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哲学道徳なんのその。愉快痛快、摩訶不思議、涙腺だって緩むかも?そんな短編小説を毎日更新している物語のみの鰤金団の小説ブログ!!
「俺、よく出会いを求めに行くんだ」「ああ、ナンパか」「ナンパ……。まあ、そういう理解でも良いかな」「なんだよ、引っかかる言い方するなぁ」「当たらずも遠からずっ…
ほんの数日前、友人達と心霊スポットへ出かけた。そんな訳が無いと思っていたのだけれど、どうやら行った先には本物が居たようだ。肩が重い。頭の中で妙な声がする。部屋…
新しいゲームを買ってきた。 ワクワクしながらパッケージを開け、ゲーム機に入れる。「えっと、最初の点数をゼロにしたらゲームオーバーか」 降ってくるピースを合わ…
「そこの人。これ、何に見える?」 周囲には私以外に人は居ない。見ず知らずの男は、間違いなく私に声をかけていた。(頭に触覚? いや、あれは苗木?) 作り物とは思…
金が無いと妻が私に訴えた。 血走った目、飢えた獣のような圧が私を襲う。「金が無い。へそくりを出せ」 壁際まで追い詰められ、私はごまかそうと目を泳がせた。「そ…
古本屋で相手をフル本を見つけた。彼女に使い「センスが古い」と今までの事を言われてフルボッコ。結果、フラれた。
娘が連れて来た男が言う。「結婚させてください」「私達も付いてくるぞ」「喜んで」笑顔。私達に扶養者が出来た。
遅れて来たが、人気が無いので呼んでみた。「誰か居ませんか」遠くで悲鳴が。追いかけた先に看板が。本物が出ます。
移動中、無心とは何か気になり試してみた。「誰だ、こんな所にアンドロイドを捨てたのは」止まった私は回収された。
屋根裏に何か居る。繰り返すも母は聞かず、父も行方不明。やるしかない。「居たよ」母に知らせると一言。「パパよ」
荒廃した大地に辿り着いた我々。記念に新天地に旗を立てた。翌日。男は鏡を見た。「やったー、一本生えたー!!」
妹の口癖。「お姉ちゃん一口」ついあげるけど、段々口が大きくなってきた。今も後ろでおねだり。けど私、何も――。
夏の川。雨一滴、頭に落ちた蛙が鳴く。ゲーロゲロ。橋の上ではおじさんがゲーロゲロ。仲間と思って蛙がゲーロゲロ。
逃げた先で、小さな穴を見つけた。過去を思い出し、足先を近づける。不思議な感覚の先に、最高の安らぎがあった。
「そこに入れて」穴を掘ってたら頼まれたから、頷いたら入っちゃった。ママにバレて穴、塞いだけど大丈夫かなぁ。
「楽しいパーティーの時間だぜぇ」激しい音楽と共に盛り上がる男。私達は震えていた。動く事が出来ないから。
何も無い部屋に突然現れた彼。「ずっと見ていたんだ」そこの自分を見て思う。遅いと。でも、訳はすぐに分かった。
好意を寄せた年上の女性に告白をした。彼女は「私達親子なのよ」思いを馳せたのは実家の母だった。
散らかった部屋。ママが夕食だからと呼びに来た。「今日の何?」聞いた時にはキャンプご飯。上で満月が覗いてた。
学子(がくこ)ちゃんは小学生になったばかりの女の子。 入学のお祝いに買ってもらったランドセルが大のお気に入りで、何処に行くのでも必ずランドセルをしょっていく…
いきなりだが、私が借りている部屋の後ろ隣におかしな人物が暮らしている。どんな事情があったのかはさっぱりだが、そいつは日がな一日ずっと壁をノックしているのだ。私…
岩清水は一人、旅をしていた。東へ西へ。時に何日もかけてぐるりと回って同じ場所へ戻ってきたこともある。 言葉を変えるならば彼の行いには意味が無い。彷徨いたいか…
俺はトレジャーハンターをして生きる岩清水。 今回は田園風景が地平の彼方まで続く平和で静かで穏やかなド田舎にやって来た。ここにはこの地を豊かにしたというものす…
突然だが私の趣味は釣りである。 毎日毎日釣竿の手入れは欠かさず、竿を振るための日夜筋トレと素振りを欠かしたことがない。 そんな私が通うのは庭だ。と言っても買…
「ここが噂の……」 私はとある市の職員をしている岩清水だ。今日は調査という事で部下を石清水を連れてショッピングモールへとやって来た。 ショッピングモールといえ…
単刀直入という言葉の由来が一人で刀を持って敵陣に切り込んでいく、というのを知った俺。 生まれてからずっと彼女のかの字も無かった俺は、この言葉の由来のように、…
次に募金しようと近づいてきたのは、若い女性だった。「お金は要りません」 若者はそれまでと同じように断った。 女性は驚き、我が耳を疑い、若者の方を見つめていた…
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