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みかんの色の野球チーム https://ameblo.jp/qualiam/

科学エッセイのブログ「ちょっと科学でも」において、小説「みかんの色の野球チーム」を連載中です。

いつの時代も変わらない、少年たちの純粋な心の物語。 11月2日より、毎日更新で連載しています。

クオ
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調布市
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大分県
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2009/11/16

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  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その1

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その1   会議室のなかで、男たちは頭を抱えていた。 それは昨夜飲みすぎた酒のせいでもなければ、毎晩帰宅が遅いと不満をぶ…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その2

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その2   極楽浄土の蓮池のほとりで、2人は釣りをしていた。 ときおり吹いてくる穏やかな風が、まっ白い蓮の花たちを揺らし…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その3

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その3   人間界では、時が2日ほど進み、第4回電人戦の前日を迎えていた。日本将棋協会本部ビル5階の特設フロアでは、対局…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その4

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その4   決戦の朝。深川秀夫名仙は、定刻の9時よりもすこし早めに対局場に入った。 座布団に正座をし、羽織袴の居住まいを…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その5

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その5   突然の出来事に、対局場の空気は一変した。重くるしい緊張は、とてつもない驚きに取って代わられた。 腕を伸ばした…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その6

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その6  「それでは、あらためて対局をお願いします。升田実力制第四代名人の先手で始めてください」 朝比奈がそう告げ、ロボ…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その7

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その7   対局は、序盤の駒組みが進んでいる。升田は飛車を盤面の左方面へ転回し、角銀桂を効果的に配置した攻めの布陣。戦友…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その8

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その8   正午からの昼食休憩を終え、最上階にある食堂から皆が対局場にもどってきた。ただ1人、升田だけは、タバコが食事の…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その9

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その9   ヘレトカゲのジョークだけではない。対局中の升田は、饒舌そのものだった。「長嶋茂雄くんが巨人軍に入団して5年目…

  • 連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その10

    連載小説 「升田幸三 対 人工知能」 その10   時刻は午後7時を過ぎ、勝負は終盤戦に突入していた。 持ち時間の残りは、戦友が30分を切ったのに対し、升田は…

  • 今は昔 (最終回)

    なかよしのクマとジロー今となってはもう昔の話だが、私が小学3~4年生のころの思い出である。朝起きたら近所の豆腐屋さんへお使いにいくのが私の日課だった。母が小さ…

  • 今は昔 (その11)

    オニヤンマの子どもたち今となってはもう昔の話だが、私が小学4年生のころの思い出である。昆虫好きの少年だった私は、森や林に分け入ってはカブトムシ、クワガタ、カナ…

  • 今は昔 (その10)

    ばあちゃんとウチワエビ今となってはもう昔の話だが、私が小学3年生のころの思い出である。港のすぐそばに魚市場があり、その真向いに母の実家があった。そこには優しい…

  • 今は昔 (その9)

    ニワトリのじいちゃん今となってはもう昔の話だが、私が3歳のころの思い出である。両親と兄との4人家族。父は外国航路の船員が仕事で、年に1度くらいしか日本に帰って…

  • 今は昔 (その8)

    今は昔 (その8)今となってはもう昔の話だが、私は九州の片田舎の小学生であった。悪ガキであった。自宅近くの川を100メートルほど下ると、海へと注ぐ場所、すなわ…

  • 今は昔 (その7)

    今は昔 (その7)今となってはもう昔の話だが、私は九州の片田舎の小学生であった。悪ガキであった。ある午前のこと、近くの空き地で友だちとキャッチボールをしている…

  • 今は昔 (その6)

    今は昔 (その6)今となってはもう昔の話だが、私は九州の片田舎の小学生であった。悪ガキであった。初恋の相手は、ガラス屋さんの娘。そのお店を商売繁盛にしてあげよ…

  • 今は昔 (その5)

    今は昔 (その5)今となってはもう昔の話だが、私は九州の片田舎の小学生であった。悪ガキであった。公園の広場で友だち数名と銀玉鉄砲で遊んでいると、ベンチに大人の…

  • 今は昔 (その4)

    今は昔 (その4)今となってはもう昔の話だが、私は九州の片田舎の小学生であった。悪ガキであった。ある温泉地を家族で訪れたときのこと。泊まったホテルには「7種類…

  • 今は昔 (その3)

    今は昔 (その3)今となってはもう昔の話だが、私は九州の片田舎の小学生であった。悪ガキであった。隣り町の、ばあちゃんの家へいくと、まんじゅうをくれた。だが私は…

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