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眠れない夜の映画
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ririさんの新着記事

1件〜30件

  • パリよ、永遠に(フランス/ドイツ・2014年)

     監督はフォルカー・シュレンドルフ、ジャン・クリストフ・カルディノー。  脚本はシリル・ジェリー、フォルカー・シュレンドルフ。  主演はアンドレ・デュソリエ、ニエル・アレストリュプ。  第二次世界大戦末期のパリ。パリ壊滅作戦を命じられた、駐留ドイツ軍司令官。阻止しようとする、パリで生まれ育ったスウェーデン総領事。2人が延々と議論し、提案し、駆け引きする一夜が描かれる。  この映画の面白さは、脚本の面白さ、無駄のない会話のやり取りの面白さにあると感じられた。  駐留ドイツ軍司令官室で過ごす2人の、それぞれのキャラクターも興味深く、パリへの想いがよく伝わってくる。  ドイツの敗北が迫っていて、ヒトラー総統にとってはベルリンが廃墟となった口惜しさと嫉妬から計画された、パリ壊滅作戦。  エッフェル塔や凱旋門やオペラ座などの美しい建物がある、輝かしいパリの魅力を述べる、パリで生..

  • 追いつめられて(アメリカ・1987年)

     監督はロジャー・ドナルドソン。  原作はケネス・フィアリング。  脚本はロバート・ガーランド。  主演はケヴィン・コスナー。  主人公は海軍将校トム・ファレル。国防長官の就任パーティーで、魅力的な女性スーザンと出会って恋に落ちる。スーザンには愛人がいたが、2人は週末、ドライブに出かけて濃密な愛を交わす。スーザンの部屋に一緒に戻って来た夜、彼女の愛人の国防長官が突然、訪問。数日間の留守に、問い詰め、嫉妬に狂った長官は激高し、スーザンを2階から突き落として死なせてしまう。翌朝、長官と秘書から、スーザン殺害の犯人の調査を依頼されるトム・ファレル。スーザンとのツー・ショット写真の証拠から殺害容疑者にされてしまい、身許についても調査されて疑惑が浮かぶ。トム・ファレルは警察の包囲網から必死で逃亡しながらも、スーザン殺害の犯人である国防長官の不正の証拠を手に入れる。実は彼らの調査の疑惑どおり..

  • アサイラム 閉鎖病棟(イギリス・2005年)

     監督はデヴィッド・マッケンジー。  原作はパトリック・マグラア。  脚本はパトリック・マーバー、クリサンジー・バリス。  主演はナターシャ・リチャードソン、マートン・ソーカス。  ロンドンの郊外にある精神病院に勤務する夫を持つ主人公。入院中の患者である彫刻家と愛し合うようになる。退院したがっていた彼が病院を脱走すると、主人公は彼の住まいを探し当て、濃密な愛を交わす。やがて彫刻家は狂気が再発。彼には妄想から妻を惨殺したという恐ろしい過去があったことを知る。  彫刻家が狂気じみた行為に走るのは、芸術家にありがちなこと。心身共にのめり込んでいく人妻への情熱が伝わってきた。  夫に不満を感じていた孤独な妻が、自分を愛してくれる男に夢中になるのも自然な成り行き。  精神に破綻をきたした彫刻家と、愛欲に溺れたい人妻の恋は自然な感じに描かれていた。  彫刻家が過去に、妄想から..

  • 心の旅路(アメリカ・1942年)

     監督はマーヴィン・ルロイ。  原作はジェームズ・ヒルトン。  脚本はクローディン・ウェスト、ゲオルク・フレーシェル、アーサー・ウィンペリス。  主演はロナルド・コールマン、グリア・ガースン。  世界大戦のフランス戦線以来、記憶を喪失した主人公。踊り子と知り合い、彼女の提案で一緒に田舎へ行って過ごす。結婚し、子供も生まれ、ライターを志望して書き始める。新聞社から原稿のことで呼び出され、主人公は1人で都会へ。交通事故の衝撃で、喪失していた記憶が蘇り、実家へ行くが、結婚していた3年間の記憶をその時から失ってしまう。父の遺言状により、主人公は父の会社を継ぎ、やがて国会議員に。秘書が、記憶を失った3年間を共に過ごした妻と気づかず、他の女性と婚約。婚約者から、愛がないと破棄。やがて主人公は結婚していた時に過ごした家への記憶が蘇り、ずっと持ち続けていた鍵を使ってドアを開け、家に入る。 ..

  • エージェント:ライアン(アメリカ・2013年)

     監督はケネス・ブラナー。  原作はトム・クランシー。  脚本はアダム・コザド、デヴィッド・コープ。  主演はケヴィン・コスナー、クリス・パイン。  主人公のライアンは、ウォール街に勤務する経済アナリスト。アフガニスタンの戦場に志願して海兵隊員になったが、負傷して帰国。リハビリ中、女子医学生と愛し合うようになる。CIAにスカウトされ、情報分析班のアナリストとして経済テロを監視。モスクワの投資会社に不審な動きを発見する。  タイトルのエージェントはスパイの意味。有能なアナリストで海兵隊員の経験もある主人公が、CIAにスカウトされてスパイ活動をする面白いサスペンス・アクションだった。  主役のクリス・パインは撮影時34歳で、暗殺者に生命を狙われるアクション・シーンもそれなりの魅力はあったが、表情の演技力が、やや不足に感じられた。  最後に敗北するモスクワの投資会社社..

  • 俺たちは天使じゃない(アメリカ・1989年)

     監督はニール・ジョーダン。  脚本はデイヴィッド・マメット。  主演はロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン。  脱獄した2人の囚人が、小さな町に逃亡。カナダとの国境を越える目的だったが、神父と偽って修道院での生活を始めることに。1人は、娘のいる女性と親密になってカナダへ渡ることになり、1人は教会に残ることになる。  軽く観られるアクション・コメディだが、アクションには迫力がなく、笑えるコメディ・シーンも少なく、ストーリーがあまり面白くない。  2人の囚人のキャラクターも、どことなく中途半端。  ロバート・デ・ニーロの持ち味はあまり出ていないし、ショーン・ペンのほうが、偽装した神父らしさが出ていた。  1955年の作品のリメイクと言うことで、そちらのほうが面白そう。

  • コレクター(アメリカ・2012年)

     監督はモーガン・オニール。  脚本はモーガン・オニール、ポール・A・ライデン。  主演はジョン・キューザック。  7人の娼婦が連続して失踪した事件を捜査する刑事。容疑者は病院の看護師男。刑事の愛娘が、娼婦と間違われて犠牲者に。犯人の家の地下に、鎖で繋がれた他の娼婦たちと共に監禁されてしまう。  娼婦だけを狙う連続誘拐事件。地下室に監禁。捜査の刑事の娘も誘拐される。仕事を持つ犯人は精神を病んだ男――と、登場人物たちもストーリーも結末も、他の映画で出尽くしたような話のサイコ・サスペンスだったが、実際に起きた事件ということで、アメリカらしいとも言えるような気がした。  同じタイトルの1965年のアメリカ映画『コレクター』のほうが面白いサイコ・サスペンスだった。

  • 暗殺のオペラ(イタリア・1970年)

     監督はベルナルド・ベルトルッチ。  原作はホルヘ・ルイス・ボルヘス。  脚色はベルナルド・ベルトルッチ、マリル・パロリーニ、エドゥアルド・デ・グレゴリオ。  主演はジュリオ・ブロージ、アリダ・ヴァリ。  1960年代のイタリア。20数年前の父の死の謎を解くために、主人公の青年は地方の町にやって来た。父は、ムッソリーニ政権時代、ファシズムと闘って生命を落とした英雄となり、町に記念碑が建てられている。主人公をその町に訪れさせたのは、父の愛人女性。彼女は主人公に、父の死の真相を解明して欲しいと依頼。ムッソリーニを暗殺する計画の夜、オペラを上演中の劇場で暗殺された父の遺体から、脅迫状を発見。その脅迫状から、主人公は、反ファシズム運動の生き残りの3人への追求を始める。  主人公の父の愛人だった女性の役を、アリダ・ヴァリが演じている。主役も適役で良かったが、存在感抜群のアリダ・ヴァ..

  • クリミナル 2人の記憶を持つ男( アメリカ/イギリス・2015年)

     監督はアリエル・ブロメン。  脚本はダグラス・S・クック、デイヴィッド・ワイスバーグ。  主演はケヴィン・コスナー。  死刑囚の主人公は、脳の手術で、死亡したCIAエージェントの記憶を移植されてしまう。脳に混乱が起きて、本来の凶悪犯だった自分と、優れたCIAエージェントだった別人の、2人の人格を持つ。やがて、CIAエージェントの妻子に対して、愛情を感じるようになる。  記憶の移植という、現実にはあり得ないようなSFサスペンス・アクションで、最初は少し興味を持てたが、主人公のキャラクターが好ましくないため、あまり面白くなかった。  脳の手術によって人格が変わっていくという映画は他にもあったが、他人を愛したことのない凶悪犯の主人公が、移植された別人の記憶によって、その妻子を愛するようになるという結末が、安易でお粗末な感じだった。  年齢的なこともあるが、ケヴィン・コスナーの..

  • 夜(イタリア/フランス・1961年)

     監督はミケランジェロ・アントニオーニ。  脚本はミケランジェロ・アントニオーニ、エンニオ・フライアーノ、トニーノ・グエッラ。  主演はジャンヌ・モロー、マルチェロ・マストロヤンニ。  主人公は、中堅の作家と、その妻。2人は入院中の友人を見舞いに行く。その友人は、かつて作家の妻を愛して、失恋。末期の病の彼に対して、夫婦は微妙な心理。病院を出た夫婦は車を運転して、ミラノへ。夫はサイン会。妻は郊外の街を歩き、結婚生活の満たされない空虚感と孤独な想いに浸る。夫婦はパーティーに出席。それぞれ、知人たちと言葉を交わす。作家の妻に言い寄る男。夫が他の女性に惹かれているのに気づく。妻は病院に電話し、過去の恋人の死を知る。帰宅した夫婦は、庭に出て語り合い、自分たちの愛の変化を意識する。作家が妻を激しく抱擁。妻は、「愛してないと言って」と口走り、夫は、「言わない」と、ふたたび激しく妻を抱き締める。..

  • トランス・ワールド(アメリカ・2011年)

     監督はジャック・ヘラー。  脚本はショーン・クリステンセン、ジェイソン・ドラン。  主演はスコット・イーストウッド。  郊外の森の中にある山小屋に迷い込んだ3人の男女。車を降りてガソリンを買いに行ったまま戻って来ない夫を待つ妻。車の故障で立ち往生の青年。恋人と一緒に店で強盗した後、彼とはぐれてしまった若い女。それぞれ1人ずつで、眼についた山小屋に入り込み、抜け出そうとする。  その山小屋で共に過ごすことになった3人の人間関係。不信と疑惑の中で、同情が芽生えたり。互いの身許や、山小屋に迷い込んだ理由を打ち明けたり。  いつまでもいられない山小屋を抜け出して、深い森の中の山道を歩き進んでも、その道は何故か山小屋に通じていて、戻って来てしまう。  さらに互いの過去を話すうち、3人が別々の時代からやって来たことが判明し、不思議な結末に至るという、面白いSFサスペンスだった。 ..

  • 白い記憶の女(イギリス・1988年)

     監督はゴードン・ヘスラー。  原作はリチャード・アダムズ。  脚本はゴードン・ヘスラー。  主演はメグ・ティリー、ルパート・フレイザー。  主人公は骨董商を経営する青年。出張でコペンハーゲンに来た時、ドイツ語の翻訳者女性と出会い、恋に落ちる。デートを重ね、結婚するが、妻に対して何か秘密があるのではないかという疑惑を捨てきれない。  男女のラブシーンはあっても、あまり感情移入できなかった。男女のキャストの〈演じてる感〉が、出ているためかもしれない。  妻となる前の女性、結婚後の女性のミステリアスな雰囲気が、やや不自然に感じられた。  原作の小説は面白そうだが、脚本が雑な感じと、ミス・キャストで、ラブ・ミステリーとしては、もの足りなかった。

  • ソーシャル・ネットワーク(アメリカ・2010年)

     監督はデヴィッド・フィンチャー。  原作はベン・メズリック。  脚本はアーロン・ソーキン。  主演はジェシー・アイゼンバーグ。  主人公は、「Facebook」を創設した、ハーバード大学の学生。友人たちと共に、女子学生からの注目を目的に、サイトを立ち上げる。学生たちの間で評判になり、サーバーがダウンするほど。プログラミングの能力に優れた主人公を中心に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」のサイトの制作に成功。拠点を広げ、親友の出資、スポンサー探し、投資会社との契約など、事業を拡大させていくが、友人関係に溝が生じてしまう。  主役のジェシー・アイゼンバーグが、いかにも天才学生という雰囲気だった。  原作はノンフィクションということだが、アメリカらしい発想と感じられるシーンが多かった。 「Facebook」の成り立ちも興味深かったが、頭脳優秀な..

  • 疑惑に抱かれて(アメリカ・1991年)

     監督はサイモン・ムーア。  脚本はサイモン・ムーア。  主演はリーアム・ニーソン。  主人公は、離婚専門の私立探偵。妻を浮気相手に偽装し、浮気現場の偽の証拠を作って稼いでいた。いつものように、偽装した浮気現場へ証拠写真を撮りに行くと、妻と依頼人の男が射殺された遺体があり、主人公は殺人の容疑者になってしまう。  官能サスペンスに主演のリーアム・ニーソン。謎の美女とのベッドシーンがあったり、少し新鮮な気もしたが、私立探偵の役はあまり適役と思えなかった。  全体に脚本が雑な感じもし、サスペンスのストーリー独特の緊迫感も欠ける感じだった。  この映画の2年後の『シンドラーのリスト』に主演のリーアム・ニースンは、強烈なキャラクターと、独特の雰囲気と演技が印象的な面白い映画だったと思い出した。

  • スポットライト 世紀のスクープ(アメリカ・2015年)

     監督はトーマス・マッカーシー。  脚本はトーマス・マッカーシー、ジョシュ・シンガー。  主演はマーク・ラファロ。  アメリカの新聞の特集記事のチーム〈スポットライト〉は4人で編成。新編集長から、神父の子供への性的虐待事件の取材記事を提案される。チームが調査していくと、性的虐待事件の容疑の神父が、多数いることがわかる。虐待の被害者たちを1人1人探し当て、訪ねて行って取材。10数人の神父の調査対象を広げ、90人近い神父が判明。裁判が起こり、スクープ記事が掲載されて、アメリカだけでなく世界中で神父たちによる子供たちへの性的虐待があったことが明らかにされる。  実話に基づく社会派ドラマ。そのような事件が起こったことは漠然と知っていたが、被害者たちが辛そうに子供時代の記憶を語るシーンは、神父たちが本当にそんな行為をと、驚かされた。  チームを組んだジャーナリストたちの正義感と情熱が..

  • 深夜の告白(アメリカ・1944年)

     監督はビリー・ワイルダー。  原作はジェームズ・M・ケイン。  脚本はビリー・ワイルダー、レイモンド・チャンドラー。  主演はバーバラ・スタンウィック。  主人公は保険会社のセールスマン。深夜、負傷した姿で会社のオフィスに入り、テープレコーダーに録音するマイクを手にして、親しい同僚に向けた告白を始める。主人公は顧客の社長の夫人と親密になり、保険をかけてある夫の殺害を彼女から依頼される。倍額保険金を受け取れるよう、2人で社長の事故を偽装して殺害。実行後、2人に争いが起こり、主人公は夫人を射殺。自分も負傷する。告白を終えた時、聞いていた同僚が部屋に入って来る。  面白い映画を何本も観たビリー・ワイルダー監督作品だが、やや期待はずれだった。  モノクロで、そのモノクロが効果的な古い映画もあるが、観始めた時、いかにも古い映画という感じに落胆させられた。  偽装した事故の殺人..

  • ナイトクローラー(アメリカ・2014年)

     監督はダン・ギルロイ。  脚本はダン・ギルロイ。  主演はジェイク・ギレンホール。  主人公は、仕事がなく生活に困っている青年。交通事故現場で、報道スクープ映像を撮影するフリーのカメラマンを見て、自分もやってみようとビデオカメラを買う。警察無線を傍受し、事件や事故の現場へ駆けつけては過激な映像を撮影して、テレビ局に売り込む。仕事も順調に収入も得られた主人公は、テレビ局から、より過激な映像をと求められて、次第にエスカレートしていく。  タイトルの『ナイトクローラー』とは、報道スクープ専門の映像パパラッチのこと。  無職の青年が、パパラッチとなって、テレビ局から要求されるままに過激な映像を撮る仕事にのめり込んでいくというストーリーは興味深かった。  強盗殺人事件で犯人と警察の銃撃戦を目前にしながらの撮影や、犯罪現場の遺体を動かしての撮影、事件に巻き込まれたアシスタントの瀕死..

  • 西部戦線異状なし(アメリカ/イギリス・1979年)

     監督はデルバート・マン。  原作エーリヒ・マリア・レマルク。  脚本はポール・モナシュ。  主演はリチャード・トーマス。  第一次世界大戦時代。ドイツの町の学校で、教師の熱狂的な愛国主義に感化された少年たちが、卒業試験に合格後、志願して入隊。厳しい訓練を経て、戦場へ送り出された。そこには激しい射撃と飢えと死の恐怖が待ち受けていた。  原作の小説を、学生時代に読んで感動した記憶がある。  主人公は負傷して病院へ送られるが、休暇で帰郷。母校で教師が変わらずに愛国主義を説いている姿を眼にした時の心理が想像された。  愛国主義や英雄主義をどんなに教え込まれても、過酷な戦場で、1人2人と友人の負傷や戦死を眼にする少年たち。  自身の死の恐怖と絶望と飢餓という現実に、呑み込まれてしまう少年たちの心理や感情が、せつなく伝わってきた。  3時間近くの大作。1930年のアメリカ映画の..

  • ザ・コール 緊急通報指令室(アメリカ・2013年)

     監督はブラッド・アンダーソン。  脚本はリチャード・ドヴィディオ。  主演はハル・ベリー。  主人公は緊急通報指令室のオペレーター女性。誘拐されて犯人が運転する車のトランクに閉じ込められた少女から緊急通報が入り、携帯電話で会話のやり取り。その会話から、判断と指示と調査をする。誘拐犯は、少女だけを狙う連続殺人犯とわかる。オペレーターとしてベテランの主人公は、少女の救出に全力を尽くす。  連続殺人犯から逃れられず、ひそかに指令室のオペレーターに電話かける少女。過去の失敗を繰り返さないようにと、必死で救出の作戦の判断と少女に指示を出す指令室のオペレーターとのやり取りが、ドキドキハラハラさせられるような緊迫感の連続で、面白いサスペンス・スリラーだった。

  • 雨を降らす男(アメリカ・1956年)

     監督はジョセフ・アンソニー。  原作はN・リチャード・ナッシュ。  脚本はN・リチャード・ナッシュ。  主演はバート・ランカスター、キャサリン・ヘップバーン。  旱魃で、雨が降らないため作物が枯れてしまう農村地帯。父と兄と弟と4人で暮らす長女の主人公は、母親代わりの存在。家事は有能だが、不美人のため恋人もできず、見合いも成立しない。ひそかに離婚歴のある副保安官に想いを寄せ、家族も期待。家に食事を誘っても副保安官は断るが、内心は彼女に惹かれている。そこへ詐欺師の男が訪れ、100ドルで1日以内に雨を降らすと言う。半信半疑だが父親は100ドル払って依頼する。納屋に1泊する詐欺師と、主人公は次第に親密に。不美人だから一生、結婚しないと涙ぐむ彼女に、「髪を下ろしてごらん。とてもきれいだよ」と詐欺師のやさしい言葉。雨を降らせるのは嘘で、夢を抱いて生きていると詐欺師も心を打ち明ける。..

  • コッホ先生と僕らの革命(ドイツ・2011年)

     監督はセバスチャン・グロブラー。  原案はセバスチャン・グロブラー、ラウル・ライネルト。  脚本はフィリップ・ロス、ヨハンナ・シュトゥットゥマン。  主演はダニエル・ブリュール。  第一次世界大戦前のドイツ。主人公は、母校の名門校に赴任した英語教師青年。生徒たちは最初、反イギリス感情から、英語と教師に反発。イギリスで学んで来た主人公は、生徒たちの偏見を正し、屋外に出てサッカーを教えながら、サッカー用語を通じて英語の学習。生徒たちは次第に興味を持ち、サッカーに夢中になっていく。その様子を見た校長や教師や後援会長が、サッカーに反発して、主人公を辞職させようとする。  大人たちが反イギリス感情を抱き、子供たちも影響を受けて育っても、初めて知ったサッカーへの興味と面白さに目覚めていく。子供は純真で、固定観念を持つ大人とは違うと感じさせられるストーリー展開。自由と平等を教えてい..

  • 父の祈りを(イギリス/アメリカ・1993年)

     監督はジム・シェリダン。  原作はジェリー・コンロン。  脚本はテリー・ジョージ、ジム・シェリダン。  主演はダニエル・デイ・ルイス。  1970年代、ロンドンで爆破テロ事件が起こり、主人公の無職の青年が逮捕され、その後、父も逮捕されて同じ刑務所に投獄される。  やがて、真犯人のテロリストが自白するが、主人公と父は冤罪のまま。  担当弁護士が、主人公のアリバイと警察の不正の証拠を見つけ、再審でようやく無罪になる。  冤罪というのは本人にとって、想像を絶するほどの口惜しさと憤りと苦しみだろうと思う。ロンドンで実際に起こった事件とは衝撃だった。  しかも、2人は無実とわかっていて刑務所に長年、投獄されたままだなんて。信じられない話。  ただ、この映画に出てくる登場人物には1人も、親しみが湧くとか、魅力があるとか、ユニークとか、興味深い、などと感じさせられなかった。 ..

  • パッション(フランス/ドイツ・2012年)

     監督はブライアン・デ・パルマ。  脚本はブライアン・デ・パルマ。  主演はレイチェル・マクアダムス。  大手広告会社の支社に勤務の、幹部で上司の女性。その部下の女性は、指示されたプレゼンの成功を横取りされ、本社に復帰を果たした上司の女性から屈辱を味わわされて、殺意を抱き、復讐する。  野心家タイプの女性と、彼女に憧れる有能で内気な女性が主な登場人物。  内気な女性が憎しみから殺意を抱くというのはワン・パターンだが、復讐を決意する部下の女性の心理や感情が伝わってきて、面白い官能サスペンスだった。  2年前に撮影のフランス映画『ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて』のリメイクということだが、その原作映画も観てみたいと思った。

  • 虚栄のかがり火(アメリカ・1990年)

     監督はブライアン・デ・パルマ。  原作はトム・ウルフ。  脚本はマイケル・クリストファー。  主演はトム・ハンクス。  主人公はウォール街で成功している自信家のトップ・トレーダー。妻と幼い娘と3人の暮らしで、リッチな生活。発展家で淫乱な人妻と不倫関係。旅行帰りの彼女を空港へ迎えに行き、2人の密会アパートへ向かう途中、道を間違えて治安の悪い地域に迷い込む。車を出て、道路をふさぐ邪魔なタイヤをどかしている時、黒人たちに囲まれて不穏な雰囲気に。慌てて人妻が運転する車に乗り込み、逃げようと車を走らせるが、黒人を轢き逃げしてしまう。エリート白人が黒人を轢き逃げした事件はマスコミを騒がせ、市長選に出馬する地方検事の選挙活動に利用されて、主人公は裁判沙汰に。保釈され、弁護士との相談。運転していたのは主人公ではなく、不倫相手の人妻だが、彼女は否定。密会アパートの2人の会話で主人公の無実を立証..

  • THE PROMISE 君への誓い(スペイン/アメリカ・2016年)

     監督はテリー・ジョージ。  脚本はテリー・ジョージ、ロビン・スウィコード。  主演はオスカー・アイザック。  20世紀初頭、オスマン帝国によるアルメニア人大虐殺事件。主人公のアルメニア人青年は、医学を学ぶためにイスタンブールの大学に入学。フランス帰りのアルメニア人女性と出会って恋に落ちる。彼女にはアメリカ人ジャーナリストの恋人がいた。アルメニア人への弾圧が強化され、主人公は強制労働に送られるが、アルメニア人への虐殺を目撃。恋人のアルメニア人女性とジャーナリスト青年は、世界に伝えようとしながら人道支援活動に身を投じる。  詳しくは知らなかったアルメニア人大虐殺事件が描かれていて興味深かった。  医師を志す主人公の情熱と、不条理な虐殺事件に憤るジャーナリスト青年の情熱が伝わってきた。  運命に翻弄された若い男女の、戦争終結を経て歳月が流れた、それぞれの人生のラストシーンに安堵..

  • 夜の訪問者(イタリア/フランス・1970年)

     監督はテレンス・ヤング。  原作はリチャード・マシスン。  脚本はアルベール・シモナン、シモン・ウィンセルベルク、ドロシア・ベネット、ジョー・アイシンガー。  主演はチャールズ・ブロンソン、リヴ・ウルマン。  主人公はフランスの港町で観光客を相手に釣船の仕事をしながら、妻と義理の娘と共に、平穏に暮らしていた。ある夜、突然、過去の戦友たちが訪問。主人公に悪事の強制をする。妻と義理の娘の生命を守るため、命令に従うふりをし、逆手に出て彼らとの闘いに挑む。  タイトルを見た時、ルネ・クレマン監督の『雨の訪問者』と間違え、面白かった記憶があるので、再度、観る気になった。すぐにタイトルの間違いに気がついたのは、ストーリーが『雨の訪問者』と違うし、リヴ・ウルマンが出演していたからだった。 『雨の訪問者』の脚本はセバスチアン・ジャプリゾで、見応えのある面白いサスペンスだった。  テ..

  • ファンダンゴ(アメリカ・1985年)

     監督はケヴィン・レイノルズ。  脚本はケヴィン・レイノルズ。  主演はケヴィン・コスナー。  ベトナム戦争時代。大学寮の卒業記念パーティー。主人公ガードナーは、5人のルームメイト〈グルーバーズ〉のリーダー。友達の1人が卒業後に結婚する予定を、召集令状が来たことで中止に。すでに令状を受け取ったガードナーは、車に乗って旅に出ようと皆を誘う。目的地は、以前、メキシコ国境に埋めたドン・ペリを探すこと。車のガス欠。知り合った女の子2人と花火遊び。古いセスナ機。徴兵についての議論。ドン・ペリを見つけ、それぞれの想いで一口ずつ。ガードナーは、結婚を中止した友達の激しい後悔を知る。彼の婚約者は、昔、ガードナーが別れた恋人。皆で結婚式を準備して、喜びと祝福。新婚夫婦が新婚旅行に向かった後、他のルームメイトたちも、卒業後の目的地へと別れ別れに旅立って行く。  ケヴィン・コスナー熱烈ファンの私に..

  • 欲しがる女(フランス・2016年)

     監督はセバスチャン・マルニエ。  脚本はセバスチャン・マルニエ。  主演はマリーナ・フォイス。  パリで暮らしていた主人公の中年女性は、不動産会社を解雇され、故郷の郊外に戻る。若いころ勤務していた不動産会社の求人に、再就職を希望するが、20歳の女性に決まってしまう。主人公は、その女性に近づいて親しくなる。やがて主人公は、その女性を殺害。自分が昔の職場に復帰を果たす。  中年OLが、自分の職を奪った若いOLを殺害するというサスペンス。  前半は、主人公の行動のシーンが延々と続き、退屈なストーリー。  後半は、主人公の企みを知らない若いOLが、罠にはめられて行くところは面白かった。  ラストで、主人公の精神状態が破綻をきたしていた様子は、蛇足に感じられた。

  • トゥルー・クライム(アメリカ・1998年)

     監督はクリント・イーストウッド。  原作はアンドリュー・クラバン。  脚本はラリー・グロス、ポール・ブリックマン、スティーヴン・シフ。  主演はクリント・イーストウッド。  主人公はベテラン新聞記者。酒好きでプレイボーイで敏腕記者として知られている。編集長から、明日の死刑執行予定の囚人を取材するよう命じられる。事件に不審な点があり、無罪を確信して再調査。他の真犯人の犯行の証拠を見つけ、死刑執行は中止、囚人は無罪となって救われる。  クリント・イーストウッド監督の映画は何本も観たが、面白かったのがわずか2本ぐらい。ほとんど期待しないで観るが、好きなジャンルのサスペンスで、面白かった映画もあったという記憶のため、観たくなる。  主人公が女性にモテる男というキャラクターに説得性がないことに、最初から失望。ルックスも含めてだが、せめて外見以外のユニークな魅力があるならまだしも、ど..

  • 愛情は深い海の如く(イギリス/アメリカ・2011年)

     監督はテレンス・デイヴィス。  原作はテレンス・ラティガン。  脚本はテレンス・デイヴィス。  主演はレイチェル・ワイズ、トム・ヒドルストン。  第2次世界大戦後のロンドン。熟年の判事の夫に愛を感じられない若い妻は、元空軍パイロット青年と出会って恋に落ち、2人は同棲する。主人公は情熱的に元パイロット青年を愛するが、彼は戦時のトラウマでアルコール依存症のため、毎晩、外で飲み歩く。不倫の愛に満たされない主人公は自殺未遂。元パイロット青年は新たな職を得て、彼女と別れて旅立つ。  原作は面白い小説のような感じがした。  その原作を生かす脚本と、演出が、どことなく、もの足りないような気がした。たとえば寛大な夫にふたたび縋ろうとするようなシーンがあるが、その主人公の心理と感情に説得性がない。同棲する不倫男女の会話のやり取りに、センスがなく面白味もない。  この映画は、1955年にヴ..

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