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癒しのエピソード http://blog.livedoor.jp/angel0425/

湯灌師の経験を通して感じた心温まるエピソード・悲しいエピソード・・いろいろな人間模様を綴っています。

『死』を考えることは同時に『生』をかんがえることでもあります。一人でも多くの方が私の経験を通して『死』についてほんの少しでも良い。考えてみてください。

エンゼル
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住所
岡崎市
出身
愛知県
ブログ村参加

2009/05/16

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  • 家族葬

    70歳のお母さんが亡くなりました。食道癌です。でも、その姿は痩せてしまったけれどとても穏やかなお顔をしておられました。喪主である息子さんが葬儀の打ち合わせをしています。その傍らで私はお母さんのお体を拭きます。息子さんは床屋さんだそうです。お顔を剃るの

  • 明日

    一人暮らしの60歳の男性は自宅で亡くなりました。孤独死です。しかし、真面目な男性は仕事を一度も休んだことがなく、職場の人たちとの人間関係も上手く培っていたようです。その男性が初めて無断欠勤をしました。何の連絡もなしに休むなんて職場の人たちも不信に思い

  • 恩返し

    おじいさんが亡くなりました。側にはおばあさんが寄り添って座っていますおばあさんと一緒に温かいタオルでお身体を拭いて差し上げます。すると、おばあさんがポツリポツリとおじいさんのお話を始めました。おじいさんが入院しておばあさんは一日も欠かすことなく病院に

  • 想い

    100歳のおばあちゃんは自宅で看取られました。おばあちゃんの寝ているお部屋には2枚の遺影写真が飾られていました。一人は紋付きを着た若者。もう一人は年老いた老人。若者はおばあちゃんのご主人だそうです。結婚してすぐに戦争に駆り出されそのまま帰らぬ人となったので

  • ご両親

    20歳の青年は消えてなくなりたかったのかもしれません。跡形もなく・・・・青年は列車に身体を引きちぎられました。飛び込み自殺です。お顔だけは残っているのできれいにしてあげて下さいとのご依頼です。青年は納体袋に包まれ、お顔の部分だけが袋が開けられている状

  • 模索

    13歳の少女が突然亡くなりました。中学校に入学したばかりです。お宅に伺うと子供部屋に横たわる少女の周りには祖父母、ご両親、兄弟、そして親族や両親のお友達と数えきれないほどの人が集まっていました。少女は皆に愛されていました。着替えをするために柄浴衣を脱が

  • 静かな愛

    「生まれ変わってもまたおじいさんと一緒になりたい。」おばあさんの言葉です。96歳のおじいさんは仏様のようなお顔で眠っていました。髪の毛のない頭に切れ長の閉じた目、厚い唇はしっかりと閉じ凛とした姿で眠っていました。側には94歳のおばあさんがいます。歩くのも

  • 壮絶な1年

    彼女にとってこの1年は壮絶な1年であったに違いありません。63歳の奥様は元気だった頃の見る影もなく痩せこけていました。落ち込んだ眼は開き、頬は大きな穴が出来る程に窪んでいます。痩せてしまったお顔には歯だけが異様に飛び出して見えます。布団の上一面に元気だっ

  • いつもと同じ

    いつもと同じ朝でした。いつもと同じようにご主人を送り出し、いつもと同じように家事をして、いつもと同じようにご主人の帰りを待っていました。でも、帰ってきたのは二度と笑う事のないご主人でした。二度と会話を交わすことも出来ない、二度と目を開ける事もないご主人

  • 大往生

    皆さんは「大往生」と言う言葉からどんな「死」を想像しますか?100歳まで生きた死。長生きをして安らかに亡くなった死。67歳のご主人がお亡くなりになりました。60代と言えばまだまだ早すぎる死です。奥様と娘さんがバタバタと忙しそうにご主人の側を動き回っていまし

  • 難病

    82歳のお母さんは首を大きく反り口を開けて横たわっていました。着ているパジャマを脱がせ、お身体を拭いていきます。ご家族に一緒にお身体を拭くかお尋ねします。たくさんいらっしゃる親族の方々、皆さんが首を横に振ります。私が皆さんの前で、温かいタオルでお身体を拭

  • 寿命

    10月初旬、朝晩ひんやりするほど涼しくなりました。しかし、昼間はまだまだ汗ばむ陽気が続きます。それでも、真夏を思えば随分過ごしやすくなりました。外での作業も精が出ます。その油断がいけなかったのかもしれません。62歳のご主人は熱中症でお亡くなりになりました

  • 拒食症

    お顔のハンカチをめくると、ぎょっとしました。49歳という若さでお亡くなりになった女性は、まるでミイラのように痩せこけていました。肌は黒ずみ、落ち込んだ眼は開いています。濁った眼球がこちらを悲しそうに見ています。痩せてしまったために歯は大きく前に突き出し、

  • 初めて

    この仕事をしていると、「もう長い事、この仕事をしているの?」とよく聞かれます。思い返せば、この仕事を始めてすでに19年が経とうとしています。あっと言う間の時間でした。初めてご遺体を目にした時、『死んだ人』と言う先入観で覚悟を持って見た事を覚えています。

  • 拒食症

    お顔のハンカチをめくると、ぎょっとしました。49歳という若さでお亡くなりになった女性は、まるでミイラのように痩せこけていました。肌は黒ずみ、落ち込んだ眼は開いています。濁った眼球がこちらを悲しそうに見ています。痩せてしまったために歯は大きく前に突き出し、

  • 96歳のおばあさんはご自宅の介護ベッドに横たわっていました。その傍らには二人の息子さんが悲しみに暮れながら寄り添っています。息子さんと言ってもすでに高齢になっています。ご挨拶の後、着せて差し上げたい物を確認すると、奥のお部屋に行き、何やら探しています。

  • 生きる

    94歳のおじいさんの前歯は全て揃っていました。しかし、下の歯が全て抜け落ちているので口を開けて眠っているようでした。おじいさんの周りには、息子さん夫婦、お孫さん夫婦、それとひ孫たち。たくさんの親族がおじいさんを囲って、思い思いの思い出話をしていました。皆

  • ケンちゃん

    14歳のケンちゃんは、年齢よりもかなり小さな身体でした。額には紫色のうっ血痕と切り傷が残っています。お母さんは何度も何度も「ごめんね。ケンちゃんごめんね。」と呟きながら泣いています。お父さんは、お母さんを労わるようにお母さんの背中をただたださすっています

  • 自死

    20代の若者は自ら命を絶ちました。ビルの上階から飛び降りたようです。ビルとビルの間に倒れていたそうです。ご家族は取り乱していました。泣き崩れる方、呆然とする方、それぞれが死を受け入れられずに取り乱していました。血だらけで納体袋に入れられた彼を、少しでも早

  • 決断

    60代の女性は、目を疑うくらいに傷ついていました。事故ではありません。病死されたのですが、これほどまでに可哀そうなお姿はあまり見たことがありません。お顔は腫れあがり、赤黒く変色しています。お顔のあちこちに擦り傷のような傷がたくさんあり、皮膚がめくれてしま

  • 感謝の気持ち

    おばあさんは亡くなったおじいさんの傍で椅子に座って、じっとおじいさんのお顔を見つめていました。そのお顔はとても淋しそうです。静まり返ったお部屋にはおじいさんとおばあさんだけです。おしゃれで月に何度も床屋に行くというおじいさんの為に、シャンプーの付いたコ

  • 身寄りのないおじいさん

    70代のおじいさんは、死後1週間程経って発見されました。そのご遺体は警察へ運ばれ検視の上、納体袋に入れられて裸のまま返されました。おじいさんには身寄りがありません。発見された経緯もわかりませんが、ご遺体はかなり傷んでいました。横を向いて亡くなっていたので

  • 明日

    47歳のお母さんは静かに眠っていました。ご家族は取り乱すこともなく落ち着いてはいますが、悲しみは込み上げて来るようです。彼女はくも膜下出血で倒れたそうです。口の横にはカサブタになった傷があります。倒れてすぐになくなったのではなさそうです。暫く口にチュー

  • 恩返し

    「おとうさん~、きれいにしてもらって嬉しいね~。」奥様は優しくご主人に話しかけています。ご主人は10年も寝たきりだったそうです。脳梗塞で倒れ、最初は半身麻痺だったそうですが、次第に動けなくなり、寝たきりになり、とうとう最後の3年ほどは話すことも出来なく

  • 不思議な絆

    おじいさんはパーキンソン病を患い、10年以上、病と闘いました。通常、パーキンソン病を患うと、10年以上も生きられないそうです。しかし、おじいさんは何故10年以上も生きられたのか解明したいという事で解剖をされました。難病に苦しみ、死しても尚、未来の医療の発展を

  • 土に還る

    独り暮らしのおじいさんは、庭で倒れて3日以上発見されませんでした。納体袋に納まり、異臭を放つご遺体から少し離れて息子さんや娘さんが心配そうにご覧になっています。作業が始まると、襖を閉めてお待ちになっていました。泥だらけのご遺体を袋から出し、傷の状態を確

  • 命の炎

    我が家にはもう1匹、病気の仔猫がいます。犬の散歩中、暗闇の中で目やにで目が開かない状態で座っていた白い仔猫です。夜が明けるとカラスに襲われてしまうかもしれない。そんな不安から拾ってきました。『せせりちゃん』と名付け、目やにもきれいに治ると青い目の可愛い

  • 親に捨てられた仔猫

    自宅の庭で、野良猫が赤ちゃんを産みました。出産から10日程経った頃、母猫は仔猫を1匹ずつくわえて引っ越しを始めました。1匹、2匹と運んでいきます。ところが、最後の1匹はいつまで経っても連れに来ません。夕方になっても1匹の仔猫は残されたままです。丸1日経つと、

  • 病は気から

    施設で亡くなったおじいさんは、ご家族との面会が唯一の楽しみでした。新型コロナウィルスが蔓延し、施設での面会が出来なくなったのは3か月前の事でした。ご家族が最後におじいさんに面会をした時、おじいさんは嬉しそうな笑顔を浮かべて、手を振ってご家族と別れました。

  • 地獄の沙汰も金次第

    『地獄の沙汰も金次第』と言う言葉を聞いたことがありますか?誰もが耳にしたことのある言葉だと思います。でも、この「金」はお金ではないのです。お鈴の音のことなのです。人が亡くなると、7日ごとにお参りをします。それは閻魔様の裁判が行われる日だそうです。人間

  • 死の真相

    真冬の早朝、ゆっくりと夜が明ける頃の事でした。薄暗闇の中で、おばあさんは帰らぬ人となりました。早朝6時頃、毎朝の日課である散歩に出かけました。いつもなら帰ってくる時間になってもおばあさんは帰って来ません。おじいさんは心配になり、いつもの散歩コースを迎

  • 本能

    人は死を迎える時、その時がわかるのでしょうか?人が死を迎える時、時にいつもと違う行動をとる事があります。90歳を超えたおばあちゃんは、2週間くらい前からご飯が食べられなくなりました。食べようとしても、一口、口に入れると食べたくなってしまったそうです。延

  • 愛犬

    飼い犬は飼い主より先に死ぬと、飼い主が亡くなった時には電光石火のごとく暗闇の中を走り抜けて飼い主を迎えに来るそうです。そして、迷わない様にちゃんと導いて行ってくれるそうです。おばあさんの納棺が済むと、ご家族が納棺品を入れて下さいます。納棺品の中には犬

  • 突然の死

    56歳のお母さんは突然の死を迎えました。娘さんはお母さんの死を受け入れられずにいました。持病もなく、元気だったお母さんが突然、死んでしまったのです。救急隊が駆け付けた時には、蘇生の可能性がなく、警察が検視に入りました。でも、死因はわからなかったのです。

  • 人生100年

    人生100年時代と言われる昨今です。90歳のおじいちゃんのお世話をさせて頂いた時のお話です。おじいさんは数年前に脳梗塞で倒れ、その後は寝たきりになってしまいました。リハビリが上手くいかなかったのか、手足は麻痺して全く動きません。両腕は曲がったまま、両足も

  • 遺影写真

    私が作業をしている傍らで、息子さん夫婦と葬儀屋さんが遺影写真の打ち合わせをしていました。息子さんが提案するお写真にお嫁さんは首を横に振ります。「写りは良いし、良い笑顔をしているけれど・・・この頃のお母さんは怖かったから・・・この写真を見ると思い出してし

  • ししゃもちゃん

    1ヶ月ほど前、3匹の仔猫を保護しました。雨上がりの朝、公園の生け垣の根元でびしょびしょに濡れて大きな声で泣いていました。兄弟であろう仔猫たちですが、1匹は他の仔猫に比べて明らかに小さく、半分くらいの大きさしかありません。哺乳瓶でミルクを飲ませ、世話を始め

  • ラブレター

    棺の中で眠る101歳のおばあちゃんは、たくさんの手紙を抱えていました。その手紙は白い封筒が黄色く色褪せ、文字は続け文字で読めないような達筆です。おばあちゃんにとってのラブレターだったのです。おばあちゃんのご主人は戦死しました。その時、おばあちゃんのお腹に

  • かわいそうなおばあさん

    人の亡くなり方は色々です。病と闘い病院で亡くなる方。自宅で介護を受けながら自然になくなる方。突然の死で眠りから覚めないまま旅立つ方。事故や自殺で命を落とす方。私は色々な方々と関わり合い、最期のお手伝いをさせて頂いて来ました。しかし、先日、とてもかわい

  • 毎日やる事

    皆さんは、毎日必ずやる事ってありますか?毎日、顔を洗う。毎日お風呂に入る。毎日ご飯を食べる。毎日必ずやる事ってたくさんありますよね。私は毎日、必ず神棚に手を合わせます。お水とお米、お塩を替えて、手を合わせて、神様にお礼を言います。「毎日、仕事をあり

  • 意地悪ばあさん

    亡くなったおじいさんは、いつもにこにこしていて、人に親切で仏様のような人だったそうです。残されたおばあさんは、根性が悪く意地悪ばあさんと言われているというのです。それを、おばあさんの目の前で、親族の方々が笑いながらおっしゃいます。おばあさんは、悲しみを

  • 最高の親孝行

    つい20日ほど前に、おばあちゃんのお支度を整えに伺ったお宅です。おじいさんは、お部屋の真ん中に置いてある介護ベッドに横たわっていました。その傍らには、折り紙で作ったおにぎりやお花がたくさん置いてあります。おじいさんのお身体をご家族と一緒に拭きながら、いろ

  • 天国の住人

    96歳のおばあちゃんは、最期まで家にいたいという本人の希望に沿うべく、自宅で介護されていました。娘さんの最後の親孝行です。おばあさんは入れ歯のない口を真一文字に閉じ、可愛らしいお顔で眠っていました。温かいタオルでお身体を拭き、白い経帷子にお着替えをします

  • 逃げて下さい

    クリスマスの夜、また一人の若者の命が消えました。まだ16歳という若さでした。ホールの控室の扉を開けると、お母さんが枕を並べてご遺体と一緒に寝ていました。その目は泣き腫らして真っ赤に腫れあがっていました。少年のお身体を確認すると、足は折れ、反対を向いて

  • わがまま

    「死にたい。早く死にたい。」それがおばあさんの口癖でした。91歳のおばあさんは、娘さん夫婦と新築の2世帯住宅で暮らしていました。しかし、新築の家に1年も住まないうちに、施設に入りたいと言い、施設に入ってしまいました。その施設の自室で手首を切り、自殺を

  • 後悔

    「後悔がたくさんあるの・・・・」娘さんは亡くなったお母さんの亡骸の前で、泣きながらおっしゃいました。お立合いになるのはお二人の姉妹だけです。お母さんはご主人と離婚し、女手一つでお二人の姉妹を育てて下さったそうです。お二人にお母さんのお身体を温かい

  • 勇気

    我慢しなくて良いのです。死んでしまったら、全ておしまいです。頑張らなくても良いのです。我慢しなくても良いのです。若者が自ら命を絶ちました。勤務先の寮の6階から飛び降りました。遺書を残して、全てをおしまいにしてしまいました。まだ19歳という若さだっ

  • 行ってらっしゃい!

    45歳のお嫁さんは腹水が溜まっていました。妊婦のように少し膨らんだお腹が苦しそうです。足は浮腫み、身体が重くてだるくて大変だったことを伺わせます。お部屋には大勢の親族の方々が集まっていました。彼女に着せてあげるお洋服を選んでいます。彼女は死後の

  • 死に様は生き様

    80代のお父さんの湯灌をしました。通夜直前という事で、ホールの控室には大勢の親族が集まっていました。ご挨拶をすると、長男である息子さんが丁寧に対応して下さいます。とてもきれいなお顔をされていて、少し歯を見せて微笑んでいるように見えました。お部屋に大

  • 若作り

    90歳のおばあちゃん。身なりに気を遣っていたのでしょう。髪の毛も真っ黒に染め、マニキュアも塗っていました。枕元の遺影写真も、とてもきれいにお化粧をしていました。着ていたパジャマを脱がし、お身体を拭こうとご家族に声を掛けました。傍にいらっしゃるのは男

  • 幸せ

    「幸せ」って何でしょう?「幸せ」ってどういう事でしょう?50歳の女性は知的障碍者でした。少女のようにおかっぱの髪型に可愛らしいお顔でお人形のように眠っていました。ただ、病気のため、黄疸が出て、頭に癌がこぶのように出来ていました。介護福祉士の方がす

  • 生きる

    「起きてよ!この間は起きてきたじゃん。起きてよ―!!」彼が棺に納まると、お母さんは大きな声を上げて泣き崩れました。そのお母さんを、後ろからお父さんが黙って抱きしめました。声を殺して、涙を浮かべて抱きしめました。彼は、つい半年前にも自殺未遂を起こし

  • 交通事故

    その日もいつもと変わらない朝だったに違いありません。いつもと同じように夫を送り出し、子供たちを送り出す。いつもと何も変わらない朝だったに違いありません。しかし、夫が帰ってきたのは物言わぬ変わり果てた姿でした。交通事故に遭ったのです。夫は横転した車か

  • 小さなレディ

    小さな身体には、たくさんの点滴の痕がありました。6歳の少女は懸命に病と闘いました。そして、短い人生の幕を下ろしました。次に生まれ変わって来る時には、人一倍丈夫な身体を頂けるはずです。少女はお人形のように可愛らしい姿で眠っていました。可愛らしいピ

  • 少年の死

    少年の周りにはたくさんの人が集まっていました。お部屋は溢れかえる人でいっぱいです。通路を開けてもらい、お部屋に入ります。16歳の少年は口から血を流して、布団に横たわっていました。一人、二人と溢れていた人がお部屋から出ていきます。そして、少年の傍には、

  • 死に様は生き様

    お寺のご住職がお亡くなりになりました。立派なお寺の広間で湯灌をします。浴槽をお部屋に運び込み、車とホースで繋ぎ浴槽にお湯を張り、ご家族が選んで下さったラベンダーの入浴剤を入れました。お部屋にラベンダーの香りがふわっと広がり、心地良い香りの中で住職は

  • 突然死

    70歳を迎えるお父さんは定年を目前に控えていました。その日は突然に訪れました。畑仕事をしていた時、突然倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。大動脈解離だったそうです。そのお顔は微笑んでいるようにとても穏やかなお顔でした。突然の事で、ご家族は死を受け入

  • 彼女は、1年前は元気に普通の生活をしていました。たった1年で命を失うことになるとは、1年前の今頃には誰もが想像していなかったことでしょう。病とはそういうものなのです。その1年はご家族やご本人にとって、長い長い一年であったに違いありません。53歳の女性

  • 心の傷

    19歳の少女は、もう少しで自分の居場所を見つけられるはずでした。19歳の少女は、もう少しで温かい家庭を手に入れられるはずでした。しかし・・・彼女は自ら命を絶ちました。少女は施設で育ちました。母親の虐待を受け、施設に入れられました。父親は娘の親権を放

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