った。歩道を猛スピードで蛇行して私に迫り、これ見よがしに自転車をこいでいたのは小学校2年生くらいの男の子だった。いくら