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経済なんでも研究会 https://economy33.blog.fc2.com/

経済問題の分析、解説。特に政府の政策に対する批判。いくつかの大学で教科書代わりに利用されています。

最近の例では、1000円高速料金やエコポイントへの批判。景気回復の芽をいち早く探し出しています。またアメリカのGMやクライスラーが破産法の申請しか可能性がないことも、数か月前から予想しています。 原則として祝日以外は、記事を更新。株価の上昇、下落も毎日予想しています。これまで3年間の騰落予想では、勝率が約7割。証券マンの読者も少なくありません。

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2009/05/24

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  • 再稼働しなければ 安全なのか? : 敦賀原発2号機

    ◇ 廃炉は誰が決めるのか = 原子力規制委員会は28日、日本原子力発電の敦賀原発2号機について「再稼働を認めないこと」を決めた。原子炉の直下に「活断層が存在する疑いを否定できない」というのが、不合格と判定した理由。規制委員会が再稼働にノーの決定を下したのは、初めてのことだ。原電側は「追加の調査を行い、再び再稼働を申請する」方針だが、それには数年を要し、しかも承認される可能性はきわめて小さい。日本原子力...

  • 絶好調 ⇒ 慎重 : 企業の業績

    ◇ 米景気と円高の行く方が不安材料 = 日経新聞は東証プライム上場1082社の4-6月期決算を集計した。それによると、純利益は前年比9.7%の増加。36業種中27業種が増益となった。まだ絶好調が続いていると言ってもいい。特に非製造業は12.6%と2ケタの伸び。インバウンドの増加にも助けられ、7割の業種が増益を記録した。製造業は6.6%の増益となっている。ところが25年3月期の予想になると、企業は一転して慎重な姿勢に。上場10...

  • なんてこった! 雇用統計の怪

    ◇ 文句も言えないパウエルFRB議長 = パウエルFRB議長は先週23日、ジャクソン・ホールで講演「政策を調整すべきときが来た」と述べ、9月の利下げを明確に“予言”した。こんなことは、きわめて珍しい。市場は大歓迎だが、その日のダウ平均株価は462ドルしか上がらなかった。市場はすでに十分に織り込んでいたからである。物価の上昇が鈍化しただけでなく、9月の利下げが確実だという新たな心証も出現した。それは・・・。米労働省...

  • 今週のポイント

    ◇ 絵に描いたような「行って来い」 = ダウ平均は先週515ドルの値上がり。終り値は4万1175ドルで、7月17日に付けた史上最高値まであと23ドルに接近した。特に金曜日には、パウエルFRB議長がジャクソン・ホール会議で講演「政策を調整すべきときが来た」と9月の利下げを“予告”したため、500ドル近く上昇した。FRB議長がこれだけはっきり政策変更を明示することは、きわめて珍しい。株価は今週も上げて、最高値を更新する可能性が...

  • 国家公務員離れが 深刻に

    ◇ 技術系は採用予定数に達せず = 国家公務員になりたい人が、どんどん減っている。人事院が発表した24年度の国家公務員一般職の合格者は7557人。申込者は2万4240人で、前年より7.9%も減少した。このため倍率は3.2倍、4年連続で最低を更新している。特に技術系は1482人の合格者、採用予定数に達しなかった。人事院では「人手不足の影響で、民間との競合が激化したため」と分析している。国家公務員は、大きく総合職と一般職に分...

  • 見え隠れする“軟着陸” : アメリカ経済

    ◇ 9月18日まで波乱含み = ニューヨーク株式市場が、主要な経済指標の発表に異常なほど過敏になっている。たとえば7月の雇用統計が予想を大幅に下回る内容になると、ダウ平均株価は大きく下げた。景気の先行きに対する不安が、急激に増大したためである。その後7月の消費者物価が落ち着き、小売り売上高の堅調が伝わると、株価は大きく上げた。景気不安が消えて、経済の“軟着陸”に対する期待が急速に高まったためである。景気の...

  • なかなかやるじゃん! ハリス候補

    ◇ 経済政策でトランプ氏と真っ向対決 = 米民主党のカマラ・ハリス大統領候補は16日、南部の激戦区ノースカロライナ州で演説。初めて経済政策の概要を発表した。ハリス氏は「生活コストを引き下げ、経済を安定させることを最重点課題とする」と述べ、具体的には住宅と食料品の価格抑制と中間所得層への支援拡大を2本柱に据えている。いま国民の不満は物価高に集中しており、ハリス経済政策はその不満解消を目指した内容となって...

  • 今週のポイント

    ◇ 急落した分をほぼ取り戻す = ダウ平均は先週1162ドルの大幅な値上がり。終り値は4万0660ドルにまで回復した。7月の卸売物価と消費者物価の上昇率がともに予想を下回り、小売り売上高が堅調。これでインフレは収まり、景気は底堅いという見方が広まり、株価も上昇した。ダウ平均は1-5日に計2140ドルも急落したが、6-16日で計1957ドル上昇。下落分の91.4%を取り戻したことになる。日経平均は先週3038円の大幅な値上がり。週...

  • 岸田文雄氏の 1046日

    ◇ 少子化とエネルギー政策に無力 = 内閣府は15日、ことし4-6月期のGDP速報を発表した。それによると、年率に換算した実質成長率は3.1%で2四半期ぶりにプラスとなった。各項目の増加率を年率でみると、個人消費が4.1%増と5四半期ぶりに大きく伸びた。企業の設備投資も3.6%の増加、輸出も5.9%の増加だった。個人消費は自動車メーカーの品質管理不正問題が一巡したことから、車の購入が大きく伸びている。名目GDPは年率換算で...

  • 岸田首相の判断は 正しいのか?

    ◇ 辞めても自民党は変わらない = 岸田首相は14日、官邸で記者会見し「9月の総裁選挙には出馬しない」と表明した。永田町には衝撃が走ったが、一般には「やっぱり」といった感じでクールに受け止められたようだ。出馬しない理由について、岸田首相は「自民党が変わることを示す最も判りやすい最初の一歩は、私が身を引くことだ」と説明した。だが首相が身を引くことで、はたして自民党が変わることになるのだろうか。自民党が抱...

  • 日銀が失敗した 本当の理由

    ◇ 利上げの理由をはっきり説明しなかった = 日銀が政策金利の0.25%引き上げを決めたのは7月31日のこと。そのあくる日の8月1日から5日までの3営業日だけで、日経平均は計7643円も下落した。特に5日には4451円も下げて、世界中を驚かせた。アメリカの景気不安という要因もあったが、株価を暴落させた主因はやはり日銀の利上げ。結果から判断する限り、日銀は失敗したと言われても仕方がない。だが失敗の理由は利上げしたことでは...

  • 今週のポイント

    ◇ 歴史に残る大荒れの1週間 = 日経平均は先週885円の値下がり。終り値は3万5000円台をなんとか維持した。これだけ見れば、別になんということもない。だが、この1週間は間違いなく歴史に残る大荒れの5日間だった。まず月曜日は4451円と史上最大の下げ、そして火曜日は3217円と史上最大の上げ。水曜日以降は振幅を縮めているが、それでも日中の値幅は1000円を超えている。大荒れとなった原因は、アメリカの景気不安と急激な円高...

  • がっかり 「実質賃金がプラスに」

    ◇ このままでは“好循環”は始まらない = 「実質賃金、2年3か月ぶりに増加」という新聞の大見出しを見たとき、とうとうアレが始まったかと感動さえした。アレというのは、実質賃金増→消費増→企業の利益増→賃金増。岸田首相がよく口にする経済の“好循環”である。ところが記事を読んでみると、こんな感動は吹き飛んでしまった。実質賃金プラスは6月だけの特別な現象で、7月からはまたマイナスの状態が続くらしい。厚生労働省が発表...

  • 移民と経済が弱点 : ハリス候補 (下)

    ◇ もしかすると失言で勝負が決まるかも = ハリス氏にとって、最も悩ましいのは移民問題だろう。バイデン政権の副大統領として移民問題を担当したが、成果はほとんどなし。民主党の公約である「合法的な移民の拡大」だけを言い続けた。対するトランプ氏は「大統領になったら、直ちに移民の流入をストップする」と厳しい姿勢。アメリカでも国民の移民に対する姿勢は二分しており、自身が移民2世である彼女の立場は微妙。トランプ...

  • 移民と経済が弱点 : ハリス候補 (上)

    ◇ “またトラ”を阻止できるのか? = ハリス副大統領とトランプ前大統領の一騎討ちとなった。世論調査だと、両者の支持率はほぼ伯仲。たとえばリアル・クリア・ポリティックスの調査だとトランプ氏が48%、ハリス氏が46%。FOXニュースだと、49%対49%の同率となっている。外交でも内政でも、この2人の政策は全く違う。したがって、どちらが勝利するかによって、世界に与える影響も大きく異なってくる。バイデン大統領の撤退...

  • 4重苦に見舞われた 日本株

    ◇ 円高の影響は複雑多岐 = 日経平均は5日、史上最大の下落を記録した。東京株式市場が、4つの売り圧力に見舞われたからである。1つ目はアメリカの景気不安。FRBによる9月の利下げが確定的となったとたん、皮肉にも景気の先行きに黄信号が灯ってしまった。業績判断指数が急落したり、雇用統計が予想以上に悪化したためである。市場では「利下げが遅すぎる」という声さえ出始めた。このためニューヨーク市場の株価が下落、これが...

  • 今週のポイント

    ◇ NYはまだ軽症、東京はやや重症 = ダウ平均は先週852ドルの値下がり。特に木・金曜日には、景気の鈍化を示す指標の発表を受けて大幅に下落した。たとえば7月の雇用統計では、非農業雇用者の増加数が11万4000人にまで急減。失業率も4.3%に上昇した。このため景気の動向に対する不安が一気に増大、株価を押し下げた。市場では「株価は下降局面に入った」という声も聞かれるが、終り値はまだ4万ドルをわずかに割り込んだだけ。現...

  • 3年ぶりに延びた 平均寿命

    ◇ コロナの影響は意外に大きかった! = 厚生労働省が発表した23年の簡易生命表によると、日本人の平均寿命が3年ぶりに前年を上回った。女性は87.14歳で、前年比0.05歳の増加。男性は81.09歳で0.04歳の増加だった。男女ともに平均寿命が延びたのは、20年以来3年ぶりのこと。21年と22年は新型コロナの影響で死亡者が増加、平年寿命は短縮していた。コロナの影響は、意外に大きかったことが判る。国際比較でみると、女性は世界1位...

  • 「?」が多すぎる 日銀の言動

    ◇ ようやく0.25%の利上げを決断したが・・・ = 日銀は31日の金融政策決定会合で、国債買い入れ額の縮小計画と政策金利の0.25%引き上げを決定した。日銀はこれまで毎月6兆円ほどの国債を市場から買い入れてきたが、これを26年1-3月期には3兆円にまで減額する。量的緩和政策の縮小に踏み切るわけだ。また政策金利も現在の0%から0.25%に引き上げる。ようやく本格的な引き締め政策に、一歩を踏み出す。だが日銀の言動には、疑...

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