僕は仏壇屋の2代目です。僕のお爺ちゃんは何をやっていたかというと寺院用仏具の職人でした。お爺ちゃんが作っていた仏具というのがお坊さんが座る「曲録(きょくろく)」という椅子でした。時代の流れでお爺ちゃんの作っていた椅子は台湾に製作拠点が移ってしまい、注文が激減。仏具製造の技術を生かして父が仏壇製造に重点をシフトさせ、今の仏壇屋になっています。そして仏壇の生産が中国にシフトしている現代、僕も父と同じ...
岡崎100周年事業の一つでもある「ホープ・プロジェクト」で岡崎の匠と現代アーティストとのコラボ作品を作ることになりました。お相手はフェイク・クリームを使って何でもスイーツ・デコレーションしてしまう新進気鋭の若手作家「渡辺おさむ」さん。渡辺さんが匠の会所属の匠の中から「三河仏壇」とコラボしたいと言う要望があり、僕の所に話がやってきました。 仏壇と現代アートのコラボ。何だか面白いことになりそうな予感...
2012年3月12日に福島県浪江町にある「希望の牧場」に牧場主の吉沢さんの案内で大川興業の大川総裁と一緒に訪れました。その日に伺ったのは東京電力福島第一原発が水蒸気爆発を起こした1年後だったからです。311は気仙沼で過ごし、そのまま車で南下して福島入りして翌日浪江町にある牧場を案内していただきました。 実は20キロ圏内の立ち入り禁止区域に入ったのは2度目です。最初は2011年6月上旬に大川総裁か...
この作品は2012年3月12日に福島の浪江町に行った事から始まります。僕は2011年3月11日に発生した東日本大震災の巨大津波で傷ついた位牌を直すボランティアを行ってきました。そのアイデアって言うのか指令をいただいたのが江頭2:50さんが所属する大川興業の社長であり芸人の「大川総裁」です。江頭さんがトラックで物資を運んだってのは有名な話なのですが、総裁は全ての被災地の小さな漁村まで訪れ、現地のニ...
作品や商品を作るときに必ず意識するのは「日本」らしさです。それも自分の感じる日本です。僕は高校卒業後、4年間アメリカに行っていました。仏壇屋の3男に生まれて、親からは自分の進む道を自分で見つけろと言われて育ってきました。小さな頃から自分探しを強制的にさせられていたような気がしています。才能のない人間が自分のやりたい事なんて簡単には見つけられません。やりたい事がないのに何を勉強すればよいかも分から...
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