精霊の歩兵を彫っています。しばらく彫ってみましたが、どうもやりにくいので、途中から、「目」だけ先に彫る手順に変えました。なんだか不思議な光景ですね。歩兵がニコニコしているので、吊られて笑顔になってました。妖精~その2~
将棋駒を通じた「快適な将棋ライフの提供」を目指す駒師(駒作家)日向の情報サイトです。
駒づくり中心のブログですが、指し将棋に関する情報も発信して行きます。
続いて、英朋の成香です。この字母は他に類を見ませんね。天才絵師鰭崎英朋にしか書けない成香だと思います。通常、書家等の字母は、駒字作りの基本を押さえた上で、自分が好きな字を字母にしただけなのですが、英朋の字母は、対局者が瞬時に駒の種類を認識できるように、一つひとつの駒字に明確な特徴というか主張点みたいなものが存在します。成銀は下図の様にーーーー四つ並んだ横棒、成桂は、2つ並んだ雨だれの様な点、成香は、アルファベットの「E」の様な中心部ですね。絵師ゆえに視覚に訴える表現が出来るんでしょうね。さすがです。探山/英朋~その11~
探山、いや間違えました。英朋の成桂です。雨だれの様な2つの点が可愛く、先の成銀とは明確に区別できます。探山/英朋~その10~
英朋の成銀です。この成銀はこの書体でしか見ませんが、たしかに金将より先に成銀って思いますね。そういう意味で、永く使われている字母というのはよくできていると思います。色んな隷書体の作品を見てきましたが、隷書体にしかない筆致があり、それを細かく、丁寧に、略さず彫るのがポイントだと思います。探山/英朋~その9~
英朋を彫り始めました。一番手間がかかり、一番難しい、竜王と竜馬を先に仕上げてしまいましょう。この二字は、字というより絵に近いかな。探山/英朋~その8~
山華石です。表面の彫が終わりましたので、裏面の字母紙を貼り、乾燥するのを待っているところです。さてさて、どんな作品に仕上がるか、今から楽しみです。山華石Round2~その7~
表面が彫り終わりましたので、裏面の字母紙を貼りました。書体は、、、、、、英朋です。どちらも隷書体で甲乙つけがたい、そう思われたお客様が、表:探山裏:英朋をご選択されました。世界に一つ、自分専用の駒で指す将棋はですね、、、、「まじっ、楽しい!」です。愛好家の皆さんの、将棋ライフを充実させる一助となれる、そういう駒を今後も、ずっと作って参ります。探山/英朋~その7~
「ブログリーダー」を活用して、日向さんをフォローしませんか?
精霊の歩兵を彫っています。しばらく彫ってみましたが、どうもやりにくいので、途中から、「目」だけ先に彫る手順に変えました。なんだか不思議な光景ですね。歩兵がニコニコしているので、吊られて笑顔になってました。妖精~その2~
三人麻雀の七段を目指して精進中です。某麻雀プロが、役満を和了した際、「役満に頼るようじゃ、全然だめですね」みたいなコメントされていたのを良く覚えています。この様なコメント、将棋なら、相手の明らかなミスで勝ったようなケースなんでしょうかね。役満は麻雀の「華」と表現する方もいらっしゃいますが、冷静に考えると、三麻の国士無双や四暗刻はかなり出現率が高く、個人的には倍満ぐらいで良い気がします。駒師の麻雀~その54~
さて、こちらも完成しました六清です。木地はお客様からご支給頂きました、中国黄楊の赤銀目杢です。木地の性質がよく分かりませんでしたので、全工程、恐る恐る進めました。かなり時間を要しましたが、何とか完成に漕ぎつけました。六清Round2~その17~
精霊です。先ほど完成しました。直ちにお使いになられるようで、鏡面仕上げは施しておりません。過去に多くの新書体を作っております経験からしますと、おそらく、ここはこうした方がいいなとか、あーした方がいいな。という感情を覚えられると思います。筆記用具で書かれたものと、刀で彫ったものは、全然違います。多くの有名書体も、その過程を経て、現在の字母になってます。でも、始めないことには、何も残りませんので、その行動力に敬意を表したいと思います。精霊~その8~
じじじつは、、、、普通二輪(AT限定)免許取りました。ロードバイク(自転車)は最近まで、若いころは原付に乗ってましたので、そもそも二輪は好きなのですが、更に行動範囲を広げようと思いまして、AT(オートマ車)限定ですが、免許取りました。画像はこちらのHPから拝借したもので、私の雄姿では、まったくありません。教習所はほぼほぼ若い男女しかおらず、かなりこっぱずかしい感じでしたが、何かを始めるのに年齢は関係ありません。レンタルバイクで慣らし運転からスタートの予定です。良い写真が撮れましたら、アップ致します。取り急ぎご報告まで駒師のバイク~その1~
随分と時間を要しましたが、天鳳の三麻、ようやく六段まで来ました。長かったですねー。三段まで転落していた頃と比べますと、押し引きの判断がまあまあ正しくなり、手組が安定して、粘り強くなり、そして、かなり押し返せるようになりました。運の要素が大きい麻雀ですので、当然のことながら、他家ばかりが和了しまくる様なケースもあります。こういう劣勢の時に、どの様に打つか?正解は神のみぞ知る、なのですが、自分より強い人の打ち方を参考に、自分なりの仮設を立て、それを検証する、みたいなことを繰り返していると、将棋と同じで「手が覚える」感じが少しします。この先も継続して、三麻でも七段を目指します。駒師の麻雀~その53~
六清です。研磨には水で研ぐ水研ぎ、乾いた状態で研ぐ空研ぎ、があります。この状態は空研ぎが半分ほど終わった状態です。私の場合、面取りもここまでに済ませておきます。残るは磨き上げるだけになります。六清書Round2~その16~
漆を水研ぎしました精霊です。まだ濡れてます。薩摩黄楊の明るい黄色がいいですね。板目は水を含むと曲がることがあるので、一旦乾燥を待って、それを確認します。15年以上乾燥させた黄楊材なので、大丈夫だとは思いますが、ビビりなので、こういうところで手が抜けないのです。精霊~その7~
六清です。一回目の研ぎ工程を終えたところです。白いのは木の粉です。鏡面仕上げまで予定していますので、更に研磨を重ねます。六清書Round2~その15~
いやはや、楽しい作業です。あっという間に彫り終え、目止めもして、漆まで入れてしまいました。字母から伝わってくるんですよ、字母を作っている人の楽しい感情が。豊島字母帳をはじめとする、現代にまで伝わる字母も、それを作った人は、「この書体で将棋をしたら、さぞかし楽しいだろうなぁ」そういう感情だったのだろうと思います。駒師はその想いを駒に込めないといけませんね。この書体の制作でそれに気づかされました。精霊~その6~
引き続き、お客様が自作された字母で本格的な将棋駒を作ります。書体名は「妖精」とのこと。そう言われますと、一つ一つの駒が妖精っぽく見えます。可愛らしい書体ですね。妖精~その1~
精霊の王将と玉将です。どちらが王将で、どちらが玉将か、はたまた、両方とも玉将なのか王将なのか、これは字母の作者以外わかりません。角行です。カクカクしてますね。こちらは飛車。独創的なデザインです。精霊~その5~
精霊の金銀です。書体の統一感はあまりありませんが、それも自由でいいですね。ある芸術家の方から言われて、木地の厚さがバラバラの駒を作ったことがありますが、それはそれで味があって、楽しくプレーできました。伝統的なスタイルも大事ですが、それにとらわれる必要はないと思います。精霊~その4~
精霊の桂馬と香車です。桂馬の一番上の横棒が、風にそよぐマフラーみたいですね。精霊~その3~
精霊はお客様が自ら作られた字母です。歩兵ですが、人の顔の様にも見えます。自由で良いと思います。アマチュアの将棋は「遊び」ですから、プレーヤーが楽しめることが一番大事なこと、私はそう思って駒を作ってます。精霊~その2~
麻雀プロについて将棋のプロ(棋士)に比べると、麻雀のプロは随分と多いなぁ、という印象です。競技人口に比例するんでしょうね。将棋に比べると、プロとしての入口は易しい様ですが、将棋の棋士が得ている対局料の様な収入はほぼ無いらしく、ゴルフのツアープロとレッスンプロの中間、みたいな感じらしいです。プロになる前よりも、なってからの方が大変な世界の様ですね。ある士業の方が言ってました、「先生と呼ばれるけど、自分で営業しないとご飯は食べられません。」と。奨励会を厳しすぎると見る向きもあるようですが、ハードルを下げると、「食っていけない将棋プロ」が増えちゃうんでしょうね。2000人以上いる麻雀プロで、しっかり業として成り立っている方は、いったいどのぐらいいるのでしょう?駒師の麻雀〜その52〜
六清です。漆を入れ、研ぎ出し、乾燥させているところです。今日の名古屋は、ちょっと寒いですが、良い天気です。六清書Round2~その14~
六清です。仕上げも含め全ての彫りが終わり、目止めをしたところです。乾燥も含め、しっかり時間をかけて、丁寧にやらないと滲みの原因になります。六清書Round2~その13~
お客様が自作された書体で駒を作ります。書体名は精霊、仕様は彫埋め駒です。私自身が鹿児島まで黄楊材を仕入れに行き、大阪の木地師さんに形成をお願いしました、薩摩黄楊板目を使用します。世界に一つだけ、お客様専用の駒です。精霊Round1~その1~
六清の成銀、成桂、成香、です。残るはと金20枚です。六清書Round2~その12~
久しぶりに麻雀について。三人麻雀を中心に続けてます。三人麻雀は四人麻雀よりも打点が高いので、牌の巡り合わせが自分にとって不利な時は、あっという間に点数が消え、ラスになります。私の場合ですが、それを防ぐにために相手の手の進行度合いと打点の高さと、自分の手配のそれらを比べて、勝てる確率が高そうな時だけ勝負し、そうではない時は専守防衛、これを基本としています。でも、それだけだと勝てないんですね。なので、勝てる可能性が無いときは仕方ありませんが、低くてもその可能性が残っている時は、リスクはあるけど、ギリギリまで降りずに粘る、というのが重要なんだと思います。これは、強い人の牌譜を見て気づきました。粘り過ぎて放銃なんて場面もまだまだありますが、和了率が上がったおかげでしょうか、六段の真ん中より上あたり、レートで言うと...駒師の麻雀~その45~
水無瀬兼成です。漆が入りました。最近は源平仕上げばかり作ってましたので、裏面に黒色漆を入れる寸前、一瞬筆が止まりました。。。なお、端っこの赤いと金は、別の駒の足し駒(不足を補う駒のこと)です。水無瀬兼成Round2~その12~
次作の準備に入ります。書体は故・肥塚一登實氏が作られた紫電書です。人気ありますね。廃れない書体というのは、日本人を惹きつける何かがあると思います。その何かを考えながら作業を進めたいと思います。木地はお客様からご支給頂いた、御蔵島黄楊、斑入りの柾目です。紫電Round3~その1~
目止めの乾燥を待っている水無瀬兼成です。今日は良い天気なので、屋外に出していますが、直射日光はNGなので、ご覧の様に影干しのような感じです。水無瀬兼成Roud2~その11~
水無瀬兼成です。全部の彫工程が終わりました。仕上げ彫もしましたので、もう大丈夫だとは思いますが、明日の朝、もう一回点検してから、目止めをします。臆病ですね、でも、やり直しは嫌なので。。。水無瀬兼成Round2~その10~
水無瀬兼成です。少し間があきましたが、作業は進めておりました。残りは龍馬と駒銘だけになりました。水無瀬兼成Round2~その9~
開始日時:2023/03/12持ち時間:0分+10秒場所:81Dojo手合割:角落ち下手:某四段上手:日向【第1図】までの指し手△6二銀▲7六歩△4二玉▲7八飛△5四歩▲6八銀△8四歩▲4八玉△8五歩▲7七角△6四歩▲3八銀△6三銀▲3九玉△5二金左▲5八金左△7四歩▲2八玉久しぶりに角落ち上手の将棋を発信したい。プロはもちろん、アマチュアでもある程度指せる方から見れば、こんなミスだらけの将棋は何の役にも立たないが、級位者の方にはお役に立てている様で、実はアクセス数が多い記事ジャンルの一つである。局面は下手三間飛車本定跡のオーソドックスな出だし。対振り飛車の場合、上手の王将は△4二王としておくのが最初のポイント。ちなみに、下手は四段で同段位かつレートも自分より少し上だ。自分の感覚では、同段位の相手に角を落...角落ち上手戦記~下手三間飛車本定跡編~
水無瀬兼成です。表面の彫が終わり、裏面の字母紙を貼りました。木地が想定よりも柔らかく、彫るのに注意が必要で、その分スピードが上がりませんが、あと一か月弱で完成までこぎ着けたい。ただし、糊が乾くまでは彫れないので、ここは静観するしかありません。頑張ります。水無瀬兼成Round2~その8~
水無瀬兼成の飛車角です。先に角行を彫るいいイメージが湧いたので、金将より先にこちらを彫りました。字母紙が剥がれておりますが、これはちゃんと彫れているかを、字母紙を捲ったり、剥がしたりして確認したためです。水無瀬兼成Round2~その7~
水無瀬兼成の銀将です。棋王戦第3局を見ながら彫ってます。形勢は互角です。昨年まで住んでおりました新潟市が対局場です。食べ物がとにかく美味しいところです。水無瀬兼成Round2~その6~
水無瀬兼成の桂馬です。良い書体だと思いますが、彫るのは結構難しい。苦労しましたが、無事に終えられた感じです。水無瀬兼成Round2~その5~
勘亭流の飛車角です。ご覧のとおりの太字ですので、幅は広く、そして深く彫る必要があります。深すぎて裏側を彫った時に、貫通したりしないよね?勘亭流Round1~その4~
ハチワンダイningバーさんから一時戻りました山華石一字書です。多くの方々に使って頂いたおかげで、角が少し落ちて、マイルドになってきました。汚れを落とし、油を補って、しばし休憩です。山華石Round2~その11~
水無瀬兼成の香車です。字が太いので、その余白部分が少ないのですが、刀が少しでも入り過ぎると、余計に彫ったり、あるいは剥がれてしまったりする危険性があります。特に柔らかい木地の場合は注意が必要です。水無瀬兼成Round2~その4~
一部の駒を作り直しました初代書です。新たに作った駒を混ぜてしましましたが、違和感は既になさそうです。永年の胸のつかえが取れた気分です。羽生さんの将棋をならべてみようと思います。初代書Round7~その15~
自分用の初代書です。ハチワンダイningバーさんで使って頂いておりますが、よそ様の目に触れるので、出来の悪い駒の存在が気になります。そこで、その分の駒、桂馬2枚、歩兵4枚を作り直しております。初代書Round7~その14~
勘亭流の玉将です。江戸文字、、、、、、いいですねぇ~って思えるのは、日本人だからでしょうね。DNAのどこか、端っこの方に、反応する遺伝子がある気がします。ん?線が出てない!油断大敵ですね。勘亭流Round1~その3~
水無瀬兼成の歩兵です。表面を彫りました。例外もあるのかと思いますが、一般的に虎斑の木地は柔らかいので、彫り過ぎに注意が必要です。水無瀬兼成Round2~その3~
手入れをしております清定一字書です。汚れが付着していましたので、固く絞った水ぶきタオルを使ってそれを落とし、その後油を補いました。水ぶきしていると驚かれることが多いですが、私が作る駒は、制作の過程で、その程度の水分で木地が曲がったりしないようにしていますので、安心してください。お手入れが簡単なのもよい駒の条件の一つと考えています。清定Round2~その22~
三麻で再び六段まで着ました。実は、ひと月ぐらい前にも六段になったのですが、ブログを書く暇もなく、わずか半月で五段に戻されました。そこで色々反省を重ね、戦術書を読み直したところ気づきがあり、半月で三度目の三麻六段に戻りました。また五段に戻されると思いますが、多分、六段に戻れる速さが、少しずつ上がって行く印象を持ってます。駒師の麻雀~その44~