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村雨庵 茶の湯日記 https://blog.goo.ne.jp/tukiduki

日々是茶の湯

ざーっと降ってカラッと上がる通り雨が村雨 まあ 暫し雨宿りにお寄りあれ

その他趣味ブログ / 茶の湯・茶道

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村雨庵
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2009/04/21

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  • 池のはちすのゆふづく夜

    定家風わたる池のはちすのゆふづく夜ひとにぞあたるかげも匂も今日は茶道具屋さんの茶会へ前回の茶会で傘を忘れたのをわざわざ送ってくださった感謝床は泉福寺焼経六十巻ある華厳経を書いたものチラチラ金箔が散る青緑色の料紙界は金泥平安の装飾経は焼けた様子もただただ美しい文化資産オンラインの説明は料紙は三層(表・中・裏)になっている。表と裏の層は藍染めした紙を混ぜて漉き直した紙であり、藍色の短い繊維が確認できる。さらに経巻の前半の料紙には金箔がまかれ後半には金箔と銀箔が散らされている。以前に古筆の授業で習った事だがすっかり忘れてたそのあと東美アートフェアーへ行ったがそこでも今度は三行の泉福寺焼経が額装で売っていた今見てきたばかりだから目に入ったのだろうがそれはまあまあ買える値段でも表具し直さないと使えないまくりをたくさ...池のはちすのゆふづく夜

  • 夜ごと夜ごとの

    ひなげしや夜ごと夜ごとのあけやすき龍之介写真はいつものパン屋さんのパンたくさん今日でお店を閉めるとのこと四時頃お疲れ様の缶ビールを持参重たかった頼んだパンを取りに行ったちょっと話すと泪が出ちゃうからそごうの横長の大きな紙袋をエイっと差し出したずっと続くとは限らないことを知ってはいるがお気に入りが一つなくなるのは残念好きなものが食べられなくなるのは残念でも良くあること次の美味しいパン屋さんを探そう今日は朝日カルチャー講義が終わった御手洗で同じ講義を受けた生徒さんから話しかけられた書道の先生かな私よりちょっと若いかな漢字を書いてるとのこと上手なんだろうなと思いながら暫しお喋りけっこう話が弾んで気持ち良いエレベーターを一緒に下りて私はそごう彼女は高島屋またの授業で会いましょう夜ごと夜ごとの

  • 机の上の蚊遣カヤリ

    学びする机のうへの蚊遣かな蕪村変わらないんだ昔と今日もお茶のお稽古お稽古も楽しいけれどお顔ぶれがいつもと違うとお喋りも盛り上がる新しい情報が入ってまたまた楽しい今日の掛物は玉舟宗璠ギョクシュウソウバンちょっと参考の為と自分のブログを見てみると玉舟宗璠筆を間違えて天室宗竺テンシツソウジク筆と書いてあるではないか間違い、間違ったあわてて書き直す玉舟宗璠は185世天室宗竺テンシツソウジクは190世名前も似てるような似てないような玉舟宗璠ギョクシュウソウバンは表千家四代逢源斎江岑宗左に江岑の号を与え、玉舟宗璠の推薦により紀州徳川家の茶頭となったという。片桐石州は玉舟宗璠から宗閑という居士号を与えられている。とか。玉舟宗璠ギョクシュウソウバン1600-166869歳。江戸時代前期の僧。山城(京都府)...机の上の蚊遣カヤリ

  • 凉風の曲りくねつて

    凉風の曲りくねつて来たりけり一茶今日は木曜稽古外は暑いのなんの窓を開けとサウナ状態だ涼風が欲しいね朝、切った庭の木槿だが水があがらないので桔梗を入れることにしたミエ桔梗という変わった花花びらが三重になっているネットで探すとあった桔梗は、秋の七草として万葉集にも詠われている(朝貌の花)日本人に馴染みの深い花です。こちらは星型の花が三重に重なるユニークな咲き方をします。八重ではなく三重でミエ桔梗という凉風の曲りくねつて

  • 高野のおくの玉川のみづ

    弘法大師忘れても汲みやしつらむ旅人の高野のおくの玉川のみづ六玉川ムタマガワのひとつ高野タカノの玉川のうた今日は水曜稽古久しぶりに島ちゃんがベイビイを連れてやってきた歳はみっつハーフなので大きくて可愛いい男の子だ抱っこをしようと持ち上げたが重いのなんの20キロとてびくともせず膝の上にさえ乗らなかった抱っこしたかったのに残念掛物は大谷尊由の滝の画賛大谷尊由おおたに-そんゆ1886-1939明治-昭和時代前期の僧,政治家。明治19年8月19日生まれ。大谷光尊の4男。大谷光瑞の弟。浄土真宗本願寺派。日露戦争では清にわたり,従軍布教にあたる。明治43年同派執行長,大正9年管長事務取扱となる。昭和3年貴族院議員。第1次近衛内閣の拓務相。のち内閣参議,北支開発総裁をつとめた。昭和14年8月1日死去。54歳。京都出身。...高野のおくの玉川のみづ

  • 笠の下涼ミ

    命なりわずかの笠の下涼ミ芭蕉写真はサントリー美術館の小倉山蒔絵硯箱写真は禁止だがこの硯箱だけ撮っていいとのことで。作者は五十嵐派寸法(単位cm)幅22.8奥行25.5高4.2制作年代は室町時代15世紀総体黒漆塗とし高蒔絵と研出蒔絵によって、山並とその麓の景を描く。一部に青金を使用し、精粗の金粉を蒔き分け、さらに岩には金銀の切金を散らすことで陰影や暈を表す。蓋裏は各種金貝を用いながら住吉神社の社頭を表し、水滴は同社に縁の深い兎をかたどっている。見込は楓と筏の流れる川を描く。それぞれ小倉山、住吉神社、竜田川という和歌に詠まれる景を、この頃発達した技法を駆使して物さびた趣をもって叙情的に表現した中世の硯箱の名品。とにかく綺麗室町時代の蒔絵は最高だ笠の下涼ミ

  • かくとだにえやはいぶきのさしも草

    小倉百人一首51番藤原実方朝臣かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじな燃ゆる思ひをかく→このようにだに→~すら、~さええやは~いふ→言うことができない「いふ」→「伊吹」掛詞「伊吹山」は、美濃国と近江国の国境にある山。さしも草はヨモギもぐさの原料で伊吹山の名物。伊吹のさしも草→「さしも」に掛かる序詞。今日は日本橋でお道具屋さんの茶会祇園祭がテーマとか華やかで雅びなること誠に結構そのあとお昼満腹でサントリー美術館へ歌枕あなたの知らない心の風景2022年6月29日(水)~8月28日(日)歌枕と聞くとすぐ一条天皇から「歌枕を見てまいれ」と言われて左遷されたという藤原実方の話を思い出す藤原実方フジワラノサネカタは平安時代中期の貴族・歌人。左大臣・藤原師尹の孫、侍従・藤原定時の子。官位は正四位下・左近衛中将。...かくとだにえやはいぶきのさしも草

  • トマトすずなり

    若山牧水一枝に五つのトマトすずなりになりてとりどりに色づかむとす今日はサカチカさんの茶事水屋と半東を担当する朝9時到着殆ど亭主のサカチカさんが済ませてあるのでちょっとだけ準備して集中する種火の三炭と火入の小さな炭をおこしす御客様は三名様くみ出し碗を冷蔵庫で冷やして冷やし水を入れたのを亭主が待合へ持出す茶事が始まり一日はあっという間に過ぎる達成感のある一日気分良く家に帰り何でもかんでもムシャムシャ食べる爽快感これで太らないと良いけど御客様から手作り夏野菜を頂戴しトマトもたくさんあって私もたくさんお裾分け写真は今日のサカチカさんの花花入は唐物業体先生のお花の本に良く似てるのがのっていたっけねトマトすずなり

  • 秋さんちの茶事びっくり

    今日は招かれてお弟子様の秋さんちへわが家で一緒に行く森金さんと紅ちゃんと待ち合わせタクシーを呼んですぐ出掛けた迎車料金を含めて900円だから近いとても近い秋さんちは露地も茶室も工夫してありびっくりした楽しい時間だ軽いつもりで行ったが四つ椀での懐石完全に茶事だ着物で行ってよかった懐石は中国の四川出身ならで初めての料理が次々と出る菓子も四川のを取り寄せたとのことびっくり秋さんならではの茶事よかった秋さんちの茶事びっくり

  • 雲一つなき土用空

    うつくしや雲一つなき土用空一茶今日は土用の丑の日めっぽう暑かったお寿司屋さんが店の前で蒲焼弁当を売っていたが私めは食べられず全く興味なし安上がりのお弁当で満足土用の食い養生とかで春の土用の丑には「い」、夏の土用の丑には「う」、秋の土用の丑には「た」、冬の土用の丑には「ひ」の付く食べ物をとると良い特に夏の土用の丑の日には鰻を食べる風習が江戸時代からみられるとネットでみたその暑い中銀行と郵便局下ろして振込しなければと近くのATMへ行くが7月中頃閉鎖したと貼紙あり困った歩いて七分の駅近くのATMへそれから郵便局の振込したゆうちょ口座を持って行かなかったので振込手数料がかかるとか出直すのも嫌だし手数料仕方ないか帰りにいつものパン屋に行くと7月末で閉店すると挨拶された驚きクリスマスのシュトレンが食べられない悲し日陰...雲一つなき土用空

  • 常夏の花をだに見ば

    常夏の花をだに見ばことなしに過す月日も短かかりなむ(後撰和歌集・夏)今日は木曜稽古届いた練りきりの主菓子銘は「常夏」とあるお弟子様が常夏と葉なんですかと聞くが常夏とはなでしこの事よ辞書には常夏とは→ナデシコの古名。《夏から秋にかけて咲くところから》源氏物語にも常夏とは→源氏物語第26巻の巻名。光源氏、36歳。常夏とはなでしこの事写真は「ふくもと」のお料理南京餅とアスパラと牛肉が入ってる南京餅の中身はカボチャ常夏の花をだに見ば

  • 遠山無限碧層層 エンザン カギリナシ ヘキソウソウ

    今日は水曜稽古掛けものは妙心寺の一行遠山無限碧層層エンザンカギリナシヘキソウソウ『碧巌録』第二十則堪對暮雲歸未合、遠山無限碧層層。タイスルニタエタリボウンノカエッテイマダカッセザルニエンザンカギリナシヘキソウソウ『新版禅学大辞典』には、「山また山と限りなく重なり、青また青と限りなく続くこと。悟りの上にさらに悟りがあり、向上の道の無限を示したもの」とある。柴山全慶編『禅林句集』には、「句のまま。本地の風光。言外無限の悟りの妙趣」とある。『禅語字彙』には、「山また山と、遠近次第に相重なり、青また青と、限りなく続いてゐる。禪旨あり、參じて知るべし」とある深い深く読めばより深いが単純に山が連なる風景を思い自然の雄大さを感じられればそれで良しとしよう写真は土曜日に行ったふくもとのお料理遠山無限碧層層エンザンカギリナシヘキソウソウ

  • 机のうへの蚊遣かな

    学びする机のうへの蚊遣かな蕪村今日は書道部十時から午後四時までお習字のお稽古だ臨書は高野切の一の手だ高野切は、『古今和歌集』の現存する最古の写本。仮名書道の最高峰とされ『古今和歌集』の勅撰より約150年後の11世紀中期に書写されたもの。はじめは二十巻あった。料紙は、上質の麻紙。表面に雲母砂子を散らす。全20巻を3人で分担書写したいわゆる寄合書である。第一種の書風は、秀麗温雅。字形は直筆を主とし。くせがない。連綿は控えめである。この書風は今日に至るまで仮名書道の手本として尊重されている。書き始めるまでまずはお湯を沸かし珈琲とお菓子とでほっとするお習字に関係のないちょっとした片付けにいそしみ次はお習字道具をあれこれ広げているとお昼の時間お昼を食べてひと休みそろそろ墨を磨りはじめ規定の仮名を書く思うように掛けず...机のうへの蚊遣かな

  • 水に柳の影法師

    すずしさや水に柳の影法師宗鑑今日はお弟子様の森金さんのお茶事朝八時半到着私は水屋と半東役寝坊しないように頑張って起きてタクシーを呼んで出掛けたお菓子は虎屋の金魚の入ってる錦玉名前は忘れた干菓子は太市の朝顔と葉それと北海道の干琥珀いずれも涼しそう写真を取れば良かったが忘れた写真は苧環オダマキの葉ばかり水に柳の影法師

  • 祇園會や

    祇園會や真葛原の風かほる蕪村今朝、BSで祇園祭の生放送があったいいな京都今日は朝日カルチャーの茶の世界という講座へ今回は先生が二文字の灰型を実際に押して見せて下さりそのあとにはお菓子とお薄を頂戴したたまたま吸い寄せられるように座った席挨拶をすると、お隣さまは知りあいだった私の四十代の時によく御一緒したAさんだったお話しをするのも懐かしく嬉しまた、講義と実技を拝見してお茶のお勉強をしましたという感じ良かった灰型の作り方は私が習ったのとは違っていたが次はこれでやってみようお話では月によって灰の量も変える暑いときは炭の火を見せないように灰を多くし秋になり涼しくなった頃は灰を低くして火を見せる炉もはじめは平釜それから深い釜を使いながら二月は一番大きくそれから小さくなるとのお話し炉の灰は炉開きの頃は灰も少ないが炭の...祇園會や

  • 月やどるべきひまもなく

    西行おのづから月やどるべきひまもなく池に蓮の花咲きにけり今日はふくもとで食事会幸せなときだ食事がすむとお店の森林さんから写真のチョコレートを頂いた末富の包装紙に似たパッケージだ嬉しいお稽古の時にみんなで食べようそのあと今日が初日の根津美術館へ企画展「よめないけど、いいね!根津美術館の書の名品」開催期間:2022年7月16日~8月21日月やどるべきひまもなく

  • 紫の睡蓮の花

    与謝野晶子紫の睡蓮の花ほのかなる息して歎く水の上かな今日は朝日カルチャーへ志野焼のお勉強室町時代の茶人・志野宗信が美濃の陶工に命じて作らせたのが始まりか資料がなく不明とのこと土砂降りの中お盆なのでお坊様が棚経をあげに見えた写真は高畠式部の朝顔の短冊一部読めない紫の睡蓮の花

  • 夏 瀧 ナツタキ

    今日は木曜稽古朝の九時から稽古が始まる夜の部がなかったので夜はゆっくり久しぶりに広島の凛様から懐かしい電話それから九十四歳のエムイー先生からのお電話一時間位お話しをした私めが淡交歌壇に何度か短歌が載ったことがありそれを今も楽しみに淡交を見てると仰ってらっしゃるがこのところ全く投稿していないから載るはずもないのです先生ご免なさい次からは頑張ります今日の掛軸は瀧直下三千丈の一行それと香川景樹の詠草内容は2020/07/08に自分で細かく書いてた夏瀧ナツタキ香川景樹裁タち縫ヌはぬこや山姫ヤマヒメの白重シラカサね涼しく見ゆる瀧の色かな夏瀧ナツタキ

  • 茂る夏草

    藤原定家菅の根や日かげもながくなるままにむすぶばかりに茂る夏草今日はお彼岸の入り水曜稽古お菓子屋さんから届いたお菓子は朝顔の生菓子とおはぎ秋のお彼岸に食べるのがお萩、春のお彼岸に食べるのが牡丹餅。と言うがでも、最近は季節にかかわらず、通年「おはぎ」夏と冬夏は夜船、、冬は北窓と言うらしい理由は、ご飯をつぶして作るおはぎは、お餅のようにペッタンペッタンと音がしないので、いつ作っているのかわからない夏は搗(つ)き知らず→着き知らずとなり、夜の船はいつ岸についたのかわからないから。冬は搗(つ)き知らず→月知らずとなり、月が見えない北の部屋の窓と言うことで北窓となった。とネットにあると御弟子に聞いたが知らなかった茂る夏草

  • 狩野常信 カノウツネノブ

    写真は浪の図箱裏に古筆の極めが直に書かれてある落款は法眼古川叟筆と小さな小さな文字で書いてある狩野常信カノウツネノブ寛永13(1633)~正徳3(1713)江戸時代前期の江戸幕府に仕えた御用絵師。木挽町狩野家。父は狩野尚信。幼名は三位、右近と称。養朴・朴斎・耕寛斎・紫薇翁・古川叟・青白斎・寒雲子・潜屋・弄毫軒、篁渚山人など号す。京都出身。1650年(慶安3年)4月父の尚信が没した後、15歳で狩野派(木挽町狩野家)を継いだ。同年12月剃髪、養朴と号し家光にお目見え、後に家綱の御用を勤めた。父没後は狩野探幽に画を学んだとされる。古来より狩野元信・狩野永徳・狩野探幽とともに四大家の一人とされ高く評価されてきたが、狩野派内での地位が上がるのは遅かった。これは叔父で妻の父でもある狩野安信に疎んじられたからだと言わ...狩野常信カノウツネノブ

  • 青の竜舌蘭リュウゼツラン

    写真は浜離宮の青の竜舌蘭リュウゼツラン数十年に一度だけ花を咲かすとか写真は6月の時なのでもはや咲いただろうか・葉の形を竜の舌に見立てた名前。・地面近くの”葉”はすごく固く、巨大なトゲがたくさんある。・葉のしぼり汁を醸造してテキーラを作る。・花はめったに咲かないそうで、ニューッと5m以上の花柱が伸びてくると、「70年に一度しか咲かない花が咲く!」ということでマスコミにとりあげられ、話題になる。花が咲くとそのあとで枯死してしまう。でも枯死する寸前に子株を根元のところに作っておき、しっかりと子孫を残すそうだ。(季節の花300ヨリ)青の竜舌蘭リュウゼツラン

  • 「粘葉本和漢朗詠集」デッチョウボン ワカンロウエイシュウ

    和漢朗詠集はもともとは藤原道長の娘の威子イシ入内ジュダイの際の引き出物の屏風絵に添える歌として撰集され、のちに公任の娘が藤原教通(道長五男)と婚姻を結ぶ際の引き出物として、朗詠に適した和漢の詩文を達筆で知られる藤原行成が清書し、それを冊子として装幀されたものといわれている。「粘葉本和漢朗詠集」デッチョウボンワカンロウエイシュウ「権跡朗詠ゴンセキロウエイ」ともいわれる。料紙は中国渡来の装飾紙・唐紙上下2冊明治11年(1878)近衛家献上。文字は楷書・行書・草書をまぜ,仮名を加える。料紙は布目,綾目の茶,赤,藍,黄などの各色に唐草,雲鶴,亀甲,唐花,野菊,鳳凰丸の文様を雲母摺キラズリした唐紙を用い,華美を尽している。古筆の典型とされている。写真は定家像「粘葉本和漢朗詠集」デッチョウボンワカンロウエイシュウ

  • 風姿花伝フウシカデン

    風姿花伝フウシカデンに「まづ、この道に至らんと思はん者は、非道を行ずべからず」とある非道とは→専門外の道とのこと能では能学以外の事はするなと言う事以前お茶の先生から言われたことがある私が長唄をやってみたいというと「お茶以外の稽古事はしないように」と言われたが同じことだろういにしえの頃から稽古ごとを極めんとすれば非道は行わない方がお勧め又この後に「ただし歌道は風月延年のかぎりなれば最もこれを用ふべし」とあって歌道は必ずやりなさいとうのだ写真は,熱海のMOAのお茶室の裏風姿花伝フウシカデン

  • ひとよとおもへどたなばたの

    紀貫之ひととせにひとよとおもへどたなばたのあひ見む秋の限なきかな今日は七夕五節句の一つだ。中国の乞巧奠キコウデンと日本の「たなばたつめ」をあわせて奈良時代から行われていたようだ江戸時代には民間にも広がった。書道や裁縫の上達を祈るもの。昨日の木槿はしぼんでしまい今日の花がない花を切りに花鋏とおおきな紙袋を持って朝6時家を出るがはたから見ると怪しい人物だろう花の枝をいくつか切るその宗旦木槿と庭の水引を篭に入れたのだが午前中に庭の木槿が咲きましたねとお弟子様に言われて驚いたなんだ咲いてたの灯台もと暗し取りに行くことなかったのに観察力注意力不足無駄な事してしまった写真は今日のお菓子朝顔別名は牽牛花ケンギュウカ「朝顔や客が好みの立ち話」水原秋桜子ひとよとおもへどたなばたの

  • 今宵こん

    柿本人麻呂一年に七日の夜のみ逢ふ人の恋も過ぎねば夜は更けゆくも今日は水曜日花がないので表通りに咲いている木槿を取りに行った大きな紙袋を持って鋏も持参確信犯だからお縄になるかもうちの木槿よ早く咲いて写真は巻物古今和歌集素性法師の七夕の和歌を開いてある今宵こむ人にはあはじ七夕のひさしきほどに待ちもこそすれ今宵こん

  • 法印ホウイン・法眼ホウゲン・法橋ホッキョウとは

    今日は読売カルチャー茶話指月集チャワシゲツシュウ『茶話指月集』は利休の孫千宗旦から聞いた利休に関する茶話を、高弟藤村庸軒が書き綴り、久須見疎安が編集して、江戸中期の元禄十四年に刊行した板本。そのはじめの方に正親町天皇の禁中茶会のとき秀吉から「綱位」を下される機会があったが利休はこれを受けず居士号を称することを請うた。とその【綱位コウイ】の解説僧綱 ソウゴウの位。古くは僧正・僧都 ソウズ・律師。のちに法印ホウイン・法眼ホウゲン・法橋ホッキョウ が加えられた。(日本国語大辞典ヨリ)今度は【僧綱ソウゴウ】がわからない僧綱ソウゴウとは日本における仏教の僧尼を管理するためにおかれた僧官の職である864年(貞観6年)には僧綱ソウゴウに対応する僧位として僧正に法印大和尚位、僧都に法眼和上位、律師に法橋上人...法印ホウイン・法眼ホウゲン・法橋ホッキョウとは

  • 蝉も雀もぬるる程

    水うてや蝉も雀もぬるる程其角今日は雨が降ったり止んだり遠くには台風が出来て九州地方に上陸するかもどおりで体が重いし具合が悪いサカチカさんが道具の出し入れを手伝いにきてくれた私はちょっと動くと疲れてしまいごろり横になっているお天気病とか気象病という症状写真は知らないおうちの背の高い百合の花一本がまもなく開花するところ蝉も雀もぬるる程

  • ぬけがけ の

    ぬけがけの浅瀬わたるや夏の月蕪村今日は久しぶりに美術倶楽部の正札会へ昨日は混んでいたようだが今日はすいている買いたい人は初日午前中に行くもの私はゆっくりだかつて私は某所で毎月ひらかれる色々な種類の茶事に参加していたそこで使われるお道具は古いものが多く大層勉強になったものだがある薄器は「堺庄サカショウ」という作家だった聞いたこともなかったしいったいどのような人物か色々調べてみたが不明ずっとモヤモヤのまま今日の正札会の並べられた品の中にその名前の薄器があったお値段は二十二万円ほどの高価なものそれを見つけて一緒に行ったサカチカさんとそれについてあれやこれや話しをしているとその持ち主の道具屋さんが親切に作家の事を教えてくれたずっと何年もわからなかったのに暑いけど今日出かけたおかげで解決納得ちょっと爽快感それ買えな...ぬけがけの

  • かたまりし暑さの果

    かたまりし暑さの果や雲の峰千代女今日も暑かった香の_崩し字の読み方伊勢物語絵巻の詞書コトバガキを読む筆者は愛宕通福オタギミチトミ、、あぅ愛宕通福オタギミチトミは寛永11(1635)~元禄12(1699)66没江戸時代の公卿愛宕家オタギケの祖であり中院通純ナカノインミチスミの猶子ユウシ権大納言従二位詞書コトバガキはむかし、男ありけり。いかがありけむ、その男すまずなりにけり。のちに男ありけれど、子ある仲なりければ、こまかにこそあらねど、時々ものいひおこせけり。伊勢物語94段の途中まで読んだかたまりし暑さの果

  • 七月やうすおしろいをしたる風

    与謝野晶子七月やうすおしろいをしたる風歩み来りぬ木の下行けば今日から七月カレンダーをめくる今日は金曜日暑いので外へは出ない冷房をかけて前から干してある茶碗をかたずける茶碗や水指を箱に入れもとの場所に戻す七月のお茶の用意をするたいした運動量でもないのに疲れる休んでばかりではかどらない写真は火曜に出かけたMOAの庭七月やうすおしろいをしたる風

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