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  • 8.コントロールできない気持ち 小羽 side

    Lyraのライブツアー最終日。 私は、地元で行われるライブに参加するべく、準備をしていた。 Lyraのライブは、前回見に行った地方でのライブ以来だ。 あれから1ヶ月。 拓哉は、私のことを覚えてくれているかな。 それとも、もう忘れてしまっ

  • 7.抑えられない気持ち 奏汰side

    イライライライラ。 今日一日中、ずっとそんな感じで何も手に付かなかった。 小羽の姿を見ては、イライラ。 どうにもならない自分の気持ちにイライラ。 学校を終え自分の部屋に帰り着くと、 ――バンッ!! イライラをそのまま、バックを壁に投げつけ

  • 6.思いがけない告白 小羽side

    ……ん? ふと視線を感じ、そちらの方へと顔を向ける。「うっ……」 な、なにあれ。 視線を向けた先で、こちらを睨みつけるような奏汰の視線とぶつかる。 なんで睨んでんの? 私、何かしたっけ? 一度目をそらし、もう一度奏汰の方へと視線を向けてみ

  • 5.変化 奏汰side

    「……お~い」 変だ。「小羽~」 何かがおかしい。「……」 自分の机に座り、肘をついた手に顎を乗せ、ぼーっと窓の外を眺めている小羽の姿を見て、俺は違和感を感じていた。 この前、小羽がLyraのライブに行ってからというもの、何かがおかしい。 今ま

  • 4.思いのままに 拓哉side

    もう……着いたのか。 ホテルの前に着いて、彼女と向き合う。 まだ、離れたくない。 そんな思いが、胸一杯に広がる。 こんな気持ちになるのは、初めてだった。 今日会ったばかりで、しかも名前すら知らない相手にこんな思いになるなんて……。 俺、どう

  • 3.離れたくない 小羽side

    め、め、目の前に、あのLyraの拓哉がいるっ!? 嘘でしょう!? あの拓哉が、私を助けてくれたの!? そう思ったら、叫ばずにはいられなかった。「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!? うっそ!? なんで??」「お、おいっ! ばか! 声でかい」 突然大きな声を

  • 2.磁石のように 拓哉side

    「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 コンサート会場を出た瞬間、耳が痛くなるほどの歓声に包まれる。 スタッフに抑えられながらも、必死でこちらへと手を伸ばしてくる女の子たち。 あちこちから、俺らメンバーの名前を呼ぶ声、声、声。 それに対し、とびっきりの

  • 1.ファン 小羽 side

    「最っ高~~~~っ! ひゃっほ~!」 雄たけびを上げながらジャンプした私を、すれ違って行く人が振り返って見て行く。 でも、そんなのは気にならない。 私は、興奮していた。 最高に、興奮していた。 大好きなLyraのライブを見た後は、いつもこんな感じ

  • 登場人物

    ☆ 成瀬 小羽 (なるせ こはね) 17歳 Lyraの追っかけ☆ 仲原 拓哉 (なかはら たくや) 24歳 Lyra ベース担当☆ 富永 心 (とみなが こころ) 22歳 モデル☆ 神谷 奏汰 (かみや そうた) 17歳

  • よろしくです☆

    いらっしゃいませ☆こちらは、4人の視点で描いていく恋愛小説「クローバー」です。読みにくい点もあるかと思いますが、気長にお付き合いくださいませ。よろしくお願いします。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル

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