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元総務&法務担当の部屋 http://hitorihoumu.blog47.fc2.com/

ある企業で約十数年間、法務担当(+α)として仕事した後、財務・経理部門の責任者を経て、今では中国法人のコーポレート責任者として仕事をしています。

hitorihoumu
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港区
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越谷市
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2009/05/20

  • 移転価格税制:特殊要因分析は「業界共通の要因」や「金額の算定が困難な要因」は認めてくれない

    皆さま、移転価格税制に対する備えはいかがでしょうか?当社がローカルファイルの作成を依頼している中国における移転価格調査に関するコンサルに聞いたところ、特殊要因分析にて、無理くり、自社の低い利益水準率は妥当というローカルファイルを作成しても、自社だけでなく業界に共通する要因(例えば、為替レートの変動、人件費の高騰、材料コストの高騰等)や金額の測定が困難な要因については、税務調査官も利益率が低い特殊要...

  • 中国で統括会社を設ける場合の節税メリット(当局に節税を否認されるリスクに留意)

    1.太陽グラントソントンが発行する「中国会計・税務実務ニュースレター」私が毎週末に巡回しているブログやニュースレターは複数ありますが、その中の一つが、グローバルに会計監査、税務等の各種コンサルティングサービスを提供している太陽グラントソントングループが配信している以下の各種ニュースレターです。その中でも、中国に駐在している現在において、「中国会計・税務実務ニュースレター」にはタイムリーな情報提供が...

  • 中国におけるオフィスの分公司登記 厳格化(社会保険の観点からの要請) 他

    1.中国におけるオフィスの分公司登記 厳格化(社会保険の観点からの要請)中国で事業を展開している会社の中には、中国各地に複数のオフィスを設けていて、一部のオフィスについては、「分公司(日本でいう支店の)」の登記をせずに、事務所だけ借りて営業活動をしているケースが多々あるかと思います。なお、本来、駐在員事務所ではなく、営業活動を行う事務所を設ける場合は「分公司」登記を行い、当該分公司の名義で現地の行...

  • 「税務は伝え方が100割(雑誌:税務広報11月号の特集)

    今般は、普段、定期購読はしていませんが、特集が面白そうだった雑誌の「税務広報11月号」を読んでみました。その特集とは「税務は伝え方が100割」です。本誌(P11)に記載されている上記特集の内容と目次を抜粋して掲載させて頂きます。目次を見ただけで、興味深いワードが並んでいてワクワクしてきますね[本書特集 冒頭の導入文章(抜粋)]税制改正は小粒だ。税務の知識はバッチリ。会計ソフトもミスを防いでくれる・・・。ここ...

  • 移転価格税制対応のキモは「文書作成」ではなく「社内体制の整備」にあり 他

    1.移転価格税制対応の胆は、文書作成ではなく社内体制の整備にあり今般は、「改訂版 移転価格対応に失敗したくない人が最初に読む本(2022/8/12出版)(押方 新一 (著))」という本を読んでみました。私が約1年前まで、日本本社の財務経理部門で仕事をしていた際も移転価格税制対応に関わる機会はありましたが、現在、海外法人のコーポレート責任者として異動してきた後も、当然のことながら移転価格税制からは逃げられない為、...

  • 海外療養費制度ではカバーされない部分に注意!

    1.海外で歯科治療を受けました私は今年の1月から中国上海に駐在していますが、4月から5月までの上海ロックダウンの時、日本での歯科治療で詰めていた銀歯が取れました。1つの銀歯が取れると、かみ合わせのバランスがおかしくなるのか、次々と銀歯が取れ始め、ロックダウン中に全部で4つの銀歯が取れてしまいました・・。それにしても銀歯大杉・・。小さい時の歯磨き嫌いを今になって後悔しました・・。ロックダウン解消後も歯医...

  • 中国での印紙税法の施行(ちゃんと納税出来ていますか?)

    1.中国での印紙税法の施行(ちゃんと納税出来ていますか?)2022年7月1日より、中国における印紙税について定めた従来の「印紙税暫定条例」に替わる法令として、「中華人民共和国印紙税法」(以下、印紙税法)が施行されました。新しい印紙税法の概要については、以下のサイトが参考になります。・PWCのニュースレター 変更となった点の解説に加えて、気になる留意点等について解説されています。https://www.pwc.com/jp/ja/kno...

  • 仕入と販売通貨が同じ外貨の取引でも為替変動を受ける3つのケース

    外貨建取引の経験が無い営業担当の方等と会話していますと、仕入と販売通貨が同じ外貨(例えば、仕入通貨も販売通貨もUSD)の取引の場合、為替リスクは「ゼロ」と認識している人がいます。その度に、そんなことは無いよと教えてあげているのですが、同様の勘違いをされている方がいるかもしれないので、どこかの誰かの参考の為と、又、自分の頭の整理の為に、本記事に書き留めておこうと思います。1.換算レート(計上レート)に...

  • 開示検査事例集(令和3事務年度)を読んで(反面教師とする為に)

    1.開示検査事例集(令和3事務年度)を読んで(反面教師とする為に)今般は、証券取引等監視委員会のHPに掲載されている「開示検査事例集(令和3事務年度)」を読んでみました。[上記HPのURL]https://www.fsa.go.jp/sesc/jirei/kaiji/20220831-1.html上記事例集は、粉飾決算等の有価証券報告書の虚偽記載等、上場会社による開示規制違反に関するその違反の手法、背景・原因等を解説した事例集(令和3年改訂版)となります。事例...

  • 取引基本契約書(目の前の取引が問題無ければ不利な条文の修正は不要か?)

    1.取引基本契約書(目の前の取引が問題無ければ不利な条文の修正は不要か?)今年から、中国現地法人にコーポレート責任者として出向してきまして、今では契約法務担当の管理者という立場にも従事しています。今回は、仕事をしていて気になった契約法務ネタを書いてみようと思います。テーマは、「目の前の取引が問題無ければ不利な条文の修正は不要か?」です。取引基本契約書は、これから取引を開始する際に締結されることが一...

  • 書籍:「経理になった君たちへ」を読んで

    今般、Twitter等でちょいちょい目にすることの多かった「経理になった君たちへ―ストーリー形式で楽しくわかる!仕事の全体像/必須スキル/キャリアパス(白井 敬祐氏(著作))」という本を読んでみました。著者は「公認会計士YouTuberくろい」こと白井敬祐氏です。私は約十数年間、法務担当として従事した後、財務・経理部門の責任者を経て、今では中国法人のコーポレート責任者として経理を含めたコーポレート全般を見る仕事を...

  • 「何かあれば裁判で勝てますので、大丈夫です!」は考えが甘い!

    今般は、「中国工場トラブル回避術 原因の9割は日本人(小田 淳)」という本を読んでみました。[内容説明]元ソニー設計者が伝授!絶対に不良を出さないノウハウ。「突然の不良発生、材料が勝手に変わってた」「はるばる出掛けて、成果物はスケッチ1枚だけ」こんなトラブルを防ぐポイントを徹底解説![目次]第1章 注意すべき日本人と中国人の根本的違い第2章 トラブルと不良品をなくす3つのアプローチ第3章 わだかまりをな...

  • 中国法人同士の仲裁合意では、中国外の国の仲裁機関は選択不可(その2。貴社の雛形契約書、大丈夫ですか?)

    1.中国法人同士の仲裁合意では、中国外の国の仲裁機関は選択不可(その2。貴社の雛形契約書、大丈夫ですか?)「外国仲裁」「無効」「中国」のキーワードでググってみたら、本ブログに今回と同様のテーマに関する記事を2018年7月19日にもUPしていることに気づきましたが、途中まで書き上げたので気にせずに記載をしますが、中国法人同士の当事者が、契約書に「紛争の解決方法」として海外での仲裁合意(例えば、日本国東京にて...

  • 外出先でのPC作業用にモバイルモニターを買ってみました

    外出先でのPC作業用にモバイルモニターを買ってみました今、会社でPC作業をする際は、ノートパソコンに外付けモニターを接続して、デュアルディスプレイで仕事をしています。平日で仕事が終わらず、休日に仕事をすることもあるのですが、家だとついつい、怠けてしまって仕事が思うように進まない為、上海のロックダウンが明けた最近では喫茶店等で仕事をすることが良くあります。その際、これまでは、下記のWindowsの機能を使って...

  • (EY主催)中国移転価格 利益水準モニタリングシステムによる移転価格調査の強化についてのオンラインセミナーに参加して 他

    1. EYの中国移転価格に関するセミナーに参加しました2022年6月13日(月)にオンラインで開催されたEY中国主催の下記セミナーに参加しました。[テーマ]中国移転価格 利益水準モニタリングシステムによる移転価格調査の強化[講義内容]1.ゼロコロナ政策下における中国税務局の移転価格調査の強化2.多国籍企業利益水準モニタリングシステムとは何か3.利益水準モニタリングシステム構築の背景および税務局の意図4.利益水準モ...

  • 1.6月1日からロックダウンが解除されました、2.「目的」と「手段」を履き違えてはいけない話(ワークフロー化等)

    1.6月1日からロックダウンが解除されました2022年6月1日に、私が居住する中国上海市内のロックダウンが解除されました。一部、高リスクと指定された地域や、陽性者が発見されたマンションや団地では継続的に封鎖が行われています。しかし、私の居住地域を含む市内の多くの地域では、街中を自由に歩くことが出来ますし、72時間以内のPCR検査証明があれば、電車、バス、公共交通機関に乗れるようになりました。まだ店内での飲食は...

  • 1.ロックダウンされて2か月が経過しようとしている件、2.「超・箇条書(杉野 幹人氏著作)」を読んでみました

    1.ロックダウンされてからそろそろ2か月超に入ろうとしています・・2022年4月1日に私が住む上海市浦西区がロックダウンされてから、そろそろ2か月が経過しようとしています。4月1日以降、未だ、私はマンションの敷地外から出られません・・。敷地内の遊歩道を散歩できるだけで、門からは出られません。上海市は5月17日にゼロコロナ達成宣言を出したと、Yahoo ニュースにも出ていましたが、「ゼロコロナ」の定義を緩めただけで、...

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