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2009/04/26

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  • 八割の夢の中で

    午後四時陽はまだまだ高いオリーブの葉に六割の日向と四割の影を作ってそれがレースのカーテンの向こうでおだやかに揺れるから目をつむっても緑に包まれている僕は六割の…

  • 無意識の謎

    君が僕のあとを付いてきた時僕は立ち止まって知らんふりしたどうしてそうしてしまったのか僕の中の無意識の謎大人気ないとかやさしくないとか思う奴も僕の中にはいたあれ…

  • 風とモンシロチョウ

    背中に刺さる日差しはもう夏の気配。僕はしゃがんで終わった花を摘んでは、ゴミ袋に入れていた。突然の風でも、左手の剪定バサミは充分に重いから、大丈夫だったけど、右…

  • 今とこれからの話

    10歳くらいの歳の差なら昔の音楽や映画はいくらか重なっていて懐かしさを共有できるそれが20歳も違ってしまうと「えっ?あの映画を知らない?」そこでその話は終了し…

  • バームクーヘン

    あ然とした顔がぶ然とした顔になっていく様子が他人ごとの様にはっりと分かる張り出された来月のシフト表は呆れるくらいの雑さと投げやり感満載でここは自分の居場所では…

  • 白い蝶

    なんでもないような事で転げそうになりながら大笑いそのときコロンと頭から何かが落ちたどうやら脳みそを支えていたつっかえ棒みたいであのとき左からやって来た白い蝶み…

  • 長い一日

    朝からそんな予感がしていたこの前剪定したミニバラを切った場所がそこでよかったのかと出勤前に眺めてゆく道すがらの木々の緑がたまらなく緑で幕が上がる前のワクワクみ…

  • 耳をすまして

    庭で剪定バサミをチョキチョキ鳴らしていると大粒の雨がポツリポツリと音をたててアスファルトにぶつかってあっという間に染み込んていくきっと僕の背中にも水玉模様を作…

  • おはよう!新しい世界

    人は毎朝生まれ変わっていると言ったのは誰だったかそれなら木も花もダンゴムシも風も空も太陽も地球も世界は毎朝生まれ変わっているまっさらな自分に何をあげようかサン…

  • 僕が見つけたもの

    「10分たったら起こして」テスト期間中の君はそう言ってソファに沈むその10分で君が見つけるものは何だろう迷いの森で矢印のついた立て札か一昨日食べた晩ごはんのメ…

  • 5個はきつい

    「世界は悲しんでいるよ」高3男子が言う「そうかな。僕はもがいていると思うよ」僕はそう言ったあと中2男子に尋ねた「世界はどうなっていると思う?」「世界?回ってい…

  • ラガーシャツ

    その見覚えのあるラガーシャツは君の兄がずっと着ていたもの兄はよく似合ってたけどそれ以上に似合ってるもしかしたらその緑と白のラガーシャツは誰が着ても似合うんじゃ…

  • 回りくどい寄り道

    僕らは昔話をいっぱいしてなんとか接点がないかと手当り次第に探したけど伸ばした指先が触れ合うことはなかったさてどうしよう一般的な男と女の話は突き詰める途中で「そ…

  • ワカランワカラン

    呪文のようにワカランワカランを繰り返している君明日の数学のテストがワカランらしい「そんなにワカランなら諦めたら?」「そんな訳には行かない」「でも手遅れじゃない…

  • ヨレヨレ

    えっ?風呂上がりの長男がパジャマ代わりに着ているTシャツは僕のお気に入りのTシャツじゃないか首まわりは少しヨレてるけど ヨレヨレではない「なんで〜!」妻に問う…

  • 転ばぬ先の脚立

    僕は一瞬考えた脚立を持ってきた方がいいのではでも少し面倒で少し時間がかかるそして思いっきり背伸びして思いっきり手を伸ばしてバランスを崩して後ろに倒れた倒れた先…

  • キラキラ

    「ねえお父さん次の大会では絶対に勝ちたいんだけどどうしたらいいと思う?」「たった今から自分がキラキラ輝いていると信じて人と接していれば今までの君との違いを感じ…

  • 何かは何かのままで

    僕は話を聞いただけだったこのところずっと寝付けずにいたけどすっと寝入って朝までぐっすり眠れましたありがとうございました誰にも言えなかったことを口に出した時にも…

  • 空に誘われて

    見上げた空はあんなに高いのに見つめていると空に落ちそうになってこれ以上ない薄い青空にあるこれ以上細いと見つけられないような三日月を指でなぞった昔の人は月の不思…

  • ボイジャーとドライヤー

    地学のテスト勉強をしている君に問題を出してとねだる妻は勉強の邪魔をするなと言うけど問題を考えるのも勉強のうち確かに話は脱線して もしも何処かの星からボイジャー…

  • 作業効率

    気が付けば午後四時で家族四人同じ部屋で思い思いに過ごしていた君は取り込み忘れていた洗濯物の為に小走りに部屋を出た僕は庭で土と戯れたくてカットソーの袖をまくった…

  • 午前11時の情景

    なぜだったかな午後4時が好きだったのは雨あがりに虹を探した時昼の風が少し陰った時さみしさがちっともないのに肌が気配を感じた時そして永遠に続きそうな木の葉の揺れ…

  • オリーブのハート

    う身も心も疲れ切った君に贈る言葉は共感と尊敬そしてふと浮かんだのはビリー・ジョエルの「素顔のままで」君にはブルーノ・マーズの方が良かったかも知れないけどまあい…

  • 木の精

    気のせいなのかなオリーブの木を剪定していると木と話している気分になる風通しが良くなるようにとか見た目を良くする為だとか身勝手な判断で自然に育った姿から自然を奪…

  • いつだって成長の時

    あんなにひょろ長でペラペラの体だった君が日に日に厚みが増して大きく逞しくなって来た肩幅も広くなって兄のTシャツを着ても着られることなく様になってるあんなに高か…

  • 蛇足

    今日アップしたCome Togetherですが、蛇足ながから、ビートルズの曲名です。その中に、1足す1足す1は3って歌詞が出て来ます。まあ、そういう事です。

  • Come Together

    たとえば見かけは違っても結局は同じ場所にファイルされるような小さなきっかけが三つも続けばもう分かってしまったと見出しを貼り付けてしまいそうになる違う違うそれは…

  • 君のミックスリスト

    「懐かしいな」17歳の君にとっは1年前によく聴いた曲のことだそれは聴く音楽がこの1年ですっかり変わってしまったから多分君はこんな曲を聴きながら今日1日は1年前…

  • そろそろお茶にしようと思っていたところ

    午後の日差しにさわざわと風にゆれる新芽の緑が似合ってるやっと出会えた喜びがつま先立ちの背伸びで分かる釣られてやってきたアゲハチョウは正面から見ると怖い顔してる…

  • 不自由な休日

    君らのいる休日は好きな音楽も聴けずゆったりとコーヒーも飲めずだけどなんとも言えない気分に包まれている実感ふわっとしていて弾力があってぷるんとしていてしっかり重…

  • 懐かしさは思い出だけが運んでくるのじゃない

    君がさっき聴かせてくれたピアノの旋律に泣きたくなるほど胸がしぼられて僕の表の全部が裏側に吸い込まれるような宇宙の果てから見つめられてるようなふと目を落とせば僕…

  • どうしてこんなに風が強いんだろうでも気圧とかの真実に近づくような話は誰も望んでいない誰かがかめはめ波を放ったからとかスタンド使いの仕業だとか中二男子みたいな話…

  • まあいいか

    暑いと言った君がドアを開けるとひんやりとした廊下の冷気がトレーニングを始めた君の熱気で少し息苦しくなった部屋の空気に床からじんわりと混ざっていく今の仕事になっ…

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