深夜の愛媛・高知で震度6弱。 これは1919(大正8)年の統計開始以来初めてとのことらしい。震源は豊後水道で、マグニチュード6.6.気象庁は南海トラフ地震との関連性について調査する基準(M.6,8)に達していないとあっさり。正常性のバイアスなのか、基準は基準だと
民家再生の心で、建物の修復技術を紹介し、災害救援&復興支援。建築防災、耐震補強リフォームを手ほどき
愛媛・高知で震度6弱。 今こそ正常性のバイアスを解くべきとき
深夜の愛媛・高知で震度6弱。 これは1919(大正8)年の統計開始以来初めてとのことらしい。震源は豊後水道で、マグニチュード6.6.気象庁は南海トラフ地震との関連性について調査する基準(M.6,8)に達していないとあっさり。正常性のバイアスなのか、基準は基準だと
明日で震災発生から100日となりますね。そんな中で、以下のチラシのような企画を組んでみました。修復による再生か?解体して再建(再築)か?苦しい悩みから逃れたい、あるいは公費解体ならば、生活再建支援金が上乗せになるし・・・。ということで突き動かされるよ
被災家屋を含む木造建築の耐震化をきちんと進める勉強会/4月25日~on Zoom
このたび、当ネットワークとかねてより交流のある木考塾(事務局:滋賀県大津市)との連携で、能登半島地震の現状課題を踏まえた、建物の耐震性について学び、耐震補強に生かす連続勉強会をZOOMにて開催することになりました。震災の被災地では、この4月1日よりいよいよ
2007年能登半島地震発生から17年の節目の前日となる3月24日、1月2日以来溜まりに溜まった調査相談の一巡目を終えた。 被災された方の現地相談を、依頼を受けて一ヶ月あまりお待たせしたのも申し訳ない程、かつてないレベル。 そしてこれまでにない重い現実は、1月1日の令
室崎先生の提言が、3つの書籍の紹介とともに朝日新聞紙面に載ったとのことでここに共有します。こちらから提起すべき話材が多数あるも、能登ー新潟往復の激忙につき今日はご容赦をいただきたく。
既に確定申告をお済ませの方も多いと思いますが、昨年5月の奥能登地震や6月以降各地で発生した水害、土石流災害に遭われ、確定申告により雑損控除を受けておられない方は、今週末3月15日までにその申告手続きをお済ませになられることをお奨めします。とくに奥能登地震では
3月5日の木の建築フォラム主催の能登半島地震対応ワーキンググループでは、支援にかかる多くのアイディアに触れ、多くの共感の輪が広がったひとときでした。その際に触れられていた勉強会情報を共有します。
長谷順式対処法@傾いた家 「NHK首都圏」がすぐにできる現場対処法を紹介
NHK首都圏さんが能登半島地震一か月の新潟市内で番組収録したものの、放映されなかった内容を丁寧にまとめて下さっています。 液状化で傾いた家の修復は、とかく高額になりがちで、隣地や道路など周辺地盤とのレベル差の修正や、再液状化の課題など、乗り越えなくてはならな
能登半島地震発生から間もなく2カ月、深刻な地盤災害に打つ手はあるか?
地震災害発生から2ヶ月、深刻な地盤災害への対応は、自治体によって差がつきつつある。富山県氷見市などは集団的にまちづくりから考えて地域をたてなおす方向性を探る一方で、新潟市などでは個別の家屋ごとに補助上乗せで解決を図ろうと試みる。どちらが正しいとは言えない
公費解体の損得を考える(「全壊扱い」という両刃の剣にご注意を)
下の写真は、2007年の地震により、住まいの上屋と下屋の境で建物が断裂被害に遭い、応急危険度判定では「危険」の赤紙が貼られ、罹災証明では「全壊」と判定された住宅の事例です。激甚な災害に遭った珠洲市などでも、そろそろ罹災証明が出はじめるこの時期。「半壊」以上
深刻な職人不足/厚労省発表「職人確保のための宿舎賃借助成」など
震災発生から45日を迎えた被災地にて、3日半で2つの被災家屋の修復説明会と15軒あまりの現地調査、そして一市二町の首長面談を一昨日終えてきました。 なかでも首長との話題のメインは、当方の自己紹介と提供し得る支援メニュー、そして極端な職人不足に関する認識共有と意
能登町で初となる、被災家屋修復説明会を2月16日(金)13時より15時まで地元の方々のご厚意により、能登町宇出津にあります武田測量様(能登町役場隣接)にて実施します。 ご参加・相談は無料です。 ご参加ご希望の方は、事前にお電話もしくは、ショートメールにて電
「京都市文化財マネージャースキルアップ講座」にお招きいただいて
三連休の初日、2月10日(土)防災専門家のなかでも重鎮でおられ、敬愛する室崎益輝先生とともに、京都市の「ひと・まち交流館」に呼んでいただき、文化財マネージャーや歴史的建造物を所有される皆様など、80名を超える方々とひとときを共にさせていただきました。折しも能
【至急重要】被災建物修復勉強会 @高岡市金屋町は中止となりました
直前のお知らせで申し訳ありませんが、2月14日に予定しておりました被災家屋修復勉強会・説明会は、依頼主様のご都合により誠に残念ながら中止することとなりましたので、慎んでお知らせいたします。ご参加を予定しておられた方々におかれましては、急きょの事ながら大変申
2月14日(水)夜の富山県高岡市(既報)に続いて、15日(木)14時からは志賀町富来にて被災家屋の修復説明相談会を開催します。 詳細は以下の通りです。参加費は無料。 ご参加お申し込みは、地元窓口ご担当の笹川様(✆090-3768-7096)までお電話の上お申し込
2月14日(水)19:00~被災建物修復勉強会 @高岡市金屋町
先日予告しておりました、被災家屋の修復勉強会(説明相談会)を、来る2月14日(水曜日)19:00から、富山県高岡市金谷町6-9の「おおてらハウス」をお借りして、行うことになりました。近傍の町内で液状化による被害が出ているほか、高岡市伏木ではかなり広範囲に被害が
一部の方にしかお伝えしていなかった今週末開催の講演会。 タイトルは「歴史ある建造物の防災」とありますが、能登半島地震被災地の切迫した状況を踏まえ、コンテンツは「令和5年奥能登地震以来7ケ月を寄り添って見えたこと」「技術的な学び ー 伝統構法を改めて捉え直す」
今後の被災家屋修復説明会の開催について/2月3日説明会@中能登町ご参加の皆様へ
2月3日、中能登町かねまる交流館にて開催されました「地震被災家屋修復説明会」には30名を超える方々にお集まりいただきありがとうございました。 また説明会開催にあたり特別のご配慮と会場設定を下さいました地元町議会議員の先生、地区町内会役員の皆様におかれまして
このたび、長谷川順一が主宰する「杢匠舎・住まい空間研究所」の公式WEBサイトを開設いたしました。 これまでの「たてもの修復支援ネットワーク」での取り組みを含めて、事業内容などを掲載しておりますので、宜しければご覧ください。公式サイトhttps://shufuku-kenchik
令和6年能登半島地震発生から昨日で1カ月。 お亡くなりになられた240余名の方々の鎮魂とそして痛恨の極みであったこの1ヶ月の振り返りの中で、様々な被災の事実と、これからの課題の大きさが浮かび上がってきたとも言える昨日でした。そして地盤の液状化などで被災した家
能登半島地震の発生から4週間となりました。 被災地では壊れた屋根のシート養生など応急処置に奔走される大工さん、屋根屋さんの姿を見かけますが、今日は壊れた土蔵や民家の壁の応急処置について。写真は奥能登地震後の被災家屋の冬仕舞いをするために屋根に上がった、土
能登半島地震で被災した建物の修復説明相談会を2月3日行います。
令和6年能登半島地震被災建物の修復に関する説明相談会を2月3日に実施方向で調整中です。 今回の甚大な被害状況を踏まえ、アップデートされた令和5年奥能登地震の対応を踏まえ、より安全側に立って説明をさせていただきます。 応急危険度判定後も、余震・積雪等で建物をめ
一次避難、二次避難の先、自律的復興のタイムラインを被災者が描くために
能登半島地震発生から3週間。 災害復興に関する諸制度を掌るものにとっては、過去の経験智によるところ復興の道筋がそろそろ見えてもと思うのだが、今回は一向にその気配がない。 34,000棟の建物被害がありながら、仮設住宅の入居申請5000件に対し着工はわずか338棟。
石川県を中心に依然として継続している震度5レベルの地震動。 1月1日の強震動により動いたり、滑ったり、圧壊し亀裂の入った地盤や擁壁は、非常に崩れやすくなっているのはご存じの通りです。 新潟砂丘など地盤被害を受けた地域も、固着力を失った地盤がその後の降水により
前例ない繰り返し地震による被害、既成枠にとらわれない法制度見直しを
阪神淡路大震災発生から29年となる鎮魂の日を迎えました。 改めて犠牲となられた6434名の方々の御霊にたいし鎮魂の礼を捧げます。 「一つとして同じ災害はない」という言い古された感のある言葉ですが、阪神淡路大震災のとき同様に、能登半島地震に関してもその言葉さえ軽
石川・富山・新潟と被災範囲が極めて広い今回の能登半島地震。 多くの疑問、質問、ご相談を受けておりますので、それらのコンテンツ要点をFAQ的にまとめておきます。今日は公的手続き対応から。【被災後の公的手続きを進めるうえでの推奨項目】1.罹災証明の申請、そし
現在、石川県、富山県、新潟県などで行われている、能登半島地震に被災した家屋の諸判定やその取り扱いについてまとめました。現在は、自治体の建築部門による被災建物応急危険度判定(現地対応)と、自治体税務部門による罹災証明受け付け(申請ベース)が開始されています
【再掲】誤解しないで!落ち着いて「応急危険度判定」の正しい理解を!
能登半島地震の被災地の中でも、交通に支障のない能登半島南部の志賀町や氷見市また新潟市などで応急危険度判定が開始されてれいます。 なかで毎回のことではありますが、危険の赤紙の張られた建物への誤解や新たな不安が広がっています。過去記事ですが、応急危険度判定
建物の応急処置カテゴリ記事です。強い余震よってサポートが外れていたり、また風により屋根シートが剥がれる場合もあります。とくに屋根上作業は厳しものがありますが、天候その他様子を見ながらのご参考までに。大切な家財を守るために室内でブルーシートで梱包するな
今日も起こった大きな余震。 先の見えない長引く不安の中で「余震で傾きが増したようだ」というご相談も増えています。そこで今日は建物の傾きや、床や地盤の開き具合を客観視し記録する「定点観測」をご紹介します。過去記事よりhttp://blog.livedoor.jp/niigata_sumai
地盤液状化による多店の被害が深刻です。 支持杭により施工された築年数の浅い建物も容赦ない地盤変位により大きな被害を受けています。地盤液状化のメカニズム砂質地盤における側方変位(側方流動)を伴った宅地破壊過去の地盤液状化現象への対策案(2007年新潟県
能登から遠く離れた新潟市でも、深刻な地盤災害が発生しています。 地盤の液状化により家屋が沈下し、結果的に床が盛り上がったり、建具(出入り口や収納扉やドア)が開閉不能になっている家も多数あるようです。 新潟市民にとっては新潟地震以来の被害、また2007年の中越
能登半島地震被災地道路啓開情報(第2報)+パンクへの備えと車載工具の確認
北陸3県および新潟県では、道路段差や亀裂が各所で発生しておりタイヤパンクの可能性大です。 救援者のみならず被災地域をご移動の際は、スペアタイヤ、ジャッキ、車載工具などの出発前確認をお願いします。とくに山間部傾斜地の切り盛り地盤の舗装の割れ目、平野部であっ
令和6年能登半島地震にご被災されたすべての方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになられた方への哀悼のまことを捧げます。さて、早くから要望していた自衛隊等が所掌する揚陸艦を用いての物資輸送は、いまだ実現していませんが、被災エリアの道路情報が
倒壊防止、壊れた建物屋根の降雨対策、エコノミークラス症候群対策など情報アーカイブ
被災地でのご参考までにこれまで掲出した、災害発生後注意すべき災害対策情報(アーカイブ資料)を3点共有します。 最大震度7レベルを含む、余震が強く警戒される中ですので、くれぐれもご安全に留意して下さい。 雨や雪に濡れたところでの作業は滑りやすいので、単独での
「令和6年能登半島地震」停電復旧時の通電火災と、繰り返し揺すりによる、建物の残存耐力低下に注意!
本日令和6年1月1日16時10分頃発生した能登半島を震源とする地震に被災された方に、心よりお見舞いを申し上げます。 夕暮れ直前の災害発生で、いまだ被害の全貌が見えない状況下、津波からの安全避難をしようにも、道路のあちこちが隆起、崩落するなどしているとの情報が
阪神淡路29周年の節目「21世紀減災社会シンポ・気候変動時代の豪雨災害に備える」
今年は令和5年奥能登地震、全国広域に亘ってと言えるくらい広範囲に被害をもたらした令和5年6・7月豪雨など、自然災害発生がありました。 一方でコロナ禍後(ポストコロナ)対応としては初めてとなった災禍であった、あるいは災害への事前の備えの有無がその理由になったの
文化財登録にむけて調査記録写真撮影等のお手伝いをさせていただいた、新潟県佐渡市畑野町の旧若林医院日本館および同西洋館の二邸が、このたび登録有形文化財(建造物)として登録するよう、国の文化審議会より、文部科学大臣に答申がなされました。参照ページ : http
歴史的な建造物をどう補強するかについて、現地建築家と情報共有することを目的に7年ぶりに出かけてきた欧州。 モロッコ地震を受けて、決して対岸の火事ではないとの認識のもと、建築住宅リノベーション事情をスペインの建築家の方々と交換しあってきました。日本の伝統建
今日から2週間ほど、ご相談はオンラインズームと電子メールのみとなります
いつもご利用いただきましてありがとうございます。 たてもの修復支援ネットワーク/住まい空間研究所です。すでに一部の関係者の皆様にはお伝えしておりますが、今日より10月19日まで、被災建物の相談は、Online zoom若しくは、e-mailによる相談のみとさせていただきます
職人の手が限られる中、冬をにらんで災害復旧は最低限の応急修理と本復旧工事を分けて。
彼岸を過ぎると、もう2カ月で冬の到来となる東日本。 5月に震災被害を受けた珠洲市、6~7月にかけて水害被害を受けた東海地方、九州地方、山陰地方、そして東北・秋田県などすでに災害発生から4ヶ月もしくは2ヶ月を経る中で混乱期を過ぎて、それぞれに復興の道を歩まれてい
2023年の梅雨時期、日本全国で猛威を振るった台風豪雨、線状降水帯によるゲリラ豪雨(令和5年6月・7月大雨被害と総称するらしい)から早くも2カ月。 先日は被災世帯数、規模において今年最大級の被害となった秋田市の被災地へ出向いてきました。 秋田市はサーキュレータ
今日は過去の水害対応経験から挙げられた注意事項のうち初動編を、改めて先週末発生した秋田水害被災地向けに再編集してみました。 洗浄、清拭、消毒、通風乾燥などすでに進めておられる方も多いとは思いますが、この混乱時にこそ、ひと呼吸おいて初動の原点に返る意味でお
水害対処の初動から役立てたい、建築士会連合会が刊行する「浸水被害住宅の技術対策マニュアル」
このほど、(公社)日本建築士会連合会 災害対策委員会が「浸水被害住宅の技術対策マニュアル」を刊行しました。 「浸水被害住宅の技術対策マニュアル」お時間のない方でも、QRコードを読み取って、11~12頁だけでも目を通して、手戻りがないように段取りの確認をして
全貌の見えない秋田水害、被害後対処・清掃・乾燥対応に関する動画情報共有
この夏、全国各地で多発している豪雨災害或いは土石流災害。 ご被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 なかでも直近のこの3連休に発生した秋田県地方での水害では、大規模豪雨発生から5日を経た今も、未だにその全容がわからないままです。今日は過去の水害
震災2ケ月を過ぎた奥能登珠洲市を中心とする震災被災地において、7月15日(土)と7月17日(月・海の日の祝日)、珠洲市蛸島地区では初めてとなる、被災家屋の修復説明相談会と、正院地区での説明会と個別相談会を行うこととなりました。職人不足などもあり、被災地復興に向
今日で奥能登地震発生から2ケ月となります。 被災地で絶対的に不足している建築大工職人さん、そして屋根職人さん。 推して知るべしの公的支援の重要メニュー、応急修理制度の申請も進まず、ようやく100軒に達したとの先週末の情報には、復興の道のりの大変さが想像されま
6月30日~7月2日は奥能登地震被災建物の特別相談日@珠洲市
古巣である日本民家再生協会の勉強会で約2週間空けてしまいましたが、震災から二か月を前にした、今週末6月30日(金)から7月1日、(土)、2日(日)は、被災家屋の現地調査相談会を行います。本格的な梅雨を前にして、雨漏り防止用のシートは、問題なくかかっているか?
応援大工職人をSNSや建築組合単位で募集呼びかけできないか?
職人がいない!! 被災地に限らず、各地から職人不足の声が聞こえてくる昨今。それは日頃より新築偏重、工業化住宅偏重、早く安く効率的にという、社会的ニーズに受け手として応えてきた結果であるということ。 つまり職人魂と技術発揮の機会を奪ってきた当然の帰結として
例年にない前倒し気味の季節の変化に、昨今常態化する水害発生を懸念していた矢先の水害。 このたびの台風2号水害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。水害対策について、要諦と思われる過去記事を以下に集約しておりますのでご参考までに。気温の上昇とともに復旧
先日5月27日珠洲市正院地区、28日珠洲市宝立地区、と二度にわたって行われた「被災家屋修復のポイントと資金」説明相談会では、2日間合計で、101名の住民の皆様にご参加いただきました。 震災発生から3週間を経て、罹災証明の申請を終えた人も多い中、証明書の郵送交付も始
能登半島群発地震関連で、この5月5日6日と震災により大きな被害を受けた、石川県珠洲市正院地区において、このたび住民さん、正院区長、地域の建築士、珠洲市のご尽力のおかげで、5月27日午後7時より被災家屋建物の勉強会・相談会「被災家屋修復のポイントと資金」を行う運び
オンデマンドでも、危険度判定と応急処置のできる新たな制度設計を
能登被災地では滞在時間の多くを建物調査に充て、その内情を見て何が足りないのかを考えさせられたあれから一週間。 繰り返し揺すりに遭ううちに瓦がずれて雨漏りが起こり、結果的に倒壊に至る懸念が現実化したかのような事例も見られた珠洲市被災地。 特に空き家になると
首都直下地震が頭をよぎった、一昨日の千葉木更津で最大震度5強を記録した地震。 そして能登の群発地震から全国各地に飛び火しているようにさえ見える、地震への備えは如何にあるべきか? 非常持ち出し袋の準備、枕元の安全靴と手袋セット、家具の固定と倒壊防止、二階以
2日間で11棟の建物への内部上がり込み調査相談、市トップへの情報共有を終えて、本拠地の新潟に帰還しています。遠地の新潟でも感じる余震が昨日もニ度・三度と起こり、今朝は5時前には千葉県で震度五強の地震。 4つのプレートがどこでどう影響し合っているかは基本的に学
珠洲市に入ってちょうど24時間の先ほど、震度4レベルの大きな余震が2回。 そして振り返れば、昨日お昼過ぎにも建物調査中に大きな余震。 いずれも建物内にいる時であった。 熊本地震でもそうであったように、大きな地震が同一地域で続くと建物はどうなるか? 今回の地震
被災後の多い相談の一つは、「建物の傾きが増しているようだ」「床が開いている」などなど・・・。余震も続く中で心配が増している場合は、まずは落ち着いて変化の状況を経過観察することをお奨めします。つまり家屋の、地盤の「定点観測」です。必要なものは下げ振り(糸
昨日の地震を受けて、本日5月6日より被災建造物の応急危険度判定が石川県職員などによって開始された。 余震が度々襲う中で、二次被害が発生しうることを予防的に告知する阪神淡路大震災以来の制度である。 災害発生後行なわれる公的判定制度では、もっともはやい時期の行
昨夜の余震もあり、被災地では眠れぬ夜を過ごされた方が多かったことでしょう。一点気になることがあり情報共有したいのが、じつは瓦の保全処置です。 傷んだ屋根の修理に古い瓦は投げ下ろすのではなく、できる限り生かして欲しいということです。 家屋解体時にはもちろ
このたびの能登半島北東部、石川県珠洲市沖で発生した地震の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 石川県珠洲市でここ2年余り続く一連の群発地震のうち、最大の地震ですので、十分に警戒して安全なところで夜をお過ごしください。さて2016年熊本地震の教
地震、風水害など、ここのところ各地で巨大化・頻発化している自然災害。 そして高齢・少子化という、もう一つの災害対処力の脆弱化。 それらに対して事後にできることは限られていますが、被害軽減のために何ができるかを、専門家グループとして考えるオンラインシンポジ
このたび令和4年8月3日に発生した、顕著な大雨(線状降水帯を伴った大雨)による被害対応の成果が認められ、新潟県村上市ならびに新潟県関川村より感謝状を授与されました。昨日の村上市での防災シンポジウムを兼ねた表彰式では、被災者目線で個人や地域の不安や悩みに丁寧
近年各地で頻発している水害とその被害を食い止めあるいは最小化する各方面での取り組み。令和5年3月8日(水)開催直前のご案内となりましたが、日本学術会議における、公開オンライン・シンポジウム「水害対策と建築分野の取組み」のお知らせです。 よろしければ下記URL
2022(令和4)年8月豪雨など昨年は各地で水害が発生しました。 新潟県関川村、村上市などで開催された、被災家屋の修復説明会にご参加いただいた方には、説明会のおりにご案内しましたが、確定申告のこの時期、災害で被った被害額を算出すれば「雑損控除」をつかって税の減
しばらくぶりとなりましたブログ更新。 今回は被災建造物支援のヒントにもなる、動産文化財史料のレスキューにかかる、全国史料ネット研究交流集会に参加しての感想です。一見するとジャンル違いのようにも見えるのですが、史料系文化財を古い民家・建造物系のレスキューに
突如新潟県内全域を襲った大雪ですが、外に設置してあるエアコンやエコキュートの室外機が雪に埋もれていませんか?とくに外土間や基礎の上に、直置きしている場合、積雪が30㎝を越えてくると、吸気口をふさぐ可能性があります。写真は新潟市内の最近ご新築されたお宅のエ
中越地震発生から18年の節目に「地震被災建物修復の道しるべ」第四版発刊
新潟県中越地震発生から今日で18年。 そんななかで中越地震以来積み重ねてきた、被災した建物をどう取り扱うかについての知見をまとめた書籍「地震被災建物修復の道しるべ」の再版がなされました。本書の再版は2011年の東日本大震災時の再版以来のもので、その後の長野県
つい先週は真夜中の静岡県内で恐ろしいほどの連続降雨。 次々と各地に起こる豪雨災害には本当に心が痛むこのごろで、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げる次第です。 さて令和4年8月豪雨から約2ケ月。現地の様子をみると夏の暑さも手伝って、浸水した部位の乾燥
豪雨による浸水被害発生から5週間を過ぎ、ひときわ厳しかった夏の暑さもあって床やタタミを剥がしたところの乾燥が進んだ家屋は多い。 しかし眼に見えて乾燥が進んだ居室の床下はともかく、トイレや洗面脱衣室の床はどうだろうか?今回の水害では、二階まで浸水した家屋は
明日(9.10)、明後日(9.11)は令和4年8月豪雨災害に遭われた方を対象にした、士業連携相談会が村上市役所本庁舎で予定されており、急遽ではありますが、たてもの修復支援ネットワークも相談席に入ることになりました。本来の受け付けは一旦締め切っているようです
村上市荒川地区にて9月3日(土)18:00より水害に遭った家屋の修復説明会開催
急遽のことですが、今週末9月3日、被災家屋の修復説明会を開催することになりました。 今はまだ残暑の厳しい季節ですが、あと3ケ月で冬モードに入る被災地。 工務店・大工さんの手も限られている中で、これから家屋の修復に向けて何をなすべきか? 罹災証明が出された中で
水損した床や壁、修復にかけられる予算コストを考えて「壊し過ぎ」にご注意を
水害発生から昨日で4週間。すでに多くの水損した家屋にカビが発生、ボード壁や断熱材の撤去を始めた家屋も水害被災地のあちこちでみられます。 そんな中で、「浸水した床や壁は解体しなくてなはならい」と壊しすぎる傾向も出ています。 規模の大きな住家が多い郡村部では
浸水住宅、見落としがちなポイントも・・・。高湿度部位のカビ発生と腐朽被害を食い止めよ!
1700棟余りの家屋が水害被害を受けた村上関川豪雨から今日で二週間。 被災した世帯への救援ボランティアの手も依然として足りておらず、一方で被災家屋のカビ発生など変化の進行も次第に明らかになっています。 市や村はボランティアの募集範囲を隣県まで拡張して、被災さ
関川村の加藤村長のいち早いご決断により、被災14日目の本日、被災家屋建物の応急修理に関する新潟県による説明と、我々専門家による修復説明会が開催されました。新潟県による制度説明と我々の被災建物支援のハイブリッド開催は我々にとっても、初めての試みでしたが、村内
水に浸かった写真、アルバム、録音・録画ビデオテープ、あきらめないで!
建物のお話しからすこし外れますが、お盆を迎えて被災地を重ねてふと考えていたこと。検索していたら、良いページが見つかりました。「捨てないで!泥で汚れた写真を蘇らせる応急処置法に注目」岡山真備で4年前の水害後対応で本格的に始まった写真やアルバムのレスキュー
水害発生から5日目となった東北/山形、北陸/新潟、石川、福井などでは猛暑の中、今日も家財の搬出・分別や家屋の清掃に精を出されたことと思います。今朝のNHK新潟のニュースでもあったように、安全安心に我が家に帰るために、今必要なのは家屋の乾燥です。 清掃をある
水害発生から3日目。 泥水で汚れた家財道具を外に出しても断水のため洗浄もままならいという方も多い様子。 水害で道路や橋と並行して走る配水管が損傷したところも多いらしく、炎暑に加えての今回の後片づけ環境の劣悪さも気になるところだ。 容赦ないこの蒸し暑さの中な
本日未明に新潟県、山形県、福島県などで発生した水害・土石流災害にご被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。 現在、線状降水帯による水害被害は石川県福井県にも及んでおり、山や河川堤防は大量の水分を含んでおり二次災害の危険性があります。 これ以上の被害
史上最短の梅雨、史上最速の梅雨明けに、戸惑いつつ、暑さに耐えてかれこれ一ケ月。 ここへきて季節を先取りしていたかに見えた四季のめぐりも、帳尻を合わせようとしているのか、足踏みか逆戻りの様相です。先週の台風4号、今週に入っては、埼玉などでの集中豪雨。そして
一般社団法人神奈川県建築士会主催の、防災セミナーのお知らせです。東日本大震災からまもなく11年。 ことしは震災の周年行事や現地ニュースもコロナ禍に加えて、露軍侵攻から12日を過ぎたウクライナ情勢のニュースにかき消されがちですが、敢えてこのページでご紹介したい
あけましておめでとうございます。 旧年中は私たちの活動に対し、各方面より格別のご理解とご厚情を賜り誠にありがとうございました。コロナ禍よ!さようならと、誰しもが願った2021年は、デルタ株に続いて暮れにオミクロン株の出現ありで新たな不安交じりの年明けとなり
9月にオンラインで開催された、令和3年度 第30回全国女性建築士連絡協議会(福岡)「未来へつなぐ居住環境づくり」~建築空間を支える木の文化 木挽棟梁のモノサシ~の一部が動画公開されていますので、ここでご案内ご紹介させていただきます。https://www.kenchikushika
球磨川本流の水位上昇と、支流からの土石流を伴った水害の挟み撃ちに遭った、熊本県球磨村神瀬地区で、再生中の民家にようやく明かりが灯ったと今日ご連絡をいただきました。水害発生から2か月のところで出逢い、それから大きな家を一気に直そうとするのではなく、仮復旧と
「自然災害が突きつけるニッポンの超難問」という副題がつけられた日経BP社の建築防災に係る新刊書がこのほど発売され、貴重なその一冊を献本いただきました。 書名は「私たちはいつまで危険な場所に住み続けるのか」。帯には気候変動の世紀、水害土砂災害が「激甚化」など
9月11日研究会「巨大地震による文化財建造物の被災とその対策の発展」開催情報
日本イコモス国内委員会事務局より、今週末の研究会開催情報共有のお許しをいただきましたので、ここで共有します。日本イコモス研究会 @9月11日(土)zoomにて「巨大地震による文化財建造物の被災とその対策の発展」講演: 花里利一氏 (三重大学 特任教授)地震災
旧盆がらみで発生したこのたびの豪雨にご被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。信じたくないことですが、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第6次報告にもある通り、もはや気候変動については、不可逆的(元に戻れない程のレベル)でその影響が常態化するとの
ラ・テ・ニュースでは追いきれない気象災害。「キキクル」「レーダーナウキャスト」の活用を
またしても週末、そしてお盆も重なって情報が取りにくい水害状況がここ3日間連続しています。 SNSやネット情報を取りに行く限りは、ある程度の危険は察知できても、今回のように列島を横たわる長さ2,000kmを超える、いわば「大気の川」をなすような長大な秋雨前線停滞のよ
「学んで守ろう熊本の歴史遺産」 球磨川水害による被災文化財 7月31日@zoom
熊本では長野県神代断層地震での経験をもとに翌春からスタートした、歴史資料と建造物双方の保全への取り組みを活かして、熊本地震、球磨川流域災害被災地での活動が、こころある建築士(ヘリテージマネージャーなど)と史料専門家(学芸員、博物館専門家)によってなされま
現在鹿児島県、熊本県に緊急安全確保情報が発令されています。 該当地域では頑丈な建物、山を控えた地域では山と反対側の二階以上にお身体の安全確保、貴重品等を含め避難されることをお薦めします。雨が降り止んできていても、水位の上昇はこれからというところも多いはず
熱海伊豆山をはじめとする静岡県内各地、そして昨日今日の島根、鳥取、広島など梅雨末期の豪雨によってご被害を受けられた方には、心よりお見舞い申し上げます。 大雨対応には、「空振りになって(素振り練習)でもいいから早めに!」と言われる今年ですが、実はあまり公に
水害後の復興一年を追った好番組「目撃!にっぽん」明日7月1日17:00~
令和二年7月豪雨から間もなく1年となるところ、復興を見据え、水害後の球磨村を丁寧に追ったテレビ衛星放送番組、目撃!にっぽん「球磨川に生きる」熊本神瀬豪雨一年の記録が、明日7月1日(木)午後5:00~5:35 NHKBS-1にてオンエアされるようです。番組URL >>> https
熊本、福岡、佐賀、大分など九州各県を中心に襲った豪雨からあと二週間で一年というところ。 先週末シェルターインハウス方式による修復修繕中の熊本県球磨村のお住まいで、左官ワークショップによる家繕いが行われた。 地域では被災建物の解体が進む一方で、大工さんと施
ゴールデンウィークの五連休初日、3.11から10年の節目で3度目となる大きな揺れに驚かれた方も多いことと思います。 今年に入って3回の大揺れのなかで、もはや3.11の「余震」とは呼ばないこととする旨の方針が気象庁から出されたものの、これだけ月一ペースに近いかたちで大
4月14日で熊本地震発生から5年。 遠隔地にもかかわらず震災対応で三十数回通った熊本。 昨年は令和2年7月豪雨という新たな災禍に見舞われ、まさかのかたちでの再訪を重ねること4回を数え、新型コロナの収束が見えない今は、細々ながらもリモートでの相談と後方支援が続い
昨年11月の現地活動以来、メールとzoomなどを駆使して、現地とやり取りをさせて戴いてる、令和2年7月豪雨 球磨川水害被災地のひとつ、球磨村神瀬地区。いまだ手つかずの家々が多い地区の中で、ひとつの大型民家のシェルターインハウス方式による修復が始まりました。 当初1
このたび私たちが日本国外務省およびユネスコ日本信託基金の取り組みにかかる委託業務で2011年より協力させていただいてきた業務の一部が、ビデオ化され公開されました。ビデオ映像を作成した文化遺産国際協力コンソーシアムによれば、動画タイトルは「人類の宝を未来につな
「災害対応に過去と未来のクロスビュー」というキャッチフレーズで、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が、3月18日よりWebサイト「防災クロスビュー」を一般公開しました。これまで、地震や水害等の災害発生の場合、各専門分野・機関・省庁・自治体ごとに情報が個々に発
おびただしい数の人々の命を海に奪い取り、被災建物対処を標榜しながら、その対処の限界を痛感させられた東日本大震災発生から10年。 今日は14:40過ぎギリギリのところで、追悼式典のテレビをつけあの日と同じ自宅事務所で黙とうを捧げることができました。 首相の言葉に
2020(令和2)年度の確定申告が始まっていますが、昨年九州熊本をはじめ、全国各地で発生した豪雨水害にご被災された方は、諸税の減免、復旧に要した費用などの雑損控除などが確定申告により可能となります。 また2019(令和元)年度の申告で控除で引ききれなかった分も同
3.11最大余震 震度6強から一日を経て、災害対応情報の共有
地震動の成分である固有周期が1秒以内と比較的短周期で、揺れの継続時間もやや短かったことで、建物被害が震度の割に比較的に少なかった今回の地震から24時間が経った。今日から昼頃から被災地は雨になるとの情報があり、ここでは屋根被害のあった建物対応や、地震により比
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深夜の愛媛・高知で震度6弱。 これは1919(大正8)年の統計開始以来初めてとのことらしい。震源は豊後水道で、マグニチュード6.6.気象庁は南海トラフ地震との関連性について調査する基準(M.6,8)に達していないとあっさり。正常性のバイアスなのか、基準は基準だと
明日で震災発生から100日となりますね。そんな中で、以下のチラシのような企画を組んでみました。修復による再生か?解体して再建(再築)か?苦しい悩みから逃れたい、あるいは公費解体ならば、生活再建支援金が上乗せになるし・・・。ということで突き動かされるよ
このたび、当ネットワークとかねてより交流のある木考塾(事務局:滋賀県大津市)との連携で、能登半島地震の現状課題を踏まえた、建物の耐震性について学び、耐震補強に生かす連続勉強会をZOOMにて開催することになりました。震災の被災地では、この4月1日よりいよいよ
2007年能登半島地震発生から17年の節目の前日となる3月24日、1月2日以来溜まりに溜まった調査相談の一巡目を終えた。 被災された方の現地相談を、依頼を受けて一ヶ月あまりお待たせしたのも申し訳ない程、かつてないレベル。 そしてこれまでにない重い現実は、1月1日の令
室崎先生の提言が、3つの書籍の紹介とともに朝日新聞紙面に載ったとのことでここに共有します。こちらから提起すべき話材が多数あるも、能登ー新潟往復の激忙につき今日はご容赦をいただきたく。
既に確定申告をお済ませの方も多いと思いますが、昨年5月の奥能登地震や6月以降各地で発生した水害、土石流災害に遭われ、確定申告により雑損控除を受けておられない方は、今週末3月15日までにその申告手続きをお済ませになられることをお奨めします。とくに奥能登地震では
3月5日の木の建築フォラム主催の能登半島地震対応ワーキンググループでは、支援にかかる多くのアイディアに触れ、多くの共感の輪が広がったひとときでした。その際に触れられていた勉強会情報を共有します。
NHK首都圏さんが能登半島地震一か月の新潟市内で番組収録したものの、放映されなかった内容を丁寧にまとめて下さっています。 液状化で傾いた家の修復は、とかく高額になりがちで、隣地や道路など周辺地盤とのレベル差の修正や、再液状化の課題など、乗り越えなくてはならな
地震災害発生から2ヶ月、深刻な地盤災害への対応は、自治体によって差がつきつつある。富山県氷見市などは集団的にまちづくりから考えて地域をたてなおす方向性を探る一方で、新潟市などでは個別の家屋ごとに補助上乗せで解決を図ろうと試みる。どちらが正しいとは言えない
下の写真は、2007年の地震により、住まいの上屋と下屋の境で建物が断裂被害に遭い、応急危険度判定では「危険」の赤紙が貼られ、罹災証明では「全壊」と判定された住宅の事例です。激甚な災害に遭った珠洲市などでも、そろそろ罹災証明が出はじめるこの時期。「半壊」以上
震災発生から45日を迎えた被災地にて、3日半で2つの被災家屋の修復説明会と15軒あまりの現地調査、そして一市二町の首長面談を一昨日終えてきました。 なかでも首長との話題のメインは、当方の自己紹介と提供し得る支援メニュー、そして極端な職人不足に関する認識共有と意
能登町で初となる、被災家屋修復説明会を2月16日(金)13時より15時まで地元の方々のご厚意により、能登町宇出津にあります武田測量様(能登町役場隣接)にて実施します。 ご参加・相談は無料です。 ご参加ご希望の方は、事前にお電話もしくは、ショートメールにて電
三連休の初日、2月10日(土)防災専門家のなかでも重鎮でおられ、敬愛する室崎益輝先生とともに、京都市の「ひと・まち交流館」に呼んでいただき、文化財マネージャーや歴史的建造物を所有される皆様など、80名を超える方々とひとときを共にさせていただきました。折しも能
直前のお知らせで申し訳ありませんが、2月14日に予定しておりました被災家屋修復勉強会・説明会は、依頼主様のご都合により誠に残念ながら中止することとなりましたので、慎んでお知らせいたします。ご参加を予定しておられた方々におかれましては、急きょの事ながら大変申
2月14日(水)夜の富山県高岡市(既報)に続いて、15日(木)14時からは志賀町富来にて被災家屋の修復説明相談会を開催します。 詳細は以下の通りです。参加費は無料。 ご参加お申し込みは、地元窓口ご担当の笹川様(✆090-3768-7096)までお電話の上お申し込
先日予告しておりました、被災家屋の修復勉強会(説明相談会)を、来る2月14日(水曜日)19:00から、富山県高岡市金谷町6-9の「おおてらハウス」をお借りして、行うことになりました。近傍の町内で液状化による被害が出ているほか、高岡市伏木ではかなり広範囲に被害が
一部の方にしかお伝えしていなかった今週末開催の講演会。 タイトルは「歴史ある建造物の防災」とありますが、能登半島地震被災地の切迫した状況を踏まえ、コンテンツは「令和5年奥能登地震以来7ケ月を寄り添って見えたこと」「技術的な学び ー 伝統構法を改めて捉え直す」
2月3日、中能登町かねまる交流館にて開催されました「地震被災家屋修復説明会」には30名を超える方々にお集まりいただきありがとうございました。 また説明会開催にあたり特別のご配慮と会場設定を下さいました地元町議会議員の先生、地区町内会役員の皆様におかれまして
このたび、長谷川順一が主宰する「杢匠舎・住まい空間研究所」の公式WEBサイトを開設いたしました。 これまでの「たてもの修復支援ネットワーク」での取り組みを含めて、事業内容などを掲載しておりますので、宜しければご覧ください。公式サイトhttps://shufuku-kenchik
令和6年能登半島地震発生から昨日で1カ月。 お亡くなりになられた240余名の方々の鎮魂とそして痛恨の極みであったこの1ヶ月の振り返りの中で、様々な被災の事実と、これからの課題の大きさが浮かび上がってきたとも言える昨日でした。そして地盤の液状化などで被災した家
地震、風水害など、ここのところ各地で巨大化・頻発化している自然災害。 そして高齢・少子化という、もう一つの災害対処力の脆弱化。 それらに対して事後にできることは限られていますが、被害軽減のために何ができるかを、専門家グループとして考えるオンラインシンポジ
このたび令和4年8月3日に発生した、顕著な大雨(線状降水帯を伴った大雨)による被害対応の成果が認められ、新潟県村上市ならびに新潟県関川村より感謝状を授与されました。昨日の村上市での防災シンポジウムを兼ねた表彰式では、被災者目線で個人や地域の不安や悩みに丁寧
近年各地で頻発している水害とその被害を食い止めあるいは最小化する各方面での取り組み。令和5年3月8日(水)開催直前のご案内となりましたが、日本学術会議における、公開オンライン・シンポジウム「水害対策と建築分野の取組み」のお知らせです。 よろしければ下記URL
2022(令和4)年8月豪雨など昨年は各地で水害が発生しました。 新潟県関川村、村上市などで開催された、被災家屋の修復説明会にご参加いただいた方には、説明会のおりにご案内しましたが、確定申告のこの時期、災害で被った被害額を算出すれば「雑損控除」をつかって税の減
しばらくぶりとなりましたブログ更新。 今回は被災建造物支援のヒントにもなる、動産文化財史料のレスキューにかかる、全国史料ネット研究交流集会に参加しての感想です。一見するとジャンル違いのようにも見えるのですが、史料系文化財を古い民家・建造物系のレスキューに
突如新潟県内全域を襲った大雪ですが、外に設置してあるエアコンやエコキュートの室外機が雪に埋もれていませんか?とくに外土間や基礎の上に、直置きしている場合、積雪が30㎝を越えてくると、吸気口をふさぐ可能性があります。写真は新潟市内の最近ご新築されたお宅のエ
新潟県中越地震発生から今日で18年。 そんななかで中越地震以来積み重ねてきた、被災した建物をどう取り扱うかについての知見をまとめた書籍「地震被災建物修復の道しるべ」の再版がなされました。本書の再版は2011年の東日本大震災時の再版以来のもので、その後の長野県