chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
小学生攻略法 https://blog.goo.ne.jp/233555

このブログも10年目になります。久しぶりに担任復帰です。

離島の小さな小学校から,都市部の大きな小学校へと戻ってきました。小学生とすごす時間の中にたくさんの幸せを見つけています。そんな愛すべき子どもたちと,よりよく付き合っていくための,教師の仕事術を紹介します。

MYSCHOOL
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2009/07/20

arrow_drop_down
  • ドッジボールが顔に当たったら!?

    バシッ「いたっ!」ドッジボールをしていて,太郎くんが投げたボールが花子さんの顔に当たってしまいました。花子さんは,顔を押さえて泣いています。この後,どう対処するか。①花子さんの顔に大きな怪我がないかすぐに確認する。→もし怪我があれば,保健室へ。→怪我がなくても,赤く腫れていたりする場合は,水道へ連れて行き冷やす。というこの花子さんのための対処は,一緒にいる先生は必ずといって誰でもするでしょう。では,「当ててしまった太郎くん」への対処はどうでしょう。ドッジボールをしている中で起きてしまったことで,太郎くんも故意に当てたわけではないので,対処の仕方に少し悩むところです。わざとじゃないから叱るわけにもいかない。でも,友だちを痛い目にあわせているのだから,スルーするわけにもいかない。私は毎日のように休み時間にも子どもた...ドッジボールが顔に当たったら!?

  • 低俗な文化がはびこるクラスの特徴

    低俗な文化がはびこるクラスの教室環境の特徴をあげてみます。・忘れ物グラフが掲示してある・宿題忘れの子の名前が黒板に書かれている・学級文庫に並ぶ本が,マンガだったり,学年に不相応な本ばかりだったりする・雑巾がきれいに並んでいない・子どもの作品にホコリがかぶっている・黒板の隅に,先生が授業で使うカードが乱雑に張られている・教室の床が,ご飯粒や習字の墨で汚れまくっている・棚の使い方がめちゃくちゃで,明らかにルールが見られない・金曜日の下校後にも,上靴や給食着で残っているものがある・何年前のものか分からないくらい古い掲示物や作品が未だに場所をとっている・先生の朱書きが入らず,誤字脱字だらけの子どもの作文が平気で掲示してあるそして・先生の机の上が散らかっている詳しい説明はしませんが,私が色々なクラスを見てきた中で,経験と...低俗な文化がはびこるクラスの特徴

  • 担任は1人で仕事をする時代ではなくなったと

    小学校の学級経営は,担任の先生が担う。担任の先生が一人で。小学校の授業は,担任の先生が受け持つ。ほとんどの教科を。というのが基本的な形なのですが,これが最近は,とことんそうではなってきたなと感じています。要するに,担任の先生が一人で,独力で仕事をするというスタイルがどんどんなくなってきたということです。他の職員と複数で仕事に当たることが増えてきた,そういう協同的な仕事の仕方というのが最近の実態です。その要因の一つが,やはり特別支援体制の充実です。その対象となる子がいる場合,担任以外にサポートに当たってくれる職員が共に授業などをすることになります。それは支援学級の担任であったり,支援員であったり,支援アドバイザーであったり。なので,対象となる子が多ければ多いほど,共に仕事をする職員の数も増えるわけで,今まさしくそ...担任は1人で仕事をする時代ではなくなったと

  • 子どもが先生に「教える」という発想

    先生が子どもたちに「教える」子どもたちが先生に「教わる」というのが当たり前の形ですが,これを逆転させてみます。子どもたちが先生に「教える」先生が子どもたちに「教わる」これは双方にとってとても新鮮な感じがするし,特に子どもにとっては「先生にぼくが教えるなんて,痛快!」みたいな感じで意欲的になれます。え?じゃあ子どもたちが何を先生に教えるの?ってことになりますが,以前に実践していた先生は「先生に,四字熟語を教えてください。」としていました。子どもたちは家で四字熟語とその意味を調べてきて,次の日に学校で先生に教えるという形でした。全員必ず,というわけではなく「もしよければ」としていました。聞いてみると,「もしよければ」でも,クラスのうちの多くの子が毎日教えにきていたそうです。「先生!今日は『有言実行』です!これは,言...子どもが先生に「教える」という発想

  • 娘の担任から電話がありました

    小学1年生の娘がかぜで学校を休んだ日の夕方,自宅に担任の先生から電話がありました。偶然その電話を私が受けました。「花子さんの具合はいかがですか?」「お友だちが持っていったプリントはちゃんと届いていますか?」「今日は生活科で大根を収穫したんですよ。」「明日は来れるといいですね。お友だちが会いたがっています。」私も学校では担任です。クラスにお休みの子がいたら電話して伝えるお決まりのセリフ。それを,初めて「親」という立場で受けました。受けてみると,先生の一言一言が,こんなにも大切で,温かく感じるとは,知りませんでした。かぜをひいている我が子のことが心配なので,それを気遣ってくれる先生の思いは,親として本当にありがたいものでした。親として先生と一対一で話ができる機会というもの自体がそう多くあるものではないので,この特別...娘の担任から電話がありました

  • 娘の担任から電話がありました

    小学1年生の娘がかぜで学校を休んだ日の夕方,自宅に担任の先生から電話がありました。偶然その電話を私が受けました。「花子さんの具合はいかがですか?」「お友だちが持っていったプリントはちゃんと届いていますか?」「今日は生活科で大根を収穫したんですよ。」「明日は来れるといいですね。お友だちが会いたがっています。」私も学校では担任です。クラスにお休みの子がいたら電話して伝えるお決まりのセリフ。それを,初めて「親」という立場で受けました。受けてみると,先生の一言一言が,こんなにも大切で,温かく感じるとは,知りませんでした。かぜをひいている我が子のことが心配なので,それを気遣ってくれる先生の思いは,親として本当にありがたいものでした。親として先生と一対一で話ができる機会というもの自体がそう多くあるものではないので,この特別...娘の担任から電話がありました

  • 3年生社会「昔の道具」は『洗濯板VS洗濯機』でスタート

    3年生の社会「昔の道具」この単元はなかなか担任泣かせだと思います。ちょうどよく学校に「郷土資料室」なんて場所があって、そこに「鉄瓶」やら「黒電話」やらが眠っていれば、ここぞとばかり使えますね。(普段は「こんなものいつ使うんだろ」って思われている代物ですが笑)やはり3年生にとって馴染みがものすごく薄い「昔の道具」ですから、実物に勝るものはありません。しかし、そんな教室はない学校も多いでしょう。あっても、使える物はすくなかったり。そこで、担任の先生は、地域の高齢者の方々に尋ねて回り寄贈を依頼してみたり、地域の郷土資料館や博物館への見学を計画してみたり、そんな骨の折れる仕事をすることになります。それが難しいときは、実物とはいかなくても何とかICTで代用し、画像や動画でカバーしたり。なかなか大変な単元です。さてこの単元...3年生社会「昔の道具」は『洗濯板VS洗濯機』でスタート

  • 3年生 算数「2桁のかけ算」思うほどうまくいかない理由

    3年生算数「2桁のかけ算」です。2学期までにかける数が1桁のかけ算とその筆算を学習してきているので、基本的な考え方や筆算のアルゴリズムは身に付いています。だから、今回桁数が増えても基本は同じだと言うことに気付けば、子どもたちにとってはそう難しくないだろう…これが大間違いです。子どもたちの多くは、初めて臨む「2桁×2桁」の筆算に面食らってしまいます。基本は同じなのになぜか。それは、筆算をしたときの、あの、並ぶ数字の量です。45×373151351665この、積み重なる数字のボリュームに圧倒されるわけです。そしてさらに、この中にはたくさんのかけ算やら、繰り上がりのあるたし算やらが混じっていることが分かり、もうパニックになりそうです。笑筆算を構成する1つ1つの数字や計算の意味は、先生が説明する通り整理して考えれば分か...3年生算数「2桁のかけ算」思うほどうまくいかない理由

  • 3学期のスタートに、先生の決めゼリフ

    新年明けましておめでとうございます。ブログの更新を大変長くお休みしてしまいました。ちょいちょい読んでくださっていた皆様,大変申し訳ありません。私が体調を崩したとか,仕事に追われていたとかそういうのではなく,ちょっと「休憩」させてもらた感じです。また再開しようと思いますので,よければおつきあいください。私が受け持っている3年生のことや,校務に関わることなどについて,背伸びするのことなく,ちょこちょこと「攻略法」を紹介していこうと思います。さあ,3学期のスタートですね。「3学期にくっつく『一番〜』ってなーんだ?」というクイズに,勘のいい子はすぐに「一番『短い』!」「一番『最後』!」と答えてくれます。「だから,一番『大事』!」なんて幅を広げてくれる子も。そこから,「じゃあ,その3学期を,どんなふうに過ごしたいですか?...3学期のスタートに、先生の決めゼリフ

  • 3年生「ちいちゃんのかげおくり」②根本的な違い

    前回の続きです。3年生国語「ちいちゃんのかげおくり」の初発の感想が,「かわいそう」「よかった」がそれぞれ半分ずつという実態でした。この違いはどこから生まれるのか…考えてみました。それは,根本的な物語の「読み方」というか「入り方」が違うんだろうと。「かわいそう」ととらえた子は…物語を「客観的」に読んでいる子だろうと思いました。必要以上に登場人物に感情移入せず,戦争という舞台も含めて客観的に物語り全体をとらえ,ちいちゃんや家族の死も,戦争の犠牲としてもたらされた「死」として真っ直ぐとらえている子だろうと。一方,「よかった」ととらえた子は…物語を「主観的」に読んでいる子だろうと思いました。3年生という発達段階から,登場人物に強く感情移入し,戦争そのものを見るというより,ちいちゃんとその家族を強く見ており,最後の花畑で...3年生「ちいちゃんのかげおくり」②根本的な違い

  • 3年生「ちいちゃんのかげおくり」①初発の感想は意外にも

    3年生,国語「ちいちゃんのかげおくり」の実践です。日記に,「おうちで音読をお父さんに聞いてもらいました。読み終わってお父さんの顔を見ると,お父さんは泣いていました。びっくりしました。」と書いている子がいました。この物語,そうなんですよね。私も教材研究のために久しぶりに呼んだとき,危なかったです。私にも小さい子どもがいるからでしょうか。やたら胸に響きます。さて今回は範読CDでスタートしました。(感情がこみ上げそうで,自分で読む自信がなかったから)15分ほどかけて聞き,子どもたちには初発の感想を書かせました。ここでの感想から,子どもたちの実態を把握し,これ以降の指導計画を練り直していこうというねらいです。3年生は,戦争というもの自体の知識が極めて乏しく,初めはこの物語をごく表面的にしかとらえられないはず。その分,純...3年生「ちいちゃんのかげおくり」①初発の感想は意外にも

  • 3年生のローマ字の授業は思い切って路線変更

    3年生の国語でローマ字の授業をしました。私は3年生を受け持つのが初めてなので,3年生の授業はどれも初心者です。このローマ字の授業もそうでした。まずうれしかったのが,ローマ字との出会いに子どもたちがとても喜んだことです。新しい文字を読む,書く,ということがそんなに喜ばしいことがだとは知りませんでした。子どもたちにとっては,「ひみつの暗号を覚える・書く」ような感覚があり,それがたまらなくワクワクするのかもしれませんね。ローマ字と向き合う子どもたちを見ていると,そんな感じがしました。最初の授業で,子どもたちはいきなり「先生!今日の宿題はローマ字にして!」と。まだろくにアルファベットも書けないのに(笑)私としては,ローマ字の授業の手順としては「まず,アルファベットの形から入って,次に基本的な文字の構成,そして少しずつ複...3年生のローマ字の授業は思い切って路線変更

  • 夏休みに考える「授業を対話的にするために」⑥対話のゴール

    ①多様な考えを生む問いを与える②教師が,子どもの考えを広げる勇気をもつ③考えをしっかり書かせる④対話を活性化させるための工夫をする⑤対話を上手に交通整理するに続き,6つ目で,これで最後になります。最後はズバリ対話のゴールを明確にするということです。これは,順序としては最後に出しましたが,実はもっと前,対話的な授業を組み立てようとするその1番最初にしておくべき作業であると言えます。なぜなら,ゴールなしにどんなものも描くことができないはずだからです。対話は何のためにするのか。対話はどこに向かうのか。対話はどうすればそのゴールへたどり着けるのか。このゴールこそが,俗に言う「深い学び」だという捉え方もあるかもしれません。そこは言葉の定義の問題なので,私個人としてはそれでも構わないと思っていますし,私もそういう捉え方をし...夏休みに考える「授業を対話的にするために」⑥対話のゴール

  • 夏休みに考える「授業を対話的にするために」⑤交通整理

    ①多様な考えを生む問いを与える②教師が,子どもの考えを広げる勇気をもつ③考えをしっかり書かせる④対話を活性化させるための工夫をするに続き,5つ目です。④の,教師が作った環境の中で子どもたちが活発に対話を繰り広げているとします。そのとき,教師は何をするのか。教師は上手に対話を交通整理するこれがこの山場場面における一番の教師の役目になります。「交通整理」とは。対話の末にたどり着かせたいゴールに向けて,子どもたちをきちんと導いていくことです。ここに,対話の大きな難しさがあります。だって,対話をするのは子どもたちなのに,導くのは教師だからです。言い換えるなら,「主役の子ども」たちを,「脇役の教師」が操作する,そんな感じです。一見矛盾しているようにも見えるこの構図ですが,決して矛盾しているわけではありません。授業とはこの...夏休みに考える「授業を対話的にするために」⑤交通整理

  • 夏休みに考える「授業を対話的にするために」④いよいよ山場

    ①多様な考えを生む問いを与える②教師が,子どもの考えを広げる勇気をもつ③考えをしっかり書かせるに続き,4つ目です。ここまでのステップを確実に踏み,さあいよいよ対話場面に入るというときです。これは当然のことですが対話が活性化される工夫をするこれも教師の役目です。まっさらな何もない環境に中で,子どもたち自身で勝手に対話を活性化させていけるほどの,スーパー小学生はそういないはずです。だから教師が,そんな環境を作って上げます。例えば・ICTを用いて,いろんな情報を視覚的に捉えやすいようにする・掲示物を準備して,過去の学習を振り返られるようにしておく・ペア学習の形態をとり,どの子も漏れなく対話に参加できるようにする・全体で話し合う際は「コの字」型の机の配置にして,お互いの顔を見合わせながら話し合いができるようにする・子ど...夏休みに考える「授業を対話的にするために」④いよいよ山場

  • 夏休みに考える「授業を対話的にするために」③対話の前に

    ①多様な考えを生む問いを与える②教師が,子どもの考えを広げる勇気をもつに続き第3段です。次はやはりこれだろうと思います。子どもに,考えたことをしっかり書かせる。考えは,書くことで,子ども自身にとって「可視化」されます。頭の中で漠然としていたものが,形になって見えるということです。すると,「あ,ぼくってこんなこと考えてたんだ」と改めて確認することができます。また,考えは書くことで整理されます。書きながら,必要に応じて考えを「順序付け」たり,「関係付け」たりするはずです。これは,後の対話で他者にその考えを伝えるときのために有効になる作業にもなります。じゃあ,どう書かせるか。ここは子どもの実態や学年段階に応じた指示や支援が必要になるでしょう。低学年であれば,主語や述語,接続語等を教師側から与えて,「穴埋め」のような形...夏休みに考える「授業を対話的にするために」③対話の前に

  • 夏休みに考える「授業を対話的にするために」②教師の勇気

    対話的な授業に向けて子どもたちに適切な問いを与え,子どもたちがそれぞれに多様な考えをもったとします。ここで,次のステップとして必要不可欠なことが,教師が,子どもの考えを広げる勇気をもつということになると思います。「教師」と「勇気」をつなげて考えることはあまりないように感じますが,「対話的な授業」に向けては,これが重要だと強く感じています。では,「対話に向けた勇気」のない教師は,授業でなにをしてしまうか。教室には子どもの多様な考えが広がり始めているのに…▲子どもが間違う,つまずくことを恐れて,安全なレールを敷き,そこに子どもを乗せよう,乗せようとする▲広がる子どもの考えに対応する自信がなく,多様性の全てを認めることができない▲広がった子どもの考えを,授業の最後に収束させる腕がないので,最初から都合のいい考えしか扱...夏休みに考える「授業を対話的にするために」②教師の勇気

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、MYSCHOOLさんをフォローしませんか?

ハンドル名
MYSCHOOLさん
ブログタイトル
小学生攻略法
フォロー
小学生攻略法

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用