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LUNATIC BANQUET https://ameblo.jp/lunaban/

V系バンドのBL創作小説。80〜90年代を舞台にした『R-アール-』連載中です。

当ブログでは、90年代に活動していたV系同人サークルが出版した同人誌から、創作小説を抜粋して掲載しています。作品は女性向けであり、作中には男性同士の同性愛的表現が含まれております。現在、未発表作品を連載中です。

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2009/08/11

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  • R -89- (最終話)

    線路沿いに時折見える木々の息吹。もうすぐこの街も春の色に包まれることだろう。 浮き足立つような華やぎが、車内にもあふれているというのに。真っ黒なスーツに身を…

  • R -88-

    「女連れかと思ったよ」 稜が驚いたのも無理はない、それは思いもよらない人物・・・Aquaのドラムス・ルイだった。 「ごめん紗那、先に上がってて」 ルイの揶揄…

  • R -87-

    青年館を制すものが次代を制す。 ブースト寸前の活きのいいバンドに、業界の視線も熱い。この歴史の瞬間に立ち会うファンたちも感慨ひとしおであろう。それらを背負…

  • R -86-

    さっきレンと一緒に抜けてきた路地を、女がひとり下りてくる。顔まではよく見えないが、慌てている様子だ。何かを探しているのか、きょろきょろと辺りを見回している。…

  • R -85-

    薄い刃。 彼を初めて見たとき、そう思った。 薄い薄い刃。 彼の旋律が蘇る。尖った彼の全てが、指先から世界へと向かっていく、その音が――― 二人の間に…

  • R -84-

    駅から雪崩出てくる人波と、駅へと向かおうとする人波がスクランブル交差点を埋め尽くす。 半円状に伸びる坂のひとつひとつに、きらめくネオンとひしめく人影。裏手に…

  • R -83-

    「あーそうそう、言い忘れてたけどね、 この人ウチのギタリストくん」 ルイに紹介され、赤い髪の青年は稜に向かって軽く頭を下げてみせた。 稜はそこで初めて、この…

  • R -82-

    「遅くなってゴメンね」 「まあ、いーから座れって」 挨拶もそこそこに、稜は直哉に勧められるまま中央の席に腰を下ろした。 直哉は早速店員を呼びとめ、ビールと…

  • R -81-

    一夜にして塗りかわる歴史がある。 才能、努力、情熱、尖ること、そして己を信じること。運命の女神は、厳しい試練と紆余曲折を乗り越えた彼らへ、今まさに微笑もうと…

  • R -80-

    小池駅に降り立つなり駆け出した青年に、ホームにいたサラリーマンたちは遠慮なく好奇の視線を投げかけた。 アスファルトも溶け出しそうな盛夏の午後、ゆらゆら立…

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