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バルカン半島に嫁いだ女の日記 https://blog.goo.ne.jp/suginokoshiro/

幸せという字には「辛い」という字が隠れている。転んでも起き上がってほしいから。

バルカン半島に嫁いで15年。  人間は分かり合えないものなのか、分かり合えるのか、国籍、宗教、文化、言語の違いの中で、失望と、絶望の合間にやってくる喜びと希望。 今は、幸せの中の合間にやってくる「辛さ」を受け止める力を。  国籍も人種も宗教も話す言語が違っても、分かり合える何かが、私達を幸せにしてくれる。    

杉の子
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2009/06/28

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  • スティング

    今日はスティングの歌が胸に響きます。StingIt'sProbablyMeIfthenightturnedcoldandthestarslookeddownAndyouhugyourselfonthecoldcoldgroundYouwakethemorninginastranger'scoatNoonewouldyouseeYouaskyourselfwho'dwatchformeMyonlyfriendwhocoulditbeIhatetosayitIhatetosayitbutit'sprobablymeWhenyoubelly'semptyandthehunger'ssorealAndyou'retooproudtobegandtoodumbtostealYousearchthecityforyouro...スティング

  • 久しぶりの雑誌

    久しぶりの雑誌先日、日本へ合宿に行ってきたという空手クラブの人に、日本からのお土産です、と頂いたのが、朝日新聞と銀座の食べ歩き風の雑誌。“私、新聞の広告が大好きなんです。今、何が売れていて、どんな新しいものが出ていて。世の中を感じられるから面白いんですよね。”と、大喜びして帰った。それから、2週間後、別の60歳以上の空手の部員の方が、一人で合宿に出かけて帰ってきた。またしても、親切にお土産を持ってきてくれた。日本経済新聞と、読売新聞。そして、真新しい日系ウーマンに、婦人公論を頂いた。婦人公論なんて、買ったことがなかったのに、婦人公論の読者対象になったんだなあと、複雑な気分の感動。婦人公論なんて、オバサンが読むものだと思っていたが、今そのオバサンになった。よく考えてみると、私はやっぱり、かなり変わっているかもしれ...久しぶりの雑誌

  • 昨年の夏の思い出

    昨年の夏の思い出帰国した時に、妻籠の山の上の寺の前にあった立て札。「何不足人は裸で生れたに」雑誌という雑誌にはしばらくお目にかかっていない。お土産に頂いた雑誌、婦人公論に作家佐藤愛子さん、86歳が、「欲望が涸れていくということは、らくになることなのだ。それと一緒に恨みつらみも嫉妬も心配も見栄も負けん気も、もろもろの情念が涸れていく」と書いておられた。好きだった牛肉も、おいしいとは感じなくなり、家族の者に”たまにはおいしいものを食べにいこう”といわれても、おいしいものは大根の味噌汁と、たきたてのホカホカご飯だという。ある人が「それではあんまり寂しすぎるわ」といったそうだ。それに対し「寂しい?当たり前のことだ。人生は寂しいものと決まっている。寂しくない方がおかしいのである。」と結んでおられた。写真のほんのりとした柔...昨年の夏の思い出

  • 「環境がわかる50話」を読んで

    「環境がわかる50話」を読んでこの本は、岩波ジュニア新書で大阪大学理学部卒業、リサイクル工学が専門の森住明弘氏によるものです。前回に引き続き、環境関連の本ですが、これは誰もが生活の中で出会うもの、空き缶、ゴミ、家庭排水、てんぷら油、エイズ、トイレットペーパーなどなど、家庭の主婦にぴったりの話題と、迷わず手にとり、図書館からの帰りの電車でかなり読みました。まず、一番感動したのは、牛乳パック回収運動をした故平井初美さんを訪ね、考え方を改めたところをまっすぐにお話している点でした。「“牛乳パックを回収して森林を守ろう”という主張を聞いたとき、学者は、いっている人の思いやおかれている状況を捨象して、理屈上成り立つか、効果があるかという観点で評価します。それで私は最初つまらなく思ったのです。しかし、彼女はそのことだけを訴...「環境がわかる50話」を読んで

  • 感動しない映画の不思議

    感動しない映画の不思議先日の日曜日、家族の者は家にあるDVD「硫黄島からの手紙」を見た。私は一度見たが、実はまったく感動しなかった。これをもう一度見るなどということはするつもりはない。私は岡野先生のブログへ行き、1時間半位“唯識”のあたりを読んで疲れて満足した。それで、どうも外国人ばかりがこの映画を特別扱いに、過大評価しているように思えるのだが。。。そう思うだけで他の人間の感想は聞いていない。ただ、あらかじめ言っておくと、感動しないからといって、悪いと言っているわけではない。感動する人がいればそれでいいと思う。しかし、いいとか悪いという意味とはまた違う。そして、その日からどうしてこの映画に感動しないのだろうか、考え続けてきた。考えたことをまとめるだけで、結論も何もないが。まず、見たときは、その映画の中にうまく入...感動しない映画の不思議

  • 出会いのストリーム

    出会いのストリーム先週の金曜日、小6の息子が「来週、日本人が学校に来るんだって。」という話から、詳細が何一つ分からない有様で、機嫌が悪くなっていた私。私:「来週のいつ?どんな人が来るの?何をしに?」息子:「来週の月曜日か、火曜日だって。なんか旅行に来る日本人が学校見たいらしいんだ。何ってよくわかんないよ。」と、まったく埒が明かなく、先生がまだよく分からなかったらしいからしょうがない。怒るのも我慢し、朝学校に電話をして聞いてみることにした。電話をして、全て明らかになった。息子には、学校から記念品を差し上げる時に、日本語で挨拶をさせたいのだそうだ。そこで、急いで簡単な挨拶用の日本語文を用意して、学校に持って行った。こちらの子供美術館と、日本の地方の美術館との交流がもう9年にも渡って行われており、その絵画展の準備にフ...出会いのストリーム

  • 57. 澱

    7月2日2009年57.澱ドアが開いて入ってきた者が、ある男に迫る病を告げる。様々なことの辻褄が簡単に合うが、それはもう5年も前から聞いている事実。発病が告げられても、その男に対する同情は深くは起こらない。世の中の不幸という不幸を背負いながらようやく歩く者達のことを思えば、、、たった一人住まいの不治の病を承知で、病と共にようやく生きている老人を思えば。。。この者が一体何をしたというのか。夫に家族にと、献身意外に。何をしたというのか。その見返りが、孤独と不治の病と死への恐れとは。話す相手も誰もいない老人の深い孤独を思えば、病を告げられたその男に対する思いは、彼の日常の些細な出来事と共に、沸き起こる優しさが相殺されてしまう。醜いことをすれば、自分に返り、自己の利のみ考える者には友もなく、優しい言葉や励ますということ...57.澱

  • 目を引いた諺2

    目を引いた諺2前回に続き、諺辞典を見ていたらやっぱり笑えるものがあった。1.「やっかいなことには、我々は女と一緒に暮らすこともできないし、女なしに暮らすこともできない。」ジョージ・ゴードン・バイロン(1788~1824)英国、詩人**これは男という男の気持ちじゃないかと、大笑いしてしまった。男爵の家に生まれ、ケンブリッジ大学に入るも放蕩の生活をしたらしい。ケンブリッジを止めてからの彼の同行も、あちこち世界中を旅をして、女性との浮名を流していたようだ。しょうがないねえ。自由な生きかたをした人間というと、抵抗があるから、”好きなように生きた人間”の一人と言おう。2.「家庭の主婦の仕事ほどシジフォスの刑罰によく似たものはあるまい。」シモーヌ・ド・ボーブォワール(1908~1986)仏、作家、哲学者**これも腹を抱えて...目を引いた諺2

  • 目を引いた諺

    目を引いた諺諺辞典を見ていたら、ドキリとする言葉に次々と出会った。1.「怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる。」ピタゴラス(前481~411頃)哲学者**全くそうだと、感慨深い。怒り虫の私。いい加減に怒るは止めようと、毎回思うだけは思う。2.「知識がなくて想像力をもっている人間は、足がないのに翼をもっているようなものだ。」ジューベール(1834-1900)政治家**この言葉。参りました。私です。どこから見ても私です。私は空を飛んでいる。3.「賢明な思考よりも、慎重な行動が重大である。」キケロ(前106~277頃)雄弁家**環境に関する本を読んでいたら、市民運動のリサーチ不足による愚かな活動があった。きりがないので、この位にします。目を引いた諺

  • マリンスノー

    マリンスノー海底4000mの闇の中で究極の美に出会う科学者闇の中には恐怖となるものはなかった究極の美は死の形究極の美は連鎖の証明ほんの僅かの人間にその姿を見せた闇の中に流れていたもの私たちは心の闇を照らす思いの力で暗闇を照らし出す歩かなければいけないから闇の中にあるものを信じきる力のみが可能にし信じて歩いた者のみが見せられるマリンスノーを見た男マリンスノー

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