文学的な写真表現と表象分析 写真と文章SANAGI /女性ポートレート/セーラー服少女/
Theme・Keyword:コスプレ/身体論/シュルレアリスム/自殺/中二病/メンタルヘルス/自己愛/ロールプレイ/球体関節人形/少女趣味/SM/リストカット/自意識/幼児退行/フェティシズム/エロティシズム
内に秘めたものが自らの器に合わなくなり、内部が外部に漏れ出る事にあわてて、手当てをしている。声を上げた途端にこれが崩壊してしまうのではないか。怖い。ぴたりと体を止めて、静かに浅い呼吸で沈黙する。皆が皆、どうもおかしいと感じているが、人のおかしさに構っていられない。ある時、思春期の少女の魂の絶叫が聞こえる。手が足りなくなったのだ。それが崩壊だったと解るのは自らもこの声をあげる予感があるからだ。まだこ...
「お写真DMで」とは、被写体の方が自らの写ったお姿を、自らが確認・画像加工をされて撮影者に画像を返信し、撮影者が掲載する方式のことである。加工される部位はほぼ被写体の方のお顔である。早口で雑に言うと、「撮らせた写真ネットにアップするなら加工させて」と言われる事だ。単に確認だけを求める事も同じ言葉をつかうが、ここでは加工を前提にする方を指す。撮る角度で 立体である人体とは見栄えが変わるもので、本人が一...
画面の中だけでもこうありたい写真の中の人は存在しない(言いたい事はわかる)本人そのままのじぶんを受け入れられないので、かざりや緩衝材が必要なのだ(気持ちは痛くわかる)コンプレックスという、まじないの言葉で有耶無耶にしてフォトショップで顔面工事を施して写真の人は存在していません などとまやかしを言う(そうは言われたくないだろうが思うのを封じることが出来ない)インスタントに承認されようとして、とりあえ...
自らの所有していない美少女という身体なりたいという憧れ、所有したいという羨望あの、細く瀟洒な骨格、きめ細やかな肌、生え際の美しい細い毛髪あれさえあればなんと幸福なことであろうあれになりたいそれが自らでない事、それがないばかりになんと自分は枯渇するのだろう叶わぬなら、それを許される作法の限りせめて常に身近に感じていたい、望む時見られるものであってほしい撮影という行為で自らの見られ・愛でられたいの代償...
s : 2016/7 m : 時子2020/7 再掲...
s : 2020/7/12m : 時子...
撮影地までの乗り継ぎを尋ねられ、住んでいる場所を聞く事に誹りがあると思い。自分で調べて欲しいと伝えたら「もう訊かないです」と次の撮影は撮影地まで耳にイヤホンをされて、この事に胸に痛みを覚えた。相手は傷ついている。迂闊だったと思った。20分間歩きながらどう語りかけるか考えた。泣きながら僕をなじる彼女の言葉は僕を攻撃するというよりも、誰か他の人の事を言っているようだった。僕を誰かに見立てて責めている。自...
皆、生きてきた経験の中で、それぞれに特色や性格を考案して作り上げた自らを持っていると思うので、これは自分らしく無いなと思えば違うと言えば良いと思う。コスプレイベントで、その時扮するキャラクターの性質・コスプレイヤーとして、どうありたいか、どういう立ち位置で、どういう表現をしたいかでもあると思う。個性や内面を察するのにはつきあいの長さや洞察を要するので、ひとまず雲をつかむような気持ちで扮装の観た限り...
派遣切りの憂き目にあった事が2度ある。失業保険を受けながら職業訓練学校に通っていた時期があり、高田馬場のWEBの専門学校に3ヶ月通っていた。30人ほどの生徒数であったが、男性は4人のみであり、雇用の平等というのは名目ばかりというのは明らかであったかと思われた。皆、社会から裏切られたとか、落ち目の自らを恥じるというような感情からか、横の繋がりはほぼ芽生えなかったように思う。週5日、9時5時でカリキュラムが組ま...
自らの中の邪な部分、他に追いやりたい鬼の部分。責められ悪とされ、理で罪とされかねない悪の部分があるとしたら、その悪の自分と、正しく潔白でありたい自分との折り合いの悪さにどう付き合ったものか…。そうした心のせめぎ合い葛藤に答えなど見いだせずに居るから、ヒール・悪役・トリックスターのような存在を引き受ける人を見た時、輝きを見出し、救われもし、清らかな気持ちにもなる。自分の中の彼らを、時々思い出してあげ...
2010年11月7日に開催されたデザインフェスタvol32で行ったライブパフォーマンス“プルプル”の写真です。-関連エントリ-・デザフェスvol32出展レポ 前編・デザフェスvol32出展レポ 後編・デザフェスvol33出展レポ...
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