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歌舞伎のレビュー・海外旅行記

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2009/05/27

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  • 八月花形歌舞伎 第三部

    初日ということで、先日海老蔵と結婚式を挙げた小林麻央さんが成田屋受付で挨拶をされていた。玄関を通して外から見えないこともないので、玄関前にカメラを構えたマスコミがたくさんいるなんて初めてのことだ。カメラを向ける礼儀を全く弁えていない観客がいるのが残念。演目は『東海道四谷怪談』で、海老蔵は民谷伊右衛門を演じる。お岩を苛める姿が何とも様になっているのは予想通りとして、クライマックスで怨霊に苛まれた弱った姿も上手い。何よりも、お岩・小平・与茂七の三役を演じた勘太郎の出来が素晴らしい。仕草・声・台詞回しが勘三郎そっくりになっていて、勘三郎が出演しているのかと勘違いするほどだった。髪梳きの場面など、女ならではの恨みがこもっていて、この芝居の恐ろしさが伝わってくる。勘太郎と海老蔵の2人が競い合い、いい芝居だった。↓の評価ボ...八月花形歌舞伎第三部

  • コクーン歌舞伎 佐倉義民傳

    歌舞伎座が閉場してからというもの、東京での歌舞伎上演の機会が減っていて、6月はこれのみ。今さらながら歌舞伎座の有り難味を実感している。この『佐倉義民傳』だが、歌舞伎と銘打ってはいるものの、いわゆる歌舞伎の様式美などとは全く違う芝居になっている。ケレン・見栄・殺陣といったものは一切ないといってよい。その代わりに、ラップを主体としたメッセージを強烈に発信することに主眼が置かれている。歌舞伎というものを枠にはめたくはないので、こういうものものっけから否定するつもりはない。要は、面白いかどうかである。ラップを何度も繰り返してテーマを伝えようという意図は分かるのだが、本来の『佐倉義民傳』の物語とテーマとのメッセージが完全に融合しきっていない印象を受けた。結局、宗吾の想いとやり方がどうだったのか?ラップの歌詞は、肯定してい...コクーン歌舞伎佐倉義民傳

  • 五月花形歌舞伎(夜の部) @ 新橋演舞場

    歌舞伎座の前を通りかかると、まだ建物は残っているものの、すっかり魂が抜けてしまった残骸のように感じた。閉場式の熱気から一週間しか経っていないのに…○熊谷陣屋苦手な芝居はどうしても駄目。ただ、染五郎を観ていて、はじめて幸四郎に似ていることを実感した。○うかれ坊主松緑の踊りの技術うんぬん以前に、真面目で無骨な印象のこの人に軽妙な所作は合わないような気がする。○助六由縁江戸桜助六は、自分がこの世で一番強くて女にモテると信じ切っている男なのだから、海老蔵にはぴったりであろう。もちろん、かっこよさも群を抜いているので、まさに当代の助六そのものであった。今回の公演では『水入り』までを演じる。白装束に身を包みざんばら髪で刀を持った助六が意休を待ち伏せする。意休を討った後、捕手に追われて本水を張った桶に身を隠すのが見どころ。助...五月花形歌舞伎(夜の部)@新橋演舞場

  • 西塘旅行記(4)

    橋の傍での演奏会。西塘Mar.20,2010<paramname="movie"value="https://www.youtube.com/v/rw-Lgl_v2Ro"/><paramname="wmode"value="transparent"/>↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!西塘旅行記(4)

  • 歌舞伎座 閉場式

    幸運にもチケットを入手できたので閉場式に足を運ぶ。歌舞伎座の外も内も写真を撮る人でいっぱい。1階の売店もほとんど撤退してしまいがらんとしているのが寂しい。何度も登った3階席への階段を一歩ずつ踏みしめる。16時に開幕。何ともいえない万感の思いで観る。ひっきりなしに掛け声が飛ぶ。これまで経験したことのない妙な雰囲気だった。『都風流』も『道成寺』も素晴らしかった。口上は芝翫・富十郎・藤十郎。新しい歌舞伎座の舞台にも立って欲しいが…幕間に歌舞伎座の歴史を紹介する映像が流される。昔の役者の映像にも掛け声が飛ぶ。最後は、役者・関係者などが舞台に勢ぞろいしての手締。歌舞伎座の舞台の奥行きに改めて驚かされる。現・歌舞伎座も60年で幕を閉じた。一方、役者のほうはといえば、60歳代はむしろ現役第一線で、今さらながら芸事の精進にかか...歌舞伎座閉場式

  • 西塘旅行記(3)

    狭い路地も水郷の特徴。すれ違うのも難しいほど。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!西塘旅行記(3)

  • 西塘旅行記(2)

    ある程度予想はしていたが、やはり観光客が多い。静かな水郷の雰囲気を味わうには、早朝に歩き回るしかない。2泊して正解だった。人気のない朝のひとときは素晴らしかった。朝食はワンタン(6元)や三鮮麺(10元)、豆花(湯豆腐のようなもの。4元)など種類も豊富、安くて美味。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!西塘旅行記(2)

  • 西塘旅行記(1)

    上海・江蘇省・浙江省には、水郷古鎮と呼ばれる古い街並みを残す村が点在する。その中のひとつ、西塘を旅行した。西塘は、MissionImpossibleIIIのロケ地となったこともあり有名な観光地となりつつある。それでも、まだ昔の暮らしを残しているという。上海南バスターミナルからバスで約1時間で、嘉善に到着。嘉善のバスターミナルで西塘行きのマイクロバスに乗り換えて、約15分ほどで西塘に到着する。10分ほど歩くと水郷に出る。水路が縦横に走り、建物が水路に面して建てられている。水路を往く船が物流の主役で、荷の積み下ろしに便利なように造られている。この地の利を生かして栄えた街だそうな。これらの建物は、現在は民宿として使われている。人気も高く、予約なしでは泊まれないことも考えられたので、予めメイルで問い合わせ、返事をくれた...西塘旅行記(1)

  • 御名残四月大歌舞伎(第三部)

    現・歌舞伎座での見物もいよいよ最後となった。たった17年のことだが、そこにあることが当たり前のように思っていた劇場がなくなることはやはり寂しい。3年後に完成するという新・歌舞伎座では、どのような空間が展開されることだろうか?○実録先代萩芝翫を中心に据えて孫と共演させるための一幕か。子別れなのに、子役の演技で笑いが起きるのは、観客の感性が変化した故か、それとも子役の演技の故か。○助六由縁江戸桜現・歌舞伎座の最後を飾るに相応しい、豪華この上ない一幕。まずもって、玉三郎の揚巻が素晴らしい。むしろ雄々しいほどの豪華な美しさ。あまりに凄すぎて、福助はじめ他の女形が全く目立たない。特に福助は、来月は揚巻を演るはずなのに…立役に比べて、女役の次代が心配になる。團十郎の助六は円熟している。が、若々しい勢いにはやや欠けるか。その...御名残四月大歌舞伎(第三部)

  • 御名残三月大歌舞伎(第二部)

    いよいよ残り二ヶ月。来月の切符を手に入れられないと、最後の見物になるかもしれないと思い至り、万感。○菅原伝授手習鑑筆法伝授仁左衛門が演ずる菅丞相の威厳・高潔さが別格。他の芝居の『高貴な人物』とも違う独特のものがある。東蔵の存在感も素晴らしかった。○弁天娘女男白浪何度この芝居を観たことだろうか、今回は集大成といったところ。弁天小僧だけでなく、吉右衛門の南郷力丸もかっこいい。それでいて、この2人が悪党であることを感じさせるのもよい。その他、脇役にいたるまで、舞台上の人物が全て気と間を揃えているので、素晴らしい舞台空間となっていた。ただ、日本駄右衛門の幸四郎だけが、何か合っていない。なぜか分からないけど違和感を覚えた。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!御名残三月大歌舞伎(第二部)

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