番外編として、知人から聞いた話をひとつ。知人はその日、仕事の関係でとある住宅街を歩いていた。夜8時近くなり、街灯もまばらなその住宅街は至って静かだった。四つ辻に差し掛かったとき、彼女の目に妙な光景が飛び込んできた。男が一人、交差点のど真ん中でこちらに背を向
祖母が入院中に体験した話。4人部屋の窓際のベッドを充てがわれた祖母は、やがて毎朝のようにある現象に悩まされることとなった。ベッドが揺れるのだ。それは思わず飛び起きる程の激しい振動で、祖母ははじめ地震だと思った。ところがベッドから降りてみても、建物は
学生時代に住んでいたマンションでの話。築20年を越える建物で、水回り等にかなりガタがきてはいたが、鉄筋コンクリート造で騒音とはほぼ無縁。隣人が彼氏と思しき人とベランダで話す声がごくたまに聞こえるくらいで、静かなものだった。唯一気になっていたのが、毎夜聞
学生時代、サークル仲間数名と旅行に行った帰りのこと。レンタカーを返却し、その場で一旦解散したが、帰る方向が同じだった後輩の男の子と同学年の女の子、私の3人で夕食を食べようということになった。地下街に入り、適当な店を物色するも、3連休の中日だったこともあ
先日のこと。夜中、隣人がエレキギターを掻き鳴らす音がうるさく、管理会社にクレームを言うときの証拠にしてやろうと、スマートフォンで録音することにした。隣人は引っ越してきた当初から、家具を乱暴に動かす音、怒鳴り声、大音量のステレオやテレビなど数々の騒音を
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