洪水（その6）

先週末にバンコク中心部での洪水の危険が高かったのは海面の水位が高い「大潮」であったからである。既述の通りバンコクは殆ど海抜0メートル地帯であるから、僅かの水位の差であってもチャオプラヤ川の水が海に流れ

洪水（その5）

我が家はスワナプム空港に近いバンコク東部にあるが、政府がこの地域の洪水の危険性の高さについて述べたのはもう2週間も前のことになる。北方から流れて来たチャオプラヤ川の水からバンコク中心部を守るため、政府

洪水（その4）

アユタヤからの水はその後南進のスピードが遅くなり、現在はドンムアン空港の北に位置するランシットまで来ている。「バンコク中心部への浸水は今夜が山だ」とはもう何度も言われているが、まだ距離にして20キロ程度

洪水（その3）

さて、上流にあるダムの大量放水と海の水位が上昇する大潮とが一致する先週末にバンコクを流れるチャオプラヤ川が氾濫することが危惧されていたが、現在のところ幸いにしてバンコクの中心部での洪水は起きていない。

洪水（その2）

今回改めて認識したのはタイの国土の平坦さである。地図で見るチャオプラヤ川やバンパコン川の蛇行ぶりからもそれは明らかであるが、多くの工場が浸かったアユタヤの高度は何と海抜2メートルであるという。これでは

洪水（その1）

タイの洪水と言えば近年は年中行事化している風情があった。毎年雨期の終わり頃になると主にチャオプラヤ川の中流域が決まった様に洪水となる。新聞やテレビの報道も連日の様に洪水被害について伝えるのであるが、こ

ワンプラ

タイにおける仏教関連の祝日は、その多くがその月の満月の日である。このことからも陰暦が仏教と密接な関係を持つことが容易に察せられるが、これに関連しより頻繁には「ワンプラ（仏の日）」なるものが存在し、これ

タイ語について（その3）

しかし、タイ語の難しいのは文字を覚えるまでであって、その後の学習は殆どあってない様なもので正しく「習うより慣れろ」と言われる通り実践あるのみであると思う。何しろ、タイ語には文法という言葉があるのか？と

タイ語について（その2）

文字さえ覚えてしまえば、とは言うものの、タイ語の文字を覚えるのは日本人にとってやや苦労を要する。見慣れないので初めはどれも同じように見えるのであるが、実際にも殆ど形状が同じなのに線が一本あるとか円の位

タイ語について（その1）

タイで働く外国人の悩みで大きなものは言語であろう。周辺諸国と比べるとタイの英語リテラシーは明らかに低く、英語で仕事をすることが可能な人材が少ない。英語を話すタイ人であっても多くの場合は独特の訛りがあっ

倹約遺伝子（その2）

タイで生活したことのある人ならば、彼らの食生活の豊かさは理解できるだろう。例えば会社の部下と食事に行った際に、見るからにスリムな若い女性社員がガツガツと大量の料理を平らげ、一体この細い身体のどこにあの

倹約遺伝子（その1）

乳児といえば丸々と太っているものと相場が決まっている。我が家の長男も生後1カ月あたりからみるみるうちに体重が増加した。自身の育児に不安のあったらしい嫁はこれにいたく自身を持ったらしいが、その後長男の成

国政選挙

タイでは今日から10日後の7月3日に下院の選挙が予定されている。それで通りは選挙用のポスターで溢れかえっている。その数が多いこともさることながら、やたらとポスターが大きいのがその主たる理由である。こちらの

「公園デビュー」

日中の我が家は非常に静かである。周囲に人がいない訳ではない。が、陽の高いうちは暑くて戸外には出られたものではないので、みんな家の中でじっとしているのである。陽が傾き日差しが弱くなってくると、三々五々と

支払期日管理（その2）

しかし、私は公共料金の振込みのために窓口で並ぶ程には暇人ではないし、そんなに頻繁にスーパーやコンビニに行く訳でもないから、どうしても支払期日を失念してしまうことがある。その場合、水道料金なら水道局、と

支払期日管理（その1）

私は日本では実家暮らしと会社の寮暮らししか経験していないので余計にそう感じるのかも知れないが、当地での日常生活において圧倒的に不便なのは銀行引落し制度が余り普及しておらず各々窓口支払が必要であることで