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CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記 https://cdghnd.hatenablog.com/

Aさんとわたしは、大体、1万kmほど離れて遠距離恋愛をしています。

「CDG」とはシャルル・ド・ゴール空港のこと。「HND」とは東京国際空港のこと。 Aさんとわたしは、大体、1万kmほど離れて遠距離恋愛をしています。お互いに行き来するときには、CDGとHNDの間を往復することになります。 この日記は、Aさんとわたしの日常を、Aさんには内緒で記して行こうかな、と思うのです。

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2009/09/27

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  • 5年目への話

    うるう年の2月29日。 実は前回の2月29日にわたしはパリから東京に引っ越してきました。したがって、2016年2月29日はこのブログのテーマである遠距離恋愛の開始日です。 ここからはじまった この4年間を「安楽で、楽しいばかりで…… 」などと書いたら閻魔様に舌を抜かれますが、それでもわたしは多くの要素に(何よりAさんの人柄に)恵まれて、割と順調に日々を過ごすことができています。そしてCDGとHND(やNRT)を行ったり来たりする生活も、ここまでは(ほとんど)大きな事故なしにうまくいっています。 ありがたいことです。 とにかく少しずつ、新たなフェーズのスタート*1がぼんやり見えているように思いま…

  • 内向的な人のお披露目の話

    様々な簡易テストで人の性格を測ろうという企図がなされています。専門家ではないので、それらがどの程度信頼できるのかはわかりませんが*1、そういうものを使うとわたしはどうやら内向的な性格のようです。 内向性は決して人嫌いを意味しませんが、パーティなどに参加すると割とすぐにエネルギー切れになる……のような記述を読むと、まあそんな感じかなという気がします。 内向的な人が、お披露目のような外向的な人に極めて向いているイベントをやろうとすると、それはそれなりの準備がいるなと思うのです。 お祝いは嫌いじゃない 上でも書きましたが、別に祝い事が嫌いな訳ではないです。なんだったら結構好きな方です。ただ、人が大勢…

  • 「女性の鞄は持つものだ」の話

    荷物を運ぶ予定 Aさんの滞在中に荷物(本)を運ぶ用事が入りました。Aさんは搬入先に前から行きたがっていましたので、「じゃあ、本を一緒に運ぶ?」と提案してみました。そうしたら、「じゃあ口実の代わりに1冊だけ持つよ」と言います。いや、10冊くらい持ってくださいな。機内サイズのスーツケースに詰めますから。「絶対嫌だ。腰によくないし、そもそもロシアで見たでしょう。荷物は男子が持つの」とにやにやしております。 そうでした。そんな話もしましたね。 ロシアのカップル? クレムリンに日曜日に午後散歩にでかけたことがあります。多くの観光客に紛れて、わたしも観光を楽しんだわけですけれど、わたし達の後で起こっている…

  • 場所と時間に結びついた文化の話

    今朝、Aさんと話したとき、「となりのトトロ」の話になりました。日本と北米以外ではNetflixにスタジオジブリ作品が再録されましたので、どうやらそれを見たようです。 (ところでこの先、「となりのトトロ」の一場面に言及しなくてはならないのですが、それってネタバレにあたるのでしょうか。わたしの属する場所や時代の文化にとっては、割と共有財産だと思うので、そういうことはしないでいいように思いますけれど、でも原則としては「ネタバレはネタバレだな」ということですし。むずかしいところです。)

  • 否応なしの優先順位の話

    今週のお題「大切な人へ」 大切な人がいるということは大事なことなのでしょう。ありがたいことなのでしょう。 わたしは幸運にもそう思う人々が複数いるのです。家族に師匠連に友人方。とてもありがたいことだと思いますし、現に多くの場面で助けられても来ました。 ところでその大切な人が複数であり、それぞれが好意からアドバイスをくれるとき、その間の調整をしなくてはなりません。特に大変なのが全員が良かれと思っていて、それぞれの言うことが単体ではもっともで、しかし同時に実現するわけにはいかないときです。 このときに、大切な人の言うことに順位をつけないといけないことになります。別にこれは人に「順位をつけること」とは…

  • 早咲きの不安の話

    実家の近所で早咲きの桜を見つけました。 早咲き 早速Aさんに写真を送りましたが、ちょっと不安になってきました。昨年の19日にこの木は蕾だったのですから。暖冬ということも聞こえて来ますし、もしかしたら全体として開花が早くなっていたりしないでしょうか。 これはAさんが来る頃には、もう桜は咲ききっていたりしないだろうか。まさか散っていることはないとは思いますけれど、それでも三分咲きあたりからの盛り上がっていく感じを味わってもらいたいのです。 cdghnd.hatenablog.com もちろん花が見られればそれでいいのですけれど、それでも「せっかくだもの」と思います。

  • 「あとから知ったら即別れるね」の話

    この間お披露目の会の日程をどうしようかしらねということになりました。下見を兼ねてお話を伺いに行くのに、希望の日程がないのはまずかろうと思いますから。 その時、「13日は避けたいね」ということになりましたので、いい機会だからとお日柄の話などもしてみました。 cdghnd.hatenablog.com 想像していたことですけれど、Aさんの食いつきは大変良かったです。「あーあ、その話されたら、もちろん気になる決まってるじゃない。その話しない方が良かったんじゃない」と。でも後から気がついて、それが良くない日だったら嫌じゃないですか。「そら、あとから知ったら即別れるね。にやり。」おっとそれはまた物騒なこ…

  • 割合の話

    パスポートの審査強化の期間が始まるようです。なりすましによるパスポートの不正取得を防ぐために本人確認を厳重化するのだとか。 そんなことが事件として起こっているのだねえと思いまして、記事を読んでみました。 過去5年間に把握している旅券の不正取得数は、2015年が10冊、2016年が8冊、2017年が10冊、2018年が10冊、2019年が8冊あり、他人になりすまして不正取得された旅券は、不法な出入国、他人名義での借金、振り込め詐欺などの犯罪に使用するための携帯電話契約や銀行口座の開設に悪用されるなど、さらなる犯罪被害につながるおそれがあるという。 パスポート、なりすましの不正取得が2019年は8…

  • 「Weddingとは呼ばない」話

    (Note: Ok, A-san, I don't think this post can be translated well in Google translation because it is about translation itself. Sorry) 会の呼称 わたし達の小さなお披露目をわたしは「Wedding」と呼ぶことが多いのですが、Aさんはそのたびに反対します。「わたし達は、『wedding』をするんではない。ちょっと豪勢なお昼ごはんを、家族友人を呼んでするだけである。せめてこれは『reception』と呼ばれるべきである」と。 なるほど。そう言えば、日本でやるからにはわ…

  • バレンタインの話

    今日はバレンタインデーですね。男性のわたしは、日本に住んでおりますので、Aさんからのチョコレートを期待していますが、もちろんAさんがそういうことなど(たぶん)知る由もなし。 cdghnd.hatenablog.com というわけで今年も「ぐぐってみてよー」ってメッセージしました。分かってます。ちょっとあからさま過ぎますね。でもなんか寂しいじゃないですか。調べてくれれば、チョコレートはこないでしょうけれど、なんか言ってもらえるかしらね。ふふ。 そういえば、1月にロシアのチョコレートを頂きましたので、それを我慢して今日までとっておけばよかったですね。 cdghnd.hatenablog.com も…

  • 家族と会う話

    ここ数日拝読しているいくつかのブログで、国際結婚と義理の家族との関係についての悩みが書かれていました。みなさん、結婚されてパートナーの住む地域に引っ越していかれた方でした。 わたしはここで立ち止まります。 この「結婚に伴って、相手の本拠地に乗り込む」人はわたし達の関係では、Aさんです。 cdghnd.hatenablog.com ということは、Aさんがわたしの両親や兄弟とどういう関係になるかを想像しながら読み返さないといけないということになります。もしかしたら(もしかしなくても)わたしの家族は、Aさんにとって最良の味方になりえるし、最悪な悪夢にもなり得るわけです *1。 来るたびに会っている …

  • ドライブの話

    Aさんとドライブに行きたいのです。 これが見せたい フランスにいるときは、ちょっと遠出してロワールの古城を見に行きたいですし、日本にAさんが来る場合は山中湖から見る富士山を見せたいのです*1。 日本でのドライブとAさん ところが日本でドライブに出かけるのは、むずかしいようです。なぜならAさんがロシアの運転免許しかもっていないのに、「ドライブするなら、わたしも運転できなきゃイヤだ」と言うからです。 ロシアの国際免許証 ロシアで発行される国際免許証は、残念ながら日本では有効ではありません。実は国際免許証に関わる条約は2つあって、日本とロシアでは別の条約を批准しているのです。正確には、ロシアは日本が…

  • そこにある差別の話

    フランクフルト在住のTAUさんのブログを拝見しました。 私たちが地下鉄に乗り込んだ後、12~15歳くらいの白人のティーンエイジャーが乗ってきました。 彼らは私たちの顔を見るなり、「咳をする真似」をして、さらに「コロナ」という単語を残して車両を移動していきました。 余りにも唐突で、何が起こったのか分からなかった。。 数秒して、私たちに向けてされたことなんだなと理解しました。 急に体が熱くなりました。。 さらに私からは死角にでわからなかったのですが、妻曰く、その様子を見ていた高齢の夫婦が、私たちを見てニヤニヤ笑っていたそうです。 【人間の絆は強いはず!】コロナウィルスと人種差別 - 妻が駐在になり…

  • 連絡を取る話

    Aさんが春に東京に来るタイミングでお披露目の会場の候補をいくつか周りたいなと思っています。航空券を取りましたので、2人で目星をつけた場所に連絡を取り始めているところです。 会場の目星をつけるにあたっては、インターネットで検索したいくつかの場所にお願いして、予算の概算を送ってもらっておりました。 cdghnd.hatenablog.com 2週間の滞在期間中に訪問できる数は限られていますので、資料を頂いた場所に全部回れるわけではありません。ということは数を限らないといけないわけです。当然ですが。 やはり資料をくださいとお願いしたときに、びっくりさせられた場所はこういうときにそっと候補から外れてい…

  • キモノの話

    Aさんはお披露目のランチで和装をするかどうか迷っているようです。Aさんは、「わたしが着るのはおかしいような気がする」と言います*1。 一方でわたし側の参加者は今のところ着物を着ようと思っている人が多いようですから、Aさんも和装をすると、雰囲気に合うかなとはわたしは思うのです。 似合うかどうか Aさんの言うことがどういうことか、今ひとつわからないのですが、よく聞いてみると似合うかどうかがわからないというのがメインのポイントのようです。 それはよくわかります。着てみたこともない衣装が似合うのかは、わかりようがありません。写真のモデルが白人の方であったとしてもそれを見たところで、自分にとって似合うか…

  • 大きな買い物の話

    食洗機がほしい 食洗機がほしいのです。ドイツで生活していた頃は、食洗機がアパートに備え付けられていましたので、非常に快適な生活を送っていました。 なつかしのキッチン あの頃使っていたサイズのものはもちろん使えませんし、賃貸ですからできれば工事不要*1で、なるべく小さいものがほしいのです。例えば、こういうやつは素敵だなと思います(別に、アイリスオーヤマのが特別に良いものだと言いたいのではなくて、こういう種類のものが良いのです。ちなみに、このブログはアフィリエイトはやっていません。)。 アイリスオーヤマ 食洗機 食器洗い乾燥機 工事不要 コンパクト 上下ノズル洗浄 メーカー保証 ホワイト ISHT…

  • 2LDKの話

    火曜日から人に会っていないことに気が付きました。正確には、昨日、お医者さんに5分間だけ会いましたけれど、それ以外はほとんどオフラインで話をしていません。家で作業をしないといけない時期なのでカフェにもいけませんし、しようがないのですが、だんだんストレスがたまって来ました。 こういうときに遠距離だとしんどいですね。WhatsAppがあるとは言いながら、人間が近くでうろうろしている感覚には代えがたいと思うのです。 cdghnd.hatenablog.com 自宅作業の時間に人の気配がアパート内にあったらいいなと思います。要は寂しいのです。 逃げ場 一方で自宅作業の時間が多いAさんとわたしが共同生活す…

  • 法律婚にコミットすることの話

    第1便から第3便まで配偶者の退避について調整がつかなかったことについて、国際カップルのリスクの話としてブログの記事を書きました。 cdghnd.hatenablog.com 今日到着の第4便では調整がついたようで、中国籍および台湾籍の方の家族も退避できたようです。 新型コロナウイルスの感染が拡大する中国湖北省から、日本人らを退避させる政府のチャーター機の第4便が7日午前、羽田空港に到着した。チャーター機では初めて中国籍配偶者や子らが退避し、日本人と合わせ計198人が到着した。 チャーター機第4便が帰国 中国籍の家族含め198人が搭乗 新型肺炎(毎日新聞) - Yahoo!ニュース ひとまず家族…

  • 血液型の話を見つける話

    性格当てるぜ 朝9時半(ってことは、Aさんにとっては1時半!)に、「緊急の質問! 血液型は何?」というメッセージが来ました。「ナニゴト……」と思いましたが、「B型ですぜ」と答えてみました。そうしたら、「おし、キミの性格をすべて当てて見せよう」と鼻息が荒いです。 いやいや、わたしたちこんだけ長いこと付き合ってるんですから、わたしの性格知っているじゃないですか。そう思いましたが、どうも違うようです。 「どうやら、日本じゃ血液型と性格に関連があるみたいじゃない」 ぬぬ。風はそちらから吹いてきましたか。血液型の話が流行ったのがいつなのか忘れましたが(もう終わりましたよね)、わたしは自分の血液型のせいで…

  • 新しいコーヒーメーカーを買おうの話

    Aさんはちょっと心配性です。コーヒーメーカーと電気コンロの電源を落としたかどうかが不安になることは、割と誰にでもあると思います(わたしもたまにあります)。しかしAさんは普通より少し心配性で、デートの約束に向かう途中でどうしても不安になって家に帰ったりしていました。 そのAさんが、わたしのアパートについて不満に思っていることが2つあります。1つは、お風呂についているガスの元栓*1。もう1つは、自動で電源がオフにならないコーヒーメーカーです。 お風呂のガスの元栓は、バランス釜だった頃の名残でついているのだと思います。今わたしのアパートについているのは、(大きさは全然違いますが)実家についているのと…

  • 玄関先で生活する話

    「英語は世界への扉」というような表現を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。この表現に限定して、グーグル検索すると1万件以上見つかりました*1。 扉 英語で開いた扉の先 実際に英語が第2言語として話される地域はたくさんあります。しかし英語がもっとも使われている第2言語の国はそれほど多くありません。以下の地図は、ウィキペディアで示された英語が公式言語の国のリストです。オレンジは、非公式言語でありながら過半が英語をしゃべる国、白い部分は、公式言語ではないものの少数言語として英語が話されているところです。 (https://upload.wikimedia.org/wikipedia/com…

  • 国際結婚のリスクの話

    わたしとAさんは、国籍が異なりますので、国際結婚を目指していることになります。どんなカップルでもある種のリスクを抱えていると思うのですが、国籍を別にするカップルにも特有のリスクがあります。 避難と国籍 例えば、現在、大騒ぎになっているコロナウィルスの問題だと、「避難」というキーワードがあります。その観点から気になるニュースを見つけました。 また、中国人配偶者の帰国も懸案となっている。政府関係者によると、湖北省に残された140人の中には、中国人と結婚し、子どもを持つ邦人が数十人以上いるという。中国当局は中国人の出国は認めていない。邦人が日本帰国を希望していても、妻などが出国できないため、家族が離…

  • 買い物したどーの話

    昨日の寝る前電話しようとしたらAさんが出ません。「もうパリでは朝じゃないのになんでだよ」と思いましたら、「買い物しているから、電話できないぞ」というメッセージが来ました。あらそう。 cdghnd.hatenablog.com そのときは週末の買い物をスーパーでしていると思いましたので、「まあ土曜日のスーパーは戦場だからな」と思いまして寝ました。 土曜日のスーパーは戦場の話 どうでもいいことなんですけれど、ドイツ*1とフランス*2の土曜日のスーパーは戦場です。なぜこんなにみんな買うのかしらと思うほど、皆さん買います*3。 というわけで、土曜日のスーパーは戦場。邪魔されたくないAさんの気持ちもよく…

  • 無駄な学びの話

    よく聞く話ですが、大学での必修の第2外国語*1に対する反対意見というのはとても根強いですね。実際に第2外国語を必修にしない大学も増えています。 例えば、現在フランス語で生活されている(おそらくトライリンガルな)方は、フランス語を必修の第2外国語として学習することには意味がないと感じてらっしゃるようです。その方の結論は、こうです。 第2外国語が必修科目にされている学生は、勉強しないわけにはいきません。第2外国語の勉強は最小限にとどめておいて、本当に自分のためになるものを学習したほうが有意義です。 大学院で研究する際に、英語以外の言語が読めると便利という理由もあるのでしょうが、それなら研究者になっ…

  • 座持ちの話

    見世物になりたくない 小さなお披露目の会をすることにしたわたし達ですけれど、(そんなに知り合いがいないということは措いておいても)小規模にやりたい理由の1つが、わたし達が見世物になりたくないということにあります。(もちろんそんな予算はありませんけれど)Aさんが一時期ハマっていたようなリアリティTVのようなことはしたくないのです。 cdghnd.hatenablog.com ちょうどそう思っていたところに、次のような記述を見つけて、思わずとても深くうなずいてしまいました。 そして、花嫁の手紙も本心ではやりたくない私。やりたくないよ~~、そりゃ感謝を伝えるいい機会だけど、私自身がそういうコンテンツ…

  • 「ロシア人は靴を脱ぐのだ」の話

    2人が付き合うと、これまでの生活の違いをすり合わせるのが大事な作業になります。これはお互いの出身がどこであろうとも、どんな2人であろうとも、そうだと思うのです。そして生活の違いをすり合わせるたり、さらについて折り合いをつけたり……できているうちは、たぶん、2人の生活を過ごしていけるのでしょう。国際恋愛だの、インターレイシャル・カップルだのと言っても、あまり特別なことはなくて、最後は個人の生活を2人の生活にするところが大変でかつ楽しいのでしょう*1。 一方で予期せずにお互いの習い性が一致することもあります。今日はそんな話。 パリでは靴を脱いでる Aさんは家にあがるときに靴を脱ぎます。パリで出会っ…

  • 経由地の話

    春は東京ということになりました。 cdghnd.hatenablog.com ということで、ギリギリになってしまいましたが、航空券を取ることにいたしました。今回選んだ安い航空券は、チューリヒ経由成田空港着。 チューリヒ空港 同じルフトハンザ系列でも、ドイツ経由だとやっぱり高い。なぜかしらね。本社だからかしら? cdghnd.hatenablog.com 中国を避ける 今回経由地を選ぶにあたって、中国本土(と香港および台湾)は避けることにしました。コロナウィルスが日本にだって上陸して伝播しないとも限りませんが、現在のところで避けられるリスクは避けておこうということにしたのです*1。 本当はね、わ…

  • 「純」の話

    ある芸能人の方のパートナーについてニュースになっていて、思わず読んでしまいました。というのもその方はブラジル人の方との国際カップルだというのです。「それはどういう感じかしらね。うちと似ているのかしら」と思ってクリックしたのですが、どうもそういうことについては書かれておりませんでした。 しかし期待と違って書かれていたのは、どうもその芸能人の方のパートナーの方が「ハーフ」だという噂が流れているが、それをテレビで見たパートナーの方が「違う」と仰って、「純だから」と仰るという流れの番組構成だったということでした*1。 この記事を読んでいて引っかかったのは、「純」と「ハーフ」っていう表現です。「純」とい…

  • 遠距離になることはわかっていた話

    わたし達が付き合い始めたとき*1、わたしはすでに東京に引っ越す日が1年後に決まっていました。しかも決まっていたのはヨーロッパに戻る予定がない引っ越しでした。 始める前は思ったより気にならなかった 普通の状況であれば、1年しか近距離で付き合えないならば、諦めるのかもしれませんが、わたしはあまり気にしていませんでした。 1つには、「近距離だろうが、遠距離だろうが、どうせ長続きするかどうかわからない」と思っていたことがあります。付き合い始めてすぐに、1年後のことを心配できるなら、その人はだいぶ自信のある人でしょう。幸い、この点についてはAさんとも一致していたのは、とても幸先のよいことでした。 さらに…

  • 殴るふりの話

    寸止め 関係ない路線の関係ない電車の写真(だけど、最近のお気に入り) 先日電車移動中に隣に若いカップルが座りました。楽しそうに携帯を眺めながら話し込む2人を横目に、ちょっとだけ羨ましくなり、「我々はいつ会えるのだったかしらね」と思うのです*1。 そのままわたしはスマートフォンに目を移して、ブログの記事の下書きなどを書いていたのですけれど、何やら隣のカップルの動きも声も大きい。視野の端っこを人影がウロウロします。聞くとはなしに聞いていますと、女性が笑いながら「ふざけんなよー」と言っています。気になるので眺めると、その方は続けて同行の男性を殴るフリをしました。いわゆる寸止めです。 止めにくい わた…

  • お日柄を気にするべきなのかの話

    小さなお披露目を東京でするとしましょう。そしてありがたいことに、家族や友人も来てもらえるとしましょう。ありがたい想定ですが、今はそのつもりで準備していますから、そう思うことにしましょう。 そうなるとわたし達のお披露目会は必然的に国際的になります。国際的になるということは、多かれ少なかれ「風変わり」な会になるということです。その風変わりさが、「国際的でエキゾチック」な範囲で済むのか、(東京出身の人からみたら)「常識知らずで恥ずかしい」ことになるのか……その間の境界はどうやって見分けたらいいのでしょうか。 事例としてのお日柄 例えば日本語に通じた出席者を期待している場合に、いわゆる「お日柄」を気に…

  • タワーみたいに感じる話

    Aさんは他人の視線は気にならないようですが、東京に来たときに気になることが全くないわけでは、ないようです。 タワー Aさんがよく言うことがあります。それは、「ここにいるとわたしはタワーみたいだ」ということです。 そんな違わないじゃない Aさんによると、Aさんはわたしよりも「2cmほど背が高い」のだそうです*1。わたしは168cmで、ちっとも背が高いと思わないので、170cmでも大して違わないだろうと思うのですが、Aさんの視点に立つとAさんだけ周りよりもぐぐっと高くなっているように感じるのだそうです。 そんなものですかね。 「だって周りの女性に比べたら、わたしめちゃ背が高いじゃない。」確かに女性…

  • 見られるカップルの話

    id:Zaituun1946 さんの少し以前の記事を拝見しておりましたら大変気になる記事をみつけました。 帰国中は東京、横浜、大分と各都市に数日間くらい滞在していたが、気になったのは他の人からの目線。日本人男性×外国人女性の組み合わせが珍しいのか、街を歩いていても、お店に入っても、色んな人から見られる。電車に乗り込む時なんて皆に見られる。妻も目線に気付いていたようで、結構なストレスを感じたようだ。シンガポールでは全くそんなことは無かったが、やはりまだ日本では国際結婚は珍しいのだろう。 日本人男性×非アジア系女性の結婚は珍しいのか - ある日はハチミツ、ある日は玉ねぎ 自分とパートナーが珍しい組…

  • 週末の朝は何時から電話していいかの話

    わたし達の生活は時差があります。現在の時差は8時間。結局どちらかの午後から夜にかけて電話をかけると相手の朝にかかるという仕組みになります。 cdghnd.hatenablog.com さて最近は新しい仕事が始まってとても忙しいAさんですので、なかなか通話もままなりません。 cdghnd.hatenablog.com なんでだよー というわけで最近はわたしの寝起きの時間に通話することが増えています。眠いです。「でも週末は別にかけてきて全然構わないよ」とAさんは言いますので、今週末は試しに欧州中央時間の8時にかけてみました。が、案の定、出てもらえません。なんだよー。 ちなみにわたし達は、「夜は消音…

  • 婚姻能力具備証明書についてわからない話

    さて「お披露目どうしようとか」浮かれている場合ではなくて、手続き面でも作戦を練らなくてはなりません。以前、在留資格に必要な書類について書きましたけれど、もう少し具体的に作戦手順を考えなくてはなりません。 cdghnd.hatenablog.com まずはそもそも法律婚を日本でする際に必要になる婚姻能力具備証明書についてまとめて見たいと思います。

  • 話しかけてもらうためにはの話

    Aさんに病院での話をしました*1。 cdghnd.hatenablog.com そうしたら大変おもしろい反応が返ってきましたので、勝手に*2書いてしまおうと思います。 Aさんが言うには、紳士が話しかけてもらえず、娘さんに受け付けの方が話しかけるのは当然のことだというのです。「話しかけてもらおうと思うならば、日本語ができるようにならないとだめだよ」と。「喋っているのが娘さんなら、受け付けの方が娘さんに質問して、お父さんを無視するのは当然だ」と。 確かに人間のコミュニケーション能力からしたら、それも普通なのかもしれないとも思います。 でもさぁ、子どもにとったらそれ結構ストレスじゃないですかね、とわ…

  • 桜の開花予想の話

    まだだいぶ先のことのように思いますけれど、今週、いち早く桜の開花予想が出始めました*1。各種ニュースサイトにもその情報が引用されています。 そういう情報を見ながら思うことですが、東京に住んでいていいことは、予報記事を見るとたいてい東京の状況は詳しく出ていることですよね。というわけで、東京についての記事を引用: 東京では、平年より7日早い開花となる見込みで、27日ごろに満開を迎えるとされている。その他の地域でも、開花時期は平年並みか平年より早いと予想されている。 日本気象が2020年の桜開花予想を発表、全国的に早い開花へ - トラベル Watch 27日ころに満開ということですから*2、今回はA…

  • Mr. Aの話

    Aさんがこのブログをグーグルで翻訳しながら読みました。そしてその後、メッセージがきました。 「このブログ、面白いけれどグーグルで翻訳するとわたしが『Mr. A』になっているよ!」 あらま。実際にやってみると、たしかに、「Mr.A」って書いてある。面白いなあ。 それにしてもgoogle翻訳の英語は、機械翻訳だなあとわかりますけれど、文意はちゃんと通じますね。よくできているなあと感じます。

  • 通訳者に話しかけないでの話

    病院の親子のお話 大したことはないのですが、昨日、近所のクリニックにでかけました。受付を済ませて、順番を待っていると日本語がカタコトしかできない(たぶん英語が主たるコミュニケーション言語であろう)紳士が電話を片手に入ってきました。健康保険証を出しながら、このクリニックで初めての診察ではないが診察券をなくしたということを一生懸命に伝えようとします。 なかなか大変だなあと思っていましたら、ご本人も通訳が必要だと思ったようで、携帯電話でどなたかに電話し始めました。「院内携帯電話禁止!」という張り紙のあるクリニックでしたが、あきらかに電話で受け付けの人と通訳してもらいたそうです。ところが「規則は規則」…

  • 謎の新郎ファーストを恐れる話

    わたし達は、結婚式はしないことにしていますので、準備は比較的ラクなはずです。 cdghnd.hatenablog.com そうは言いますけれど、それでも準備はいるのでしょう。 準備に付き合ってくれる人 これから日本でお披露目を開催するということは、それぞれの会場のウェディングプランナーの人とも話をしなくてはならない……のかなと想像しています。今のところ、わたし達が気になっている場所は、ほとんどすべてプランナーの方がいらっしゃいました。 cdghnd.hatenablog.com ということは、見学に伺い、予算を組んで頂き、(契約した場合には)その後全ての計画段階で、プランナーの方のお手伝いを必…

  • 新しい仕事の話

    Aさんは、この1月から新しい職場に移りました*1。職種は一緒なのですが、上司が変わるとのことで、わたしのことではないのにドキドキしております。 職探し Aさんの転職はなかなか難航しておりました。専門外のわたしが言うのもおかしいでしょうけれど、Aさんの履歴書は学歴も職歴もかなり立派です。実際、かなりの数の面接に呼ばれていました。 しかしその先がなかなかうまくいかない日が続きました。 パリだけではなく、あちこちの街に高速バスで出かけては、次の日に断りのメールを受け取る日々を傍で見ていると、何もできないのがもどかしくなります。 滞在許可の更新時期に間に合わせるためには*2、これ以上待てないという時期…

  • 春は東京の話

    ロシアに行きたいのですが、この春は結局東京で会うことになりそうです。 cdghnd.hatenablog.com 「春のロシアは美しくないし、うちの両親は働いてるから」と、Aさんは言いますが、それだけではなくて、東京でやらないといけないことがいくつかあるからです。

  • ロシアのお菓子の話

    我が家のポストにフランスから郵便が届いていました。Aさんからの新年のプレゼントです。いやっほおい。 Bonne Année カードと一緒に入っていたのは、ロシアでAさんが買ってくれたスイーツです。山盛り。 わたしのプレゼントが単なる辞書だったのに比べて、なんて素敵なのでしょう。 cdghnd.hatenablog.com ロシアのお菓子 今回のロシアのスイーツは、3種類です。パイナップルはパイナップル味のウェハースが入っていましたが、少女とくまの柄は、少女とくまの味はしませんでした。 山盛り ソ連時代からある Aさんによるとソ連時代からあるチョコレート菓子のようです。たしかにこのお菓子を作って…

  • 今年こそロシア語をの話

    言葉の問題は喫緊の課題 以前にも書きましたが、 あったら困ることですが、わたし達のどちらかに怪我や病気などがあれば、パートナーは家族との連絡を一手に引き受けることになります。この時、家族の立場からは、言語的情報やそれぞれの社会の規範がうまく理解できない場合のストレスが追加でかかることになります。 家族に母語が通じない話 - CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記 この状況は変わりません。しかも東京での同居が具体化しつつある現在、問題はより大きくなってきました。 cdghnd.hatenablog.com Aさんの努力は始まっている Aさんはもちろん日本に移住するために日本語を学び始めようとしており…

  • 我慢した話

    わたしのMacBookの調子が悪くなりましたので、Appleの初売りに乗っかってしまおうかということを書きました。 cdghnd.hatenablog.com 結果から言うと、1月2日の初売りは我慢しました。自分のコンピュータのバッテリーの状態を眺めること数度、結局、その日は「今バッテリーせよ!」という命令は発されることはなかったので、わたしのコンピュータは少なくとも春まで壊れないと決めたのだと思います。 それでも何度かApple Storeのウェブサイトを眺めていたのですが、買い物の気持ちも盛り上がることもありませんでした。それに今、作業が溜まっている状態で、丸1日潰して新しいコンピュータを…

  • みんなでフランスへ行こうぜ

    今週のお題「2020年の抱負」 2020年の抱負の1つは、Aさんの故郷を眺めに行きたいということでした。 cdghnd.hatenablog.com Aさんはなぜか乗り気ではありませんが、なんとか説得したいと思います。 実はもう1つ抱負があります。 フランス旅行 観光しようぜ それが弟妹とそのパートナーたちを連れてパリにみんなで行こうということです。

  • ロシア入国ビザの話

    (これはロシアの観光ビザのとり方を説明したものではありません。さらに2017年の情報です) 2017年、Aさんはロシアに仕事で長期滞在しておりました。ちょうどわたしの仕事が休みを取りやすい時期でしたので、Aさんを訪ねてモスクワに出かけることにしました。 日本とロシアは、査証(ビザ)については相互主義が適用されるので*1、Aさんをモスクワに訪ねるにはビザがいります*2。 ビザ2種 個人ビザは複雑 観光ビザも複雑に見える どの業者が信頼できるかが、わかりにくい 日数は値段による まとめ *1:「査証については,わが国は査証,査証料金ともに相互主義の原則を採用しており,査証相互免除協定国21カ国,査…

  • Netflixの話

    クリスマスのお休みを期にNetflixの契約をしてみました。 実はドイツで大人気のシリーズである「バビロン・ベルリン」がNetflixに入っているという噂(というか検索していたら、そういう情報)を見つけたので、加入したのでした。 www.twellv.co.jp 残念なスタート 色々な友人の話を伺うに、「最初の1ヶ月は無料」じゃないかと思っていたのですが、わたしが加入しようとしたら最初から課金されるシステムになっていてかなり残念な気持ちになりました。 さらに配信作品がしょっちゅう入れ替わるようで、検索しても「バビロン・ベルリン」は出てきません。今は配信されていないようです。新しいシーズンがドイ…

  • Transferwiseと日本の話

    日本からの国外送金を安くするための方法としてのTransferwiseの話を夏に書きました。 cdghnd.hatenablog.com 正直日本からの銀行送金は高すぎるので、こういう仕組みがあることは嬉しく思います。 今回はTransferwiseで以前紹介しなかった機能と、そこにある罠について書いてみようと思います。 ボーダレス口座 口座閉鎖 日本のせい まとめ

  • ロシアに行きたい話

    Aさんが帰省したときの写真を送ってきてくれました。 日暮れ時 これはお友達のダーチャにでかけたときの夕日だそうですが、この写真を見て行ってみたくないわけがないじゃないですか。これはぜひ近いうちにお休みを頂いて、Aさんの故郷を訪ねなくてはならないと思うのです。 乗り気じゃない(なんて言わせない) ところがAさんはあまり乗り気じゃないのです。曰く、「あまり見るところがない」、「実家はリノベーションしてもう泊まれないから、ホテル代が高く付く」、「航空券が2人分いるから、それなら東京かパリで会うのが合理的」、「2人が同時に休暇を取るのは休暇日数のムダ」、云々。 今までは、そう言われてみるとなんとなくそ…

  • ロシアの大晦日映画の話

    ロシア映画の制作スタジオであるモスフィルムは、YouTubeにオフィシャルサイトを持っています。そこで数多くの映画を無料公開しているのですが、そこで見つけた(テレビ)映画の話をしようと思います。 運命の皮肉 それが「運命の皮肉、あるいはいい湯を (Ирония судьбы, или С лёгким паром!)」という映画です。(どうやらウェブサイトに埋め込んだ状態では再生できないようなので、リンクをクリックしてYouTubeのサイトでごらんください。) Ирония судьбы, или С легким паром 1 серия (комедия, реж. Эльдар Ряз…

  • よかった!の話

    ブログ更新をお休みしている間に色々展開がありまして、おそらくAさんは東京に引っ越してくることになりそうです。2021年の予定なので、まだまだ先すぎて鬼も笑わないのですけれど。 今回はそのことについての反応の話。 「よかった」 報告した方は、一様に大変喜んでくださってありがたいことです。わたし達2人を知っていて一緒に住めることを喜んで下さる方、わたしの友人としてわたしが東京を離れないことを喜んで下さる方……喜び方はさまざまでしたけれど、皆さんに喜んでもらえてなかなかに良い気持ちになりました。 ありがたいことです。この決断が良いものになるように努力しないといけないですね。 本当に「良い」決断なのか…

  • 法律婚とビザの話

    法律婚はビザ*1に直結しない 今年前半に婚約したことについての記事を書きました。 cdghnd.hatenablog.com その中で、 滞在許可や在留許可を手に入れるためには、おそらく法律婚をするのが一番近道になります。 とは書きましたが、実際には法律婚は滞在許可や在留資格を自動的に与えてくれるものではありません*2。このあたりは国際結婚をなさった方のブログをちょっと調べれば、大量に記事が出てきますので、ご案内かと思います。 例えば、『国際結婚・離婚ハンドブック―日本で暮らすために知っておきたいこと―』という書籍を図書館で見つけたのですが、そこには、必要になる申請書の様式が再録されています。…

  • MacBook Proの命令と初売りの話

    今朝起きていつものようにコンピュータを起動しましたら、なんだか気になるサインが出てきました。画像はこのブログ用にあとから電源をわざわざ抜いて再現したものですが、なんと「今すぐ(バッテリーを)交換せよ」と言うじゃないですか。 今すぐ交換! これまでは、「もうすぐ交換してね」という感じだったのですが、命令形に "now" がついているとなんだか、本当に命令されているような、切迫があるような……そんな気分になります。日本語でどういう風に表示されるかはわからないのですが、一瞬の焦りのあとに落ち着いてみると、「英語の命令形って面白いな」と思います。 「面白いな」と思っているだけでもしようがありませんので…

  • 今年のプレゼントの話

    日本ではクリスマスにプレゼントを交換しますが、ロシアではお正月がプレゼント交換の時期です。というわけでわたし達にも、お正月のプレゼント交換の時期が迫ってまいりました。今年は、Aさんが年越しをロシア時代のお友達とドイツで過ごすそうですから、早めにプレゼントを準備しないといけません。 以前は御朱印帳をプレゼントして喜ばれましたが、今年はどうしましょうか。 cdghnd.hatenablog.com むずかしい 本当は身につけるものなんかが素敵で良いと思うのですが、Aさんは好みにうるさくて、なかなか身につけるものを差し上げても、(当日は嬉しそうでも)なかなか実際に使ってもらえません。今の所、カードケ…

  • 資料のモデルの話

    わたし達が資料請求する先は割と和風の建物であることが多いのです。Aさんのお父さん・お母さんにもちょっとエキゾチックな経験を提供したい。わたしの両親には、一応わたしたちがちゃんとした場所でお披露目をしているところを見せたい。なにより、ニセモノチャペルのないところ! ……という選択をすると、自然と和風の建物が多くなるわけです。 cdghnd.hatenablog.com 資料のモデル ところで、そういう場所に資料を請求すると送られてくる資料に掲載されている写真に、白無垢や色留袖を着たいわゆる白人のモデルが男女ともに多いことが目に付きます。もちろんアジア系のカップルが写っている写真も(洋装でも和装で…

  • ストライキの話

    フランスはストライキの真っ最中です。マクロン大統領の年金改革に反対しているストライキですが、公共セクターがストライキを構えて収まる気配がありません。 夏のストライキ そういえば、夏にも似たような理由でストライキがありました。あのときにはフランス国鉄(SNCF)は動いていて、RATPというパリの地下鉄などを運営する会社のみでストライキがあったわけです。 わたし達はちょうどコペンハーゲンからパリに戻る日にストライキがありましたので、パリについてから帰宅するまでに3時間以上をかけることになりました*1。 cdghnd.hatenablog.com 今回は大規模 ところが、今回は国鉄も含まれているので…

  • 恋しいふるさとの話

    今日はちょっと東京の生活の話を。 東京にいるとドイツビールが恋しくなりますけれど、ドイツのソーセージなんてなかなか食べられるものではありません。 インビスハライコ そんなドイツのビールとソーセージを90分飽きるほど味わうことができる場所が東京にあります。それがドイツのソーセージメーカーであるハライコが経営する食堂、インビスハライコ九段店です*1。 インビスハライコ九段店〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1-7-8 サンハイツ九段03-6272-8677地図や店舗情報を見るPowered by ぐるなび[{"@context":"http://schema.org","@id":"http…

  • インターネット環境の増強

    わたし達の関係はインターネット接続の質に強く依存しています。 常時接続状態を格安に維持するために、わたしはモバイルインターネットを利用しています。MVNO(いわゆる格安スマホ)のSIMカードをつかっていました。 cdghnd.hatenablog.com しんどかった この欠点は、以前も書きましたが、以下の2点になります。 まずは通信速度に制限があります。とりわけ、速度制限がかかる(あるいは、使用容量を節約するために、速度制限をかけている)*4と動画はスムーズには見られません。 使用容量の関係から、OSのアップデートが後手に回りがちで、若干セキュリティリスクを負うことになります*5。 モバイル…

  • 翻訳むずかしい

    わたし達はさまざまな会場に資料をお願いしています。 cdghnd.hatenablog.com 英語の資料がいただける場所は少ない 資料をお願いしたらもちろん、日本語で資料が来るわけです。わかってはいるのですが、「うちは国際結婚も多いんですよ」と自慢なさる会場には、念のために毎回「英語の資料がありますか」と伺うのですが、今の所英語資料を用意している会場はありません。当然といえば当然なのですけれど*1。 ということは翻訳がいる わたしたちの共通語は英語です。 cdghnd.hatenablog.com ということは日本語の資料で情報を共有することはできません。頂いた概算を含めて重要な情報は英語に…

  • 資料がほしい話

    しばらく書けないでおりました。書けなかった事情は色々あるのですが、その事情をしばらくは書けないので、お許しくださいな。 そう言いいながら話はすすめている ところで書けないでいる間も、わたしたちはお披露目の準備を少しずつ進めているところです。 cdghnd.hatenablog.com 声をかけたい人々のリストは作成し、さらに会場を選ばなくてはなりません。リストの方は、ある程度枠を決めてしまえば、 お互いにそれほど(日本に呼び出しても気兼ねしない)友人が多い方ではありませんので、あまり困りませんでした*1。 条件を色々 というわけで幸い参加人数は少なくて済みそうなのですが、それでも結婚式なしで披…

  • 繋がり続けた話

    東京に戻っております。 実はコペンハーゲンに戻る道のりで、メールが入りまして、今週に非常に大事なミーティングの予定が入ってしまいまして、その準備で心がいっぱいになっておりました。オンラインでいられて良かったと、メールが来た瞬間は思いましたけれど、乗り越えた今から考えるとミーティングの準備を3週間かけてすることになってしまったわけで、色々な面で「心ここにあらず」という感じになってしまったことを考えると、繋がり続けるのもどうなのかしらねとも思ったりして、フクザツです。 cdghnd.hatenablog.com Aさんは、「あまり強迫的になってはだめだよ」と言い続けてくれたので、それでバランスがと…

  • 帰り道の困難の話

    コペンハーゲンの図書館におります。最終日、今日はパリに帰ります。 朝起きてのんびりしておりましたら、ドイツの友人から、「パリのメトロ止まっているらしいけれど大丈夫?」というメッセージが届きました。フランスの友人ではなくて、ドイツの友人だということに驚きました。ドイツの友人が知っているということはよっぽど大ごとが起こったということだからです。 そして、はい、大ごとでした。マクロン大統領が年金改革を発表して、それに対抗するパリ交通営団 RATP のストライキのようです。 調べたら、色々な路線が運休になっていたり、間引き運転になっています。パリ市内からAさんの家に帰る列車は20時で終了の予定。わたし…

  • 残り1週間の話

    Aさんとの近距離生活もあと1週間。過ごしてみるとあっという間です。もちろんお互いにやることがいっぱいあって忙しかったというのもありますけれど、2人で過ごす時間も濃密だったように思います。 メリハリ わたし達はおそらく24時間みっちりくっついて過ごすよりも、それぞれの仕事や作業をこなしながら(つまり日常を送りながら)一緒にいるのが良いのだなあと思います。少なくとも今のところは、そうです。メリハリの効いた生活が過ごせることで、いつか一緒に住めるようになった時の練習にもなっていると思います。 cdghnd.hatenablog.com わたしの作業は(去年と違って今年は)あまりちゃんと進まなくて、か…

  • たぶん中央図書館の話

    デンマークの中部オーデンセという街に来ています。 中央図書館 Aさんはお仕事なので、街の中央図書館に来ているつもりです。Odense Hovedbibliothekというのは、たぶんドイツ語でいうHauptbibliothekなのでしょう……。 開館時間 オーデンセの駅の並びにあるかなり新しくてきれいな建物です。場所が駅の並びですので、中心街からはやや離れています。しかしこれは旅行者にとってはプラスポイントでもあります。駅を降りてすぐ図書館と公共無線LANスポットを見つけられるのですから。 開放的で木目調(だけど天井はたぶん金属製)の空間です。 たくさんのソファがあってリラックスした雰囲気で作…

  • Transferwiseを使った国際送金の話

    これからもIBANが必要になるかもしれないので、欧州に銀行口座を作りました。 cdghnd.hatenablog.com さて口座ができてみると、本当にIBANに送金ができるのかを試したくなるのは人情です。更に調べてみると、フランスでの口座は最初に自己資金移動が必要であると銀行のサイトにも書いてあります。これはわたしの名義でどうにかして送金しなくてはなりません。 ところでわたしの記憶する限りでは、日本からの海外送金はめちゃくちゃ面倒くさいのです。 cdghnd.hatenablog.com そこで今回は、TransferWiseというイギリスのサービスを使ってみました。 (今回も重要な注:これ…

  • 住民登録なしに銀行口座を開く話

    (注意:今回の記事は、わたしにとっても実験的な事柄についてです。後にも書きますが、レビューも割れています。この記事はN26銀行をポジティブに評価した記事ではありません。) 今回のドイツ旅行で無事に小切手が現金化できました。 振り込み明細 珍しいプロセスにもかかわらず、金曜日に手続きして月曜日には友人の口座に無事に送金があったようです。ありがたい。 cdghnd.hatenablog.com それもこれも日本の銀行がIBANシステムを採用していないからです。 IBANコード(英語: International Bank Account Number)とは、銀行口座について、所在国、支店、口座番号…

  • 「休暇は終わった」の話

    秋の空です。パリはずいぶん涼しくなりました。雲が流れるスピードが速くなって、一日に様々な気象が楽しめるようになってきました。 秋の空 多くの人がパリに戻ってきて、街にも活気が戻ってきました。わたしはパリに住んでいる友人から「パリに戻ってきたよ」というメッセージをもらいましたので、週末に会えそうです。 Aさんはといえば、今朝お仕事上のEメールを受け取って、締切が1つ増えました。たださえ忙しいのに、Aさん大丈夫かしら。そう思っておりましたら、どうやらやっぱり大丈夫じゃない様子。 「今日で休暇はおしまいだから」 Aさんはそう言います。待ってください。わたし達は毎日パリで作業していたじゃないですか。A…

  • 日本語コースの話

    Aさんは日本語を、わたしはロシア語を勉強しようとしているわけです。わたし達は英語で会話すれば良いわけですけれど、わたし達の家族はそういうわけにはいきません。どこで暮らすにせよ、相手の母語をある程度覚えることは必要なことです。 cdghnd.hatenablog.com 独学の難しさ Aさんは日本語のテキストブックを買ってみたりしていますが、なかなか勉強が前に進みません。 GENKI: An Integrated Course in Elementary Japanese I [Second Edition] 初級日本語 げんき I [第2版] 作者: 坂野永理,池田庸子,大野裕,品川恭子,渡嘉…

  • 新学期の話

    フランスで新学期が始まりました。みんな休暇から戻ってきて、街に子どもたちが溢れる時期になりました。にぎやかなパリです。 工事が終わった もちろん夏休みが終わりましたので、街中の工事も終わりです。 cdghnd.hatenablog.com 休暇から戻ってみたら元通り。それがきっとパリの理想なのでしょう。列車はダイヤ通りに走り、道の通行止めが減りました。 図書館が空いている わたしと言えば今日も図書館におります。 cdghnd.hatenablog.com 9月になってからポンピドゥー・センターの図書館の入口が少し変わって、戸惑ったりしながらも、「今日は行列が短いなあ」と思っておりました。さっさ…

  • コルシカのチーズの話

    先週水曜日の晩のお夕飯を近所のビストロでの夕飯デートにいたしました。 何しろパリに来てから、タルタルステーキを食べていませんでしたので、タルタルステーキがとても食べたかったので、フレンチのお店をリクエストしました。 インターネットで調べて評判の良さそうな場所を、見つけました。ところが最初に出かけたレストランは夏休み。もちろん8月ですから、驚くには値しませんね。 というわけで街をウロウロしまして、雰囲気の良さそうなレストランに入りました。

  • 空港でビールを買う話

    帰り道の話です。Aさんにお土産のビールを約束しました。なぜならわたしもドイツのビールを飲みたいからです。(正直ね。パリのビールはドイツに比べたら、微妙なのですよ。値段も高くて、輸入物ばかりなのです。) cdghnd.hatenablog.com 持って帰れない アウグスティーナがとても好きなビールで、かつ、ミュンヘン市内には大量にアウグスティーナが売られているのですが、パリには持って帰れません。なぜなら空港の保安検査場を飲み物は通れないからです。 (ここに保安検査場の写真を挿入するべきなのでしょうけれど、もちろん、撮影禁止です) ミュンヘンの空港はターミナルの前に巨大なスーパーマーケットがあっ…

  • 新学期と花束の話

    花束を買おうと思ったのは、Aさんと花束の話をしたからです。 cdghnd.hatenablog.com 花束の話をしたのは、ロシアにお住まいのはてなブロガーさんのお宅に新学期が来たからです。 ロシアでは、新学期初日に生徒は花束を持って登校します。 ロシア新学期スタートしました! - ロシアで母になる なんですって。新学期に花束を持っていくのですか。素敵じゃないですか。 というわけで、仕事中のAさんに伺います。 Aさんの思い出 どうやらロシアの新学期には花を持っていくらしいじゃないですか。 「そう言えば、持っていってたね。いつまでだったかは覚えていないけれど、親と一緒に学校に行っていた間は確実に…

  • 火曜日のマルシェの話

    パリに戻って日常生活に戻ろうとしております。 日常生活に戻ろうとしても ところが今週は国立図書館がお休みです。先週年間パスを登録したときに宣言されたんですもの。 登録が完了したところで、デスクの方が言いました。 「今週金曜日から、来週の日曜日までお休みですから、注意してくださいね」 がーん。 夏休みは夏休みの話 - CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記 そして頼みにしているポンピドゥー・センターの図書館は火曜日が週休日。夏休みなしに働いているわけですから、週に1日の休館日は正しいと思うのです。文句は言いません。 最後の頼みの綱、Aさんが住んでいる街の図書館ですが、ウェブサイトが未だに8月31日ま…

  • バイエルンの朝食の話

    ドイツ最後の朝、友人は通常通りお仕事の日なので、「ありがとう」と言いながら別れて、わたしは街に出ました。目的は、「バイエルンの朝ごはん」をいただくためです。 バイエルンの朝ごはん、もしくは、正式にはFrühshoppen(ふりゅーしょっぺん)と呼ばれるものは、 プレッツェル(もしくは、ぶれーつぇ) 白ソーセージ(もしくは、ゔぁいしゅゔるしゅてる) そしてビール(もしくは、びあ) からなります。 白ソーセージは(ちゃんとした店)では、正午までしか提供していません*1。なぜなら白ソーセージは、保存食として作られたものではないからです。冷蔵庫のなかった時代、朝作って、朝のうちに食べる食材として確立さ…

  • ドイツ鉄道アプリの話

    ドイツに来ています。色々な移動に鉄道を使うことが多いので、その話をば。 困ること ドイツの鉄道で困ることは、 料金体系が複雑なことと*1 券売機でクレジットカードが使えないことです。 問題の解決策 しかしスマートホンを利用すると、この問題は解決できます。それが、ドイツ鉄道のアプリを利用することです。 DB NavigatorDeutsche Bahn旅行無料 ドイツ鉄道アプリでできること 時刻表検索と連動 ドイツ鉄道のアプリを使うと、時刻表検索に対応して様々な価格帯の乗車券が一覧で表示され、そこから好みのチケットを選択して、クレジットカードで購入できます。 都市圏のゾーン制運賃にも対応 しかも…

  • 秋祭りの話

    バイエルンでは秋祭りが始まりました。 オクトーバーフェストが有名ですが、バイエルン各地で秋祭りは開催されています。8/31に始まった秋祭りで有名なところでは、ローゼンハイムの秋祭りがありますが、友人とわたしはエアディング (Erding) の秋祭りに出かけてみました。 エアディングの秋祭り Erdingerは日本でも飲めるのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この秋祭りでは地元2社のテントが出されて、多くの遊具もあり、こじんまりしていますが非常に活気があります。 「昔はそんなことなかった」と友人は言いますが、今は老いも若きも民族衣装(をアレンジした複雑)を着ている人が多くいました。 テン…

  • 旅慣れは油断の話

    (話題の幅が広くないせいで)旅行の話ばかり書いていますし、オフラインでも旅行の話をよくするわけです。そうするとたまに「旅慣れていると思うのでアドバイスを頂きたいのですけれど」と言われることがあります。 正直ぎょっといたします。 ぎょっといたしますが、困っているのであれば、頼って頂いたことを意気に感じて相談に乗るしかないわけですので、喜んで伺います。そして解決のお手伝いができたり、できなかったりします。 旅慣れたら終わり ぎょっとするのは、「旅慣れたら終わりだな」とわたしは思うからです。旅慣れることは良いことではないのです。 緊張して移動中 慣れたつもりにしかなれない 「旅に慣れる」などというの…

  • 小切手の現金化の話

    ドイツから送られてきた小切手の現金化に苦労していました。 これまでの道のり 東京では扱う金融機関がほとんどなくて、現金化出来る金融機関の口座も持っていなかったので、現金化できませんでした。 パリでは、Aさんの取引銀行の受付の方に「出来るけれどやりたくない」と言われてしまいました。 3ヶ国目 というわけで小切手を現金化する旅第3ヶ国目、ドイツです。 作戦は小切手を裏書きして、ミュンヘンの友人の口座に入金してもらうことです。 感触は良い この友人が事前に取引銀行に電話しておいてくれたところ、指図式線引小切手を裏書きして友人の口座に入金させることは「問題なく出来るはず」との回答を得ました。 困惑の紳…

  • パリの匂いの話

    街にはその街に独特の感覚的刺激があるように思います。 東京の音 飛行機で東京についてすぐに気がつくのは、音です。もちろん日本語がわかるようになるということもありますけれど、もっと「耳につく」のは、自動音声です。なんとなく「ビッグシスター」と呼びたくなるほど、四方八方から自動音声が流れてきます。搭乗口を降りて最初のエスカレーター、パスポートコントロール、税関、駅……自動音声に囲まれながら、徐々に前に進んでいく感じ。これがわたしにとっての東京です。 わたしは自動音声が苦手なのですけれど、必ずしも自動音声が悪いものなわけではないのでしょう。自動音声が役に立つことは多くあると思います。 標準化された聞…

  • ロワシーバスの話

    さてなんとか間に合いました。 空港のセキュリティチェックを乗り越えて、出発ロビーにおります。 さて今回電車(RER B線)の代わりに利用したのが、ロワシーバスです。『地球の歩き方』などにも空港からのアクセス方法として紹介されています。 Aさんは電車の車窓が嫌いだそうで、可能な限りバスを使うことにしたいるようです。確かにRER B線の車窓はなかなか悲しいのに対して、バスの車窓はまだ新しい物流センターやイケアなどのショッピングモールなので、清潔な感じを受けます。 しかしわたしにとっては、ロワシーバスはあくまで代打です。 今回はその話をば。 ロワシーバスとは ロワシーバスは、シャルルドゴール空港から…

  • 間に合うのかなの話

    ミュンヘンに向かう朝です。 時間通りに目が覚めて、余裕を持って列車に乗って乗り換え駅に着いたなら、空港行きの列車が停車していて人だかりが出来ています。どうやら運休の模様。 これは想定していませんでした。シャルルドゴール空港に向かうときにこの路線が止まるのは初めての経験ではないのに、油断していました。 しようがないのでオペラ座の脇のバス乗り場に移動して空港バスに乗りました。幸いなことにこのバスは定期券の所有者には無料ですので*1、乗り換えもスムーズに行きました。 さて、現在パリ市内をバスに揺られております。こういう時は、信号の1つ1つが気になります。 時間的には多分大丈夫なはずですけれど、パリは…

  • わたし達の1日の話

    「近距離になったら急に恋愛について書くことがなくなった気がする」と不思議がっております。 台湾の白茶を2人分 遠距離恋愛をしていると再会が毎回フレッシュでイベント感があって、それが嬉しいという記事をたまに見かけますが、以前も書きましたがわたしたちはわりと毎回すぐに日常に戻っているようです。 わたし達は再会するとあまり違和感なく日常に移行できるように思います。 わたし達の久しぶりの再会あるある - CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記 そして2日目からは、平日がやってきます。わたしたちは迎える側が休暇を取りませんので、移動する側も自宅作業(なり図書館で作業)をすることになっています。 cdghnd…

  • 変わっていく街の話

    2013年に引っ越してきて以来、毎年来ているのでパリにはなんとなく「馴染み」の感じがあるのですけれど、それでも気がついたらあちこち変わっています。夏休みの工事だけではなくて、以前は大規模な工事現場だった場所がきれいに整備されていたり、普通の通りだった場所が急に巨大な工事現場になったりしているのです。 cdghnd.hatenablog.com 工事現場 例えば、Aさんの職場も建て替えで仮住まいが続いています。引っ越しのたびにセキュリティシステムが変わって、面倒くさそうですが、もしかしたら来年あたり改装が終わるかもしれないのだそうです。 そういえば、悲しい事故があったノートルダム大聖堂はまさにそ…

  • できるけれどやりたくない話

    ドイツから小切手で支払いがありました。日本では換金が非常に難しいことがわかりましたので、Aさんの口座を使わせてもらおうということになったのでした。Aさんに「うん」と言ってもらったときこれからどうなるかしらと、わくわくしたものです。 あとはAさんの取引銀行を説得できればよいのです。ドイツ語の小切手をフランス語で裏書きするなんて、ちょっと楽しそうです。どのくらいの手数料と時間がかかるのかしらねー。そもそも、銀行が「うん」と言うかしら。 指図式線引小切手の話 - CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記 今日、Aさんの時間の都合がつきましたので、午前中に銀行に行ってみました。ゲートで呼び鈴を鳴らして、受付…

  • 夏休みは夏休みの話

    パリの夏は工事と夏休みです。 cdghnd.hatenablog.com 乗りたい列車が運休し、通りたい道路が通行止めになります。Aさんのアパートに向かう線も現在は午後9時から部分運休になっていますし、地下鉄にも運休が出ています。そして回り道をしながら、なんだか損した気持ちになるのです。 この工事はやっと終わり 図書館も工事 鉄道の運休だけではなくて図書館も多くはお休み。わたしの普段でかけていた図書館も改装工事で丸々2ヶ月間お休み*1。古い建物を使った図書館は電源がないので、長時間の作業は難しいのですけれど、雰囲気が良いのでお気に入りだったのですが*2、しょうがない。代わりに国立図書館とポンピ…

  • まだ暑いパリの話

    今週のお題「残暑を乗り切る」 暑いパリ 今週のパリはなかなか暑いです。夏の再来という感じでしょうか。40度はありませんけれど、30度を超えると冷房があまりない街なので結構厳しいです。 昨日20時過ぎにポンピドゥー・・センターでの作業をやめて外に出たらまだ30度以上ありました。ちなみに日没は20:45分。 日の入りが遅い分、遅くまで暑い それでも熱帯夜ではないので、夜寝る際はかなり楽です。「『昔は熱帯夜は珍しかったよ』と言っている人々の夏の過ごし方ってこんな感じだったのかしらね」と思いますけれど、どうなのかしら。 冷房を求めて 作業場所も冷房が効いていそうな場所になります。 昨日いたポンピドーセ…

  • ポンピドーセンターの図書館の話

    こうなったら色々な図書館をホッピングして作業してやろうかしらと思います。 公共情報図書館 というわけで今回はポンピドゥー・センターに来てみました。国立近代美術館が有名ですが、実は図書館が2階から4階部分が、公立図書館(公共情報図書館)になっています。 観光名所 図書館の入口は写真のにある美術館の入口の裏手になります。公立図書館ですので入館に資格はもちろんなく、入館料も無料です。 パリの多くの文化施設と同様に入り口で手荷物検査と金属探知機による検査が行われますので、入館にかなり並ぶことになります*1。 手荷物検査でかなり並ぶ それでも(8月だからだと思いますが)席を見つけるのに苦労することはあり…

  • ふるさとの味の話

    ドイツから友人たちが訪ねてきてくれた週末でした。 嬉しいお土産 お土産にわたしがいた街のビールをもらいました。いわばドイツのふるさとの味です。 とても嬉しい ドイツは多くの街にまだ小さな醸造所があります。わたしのいた街にもあります。そしてそういう小さな醸造所のビールは、その街を出ると(場合によっては隣街でも)もはやほとんど手に入らないことになるのです。ということは東京は言うまでもなく、パリでもこのビールは手に入りません。 わたしのドイツの生活は、このビールとともにありました。仕事明けに独りの部屋で飲んだり、スタジアムで騒ぎながら飲んだり、友人とわいわい飲んだり…… cdghnd.hatenab…

  • Les Deux Magotsの朝ご飯の話

    金曜日にドイツから友人達が遊びにきてくれたので、朝食を一緒に食べることにしました*1。 せっかくですから、豪勢な朝ごはんにしようということで、サン・ジェルマン・デ・プレにある有名カフェ、Les Deux Magots で落ち合うことにしました。 花のパリっぽい感じ 観光客ばかりかなと思いましたし、確かに観光客も多かったですし、ギャルソンも観光客慣れしている感じでしたけれど、それでも歴史的なカフェなので非常に雰囲気があります。 カフェについての史跡案内板 朝ごはん 頼んだのは20ユーロの朝ごはんメニューです。クロワッサンとパンとバターとジャムに、フレッシュジュースと温かい飲み物(カフェクレームに…

  • 英語がうまくなるわけじゃない話

    わたし達はお互いにとって外国語である英語で付き合っております*1。 cdghnd.hatenablog.com そのわたし達の使っている英語の話。 たしかにこういうとき、英語を知っていると助かる ときどき「英語で国際恋愛していると英語上手になりますよね」と言われます。何かの冗談かと思いますけれど、どうやら真面目に言っている人も中にはいる模様*2。「もちろんそんなわけないし、それって偏見の一種じゃないの」というのがわたしの答えなわけですけれど、おそらく、もう少し丁寧に言うならこんなところになりますか。 語学は国際恋愛しているからめちゃくちゃ上達するような簡単なものではありません。 国際恋愛すると…

  • 国立図書館の話

    パリで友人と朝ごはんを食べましたので、金曜日は図書館で作業することにしました。 わたしが普段利用している図書館が夏は工事で休館ですので、フランス国立図書館(の新館)に出かけました*1。 フランス国立図書館 メトロの14号線とRER C線のビブリオテーク・フランソワ・ミッテラン駅で降りると、ドミニク・ペロー設計した建物が目に入ります。特に、本を4冊開いて立てたような構造が目立ちますが*2、閲覧室などは全て地下にあります。 フランスで出版される書籍が全て納められていますので、フランス語圏の資料を探したければこの図書館は確実ですが、この記事ではパリでノマド的に作業したい場合の使い勝手について述べてみ…

  • 灯りが消えたの話

    家事があってから初めて、パリのノートルダム大聖堂を観に行きました。 灯りがない 夕食を食べた帰り道、地下鉄の駅を何駅分か歩いてセーヌ川沿いにたどりついてみると真っ暗な大聖堂がそこにありました。そして、ノートルダム聖堂の周囲は全て立ち入り禁止になっており、周りに柵が巡らされていて、いかにも工事現場といった風情です。 パリの中心ですから、大聖堂の周りは煌々とあかりが灯されて、多くの人が行き交っていました。 昼間はそれほど気にならないかもしれませんけれど、夜になってみるとパリの大事なランドマークがまったくなくなってしまったように見えます。きっとエッフェル塔などから見る夜景はずいぶん変わってしまったこ…

  • パリのセキュリティの話

    ドイツでもパリでも、集合住宅の入口にはオートロックがかかっています。それがドイツの多くの街とパリでは異なっているのです。 ドイツでは建物の入口のオートロックは通常の鍵を使って開きます。訪問者は、入口で訪問先の呼び鈴を押して中からボタンで解錠してもらう方式です。 パリのオートロック 一方でパリで一般的な方式は呼び鈴方式ではありません。実はパリのものは暗証番号方式なのです*1。 各建物の入り口にこのような、暗証番号入力用の機械がとりつけられていて、自分の家やお呼ばれした先にでかけるときは、ここに知らされた暗証番号を打つのです。 Aさんのアパートもそのようになっています。 暗証番号を覚えてないので毎…

  • ワインとチーズの話

    土曜日にフランスに参りました。その初日の話。 「ワイルドに行こうぜ」 Aさんがスーパーマーケットで「初日のお夕飯だもの。今日はワイルドに行こうぜ」と言いますので、思いのままに日本で食べられないものをじゃんじゃかバスケットに放り込みました。お会計が70ユーロになりまして、クラクラいたしました。 わたし達は再会した初日は毎回スーパーマーケットで食べたいものを飽きるほど買って、毎回、「明日からはちゃんと合理的に買い物しよう」と誓い合うカップルなのです。これは学習していませんし、まあしないんだろうなと思います。 ワインとチーズ さてそんなお祭りのような買い出しでしたが、もちろん、フランスのワインとチー…

  • パリのベジタリアンレストランの話

    ドイツ時代の友人たちがパリに来てくれることになっています。そろそろベジタリアン料理の店を決めなければなりません。 月曜日にAさんが探してくれた2件の1件にでかけることにしました。 cdghnd.hatenablog.com 初めてのレストランにおでかけデートです。 お店 この日選んだレストランは、5区にある Le Grenier de Notre Dame です。ノートルダム寺院からほど近い脇道にあるレストランです。 パリですから、晴れていれば歩道で食べることもできます。 店内は結構せまいのですけれど、内装はなかなか新しくていい感じです。グループ客のために小さな部屋を区切れるのが珍しい感じのよ…

  • 帰ってきた隣人の話

    Aさんのアパートのあるフロアは3軒続きです。ワンルームのアパートですから*1、ちょうどビジネスホテルのツインルーム(よりはちょっと大きいですけれど)が3部屋並んでいる感じです。Aさんの部屋は真ん中。 ラッキー ところがわたしが到着したとき、Aさんによれば、両隣は転出したっぽいとのことでした。確かに、薄い壁の向こう側に人の気配がありません。 これはラッキーだねと思っておりました。共同のシャワーやトイレのタイミングも考えなくていいですし、雨が降って折りたたみ傘が濡れたら、狭い部屋ではなくて廊下で乾かしても罪悪感を感じずに済みます。 帰宅 すっかり廊下も部屋の延長なつもりで生活しておりましたら、昨日…

  • 携帯契約の話

    Aさんと落ち合って、ショソン・オ・ポムを頂戴したあと、オペラまでバスで移動しました。携帯電話の契約をするためです。 もちろん短期間で旅行する人はローミングサービスを使えばいいですし、ポータブルwifiを使う手もあります。しかしある程度時間がかかる場合は、現地のSIMカードを購入するのもいい手だと思います。というわけで今日はフランスで2週間以上1ヶ月以内滞在する場合の通信手段確保のお話*1。(ちなみに欧州はローミングサービスが無料ですから、パリスタートでEU圏内をウロウロする場合もおすすめの手法です。) free フランス旅行および滞在でおすすめのSIMカードの契約会社は、freeです。 mob…

  • 懐かしの味の話

    Aさんの部屋で作業する月曜日です。 お昼どきになりましたので、駅前まで出かけてお昼を買いました。ケバブのラップです。 欧州に住んでいた頃はよくケバブを食べました。東京でもたまにとても食べたくなるのですけれど、東京で見かけるものはポーションが小さい気がして中々食べようという気になりませんでした。それに、欧州で食べる方がケバブは美味しい気がするのですよね。気のせいだとは思いますけれど。 サンドイッチも美味しいですけれど、わたしが好きなのはケバブのラップ。薄切りの肉と野菜がたっぷり詰まってソースと絡まりながらガレットに包まれているのです*1。 これをソースをこぼさないように気をつけながらモシャモシャ…

  • マルシェとひまわりの話

    日曜日、13時まで開店スーパーマーケットにお使いにでかけたら、 ガードマンさんに「もう閉店」って追い出されました。12時50分でした。そうでした欧州では閉店時間は、お店が本当に閉まる時間で、最終入店時刻ではないのでした。忘れていました。 しょんぼりしてスーパーを後にしてアパートに戻る道すがら、郵便局前の広場に市が立っているのに気がつきました。いわゆるマルシェですね。マルシェも店じまいの真っ最中でしたし、わたしが欲しい物がフランス語でなんというかわからないので、短時間でちゃきちゃきコミュニケーションをとってものを買うわけに行きません。世の中には英語でなんとかなることとならないことがあります。 c…

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