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FZXな日々 https://blog.goo.ne.jp/kimurak02

YAMAHAFZX750にまたがり、気の向くままに、全国を旅し、ツーリングをこよなく愛するキムのバイク日記

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2009/04/20

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  • 桜咲く

    2024年も気が付けばもう4月である。今年は2月が春の陽気だったのに、3月になって雪が降るやら寒い日が続くやらで、いつバイクを起動させるかに悩んだ。昨年、カブ90の中古車を増車したので、3月には冬眠から起こし、近場をカブで走っていた。しかし、カブでは60㎞/h以上は厳しいし、何といっても三陸道を走ることができないので、隣の釜石市まで50㎞もある大船渡ではホントに近場しか走れない。4月の声を聴いたとたん、大船渡では桜の開花宣言が出された。市独自の標本木なのだが、市立体育館横にあるソメイヨシノの花が咲いたというのだ。平年より1週間早いそうだ。昨年は異常気象だったので、統計を取り始めて最速の3月の末に咲いたのだが、それよりは5日遅いそうだ。大船渡市に移り住んで6年目になるが、標本木というのは見たことがなかったの...桜咲く

  • 給油できないorz

    昨日ガソリンスタンドに行き、愛車に給油しようとしたら給油口にストッパがかかってノズルが入らず給油できませんでした。「えっ?!何事??」とパニクリました。指で押してみましたが、ストッパは全然動きません。スタンドの人に聞いてみましたが、わかりません。しかたなくいつもお世話になっているディーラーの整備工場に電話で問い合わせてみました。工場のスタッフによると、ディーゼル車にはガソリンの入れ間違いを防ぐための安全装置がついているとのことでそれが働いたようです。軽油用とガソリン用では給油ノズルの径がガソリン用の方が細くなっており、細いノズルではこのストッパが働いて給油できないそうです。私が入れようとしたのはいつも使っているスタンドで、しかもガソリンではありません。解除法を聞いてみると、給油口の上下にある爪を押してみて...給油できないorz

  • 久しぶりの今出山

    11月も中旬となると、岩手県では初雪の便りが盛岡や内陸の街からちらほら届きだした。大船渡は岩手県でも最南部にあるので、初雪は12月であるが、一昨日は毎朝目にする五葉山が冠雪していた。10月まで暑い暑いといっていたのに、駆け足で冬に向かっている。先日、紅葉を見にFZXで出かけようと思ったら、ウィンカーが折れているのに気付き、応急修理して走り出したが、GSで給油して三陸道に乗ろうという時に、修理できていないことがわかり断念した。今年最後のツーリングと思ったのだが、このまま冬眠させざるを得ないようだ。今朝は文字通り雲一つない快晴で、風もなく小春日和というにふさわしい天気だった。こんな日に家でじっとしている手はないと思い、今出山(756m)に登ることにした。登山といってもハイキング程度だから、さほど準備が必要なわ...久しぶりの今出山

  • 稲庭うどんを食べに

    暑かった夏も過ぎ、紅葉の季節も間近になった。せっかく涼しくなったのだからどこかへ出かけたいなと思ったが、朝のスクールガードの仕事(小学生の登校班の見守り)があるので、泊りがけでは出かけられない。かといって、日帰りできる範囲というと限られる。9時半ごろに何となく走り出してはみたが、これといって目的地が思い浮かばない。盛岡方面に行ってみようか、と釜石道に乗ったところで、GWに胆沢ダムに行った時、雪のためR397号が通行止めで秋田方面に行けなかったことを思い出した。そうだ、今なら秋田方面にも行けるのだから、あの道に行ってみようと心が決まった。しかしR397号に行くには奥州市を通らなくてはならない。釜石道では錦秋湖から湯田に抜けることになる。江刺田瀬ICで下りR107号を走って北上市内を通り、北上西ICから秋田道...稲庭うどんを食べに

  • 東欧を訪ねて ~アウトバーン

    今日はドイツからポーランドに移動する日である。娘のパートナーのご両親にご挨拶するためだ。ポーランドもドイツと同じくらい広い国だ。日本(37万km2)とドイツ(35万km2)ポーランド(32万km2)を比べると、数字では日本の方が広いようだが、1㎞2の島10個と10㎞2の島1つでどちらが広いかというようなもので、島国で山岳地帯の多い日本に比べ、平地が圧倒的に多いドイツ、ポーランドを比べると後者の方が広いと感じる。関東平野のど真ん中の千葉で暮らしていた私だが、関東平野と言えども栃木や埼玉に行けば山が見えた。ところがドイツではどこまで行っても地平線は真っ平らなままだった。今回の旅の目的にアウトバーンを自分で運転して走るということがあった。ポーランドに行く時にアウトバーンを700㎞走るというので、その間に運転させ...東欧を訪ねて~アウトバーン

  • 東欧を訪ねて ~その3

    デュッセルドルフはドイツ西部の都市で、オランダやベルギーに近いドイツ第4の都市である。国際空港もあり、何よりも日本企業が多く進出しており、日本人が多く暮らす街としても知られている。世界遺産のあるケルンからも近く、ライン川が流れ工業都市として、また商業都市としても発展している。私たちは5年前にもドイツに来ているが、その時は南にあるミュンヘンやローテンブルクを観光したので、デュッセルドルフを訪れるのは初めてであり、せっかくだから娘たちの住む街のことを知りたいと思った。そこで、「街のことを知りたいからどこか案内して」と頼んだら、ライン川のそばに立つラインタワーに連れて行ってくれた。ラインタワーは172mとそれほど高くはないが、そのデザインが斬新で目を引く。街のどこからでもよく見える。タワーの上にはレストラン「Q...東欧を訪ねて~その3

  • 東欧を訪ねて ~その2

    成田空港第1ターミナルに着きアシアナ航空のカウンターへ行く。5年ぶりの成田空港はなんかとても懐かしかった。コロナで賑わいが戻ったというが、かつての活気ある成田空港を知っている私には、閑散として見えた。チェックインで荷物を預け、出国手続きを済ませた。私のパスポートは、発行からちょうど10年たったので、更新したばかりだったが、パスポートばかりでなくシステムも全く変わっており、以前は押された出入国スタンプが押されなくなった。以前のもの(上)は各ページには数字だけが描かれていたが、新しいパスポート(下)は浮世絵風のデザインがあしらわれている。だが、新しいパスポートの記念すべき初めての出国が何の記録も残らないのではつまらない。そんな人のために、わざわざスタンプを押す窓口が作られていた。ミーハーな私は当然列に並んで、...東欧を訪ねて~その2

  • 東欧を訪ねて 〜その1

    コロナがひと段落して、海外に比較的自由に行ける日々が戻ってきた。ドイツ在住の娘の誘いに乗り、夫婦で2週間余り東欧を旅行することにした。海外旅行の準備でまずすることと言ったら、航空券の手配である。フランクフルト国際空港までの直行便はJALとANAが運行しているが、ANAの場合は共同運行便のようだ。5月の時点では、直行便だと平均14時間で一人約40万円、乗継1回だと平均18時間で約23万円、最安価格は乗継5回で約17万円だった。安い代わりに何と平均49時間もかかるようだ。旅慣れない上に飛行機が好きでもない女房は、14時間の長旅ができるか心配している。そういう私も、海外旅行から遠ざかった5年の間に老化のせいかトイレが近くなり、国内旅行ですら1度は搭乗中にトイレに立つようになった。14時間も座っていたら何度トイレ...東欧を訪ねて〜その1

  • 国際運転免許証

    ドイツにいる娘から、コロナも落ち着いたので観光に来ないかとお誘いがあった。振り返ると、最後に海外に行ったのは2018年8月に孫と2人でイタリアのローマやナポリに行った旅行だ。もう5年も経っている。あの頃は、毎年のようにというか、年に2~3回は海外に出かけていた。ようやく、出国の要領や海外での過ごし方が理解できた所だった。5年も行っていないと、もうすっかり忘れてしまい、行ってみたいという憧れはあっても、はるか遠くに感じられるようになっていた。娘が言うには、ポーランドで休暇を過ごすつもりなので、ドイツからポーランドまで車で旅行するから、アウトバーンを一緒に走らないかというのだ。国際免許証さえあれば運転できるので、200㎞/hで走ってみようとのお誘いだった。合法的に時速200㎞で走れるというのは、ちょっと魅力だ...国際運転免許証

  • 今年も登山シーズン

    一昨年の今頃五葉山に登った。岩手ではだいたい5月末から6月に山開きが行われ、登山シーズンが訪れる。運動不足を感じるこの頃、機会があれば登山でもして体を動かしたいと思っているが、なかなかきっかけがない。先日、近くにある今出山を眺めていたら、山が萌えていた。ヤマツツジが満開になると、山頂付近が真っ赤に色づくのだ。ツツジを見るために登るのもいいな、と考えて晴れた5月のある日、一人で出かけた。登山口から往復5㎞、2時間ちょっとあれば行ってこられるハイキング程度の山だ。久しぶりの登山だったので、最初の30分はきつかったが、徐々に体が慣れてきて、山頂に着くころには一歩一歩が楽しくなった。山全体を覆うヤマツツジは見事である。もう少しで山頂というところで、大きな蛇に出くわした。アオダイショウのようだが、恐る恐る近づいてみ...今年も登山シーズン

  • 田沢湖

    先日、冬期道路通行止めで秋田県に行けなかったので、リベンジに出かけた。R397号以外は通行止めは解除されているはずなので、今回は盛岡からR46号を通るルートを選んだ。R107号で宮守ICまで行き、釜石道から東北道へ入る。東北道へ合流した直後から、ひどい事故渋滞。渋滞のすり抜けは久しぶりだ、と思いながら10㎞ほど進むと、左の道路わきに追突事故を起こした2台の車両とパトカーが2台止まっていた。追突した車はボンネットがくの字にひしゃげ、された方も後部座席がつぶれており、走り続けられないほどのひどい損傷。花巻~盛岡区間は最高速度が120㎞なので、追い越し車線の車は150㎞近く出している区間だ。事故が起こると損傷もひどい。まだ連休後半初日じゃないか、楽しい計画もあっただろうにと、追突された方に同情しながら通り過ぎた...田沢湖

  • 奥州湖

    今年もGWがやってきた。岩手にいると、GWを迎える頃ようやく「春になったんだなぁ」という実感がわいてくる。サンデー毎日の私にとっては、GWといっても特に心躍るわけではないが、春になったのは実にうれしい。長い冬が終わり、ようやくバイクで走れる季節がやってきたのだ。今年は3月27日に大船渡で桜の開花宣言が出された。例年より2週間は早い。地球温暖化で年々桜の開花が早まっているが、3月というのは異常に近い。まあ、岩手県の場合は、桜が咲いたからと言ってバイクで走れるほど暖かくなるわけではなく、朝の気温は4~5℃であり、峠に行けばまだ雪も残っているので、やはりツーリングはGWのころから始まる。ここ2,3年のコロナ禍によってサービス業は大打撃を受け、観光地に行っても土日しか営業していない店が増えた。天気さえよければ平日...奥州湖

  • ランフラットタイヤ

    例年なら4月初旬に行う夏タイヤへの交換をようやく終えた。今年は昨年より雪も少なく、桜も12日も早く咲いたのにこんなに交換が遅くなったのは、夏タイヤを新調したからだ。昨年整備工場にスタッドレスタイヤを持ち込み交換した際に「この夏タイヤはもう寿命ですね」と言われてしまった。溝がなくなり、スリップサインも現れて走行時に異音もし始めていたからそろそろかなとは思っていた。私の車は、ランフラットタイヤというパンクしても走行できるという特別なタイヤを履いているので、タイヤ価格が高い。そこで、何とか1円でも安く新調できないものかと、無い頭を絞っていろいろ方策を考えた。まず、この際ランフラットタイヤをやめて、一般のタイヤにすることを考えた。これは、最も安上がりだが、私の車にはスペアタイヤはおろかジャッキすら積まれていない。...ランフラットタイヤ

  • 本州最北端の地へ ~2日目

    車内で朝食を食べ、8時に道の駅よこはまを出発した。R279号(むつはまなすライン)を北上したが陸奥湾に沿って続く道は、両側に雪が残ってはいるものの、まるで4月ごろの様子だ。もっと深い雪を想像してきたのに今年は暖冬なのだろうか。片側だけ2車線の変則的な道には中央線を示す矢印が表示されていた。むつ市の市街地を抜けると雪は1mくらい積もっているが、道路は除雪されていた。これから目指すのは、かわうち湖だが途中の「道の駅かわうち湖」は冬期間閉鎖とあるので、道路がどんな状況か全く想像もつかない。だが、幸いなことにこの暖かさのせいか道路の雪はほとんど解けていたので通行には支障がなかった。日陰はところどころ路面にも10㎝くらいの雪が残っており、かわうち湖は全面氷結していた。道の駅かわうち湖は完全に雪に埋もれていて、トイレ...本州最北端の地へ~2日目

  • 本州最北端の地へ ~大間崎

    岩手では冬の間はFZXで出かけられないので暇だなぁ、と思っていたが、車で出かけるのもいいかも、とふと思いついた。私にとって車とは女房を助手席に乗せるものと決まっているので、独りで車の旅をするという発想がなかった。どうせ車で旅をするなら、FZXとは違う旅をと思ったが、友人のたかぴいさんが車中泊で方々へ出かけて楽しそうにしていたので、車中泊をしてみることにした。最近は車中泊がテント代わりになっているようで、車中泊しやすいことが車のウリの一つになっている。まあ、雨の日にテントを張った(あるいは畳んだ)ことのある人は、すぐ横になれる(すぐ出発できる)というのはどんなに楽なことか想像がつく。でもテントを張るということは、焚火の火を見ながらボーッとしたり、チェアにくつろいでコーヒーを淹れたりと、シュラフに寝ること以外...本州最北端の地へ~大間崎

  • 本州最東端の地 ~魹ヶ崎

    車検が終わり、チェーンやスプロケ、リアホイールベアリングを新調したので、どんな走りになったか試してみたいと思っていたが、秋晴れの絶好のツーリング日和となったので、今まで行きたいと思いながら果たせていなかった場所を目指して走り出した。その場所は、本州最東端の地「魹ヶ崎(とどがさき)」である。本州の端っことはそれぞれ次の場所である。最北端・・・・青森県大間崎最南端・・・・和歌山県潮岬最西端・・・・山口県毘沙の鼻最東端・・・・岩手県魹ヶ崎山陰ツーリングで毘沙の鼻を訪れた時、最東端が我が岩手県にあることを初めて知り、これはぜひ行かねば、と思ったのだ。本州四端踏破ラリーというものも行われており、各最先端地に行った写真等を送れば記念品がゲットできるということを知ったのも最近のことだ。魹ヶ崎がある宮古市は、大船渡市から...本州最東端の地~魹ヶ崎

  • 車検整備

    また車検が巡ってきた。2年に1回なんて早いものだ。毎年やっているような錯覚にも陥る。大型二輪を所有するからには避けて通れない関門だが、旧車を維持するのは苦労が多い。FZXの車検満了日は9月なのだが、1か月前から車検は受けられるので、だいたいお盆休みの時期に車検のためバイク屋に入庫となる。猛暑も終わりツーリングに快適な時期の始まりにバイクがないというのは淋しい。先日も朝起きると真っ青な空が広がっており、「今日はツーリング日和だなぁ」とウキウキした後で、「そうだ、バイクがないのだ」と気づいて落ち込んでしまった。今年の車検は、深刻だった。昨年の夏に九州ツーリングに行く際、チェーンとスプロケを最近交換していないことに気づき、バイク屋に依頼したところ、バイク屋から「FZXのスプロケが前後とも欠品になっており、注文し...車検整備

  • アップグレード

    最近フライトシミュレータで遊んでいると、ソフトがアップデートのたびに重くなってきたせいか、読み込みの時間がかかることにイライラが募ってきた。このソフトの欠点の一つはプログラムがモジュール化されているのか、前のメニューに戻ろうとするたびに、読み込みをしなくてはならないのだ。今使っているPCは、2019年にヤフオクで落札した中古のインテルi-7とマザーボードに自分で持っていたパーツを組み合わせて組み立てたものだ。フライトシミュレータのためにグラフィックボードを新調したのだが、3年たつとPCの世界では、格段にスペックが向上している。特に最近著しく進歩しているのは、SSDの世界である。3年前はHDDをSSDに換えるだけですごく性能が上がったが、SSDが高かったので、256GBが標準で500GBにはなかなか手が出な...アップグレード

  • トップガン

    「トップガン」の映画が公開されたのは、1986年であったので、もう36年も前の映画であるが、その第2作となる「トップガンマーヴェリック」が今公開されている。飛行機オタクには、F14という最新鋭機の操縦席にいるような臨場感はたまらなかったが、こういった映画にありがちなこちらは無敵で何でもありという設定の中で、同僚のグースが事故で死んでしまうというエピソードは、心に残った。彼のかわいい妻(メグ・ライアン)も未亡人になっちゃったのかというミーハーな感傷もあったが、今作の「マーヴェリック」はこのエピソードを引き継いで、グースの息子にスポットを当てている。アイスマンのヴァル・キルマーが出て来た時は、メグ・ライアンも出てくるかと期待したが、残念ながらメグは亡くなったという設定になっていた。アイスマンも喉頭癌でしゃべれ...トップガン

  • 書籍化

    私は長年このgooブログを利用しているが、せっかく投稿した記事を手元に保存できないかと思っていた。他人から見ればつまらないブログだが、私にとってはツーリングやバイクのメンテの記録なので、後で見ると役に立つことも多いのだ。ある日、記事を書いている時に編集メニューの中に「バックアップ・書籍化」という項目があることに気づいた。以前からあったのだろうが、今までブログの管理など何もしてこなかったので、目に入らなかったのだろう。メニューを開いてみると、無料版ブログではできないが、有料版ブログ(gooblogアドバンス月額210円)ならデータのバックアップと書籍化ができるようだ。面白そうなので、アドバンスに申し込んでみた。私は、2005年からブログをやっているので、なんと17年にもなる。塵も積もれば、である。管理メニュ...書籍化

  • 山陰ツーリング ~エピローグ

    東京九州フェリーは、新門司港と横須賀港を22時間で結んでいるが、この船旅も3回目となり、自分のペースで船上生活を楽しむことができた。特に今回は天候が穏やかだったせいか、甲板に出ることが許されていたので、潮風に吹かれながら海を眺めているのは楽しかった。横須賀から新門司に向かう僚船とすれ違う。汽笛を鳴り交わしてご挨拶。また、コロナに対処する態勢も整ってきたのか、昨年は閉鎖されていたアスレチックジムも使用でき、運動不足になりがちな船の一日も、汗を流した後お風呂に入るというぜいたくができた。天候に恵まれ美しい夕陽を見ることができたのは、旅の終わりを飾ってくれた。横須賀には午後9時に入港し、そのまま千葉の自宅まで走ってひとまずすべての日程を終えた。今回の旅の費用は、ざっと以下の通りである。岩手からの総走行距離278...山陰ツーリング~エピローグ

  • 山陰ツーリング ~最終日

    いよいよ山陰ツーリングも最終日となり、今日の夜には新門司港からフェリーに乗って帰途につかなくてはならない。どう時間を使おうかと考えたが、雨のため益田から内陸に入ってしまい、海岸線を走り残していることが気になったのと、カルストロードは走ったが、有名な秋芳洞を見ていないので、もう一度秋吉台に戻ることにした。8:40にホテルを出発し、昨日走ってきた道を忠実にたどって秋吉台の駐車場に9:40に着いた。土曜日だったせいか、朝から大勢の観光客が押し寄せていた。コロナ禍も一段落した感があり、今まで我慢してきた人々が、一斉に動き出したのだろうか。洞の入口近くの駐車場にバイクも置けるかと聞くと、町営の駐車場に置けと言われ、行ってみるとバイクは無料だった。そこから入口までは結構歩かなければならなかった。両側には観光地らしくお...山陰ツーリング~最終日

  • 山陰ツーリング ~4日目

    昨晩宿泊した三好家は大きな旅館だったが、禁煙ルームの設定がなく、部屋に入ると煙草のにおいがした。今時禁煙ルームの無い宿もあるんだ、と逆に驚いた。朝食付きで6600円だった。夕食は途中で済ませたので、寝るだけだし、部屋は和室で広く大浴場もあるので、においは10分たてば慣れると割り切った。まあ、じゃらんネットで「その日の宿」というので一番近い宿を探したので選択肢はなく、ビジネスホテルもない田舎では仕方がない。朝食を食べ、津和野が近いので観光していこうと情報をネットで調べて出発した。さいわい雨は上がり良い天気だった。津和野というと「山陰の小京都」として名を聞いたくらいであまり深くは知らなかったが、日本五大稲荷の一つの太皷谷稲成(たいこだにいなり)神社があり、またキリシタン迫害の地としていくつか史跡があるようだ。...山陰ツーリング~4日目

  • 山陰ツーリング ~3日目

    翌朝は、宿で買っておいた鮭弁を食べ9時40分に出発した。朝の天気予報では15時から鳥取県全域で雨とのこと。まず砂丘展望台に行ってみたが、たいした眺望は得られず、その上見学しようと思っていた砂の美術館は休館中とのことだった。駐車場には私と同じような荷物を背負ったバイクが停まっていた。日本一周中とのこと。話してみようかと思ったが持ち主は戻ってこなかった。そこで、砂丘のビジターセンターに行き、砂丘の歩き方を聞いてみることにした。ビジターセンターから馬の背というところに登り、戻ってくる一周約60分のコースが一般的とのこと。ライダーパンツとライダーシューズのまま砂丘に行ってみたが、防水になっているので靴の中に砂が入らず歩きやすい。砂の上は、ちょっと新雪の上を歩いているような感触。話に聞いていたラクダもいたので、記念...山陰ツーリング~3日目

  • 山陰ツーリング ~2日目

    琵琶湖畔のホテルは、温泉施設ばかりでなく休憩スペースやドリンクコーナーがあり、朝食コーナーで無料朝食があって6600円とコスパも良く快適だった。翌朝、ホテルを出て京滋バイパスに向かった。久御山JCTと大山崎JCTを経て京都縦貫道に入る。ナビに言われるまま走っていると、自分がどの辺りを走っているのか見当もつかないが、周りの景色を見るとサントリーの山崎工場が見えた。新幹線で大阪に向かう時、京都駅を過ぎると車窓に山崎蒸留所が見えるが、あの近くを走っているんだな、とだいたい地理が分かってきた。山陰ツーリングの実質的なスタート地点は宮津天橋立ICということになる。あとはなるべく高速を使わずのんびりと走ればいい。ツーリングマップルで絶景地やうまいもの処をチェックし、ただひたすら日本海に沿って西を目指そう。まず、天橋立...山陰ツーリング~2日目

  • 山陰ツーリング ~1日目

    山陰地方を走ってみたいという夢を持っていたが、調べてみると岩手からでも1週間あれば走れるということが分かった。下関まで走れば、帰りは九州ツーリングの際に乗った東京九州フェリーで新門司港~横須賀港まで帰ってこられる。往復自走となるとちょっとつらいが、片道なら2000kmほどで済む。思い立つとすぐ実行したくなり、今回は1週間の天気予報を見て晴れが続きそうな頃を選び、フェリーの予約を入れた。千葉の別宅までは通いなれた道である。今回はホテル泊としたので、着替えだけでいいはずなのだが、観光することを考えて運動靴を持ったり、休憩の時に使うコンロやコッヘルを持ったりと、意外と荷物が多くなった。そこで、前から欲しかったサイドバッグを新調した。これで、荷物はバッチリ収まる。もう一つインカムも新調した。今までのものはブルート...山陰ツーリング~1日目

  • 広田半島一周

    GWを迎えたが、サンデー毎日の私にとってあまり世間の休日は関係ない。出かけるかどうかは、ただ天候あるのみだ。昨日は上空1500mで0℃という寒気が東北地方を覆い、4月の末だというのに、宮古市区界では8㎝の積雪を記録した。大船渡市も夜は雪という予報だったが、さすがに雪とはならず冷たい雨であった。朝起きてみると、雲一つない快晴。これは出かけるしかない。バイクにするか自転車にするか迷ったが、健康のため自転車で行くことにした。大船渡の自宅を10時30分に出て、陸前高田を目指して走っていると、道路に「広田半島1周ルート」という文字を発見した。昨年もちょうど今頃、バイクで広田半島を一周したが、その時にはこんな文字は書かれていなかった。たいていの分かれ道に書かれてあり、これをたどれば迷うことなく広田半島を一周できそうだ。広田...広田半島一周

  • 日本海を目指して ~R107号(その2)

    1時に店を出てR107号に戻り、R13号と別れて由利本荘市を目指す。雄物川の近くでは、水田地帯を走る際に鳥海山の撮影スポットが多数あるとマップルには書かれていた。「鳥海山の眺望がいいのか」と期待して行ってみたが、見えない。空は青空だが春特有の霞がかかっている。キョロキョロ辺りを見渡して、ようやく見つけた。ちょうど、太陽の位置関係も悪く、雪で白い山容が雲と同化していた。秋田富士とも称される山容は美しいもので、何とかカメラに収めたいと思ったが、時間帯が悪かったようだ。また見えるだろうと諦めて一路日本海を目指した。最後の休憩地は道の駅東由利だった。ここで初めてツーリング中のバイクと出会った。ヤマハのMT-09トレーサーだろう。実車は初めて見たがリアBoxやパニアケースを装備できるようでツアラーだ。カッコいいと思った。...日本海を目指して~R107号(その2)

  • 日本海を目指して ~R107号 (その1)

    フロントタイヤの皮むきをしないとなぁ、と思っていたが天気が良い日が続いたので国道107号を西に向かって走ることにした。国道107号は、東北横断道路とも言われるように1本の国道で太平洋から日本海まで貫いている。一度端から端まで走破したいと思っていた。今回の旅の目的は、B級グルメで有名な「横手やきそば」を食べることと日本海を見ることに決めた。朝7時に出ようと思ったが、4月も下旬で桜も満開というのに気温が3℃と異例の寒さ。花冷えというやつか。片づけたオーバーズボンや冬用の衣類に着替えていたら8時近くになってしまった。R107号の始点は、盛町にあるR45号の権現堂交差点だ。国道45号権現堂交差点権現堂交差点のそばには、いつもお世話になっているバイク屋オートランドリッキーがあるが、定休日で店は閉まっていた。権現堂交差点を...日本海を目指して~R107号(その1)

  • 春満開

    4月になり、各地の桜だよりが届くようになった。大船渡は岩手県ではもっとも開花予想日が早く、4月14日と発表された。あと1週間で桜も開花か、と楽しみにしていたら異常気象のなせる業か、最高気温がぐんぐん上昇し宮古で30℃を記録した。もちろん観測史上初とのことだったが、この日大船渡では27℃、とても4月中旬とは思えない暑さだった。先週まで寒い寒いとストーブを点けていたのに、ちょっと動いただけで長袖では全身汗びっしょりになるほどだ。植物も意表を突かれたのか、春を待っていた花々が一斉に開花した。水仙白木蓮木蓮染井吉野染井吉野この他にもレンギョウ、コブシ、チューリップ、ムスカリ、タンポポと枚挙にいとまがないほどだ。こんなに一斉に咲いたのは珍しい。温暖化のせいで、冬から初夏へと季節が飛んでしまった。茶色く枯れていた大地が、新...春満開

  • 春よこい

    4月に入り、各地から冬期間閉鎖されていた道路が開通したという知らせや、八幡平アスピーテラインの除雪が始まったというニュースを耳にするようになった。いよいよ2022年の春シーズンの幕開けだ。この時期になると、さて、どこにツーリングに行こうかと私の中の旅の虫がうずき始める。今年は、昨年雨で楽しめなかった九州ツーリングのリベンジをやってみたいし、西日本をぶらぶらと走ってみたいとも思う。そろそろ準備を始めようかと、車庫で冬眠していたFZXを起こしにかかった。まず外しておいたバッテリーを接続する。今年は暖かい室内で保管したのでバッチリだ。一発で始動したが、オイルが下がりきっていると思うので、慎重にアイドリングし、徐々に回転を高めていった。次はフロントタイヤの交換だ。これは、九州ツーの折にひび割れがあると指摘されたが、秋ま...春よこい

  • 夏タイヤに交換

    4月になったので、さすがにもう凍ることはないだろうと、女房の愛車のタイヤ交換をした。11月に交換してから、約5ヵ月の長い冬が終わった。女房の愛車はダイハツタントだが、車いすを使用している義母専用のため、後席が車いす仕様となっている。そのため、ジャッキなどの工具は運転席の後ろの床下に収容されている。はじめはこの場所がわからず、探しても見つからないので取扱説明書を熟読してようやくわかった。スペアタイヤは積んでいないので、パンク修理キットが積まれていた。まず、夏タイヤに記しておいた交換位置に従いタイヤを配置。それからサイドブレーキを確認してジャッキアップ。このスタッドレスタイヤは、前に乗っていたムーブのものなので、タントの純正タイヤより一回り小さい。ムーブは135/80R13だったが、タントは155/65R14だ。整...夏タイヤに交換

  • 3・11を伝えよう

    3月11日を決して忘れない。岩手県三陸沿岸は今まで幾度となく大きな津波災害を受けてきた。江戸以前はともかく明治期になってからも何度も巨大津波が押し寄せている。1896年6月15日明治三陸津波(岩手県の死者・行方不明者18,158人)1933年3月3日昭和三陸津波(岩手県の死者・行方不明者2,713人)1960年5月24日チリ地震津波(岩手県の死者・行方不明者62人【大船渡市の死者53人】)2011年3月11日東日本大震災(岩手県の死者・行方不明者5,786人)その度に、この被害を忘れず教訓にしようと石碑が立てられたりして、何とか子孫に伝える努力がなされてきた。これはチリ地震津波の到達点を示すプレートである。残念ながら歩道上にあるためほとんどの人が気づかない。プレートのある道路の左側(画面の⇩)に海があるが、防潮...3・11を伝えよう

  • リアルフライト

    ラジコンおたくの私は、千葉にいる時は近くの空き地でラジコン飛行機を飛ばすのが最高の時間だった。30年前に千葉に引っ越した頃は、まだニュータウンが造成中で空き地は至る所にあり、飛行機を飛ばすのに不自由はなかったが、10年もすると住宅が建ち始め、飛行機を飛ばすのに必要な滑走路が確保できなくなってきた。ヘリを飛ばした思い出の空き地模型と言えどもラジコン飛行機は50m程の滑走路が必要で、滑走路の前後には当然のことながら障害物があっては飛ばせない。そこで、滑走路のいらないヘリコプターに手を出したのだが、ヘリコプターと飛行機では操縦の難易度は天と地ほどあり、一瞬のミスにより高価な機体を墜落させる危険と背中合わせとなった。飛行機の場合は、機体をバルサ材で作るので、多少の損傷ならまた設計図からパーツを切り出し、修理することが可...リアルフライト

  • 自然とのふれあい

    大船渡市で暮らしていると、自然が身近に感じられる。庭先をニホンシカが毎日のように行きかう。昼間に出会うことも時々あるが、たいていは夜間に行動するようだ。農作物を荒らす(シカにしてみると、自分たちの縄張りを人間が荒らしているのだが)ので、農業を営む人だけではなく、家庭菜園をやっている人も畑の周りに柵や網を張り巡らす。我が家では家庭菜園はやっていないのだが、女房が桜の花が見たいと言って、家の横の斜面に河津桜の苗を植えた。しかし、春に植えて新芽が育った頃、みごとにシカに食べられてしまった。しかたがないので、女房の要請で苗木の周りに網を張り巡らすことになった。そんなに大きくはならないだろうと70㎝角で網を張ったのだが、1年たってみると網から枝がはみ出すようになってきた。「少し大きくして」という要望で、2倍の150㎝角に...自然とのふれあい

  • NAVIデータ更新

    私の愛車は2015年製なので、NAVIの地図データは古いものが入っている。私の車のNAVIはHDDにデータが入っているタイプだが、前の所有者が一度更新したようで、2018年のデータが入っていた。今時、NAVIなんか使わないという人も多い。スマホのアプリで目的地を入れれば、渋滞まで考慮してくれる。私もYahooカーナビを愛用していて、FZXでツーリングに行くときはお世話になっている。しかし、スマホを使うとデータ通信を行うので、「ピタッとプラン」の私にとってはつらい。普段は1GBしか使わないので、スマホの請求は月3000円くらいだが、カーナビは常時通信をしているので、2~3GBは使用することになり、4000円を越えることもある。そうなると、1年でNAVIを使用する分だけで1万円近くなる計算だ。知らない道を行くことの...NAVIデータ更新

  • 結婚記念日

    2月11日は建国記念の日でもあり、私たち夫婦の結婚記念日でもあった。結婚式の日取りを決める時、司式をお願いした牧師から「祝日にしておくと、休みの日だから忘れないし都合がいいよ」とアドバイスされ、この日にしたのだった。あの日は雲一つない快晴で、北風が強く寒い日だった。披露宴は会費制で5,000円だった記憶がある。中華料理店を貸し切って行い、駐車場で記念撮影をした。昨年、末娘が結婚したが、コロナ禍で式も披露宴も何もやれなかった。写真ぐらい撮ったのだろうか。新婚旅行は私の一存で北海道のスキー場へ行った。会費制の披露宴だったが、どういうわけか残金がたっぷり出て、列車で行く予定だったが、飛行機に変更した。羽田~旭川間はまだジェット化されていなくて、今から思うととても貴重なYS11に搭乗した。バスと同じくらいの大きさの客室...結婚記念日

  • 国道340号完走

    朝の気温が5℃となった。空を見ると青空が広がっている。TVの天気予報を見ると、内陸は雨、沿岸は晴れの予報だ。今季最後のチャンスか、とツーリングの支度を始めた。女房が「今日は、どこに行くの?内陸には行かない方がいいわよ」と優しく忠告してくれた。私だって行きたくはないが、軽米(かるまい)は内陸なのが気にかかる。9時に家を出て、先日頓挫したR340号ツーリングのリベンジに挑んだ。今回はどこにも寄らず、三陸道を北上した。1時間で先日引き返した道の駅野田に着いた。ここは、三陸鉄道の陸中野田駅に産直と道の駅を併設したようだ。久慈には2時間で着いた。大船渡から180km。ここで、1回目の給油をする。軽米からの帰途にR395号を走ったので、今回は久慈川沿いのR281号を走ることにした。国道281号10kmほど走った久慈渓流とい...国道340号完走

  • 道の駅スタンプラリー

    11月になり、気温が氷点下になるのも目前に迫った。バイクを冬眠させる前にR340号のツーリングはやり遂げたいと思っていた。紅葉も間もなく終わる11月3日、天気が良さそうなので、走り出した。前回中断したのは軽米(かるまい)だったので、中断地点まで短時間でどうやって行くか考えた。一つ目は三陸道で釜石JCTまで行き、釜石道から東北道に入って、安代JCTで八戸道に入り、軽米ICで下りる高速優先ルート、二つ目は三陸道をひたすら北上し、久慈北ICからR395号に乗るルート、これは前回の帰り道に使用したルートだ。三つ目は久慈ICからR281号線に入り、県道42号を通る距離優先ルートである。一つ目のルートは高速料金がかかるので却下し、二つ目か三つ目のルートにしようとともかく三陸道を北上した。今回のツーリングには、もう一つの目的...道の駅スタンプラリー

  • 早池峰山登山

    10月も中旬を過ぎると、岩手山の冠雪から始まり岩手各地から積雪の知らせが届くようになる。今年やり残したことの一つに早池峰山登山があった。9月中旬に下見をしたのだが、それから登山靴を新調したり、準備をしている間に月日が経ってしまった。11月になると登山口に行く県道が雪で閉鎖されるので、最後の機会だと思い晴天の日を選んで出かけることにした。いろいろ荷物が多いので、登山の時は車である。道の駅はやちねから県道25号を登っていくと全山紅葉といった趣きですばらしい景色が眼前に広がる。前回来た時は見られなかった山容も姿を現した。河原の坊駐車場にはたくさんの車が停まっていた。私が小田越(おだごえ)登山口に着いたのは11時で、ちょっと遅いスタートだった。登山口にある登山者名簿を見ると、最後の人が出発したのは10時30分だ。少しず...早池峰山登山

  • 国道340号 ~その2

    先日の国道340号ツーリングは途中で終わったので、天気が良い日を選んで続きをしようと思っていた。しかし、今年は不順な天候でなかなか晴天が続かない。気が付いたら1か月近くもたってしまい、紅葉の季節を迎えた。前回は県道25号との交差点である江繋(えつなぎ)で終わったので、そこまで短時間で行く方法として三陸道を選んだ。大船渡碁石ICから釜石JCTから釜石道で遠野ICまで行きR283号に下りるルートだ。8時に家を出て、9時には遠野ICに着いた。ここで燃料を満タンにし、R340号に乗ったのは9時30分だった。田んぼはもう半分は刈り取られている。2回目となると、気持ちに余裕が出来るのか、なんだか景色も違って見えた。コスモスは前回も咲いていたが、今回は白いシュウメイギクがやたらと目についた。シュウメイギクは秋明菊と書くそうだ...国道340号~その2

  • 免許証更新

    公安委員会から免許証の更新案内のはがきが来た。前回めでたくゴールド免許になったので、5年ぶりの更新である。5年間はしゃがず目立たず交通法規を守ったおかげで、今回もゴールド免許での更新となる。岩手県には盛岡、県北、県南、沿岸と4つ免許センターがある。県南免許センターというのを調べると、胆沢郡金ヶ崎町にあることが分かった。金ヶ崎町までは片道80kmもある。じゃあ沿岸免許センターはというと、釜石市なので片道50kmである。私の住む市からはどの免許センターも遠いようだ。最寄りの警察署での更新もできると書いてあるが、写真を持参しろとか、即日交付はできないとか、いろいろメンドーそうなので、やはり免許センターでやろうと思い、釜石市にある沿岸免許センターに行くことにした。更新案内には免許センターの地図は載ってないので、県警のH...免許証更新

  • パーツ交換

    スプロケットの修理を依頼して、FZXのパーツも欠品のものが多くなったと知ったので、万一に備えてパーツを揃えておいた方がいいかなと思い始めた。差し当って交換が必要なのは、シートとスピードメーターだ。シートは破れてきており、先日の九州ツーリングの大雨の際も破れ目からシート内部に水がしみ込んでなかなか乾かなかった。スピードメーターは、トリップメーターのリセットレバーが破損して動かせなくなり、満タン給油してから何キロ走ったかわからなくなってしまった。メーターの表示キロ数を記録しておけばいいだけの話だが、なかなかこれが難しく、メモ帳に記録しておいてもそのメモ帳を忘れたりして、あとどれくらい燃料が持って走ることができるのかわからず不安になる。リザーブスイッチを使えば40km程度は走れるが、高速道路ではサービスエリアまで走れ...パーツ交換

  • 国道340号

    広大な岩手県を南北に貫いている道は、国道4号、国道45号、東北自動車道であるが、もう一つあまり使われないが陸前高田市から青森県八戸市を結んでいる国道340号もある。なぜ使われないかというと、北上山地の中央を走っているため大きな市街地はほとんどなく、裏道として活用されることはあっても、たまたま340号を走ったよ、というくらいで記憶に残ることもない。しかし、東日本大震災の折には沿岸を走る国道45号がほぼ壊滅し、沿岸への道が閉ざされる中、支援基地となった遠野市を通っていたので、大変重宝され、脚光を浴びた道でもある。それ以降この道の重要性が見直され、整備も進んだようである。私もツーリングの折に、R340に入ると「この道どこに通じているのかなぁ」と思いながらもいつの間にか外れているという不思議な感覚を抱いていた。ただ、交...国道340号

  • 九州ツーリング~その3

    朝、関門海峡を通る船舶の汽笛の音で目が覚めた。海上は霧が出ているのだろうか、霧笛といわれる長い物悲しいような音がホテルの窓から聞こえてくる。大船渡湾をいつも家から見ているので、汽笛は珍しくはないのだが、大船渡湾と違って通過する船舶の数が半端ない。大船渡湾は漁船が多く、貨物船は太平洋セメントに物資を運んでくる大きな船だが数は少ない。しかし、関門海峡は日本海と瀬戸内海、太平洋を結んでいるので、貨物船がほとんどのようだ。九州1日目は雨のスタートとなった。今日は、まず福岡市の近くの飯塚市にいる親戚を訪ねることだ。私が生まれたのはあのIKKOさんの出身地である田川市の近くだ。この辺りは筑豊炭鉱で有名なところで、まわりにはボタ山がたくさんあった。私は生まれて直ぐ転居したが、祖父母の住む飯塚市には夏になると帰省した。当時はま...九州ツーリング~その3

  • 九州ツーリング ~その2

    本来なら、千葉に着いたらその足で横須賀に行くはずだったが、欠航により1日千葉で過ごすことになった。次の日は台風一過の晴天で、朝から日差しが強かった。雨で濡れたものを乾かしたり、今は空き家となっている千葉の家の大掃除をしたりして過ごした。新型コロナに感染しないよう、スーパーや人の集まりそうなところには行かないように注意した。千葉の自宅を出たのは20時だった。首都高の千鳥町ICを目指したのだが、以前帰省した時から8か月しか経ってないはずなのに道路をすっかり忘れていた、というか周りの景色が以前とちょっとずつ変わっていて、何度か迷った。そういえば、岩手に来る直前に外環道が完成して、市川あたりの道路はだいぶ変わったのだった。横須賀なら湾岸道路をまっすぐ走れば着くはずだと思っていたが、ナビをセットしていたので、ナビに「右折...九州ツーリング~その2

  • 九州ツーリング~その1

    いつの日か九州をツーリングしてみたいなぁ、と思っていたが、岩手から九州までの片道1600kmという距離を思うとなかなか踏み出せないでいた。先日、九州方面行きのフェリーボートを検索していたら、東京九州フェリーというのが目についた。2021年7月就航とあり横須賀と新門司を結ぶらしい。首都圏から九州までフェリーで行けるなら、片道1000kmは楽をできることになる。九州へ行ってまずしたいこと、それはやまなみハイウェーを走ることだ。雄大な阿蘇の山麓を走ることができたら、なんと気持ちがいいことだろう。第二に私は九州の福岡生まれなので、今でも叔父や叔母が生活しているが、祖母の葬儀で行ったきり、もう20年も会っていない。結構な高齢なので、今会っておかないともう生きているうちには会えなくなるかもしれない。具体的な目的が見えてくる...九州ツーリング~その1

  • 碁石海岸のウニ

    三陸海岸はウニが名産で、新鮮なうに丼がどこでもリーズナブルな値段で食べられる。ここ大船渡ではウニのことをカゼと言ったりするが、一年中いつでも採れるわけではなく、6~8月が漁期で解禁日だけ漁が許されている。そして、解禁日のことを「口開き(くちあき)」といい、明日はウニの口が開(あ)いたぞ、となるとウニ漁の準備が始まる。ウニ漁がおこなわれる碁石海岸付近早朝の5時に口が開くので、漁業権を持っている人達は、一斉にウニのいそうなところに船で行き、メガネという水中をのぞく箱とカギという熊手のようなものを使って海底にいるウニを採る。私はもちろん漁業権も船もないのでやったことはないが、女房の妹夫婦は会社員ながら家が代々漁師なので漁業権も船も持っており、アルバイト感覚でウニ漁をやっている。しかし、ウニ漁は採ることも大変なのだが、...碁石海岸のウニ

  • 五葉山登山

    五葉山の登山口がある赤坂峠には一昨年5月に出かけたが、今出山、氷上山と登ってみたら「案外今の体力でも登れるかも!」と登山することに自信がつき、五葉山にも登ってみたくなった。7月の方が天候が安定しているかなぁ、と思っていたら、女房が「真夏より梅雨時の方が涼しくていいんじゃないの」と言うので、それもそうだなぁと思い、登山道などの情報を集め始めた。私が愛読しているのは、山と渓谷社の「岩手県の山」である。この本には岩手県内の山として、62山取り上げられている。標高2000m越えは岩手山(2038m)のみだが、1500m以上の山は11山、1000m以上の山は27山あった。一つの県としては、結構多いのかもと思って調べてみたら、なんと、長野県は3000m越えが15山もあった。山を県境にしていることも多いので、静岡県も10山と...五葉山登山

  • 氷上山

    大船渡市民にとってふるさとの山は今出山であるが、お隣の陸前高田市には氷上山(ひかみさん)という山がそびえている。高さは874mで、茨城県民の誇りである筑波山877mと同じくらいの高さである。先日、今出山に登った時、真向かいに氷上山が見えたので、次はあの山に登ってみたいと思った。いつも自転車で走っている国道45号の通岡(かよおか)峠に登山道入り口の標識が建っているが、入口から中へは通ったことがなかった。中に入ってみると、今出山と同じような林道になっていた。所々に待避所のある幅6mくらいの林道で、通る車が結構あるのか荒れた様子はなく走りやすい道である。周りは原生林のような感じだが、よく見ると杉林で観光ではなく森林業のために作られた道かもしれない。カーブや傾斜も緩やかであり、見通しはあまりよくないが、走るには楽しい道...氷上山

  • リベンジ

    いつの間にか6月になっていた。アスピーテラインの雪の回廊を見たいと思っていたが、機会を逃してしまった。だが、アスピーテラインには「ドラゴン・アイ」という名所があることを知り、こちらなら6月でも見られるというので、晴天の日を選んで出かけた。今回はアスピーテラインがメインなので、高速を使いサクッと松尾八幡平ICまで行くことにした。途中の紫波SAで給油したのだが、その時トリップメーターのリセットねじが折れてしまった。このFZXは2000年製造なのだが、はや21年経つとプラスティックも劣化するのだろう。自分で直せるものなら何でもやろうと思うが、こういったパーツはどうしようもない。他のパーツも同じように劣化しているだろうと思うと、ヤフオクで代替品を確保しておいた方がいいかもしれない。松尾八幡平ICは、岩手山の北に位置する...リベンジ

  • 初夏の今出山

    一昨年の夏に、近くにある今出山に登ってみたくなり、行ってみた。標高は756mと高くはないが、今出山の山頂には、いろいろなアンテナが立っており、大船渡市民にはポピュラーな山である。何しろ海に近いので、海抜0mからの登山となり、標高の割には結構な登りとなる。林道今出甫嶺(いまでほれい)線入口市街地から6kmほど林道を登り、ようやく登山口分岐にたどり着いた。入口は舗装されているが、すぐに砂利道となる。登ったことのある人に聞いたところでは「4WDなら、車で行けますよ」とのことだったので、バイクで行ってみることにした。ガードレールがない上、傾斜がきつくLowでようやく登れる。途中で、やっぱりやめようか、と弱気になったが、Uターンするにも立ちごけしそうで怖いのでそのまま登り続けた。山小屋の建っている平坦地まで約2kmだった...初夏の今出山

  • 宮古盛岡横断道路

    すぐにでも八幡平アスピーテラインのリベンジをやりたかったが、なかなか通行止めの解除がなされないので、3月に開通したという宮古~盛岡道路を走ってみようと思いついた。東日本大震災から10年がたつ今年春、ついに仙台市と青森県八戸市を結ぶ三陸沿岸道が普代(ふだい)IC~野田ICと田野畑の一部分を残して開通した。(予定では令和3年春に全開通する予定だったが、トンネルの地盤が弱く、予定通りには工事が進まなかったらしい。)それに合わせて沿岸と内陸を結ぶ宮古盛岡横断道路も今年春全開通した。三陸沿岸道は何度も走ったが、宮古~盛岡横断道路は走ったことがない。宮古と盛岡を結ぶのはR106号線だが、北上山地をまともに横切るので、昔から難所として知られ、鞭牛(べんぎゅう)和尚が苦労して開いた道としても知られている。今回は宮古から盛岡に向...宮古盛岡横断道路

  • プチ整備

    ツーリングから帰り、洗車をしていたら錆が気になった。そういえば、千葉から岩手に運んできてからずい分錆が多くなったような気がする。海岸で暮らすものにとって塩害は避けて通れない。最近はアルミ製の建材が増えたせいか、建物の周りではあまりひどい錆は見なくなった。40年前に結婚して岩手に来るようになった頃は、そのあまりの錆のひどさに、こんなところでは物の寿命は内陸の半分だな、と思ったものだ。車の下回り、洗濯機の外まわり、物干し台と竿、家の中でもキッチンの周りなど水気のある所はすべて赤く錆びていた。今思うと、錆び始めた時にちゃんと手入れをすれば防げるのだが、昔はみんな忙しくてそんなことにかまっているほど生活は楽ではなかった。バイクも仕事の足としてフルタイムで働いているものは錆び放題だが、趣味の道具としてのバイクはピカピカに...プチ整備

  • 岩手山の春

    ふと、八幡平アスピーテラインに行ってみようと思い走り出した。大船渡から盛岡市を経由して八幡平に行く道は、宮守(みやもり)から高速道を経由するルートと、下道で行くルートがある。春の美しい風景を楽しみたいので下道を選んだ。4月の下旬というのに朝の気温は1℃。今年は桜が3週間も早く咲いたのに、暖かさは足踏みしている。昼頃には暖かくなるだろうと思ったが、念のためインナー付きの冬服を着用した。遠野を過ぎるころ、桜の幼木が植えてあるところを見つけた。公園でも何でもなく、畑で桜を育てているような感じ。青空にピンク色がよく映える。釜石道の宮守ICを過ぎると、北上市に向かうR107号と別れ、R283号からR396号へと分岐が続く。R283号はJR釜石線と並行しており、土日だけSL銀河が走ることで有名だ。道の駅みやもりのそばにある...岩手山の春

  • やっと来たけれど

    今日、ポストに仰々しい封筒が届いていた。鳴り物入りの新型コロナウィルスワクチン接種券だ。簡易書留でも何でもなく、ただポストに入っていた。接種の予約はまだできませんという但し書き付きで。たしか、高齢者のワクチン接種は4月からと、河野大臣が国会で答弁していたはずだ。もう4月も下旬に入ったが、その言葉尻に合わせるかのように、4月中に届けろと、官僚が忖度したのか、大船渡市が忖度したのかはわからないが、まったく税金の無駄遣いだ。注意書きによると、6月下旬から接種の予約が可能になりそうなので、また連絡するとのことだ。なぜ、その時に送らないのだろう。1度で済む郵送料を2度かけて。大船渡市は約15,000世帯あるので、高齢者以外にも送ることを考えると、84円×15,000世帯=126万円の切手代と封筒や送付のための人件費を考え...やっと来たけれど

  • 桜満開の広田半島

    勤めをやめてから毎日運動をすることにしているが、歩くよりは自転車の方が行動範囲が広がって楽しい。今日は、満開の桜を見に箱根山に出かけた。標高は500mほどの山だが、中腹に気仙伝承大工の里があり、ミニアスレチックや杉の家という子どもが大工仕事を経験できる施設などがあり、震災前からこの辺りでは知られている。大震災の後には神戸から分火したという「希望の灯り」が作られて有名になった。陸前高田市のなかでも大船渡市に近いこの米崎地区はリンゴ栽培が盛んで、リンゴ園の間を通る道路はアップル・ロードと名付けられており、広田半島へと続いている。この辺りも津波で家屋が流され、確か左の3階建てのアパートのような建物は、災害公営住宅だ。今まで先祖伝来の土地に建っていた自宅から、こんな狭いアパート暮らしになったらさぞ不便を感じていることだ...桜満開の広田半島

  • ひと足早く

    東京では桜が例年より早く咲いたというニュースが届いた。今年の岩手の冬は厳しい寒さだったので、全国的にそうだと思っていたが、関東地方は暖冬だったのだろうか。暑さ寒さも彼岸までというが、春分の日を過ぎても、朝の冷え込みは厳しく、昼間もそれほど気温が上がらないので、バイクで走り出すにはまだちょっと早いようだ。10℃前後というと、関東で走っていた時の感覚で言うと12月ぐらいの気温だ。いつか、河口湖にツーリングに行った帰途、日が沈んで気温が10度以下に下がり、都留から高速道で帰ろうと思っていたのだが、あまりの寒さに耐えられず、下道をゆっくり帰ったことがあった。ちょうど今の気温がそんな感じで、普通に過ごすには、ダウンの一枚でも羽織れば済むが、バイクで走るには体が芯から冷え切って、ツーリングをしても楽しくない。だが、寒いから...ひと足早く

  • 翼をください

    バイクに乗れない冬の楽しみと言えば、私の場合はフライトシミュレーターで遊ぶことなのだが、如何せん飛行機の操縦が思いのほか難しくて上達しない。というより、ジョイスティックではなくキーボードなので、微妙な舵の操作ができないのだ。たとえば、滑走路から離陸する際のラダー(つまりハンドル操作)にあたるのは、テンキーの0とEnterなのだが、なんともこれがオーバーステアもいいとこで蛇行すること甚だしい。着陸の際も、左右の傾きはエルロンで行うのだが、テンキーの4・5・6キーが割り当てられている。これも、ほんのちょっとのつもりが効き過ぎて、あと少しでタッチダウンというところでクラッシュして振出しに戻ってしまう。遊びのつもりがストレスの蓄積となり、精神衛生上すこぶるよくない。もっと手軽に遊べるのはないかなぁと、ヤフオクやアマゾン...翼をください

  • そして冬眠の季節

    車検が終わってから、何度か近くをツーリングしたが、あっという間に冬が来てしまった。FZXにとっては2度目の岩手の冬である。昨年の冬は野ざらしにしておいたので、バッテリーを駄目にしてしまった。初雪バッテリーは外して保管すればよいだけの話なのだが、2016年に買ったものだったので、3年使ったからもういいか、と投げやりな気持ちでそのままにしておいたら、当然のことながら春になっていざ発進という時に使い物にならなかった。バッテリーは完全放電させたらもうアウト、と聞いていたが、ネットで充電器を探したらsuaokiという中国製の充電器が安かったので購入して使ってみた。まったくセルが回らなかったのに、初回は13Vに復帰し、セルも回すことができた。気をよくして1か月ほど放置しておいたら、また電圧が下がったので再充電したら「充電完...そして冬眠の季節

  • 名物油揚げを食べに

    車検はマフラーを純正に戻したおかげで、問題なく通ることができた。車検時の走行距離71,800km。前回は69,600kmだったので、2年間で2,200kmしか走らなかった。こんなに少ないのは初めてだ。バイク屋にFZXを預ける際に「どこか整備したいところはありますか?」と聞かれたが、特に走っていて不調もなく、「ていうか、ここはヤバいですよ、というところがあれば整備しておいてください。」と、こちらからお願いした。前から気になっていたのはチェーンだったが、前回の2輪館での車検の際も「チェーンは見ておいてください」とお願いしたが、何も言われなかった。交換したのは25000kmだったので、70000km超えということは45000kmも交換していない。以前のBBIでは、20000kmぐらいで交換していたような記憶があるので...名物油揚げを食べに

  • これはスゴイ!

    岩手県に引っ越してから、寂しいなぁと思うことは、今まで5分おきに上空を通過していた航空機の姿が全く見られないことだ。私が住んでいるところは空路から外れているらしく、まったく航空機の機影が見えないし、音すら聞こえない。千葉に住んでいた時は、成田空港や羽田空港が近かったこともあり、また近くに海上自衛隊の下総基地があったので、朝から晩まで空を見上げれば航空機が飛んでおり、天気が下降気味な時には美しい飛行機雲が現れて目を楽しませてくれた。飛行機おたくの私にはあのジェット機の音は騒音ではなく、心地よい生活のリズム音だった、ということがわかった。せめてバーチャルの世界ででも遊ぼうと思っても、プレイステーション2の「飛行機でGo!」しか持たない私は、解像度の粗いちゃちな機体で遊ぶだけだった。ところが、先日何気なく見ていたYo...これはスゴイ!

  • 思い出の稲庭うどん

    今まで日本の各地を巡って美味しいものをいろいろ食べたが、一番おいしかったものは?と尋ねられたら、まず「稲庭うどん」と答えるだろう。2005年8月にFZXで初めて東北ロングツーリングに出かけた。私にとって初めての大型2輪である初代FZX(2AK)。爆音にあこがれFZ750用のストライカーを無理やりつけていた。福島県の鳴子温泉から始まり、秋田県の川原毛温泉、青森県の八甲田山から十和田湖、奥入瀬渓流を巡り、そして青森では青森港に開設された無料のキャンプ場に寝泊まりして「ねぶた祭り」に参加した。といっても、浴衣もなかったので、跳人にはならなかったが。川原毛地獄八甲田山雪中行軍兵士の墓十和田湖奥入瀬渓流竜飛岬で大好きな石川さゆりに想いを寄せた。シジミで有名な十二湖から日本海沿いに南下して、真夏の炎天下であやうく熱中症の危...思い出の稲庭うどん

  • 爆音卒業

    今年は、また憂鬱な車検を受けなければならない年だ。2年間なんてあっという間だ。2年前までは、行きつけのバイク屋にお任せだったので、車検というと「ああ、また定期点検の時期か」ぐらいにしか考えず、憂鬱になることもなかった。ところが、2年前車検の予約をしようとバイク屋にもっていくと、バイク屋がなくなっていた。スカイツリーの真下で営業していた「ベスト・バランス・インターナショナル」という店だったが、とてもスタッフの技術が高く、どちらかというと、旧車や絶版車といった、普通のバイク屋では修理を断られるようなバイクの修理を専門としており、多くのバイカーに信頼されていた。私は自分ではバイクはいじれないので、FZXのメンテナンスはオイル交換や、タイヤ、チェーンの交換などすべて店のスタッフにお任せだった。以前は毎月2~3000km...爆音卒業

  • バイク・ガレージ ~その2

    バイク車庫が完成したが、思ったより狭かった。作業台とか置けて、パーツの錆を落としたり、ちょっとした工作などできればよいのだが、シャッターを閉めると息苦しい。で、何かする時は車庫の前に店開きをして、テーブルといすなど並べてラジオを聞きながら、まったりするのがせいぜいである。しかし、車庫ができたからには、家の中のそっちこっちに置いてあったバイク用品を配置して、いざツーリングという時は、すぐに準備ができるようであってほしい。特にキャンプ用品は、棚になぞ並べて「今日はこれを持っていこうか」とツーリングバッグに詰めるのは楽しいだろう。そこで、せめて衣類や用品を置けるように棚やハンガー掛けを作ることにした。といっても、スチール物置なので、壁を何とかしないと。困った時のyoutubeというわけで、他の人のガレージ作りを探して...バイク・ガレージ~その2

  • バイク・ガレージ ~その1

    2003年から17年間、大型バイクに乗ってきたが、たった一つかなえられなかった夢、それはバイク・ガレージだった。団地住まいだったため、屋根なしの雨ざらしの駐輪場にバイクを置き、心を込めて洗車しても次の日に雨でも降ろうものなら、元の木阿弥だった。ツーリングに行くたびに、他の人が乗るピカピカのバイクを眺め、いったいどうすれば、こんなにきれいに保てるのだろうか、とそればかりが気になった。FZXはどちらかというとクロムメッキのパーツが多いので、磨けばそれなりに輝いてくれるのだが、前後のホイールはアルミ特有の白さびで磨く気力さえなくしたものだ。岩手に移住してから、一戸建ての家に住むようになったが、車庫はおろか屋根さえなく、しかも海岸から直線で200mという立地条件は、千葉とは違ってはるかに過酷な試練をFZXに与えた。1年...バイク・ガレージ~その1

  • 室根山ツーリング

    一関から気仙沼に向かう途中に、室根山(むろねさん)という山がある。標高895mの独立峰で、形がいいことと頂上まで車で行けるので、ツツジの名所として親しまれている。オートキャンプが盛んな頃、室根山の8合目にある望洋台キャンプ場は、人気が高かった。子どもが小学生のころ、毎年夏休みには大船渡の女房の実家に帰省していたので、ドライブを兼ねて立ち寄ったりしたことがあった。あれから30年くらい行ったことがなかったので、今はどうなっているのだろうと、ふと行ってみたくなり、出かけてみた。30年もたつと道も変わるのが普通だが、特に岩手・宮城県沿岸は東日本大震災からの復興ですっかり道筋も変わってしまった。沿岸の陸前高田市から内陸の一関市に向かうには、猊鼻渓(げいびけい)という景勝地を通るR343号が最短ルートなのだが、30年以上前...室根山ツーリング

  • 五葉山

    岩手県には岩手山や早池峰(はやちね)山のようなよく知られた山もあるが、県内のそれぞれの街に「故郷の山」が存在している。ここ大船渡にも、今出山(いまでやま756m)という山があり、山頂には各種のアンテナが立ち並び、市民にとっては毎日目にする山であり、春にはツツジの名所として親しまれている山である。海岸に近いので、山頂からの太平洋や大船渡湾の眺望が見事である。また756mというと大したことはないと思われるが、登山口がほぼ海抜0mなので、麓から登ろうとすると、結構きつそうである。そして、三陸沿岸でもう一つ有名な山として五葉山(ごようさん)がある。標高は1351mと今出山より高く、北上山地では早池峰山に次ぐ高さであり、やはり海岸に近いことから眺望の良い山として知られている。大船渡からひときわ高く見え、特に冬になると雪を...五葉山

  • 春の訪れ

    千葉から大船渡に転居して4か月が過ぎた。今年は暖冬だと言いながら、大船渡では4月20日まで雪が降っていた。地元の人に聞くと、例年なら4月になるとスタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替えるそうだが、今年は、思わぬ雪に焦ったドライバーが多かったそうだ。私は4月14日に履き替えたが、その後の雪は幸い大船渡では積もるほどの雪ではなかった。来た当初は寒さに震えあがったが、少しずつ体も慣れてきた。私は極寒の旭川で暮らした経験があるので、寒さなんか大したことはないだろうと思っていたが、岩手と北海道では、住まいのつくりも違うが、なによりも暖房器具が比べ物にならない。岩手では、関東で使っていたものと大差ないものを使っている。したがって、とても東北の寒さでは役に立たないのである。そのせいか、1月末にはインフルエンザで1週間寝込み、す...春の訪れ

  • ファイナル・ツーリング?最終日

    楽しい旅もいよいよフェリーに乗って帰宅する日となった。しかし、困ったことに台風20号が北海道に接近し、天気が怪しくなってきた。来た時と同じように深夜便を予約していたのだが、天気予報では深夜便が出港する時刻にもっとも台風が苫小牧に接近するようだ。もし台風のため欠航にでもなったら旅程が大幅に狂ってしまう。三井商船フェリーの大洗ー苫小牧ルートには、真夜中に出航する深夜便のほかに、夕方便という7時間前に出航する便がある。これに乗れれば、台風の進行方向と逆に向かうため遠ざかることになるし、7時間前なら多少荒れていても欠航にはならないかもしれない。一縷の望みを託して予約サイトを見てみると、なんとオートバイの空きが1台とある。これは奇跡だと思い、即予約ボタンを押したら、受け入れられた。友人は最後の夜は回転寿司に行こうと言って...ファイナル・ツーリング?最終日

  • ファイナル・ツーリング?3

    翌朝、友人が丹精したという野菜尽くしの朝食をいただき、友人宅を後にした。今日の目的地は、富良野と決めていた。以前の北海道ツーリングでは道北や道東、知床を走ったが内陸部は走ることができなかった。昔、山登りに明け暮れていた時、ホームグランドは大雪・十勝の山々だった。当時暮らしていた旭川から近いこともあり、富良野や美瑛へはよく出かけていった。しかし北海道を離れてからは、「北海道のへそ」と言われ北海道のど真ん中にある富良野へはなかなか行く機会がなかった。一度だけ、娘や両親を連れてラベンダー畑を見にファーム富田に行ったことがあるだけだ。あの懐かしい十勝の山々をまた見てみたいと思った。富良野岳、上ホロカメトック、十勝岳、美瑛岳、美瑛富士岳、オプタテシケ山と連なる稜線を見たかった。友人に、帯広から富良野に行くにはどう行けばよ...ファイナル・ツーリング?3

  • ファイナル・ツーリング?2

    朝8時に目覚め、甲板に出てみると、霧がかかっていた。真っ白な世界を、25ノット(時速45㎞)で進んでいく。全長190m、11400tの巨体は大きく上下に揺れるだけで、安定している。10時ころになると霧が晴れて、陸地が見えた。スマホのMapで確認すると、岩手県沖を航行しているようだ。見覚えのある場所はないかと目を凝らすと、女房のいる大船渡らしい湾口が見えた。さっそく、Lineで女房に朝の挨拶を送ると、女房からも返信が来た。10時30分ころ、苫小牧港を出て大洗に向かっている船とすれ違った。汽笛でも鳴らすかと思ったが、静かに通り過ぎて行った。甲板にも人影はなかった。苫小牧港には19時45分に着岸したが、小雨が降っていた。松戸の人は、今夜は苫小牧に宿泊し、稚内に向かうとのこと。私は、道東に行くので、逆方向ですね、と言っ...ファイナル・ツーリング?2

  • ファイナル・ツーリング?1

    最近FZXは、岩手県大船渡市と千葉を往復する通勤快速と化してしまい、ツーリングに出かけることが少なくなった。6月に外環道千葉区間が開通した時は、久しぶりに新しい道を走ってみたが、すべてトンネル区間とあって、上を走る国道298号の新設区間のほうが楽しく走れた。9月が車検なので、バイク屋に予約をしようと電話をかけてみると「現在、この電話は使われておりません」というアナウンスが流れた。変だなぁと思いつつ出かけてみると、バイク屋がきれいさっぱりなくなって更地になっていた。近所の店に「ここにあったバイク屋はどうなりましたか?」と聞いて回ったが、「実家に戻ると言っていたけどねぇ」というのが唯一の手掛かりだった。そう言えば、昨年の夏、自賠責の保険会社から「取扱店が変更になりました」というはがきが来たが、何のことかわからず放置...ファイナル・ツーリング?1

  • 番外編 ~ドイツあれこれ

    ドイツで、私の印象に残ったことを挙げてみる。・女性のスタイルの良さ。さすが、ゲルマン人だと思うのは、男性も女性も背が高いことだ。176cmの私は日本では小さいほうではないと思うが、ドイツではほとんどの人が私より頭一つ高かった。女性も私と同じくらいの人が多い。しかも、足が驚くほど細い。日本人なら太いももから膝にかけて細くなっていくのが普通だが、ドイツで見かけた女性はももから膝までが同じ太さなのだ。足が長いとあのように見えるのだろうか。そばにいる女房に「ドイツの女性は足が細いね」というと、「私もそう思ってた。」と同意してくれたので、女性の目から見ても驚きなのだ。顔も彫りが深く美人だが、若い女性だけではなく、中年の女性にも太った人は少なかった。・暖房器具ホテルの部屋はすべてスチーム暖房だった。日本でも北海道では昔はビ...番外編~ドイツあれこれ

  • 番外編 ~ダッハウ強制収容所

    ミュンヘンの観光ガイドを見ると、ダッハウ強制収容所というのがある。強制収容所というとアウシュビッツが有名だが、あそこはポーランドに位置する。今までダッハウという名前を聞いたことはなかったが、ミュンヘンから列車で20分ほどと聞き、行ってみることにした。ダッハウ駅を降りると、バスターミナルがあり、強制収容所行きのバスは2両連結の大型バスだった。私達が行った日の乗客は少なかったが、観光シーズンには大勢の観光客が行くのだろうか。10分ほどバスに乗り、終点で降りるとそこは霊園を思わせるような静寂さが漂っていた。個人の観光客は少なく、高校生くらいの若者の団体が多かった。それぞれのグループには先生かガイドのような人がつき、入口から順路に従ってそのグループに向かって解説している。案内標識は、ドイツ語と英語で書かれているので、全...番外編~ダッハウ強制収容所

  • 番外編 ~バイエルン2日目

    ミュンヘンのホテルは中央駅北側のアンバというホテルだった。駅南側は治安が悪く、夜遅くまで騒ぐ声がうるさいという口コミが多いそうだ。その点、北側は静かということで選んだが、どの口コミでもアンバホテルは狭いというのが指摘されている。しかし、実際に泊まってみると、部屋の広さは日本のビジネスホテルよりは広いが、ベッドが狭いというのが実情だ。寝返りで落ちるのではないかと心配になるほどだが、ドイツでは標準に近いらしい。それより問題なのは、「エレベーターあり」となっているが、建物の構造が複雑で、私たちの部屋は3階の219号室だったが(ドイツでは1階はGround階といい、2階が表示では1階)、中2階のようになっており、エレベーターを降りてからも階段があり大きなスーツケースは大変だった。今回の旅でミュンヘンを選んだのは、ミュン...番外編~バイエルン2日目

  • 番外編 ~バイエルンの風に吹かれて

    ドイツで暮らし始めた娘から、春物の服や食料を補給してというSOSが入り、夫婦でドイツに観光がてら運び屋をやることにした。例によって仁川空港経由のキャンセル待ち航空券を手配してもらったが、韓国はピョンチャンオリンピックの真っ最中である。スーツケースの中は食料品ばかり成田~仁川は1日に3便あるが、仁川~フランクフルト空港は1日に1便しかない。出発が日曜日になったので、ソウルに宿を手配して、韓国の教会の日本語礼拝に出席し、ソウルを観光して翌日の便に乗ることにした。早い便に乗れればソウルでの滞在時間が長くなる。成田空港で朝8時にキャンセル待ちの申し込みをして、できれば11:30のA380に乗りたいなと思っていたら、9:30の便に空席があるので8:35に搭乗口に来てくださいと言われた。まだ30分あると思い朝食を食べてから...番外編~バイエルンの風に吹かれて

  • チバニアン

    最近の千葉の話題というと「チバニアン」だ。2016年は「濃溝の滝」で盛り上がったが、昨年は世界遺産を一つも持たない千葉県民としては、チバニアンこそ世界に誇れるモノだと持ちきりだった。しかし、友人にチバニアンの話をしても、乗ってくる人は少なかった。科学に興味のない人にとっては、「何それ?」というレベルのものでしかないようだ。私も新聞やTVのニュースで多少の知識は得たが、実際にこの目で見たわけではないので、説明しろと言われてもできない。じゃあ、行ってみるか、というわけで寒さ厳しき折、晴天の日を選んで出かけてみた。ネットで詳しい場所を調べると、小湊鉄道の月崎駅の近くだと分かった。月崎駅というと、養老渓谷のど真ん中でめったに走ることはない。R297号とR410号に挟まれたところで、県道が複雑で標識もあまりなく、迷い込む...チバニアン

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