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儒灯 http://blog.livedoor.jp/jugaku_net/

論語、易経を中心にした随筆などを紹介して参ります。また、定例講習の内容も掲載いたしております。

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2009/07/25

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  • 《 結びにかえて 》 老子の「三宝」

    §.《 結びにかえて 》 ・・・ 『老子三宝の章』/「無名で有力であれ」「壺中天」(安岡正篤) 【 老子・三宝: 67章/81章 】(三宝・第67章) 注1) 老子の「三宝」 §.「 天下皆謂」 〔ティン・シャ・チェ・ウェー〕注1) “三宝”といえば、

  • 老子道徳経: 《 老子のユートピア(理想国家・社会)思想 》 その3

    こちらは、前の記事の続きです。原典研究・・・ 《 桃花源の記 》「 桃花源の記」 (『陶淵明集』より)陶潜 〔淵明〕(※書き下し文ふりがなは、現代かなづかいによりました)第一段落○ 晋の太元中〔たいげんちゅう〕、武陵の人 魚〔うを〕を捕らふるを業と為

  • 老子道徳経: 《 老子のユートピア(理想国家・社会)思想 》 その2

    こちらは、前の記事の続きです。 コギト(我想う)《 ユートピア=理想郷(社会・国家)について 》『老子・第80章』は、老子の描く、有名なユートピア〔理想郷〕論です。ユートピアの姿は、洋の東西にかかわらず描かれてまいりました。思い起こしますと、幼少の頃、

  • 老子道徳経: 《 老子のユートピア(理想国家・社会)思想 》 その1

    【 80章・小国寡民/60章 】(独立・第80章) 注1) 《 老子のユートピア(理想国家・社会)思想 》 §.「 小国寡民」 〔シャオ・クオ・クワ・ミヌ〕注1) 「独立」の章名は、小さな国家ながらも独立を保っているの意で、「小国寡民」を説くこ

  • 老子道徳経: 《 老子の“現実的平和主義” に想う 》 その2

    《 スポーツ と 戦い 》今夏(’12.8)、ロンドン五輪が開催されました。連日連夜、メダル・メダル・・・、記録・記録・・・、とマス・メディアが煽る〔あお〕り、選手も民衆も勝つことばかりに過度にこだわり、メダルや記録に血眼〔ちまなこ〕になっています。オリン

  • 老子道徳経: 《 老子の“現実的平和主義” に想う 》 その1

    コギト(我想う)《 老子の“現実的平和主義” に想う 》《 はじめに 》学生時代に鑑〔み〕た「ウオータールー」という映画。エルバ島から脱出した怪物ナポレオン(1世・ボナパルト、Napolėon Bonaparte,1769~1821) が力を盛り返し、やがてウオータールー(ワー

  • 老子道徳経: 《 老子の平和主義 ―― 「戦勝以喪礼処之」 》

    【 31章 】 (30章/81章) (*安岡正篤:「シュヴァイツァーと老子」)(偃武・第31章) 注1) 《 老子の平和主義 ―― 「戦勝以喪礼処之」 》 §.「 夫佳兵」 〔フ・チャ・ピン〕注1) 「偃武〔えんぶ〕」とは、“武事(=戦争)”を偃

  • 老子道徳経: 《 理想の政治 ―― 「若烹小鮮」 》

    【 60章 】(居位・第60章) 注1) 《 理想の政治 ―― 「若烹小鮮」 》 §.「 治大国」 〔チ・タイ・タァ〕注1) 老子の有名な政治・治国論です。章冒頭に7文字の警句を掲げて、読者をビックリさせています。このささやかで身近な“たとえ”は、それ

  • 老子道徳経: 《 儒学/孟子 に同じ!―― 指導者〔リーダー〕像 》

    【 49章 】(任徳・第49章) 注1) 《 儒学/孟子 に同じ!――指導者〔リーダー〕像 》 §.「 聖人無常心」 〔シャン・ヂャヌ・ム・チャン・シン〕注1) 老子の陽(=積極的)な、政治・統治・指導者(聖人)論が示されています。儒学を冷笑するスタン

  • 特別公開講座のご案内

    一般社団法人関西師友協会が開催される「篤教講座200回記念公開講座」にて、当真儒協会会長の髙根秀人年が講演いたします。 テーマは 「令和を迎えて易とは何か」 (関西師友協会の講座案内より引用)先師・安岡正篤先生が逝かれた翌年、昭和59年、成人教学研修所の

  • 老子道徳経: 《 指導者(リーダー)のランキング 》

    聖人・君子/ 指導者〔リーダー〕像【 17章/ (54章)/ 49章/ (26章)/ (58章)/60章 】(淳風・第17章) 注1) 《 指導者(リーダー)のランキング 》 §.「 太上」 〔タイ・シャン〕注1) 「淳風」とは、“淳朴な風俗” の意です

  • 老子道徳経: 《 老子の運命論 /cf.“塞翁が馬” 》 その3

    原典研究・・・ 《 塞翁馬 》(※書き下し文ふりがなは、現代かなづかいによりました)「 塞翁馬」( 『淮南子』・「人間訓〔じんかんくん〕」 )○ 夫禍福之転而相生、其変難見也。 |近塞上之人、有善術者。馬無故亡而入胡。人皆弔之。其父曰「此何遽不為福乎。

  • 老子道徳経: 《 老子の運命論 /cf.“塞翁が馬” 》 その2

    コギト(我想う) ≪ 老子の鷹揚〔おうよう〕(=おおらか)な政〔まつりごと〕(§58章) と現代の教育界 ≫→ 関連 §80章《老子のユートピア(理想国家・社会)思想 》 研 究 ≪「知」と「智」と柿の“シブ”/【離・火】(文化文明)について≫参照のこ

  • 老子道徳経: 《 老子の運命論 /cf.“塞翁が馬” 》 その1

    【 58章 】 cf.塞翁馬(順化・第58章) 注1) 《 老子の運命論 /cf.“塞翁が馬” 》 §.「 其政悶悶」 〔チ・チャン・マヌ・マヌ〕注1) 「順化」は、“Transformation according to Circumstances”、“ぼうよう”とした無為自然の道に“順〔

  • 老子道徳経: 《 素朴へ返れ ―― 雌・黒・辱を守れ 》

    【 28章 】(反朴・第28章) 注1) 《 素朴へ返れ ―― 雌・黒・辱を守れ 》 §.「 知其雄」 〔チ・チー・シゥン〕注1) 注1) 「反朴」は、“素朴な状態に立ち返る”の意です。現代も、本〔もと〕を忘却している社会、易卦【山水蒙】でこころが“蒙

  • 老子道徳経: 《 陰・女(母)性的なるもの 》

    【 6章/28章 】≪ 陰・女(母)性的なるもの ・・・ 神秘化された生殖性 ≫(成象・第6章) 注2) §.「 谷神不死」 〔ク・シャヌ・プゥー・ス〕「 玄牝之門」‘the Doorway of the Mysterious Female’注1) 古代東洋(中国)思想において、“陰陽

  • 老子道徳経: 《 水【坎】を楽しむ 》 その4

    こちらは、前の記事の続きです。《 日本文化 の 「水」 》山崎正和〔まさかず〕氏は、「水の東西」(『混沌からの表現』所収/PHP研究所) の中で、水の東西文化比較論を述べています。その中で、日本と西洋(欧米)の水について、典型的具体例として日本の「鹿〔しし

  • 老子道徳経: 《 水【坎】を楽しむ 》 その3

    こちらは、前の記事の続きです。《 孔子(/孟子) と 「水」 》儒学の開祖・孔子は、『論語』で 「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。」(雍也第6-23) / 「子、川上〔せんじょう/かわのほとり〕に在りて曰く、逝〔ゆ〕く者は

  • 老子道徳経: 《 水【坎】を楽しむ 》 その2

    《 易(象) と 水 》宇宙・世界のシンボル化された縮図としての八卦の象意〔しょうい〕を想う時、殊に 水【坎〔かん〕☵/大成卦・重卦=坎為水 ☵☵】 とそのペア(陰陽逆の関係)としての 火【離〔り〕☲/大成卦・重卦=離為火 ☲☲】 には、先哲の深い叡智〔

  • 老子道徳経: 《 水【坎】を楽しむ 》

    コギト(我想う)《 水【坎】 を楽しむ 》《 はじめに ・・・ 【坎☵】 と 【離☲】 》私は自分が、太陽の無限の“陽〔よう〕”の恵みと水の本源的な“陰〔いん〕”の恵みによって生かされているのだと実感しています。無論このことは、人間に限らず、生きとし生

  • 老子道徳経: 《 水の“柔弱の徳” 》

    【 78章 】(任信・第78章) 注1)《 水の“柔弱の徳” 》§.「 天下柔弱」 〔ティン・シャ・ヂャオ・ジア〕注1) 水の“柔弱の徳”について述べられています。「柔よく剛を制す」の“不争謙下〔ふそうけんか〕”です。首〔かしら〕・指導者といった上級の

  • 老子道徳経: 《 老子の思想の“象〔しょう〕”は、・・・ 水 》

    注1)【 8章/66章/(68章)/78章 】( 不争謙下 )《 老子の思想の“象〔しょう〕”は、 ・・・ 水 》(易性・第8章) 注2) §.「 上善若水」 〔シャン・シエヌ・ヂュア・シュエ〕注1) 水の象〔しょう/かたち〕は、黄老思想の要〔かな

  • 老子道徳経: 《 老子の「学」と「道」 》 その2

    こちらは、前の記事の続きです。コギト(我想う)学問には、2つの側面があります。1)個人として自己自身を修める“人間学”、 2)社会人として心得ておくべき“時務学”、です。本末〔ほんまつ〕の視点から言うなら、“人間学”が本〔もと〕で “時務学”が末〔すえ〕

  • 老子道徳経: 《 老子の「学」と「道」 》 その1

    (忘知 第48章) 注1)【 48章 】《 老子の 「学」と「道」 》 §.「 為学日益」 〔ウエ・シュエ・ヂー・イ〕/「 無為而無不為」注1) 「学/学問」は、知(知恵)を積んで文化・文明を実現しようとします。が、「道」は不純駁雑なものを削って、純な

  • 老子道徳経: 《 老子の 「絶学」 》

    【 20章・48章 】(異俗・第20章) 注1) 《 老子の 「絶 学」 》 §.「 絶学無憂」 〔チエ・シュエ・ム・ユウ〕注1) 「学」。『論語』の冒頭(=小論語)は、“学”について記述しています。(「学而時習之、不亦説乎。」)老子のいう「学」は末

  • 老子道徳経: 《 老子のキーワード ―「道」と「徳」》

    【 51章 】(養徳・第51章) 注1) 《 老子のキーワード ―― 「道」と「徳」 》§.「 道生之」 〔タオ・シオン・チ〕注1) 『老子』は、別名『(老子)道徳経』とも呼ばれます。それは、「道経〔タオチン〕」と「徳経〔タアチン〕」の(上下)二篇に分

  • 老子道徳経: 《 「道」のありかた/「大器晩成」→「大器免成」》その2

    こちらは、前の記事の続きです。・「広徳若不足」: ☆↓研 究≪中庸・中徳 ・・・ 「広徳若不足」/「衣錦尚絅」/「黄裳元吉」/「亢龍悔有」≫→ 「被褐懐玉」〔ひかつかいぎょく〕 (§70章)「広徳若不足」は、“広大な徳は満盈〔まんえい〕を忌む”=(“盈

  • 老子道徳経: 《 「道」のありかた/「大器晩成」→「大器免成」》その1

    【 41章 】/関連70章(同異・第41章) 注1)≪ ―― 「道」のありかた/ 「大器晩成」 → 「大器免成」 注2)≫§.「上士聞道」 〔シャン・シ・ウァヌ・タオ〕 注1) 老子の説は、“逆説的”な文が非常に多いです。 「同異」は、“異を同じく

  • 老子道徳経: ◆研究 《 【損益】の卦と「老子」 》 その6

    こちらは、前の記事の続きです。【一休禅師 (一休宗純)】日本において、僧侶(仏教)は、教養として儒学(易学)・老荘の思想を学修していました。とりわけ、禅宗においては、易と老荘の影響が大きいと考えられます。私感いたしますに、その教えは“逆説の真理(論法)

  • 老子道徳経: ◆研究 《 【損益】の卦と「老子」 》 その5

    こちらは、前の記事の続きです。研 究其の2 ・・・ ≪ 「黄老」 と 「易」 と 「禅」(一休) ≫ 【 黄老と易の思想 】「老子」のオリジナル〔原典〕を読み、黄老の思想について考えておりますと、本質的に易の思想と同一(時代的に易が母胎)であることに気

  • 老子道徳経: ◆研究 《 【損益】の卦と「老子」 》 その4

    こちらは、前の記事の続きです。《 参考資料 》 2.§.付説 ――― 貝原益(損)軒の『養生訓』 ―――*《序》 名前はご存知の方も多いでしょう。『養生訓』は、江戸時代(元禄)の大学者・貝原益軒〔かいばらえきけん〕の、最晩年・84歳のときの著作

  • 老子道徳経: ◆研究 《 【損益】の卦と「老子」 》 その3

    こちらは、前の記事の続きです。コギト(我想う)≪ 【損・益】の深意 ―― 現代的意義を考える ≫易の賓卦・反卦の【損・益】卦、五行思想の相剋〔そうこく〕関係【水】と【火】、陰・陽の相対関係を、矛盾・対立するものとして(弁証法的に)捉えるのは、西洋的か

  • 老子道徳経: ◆研究 《 【損益】の卦と「老子」 》 その2

    こちらは、前の記事の続きです。◆◇ 次に以下、『老子』のなかで、「損・益」について述べられているものを拾ってみますと。( §42章 )○ 「故物或損之而益、或益之損。」■ 故に物は或いは之を損して益し、或いは之を益して損す。《 大意 》まことに、も

  • 老子道徳経: ◆研究 《 【損益】の卦と「老子」 》 その1

    研 究其の1 ・・・ ≪ 【損・益】の卦 と「老子」 ≫ 【 42 / 77 / 53 / 81章】『易経』64卦、【山沢損:☶☱】(41)と【風雷益:☴☳】(42)。この【損・益】の対卦は、【泰・否】(11&12)と【既済・未済】(63&64) とともに、『易経』のペア卦

  • 老子道徳経: 「有生於無」 ―― 「道」の作用

    【 40章 】(去用・第40章) 注1) ≪ 「有生於無」 ―― 「道」の作用 ≫§. 「反者道之動」〔ファヌ・チャ・タオ・チ・トウン〕 注1) 「去用」は、「作用に去〔ゆ〕く」で意味がはっきりしません。偉大な道の作用を目指すの意?かも、世俗的で強

  • 老子道徳経: 老子の “万物生成論“

    【 42章 / 40章 】 ・損益 【 42/ 77/ 53/ 81章】 (道化・第42章) 注1) 老子の “万物生成論“§.「道生一」〔タオ・シャン・イ〕注1) タイトルの「道化」は、「“道=無”から万物が化育される」の意。この章の内容をよくあらわしていると思

  • 老子道徳経: 首章・冒頭 ―― 「道」とは? その6

    こちらは、前の記事の続きです。参 考 / 研 究・・・ ≪ 『大学』・明明徳 ≫○ 古之欲明明徳於天下者、先治其国。欲治其国者、先斉其家。欲斉其家者、先修其身。欲修其身者、先正其心。 欲正其心者、先誠其意。 欲誠其意者、先致其知。致知在格物。■ 古の明

  • 老子道徳経: 首章・冒頭 ―― 「道」とは? その5

    こちらは、前の記事の続きです。研 究【玄】 → ≪ 「明徳」 と 「玄徳」 ≫(*安岡・前掲「老子と現代」 pp.103‐105引用)・・・ 〈 無限に根ざした有限は玄妙である 〉「 そこで人間の徳で申しますと、老子や黄老派は徳の事を 玄徳 と言う。徳とは万物

  • 老子道徳経: 首章・冒頭 ―― 「道」とは? その4

    こちらは、前の記事の続きです。 ◎【故常無欲以観其妙、常有欲以観其徼。】*Truly, ‘Only he that rids himself forever of desire can see the Secret Essences’;He that

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